生きるレジェンド、山口勝平さんがゲスト 山口さんがもっとも尊敬する声優は? NOTTV『中川翔子のアニメが好ぎだーーっ!』、第23、24回レポート
アニメ好きとして知られる“しょこたん”がパーソナリティーを務める番組『中川翔子のアニメが好ぎだーーっ!』。スマホ用放送局NOTTVにて毎週金曜20時に放送中。毎週豪華な声優をゲストに招いてお送りするバラエティー番組だ。
3月6日(第23回)と3月13日(第24回)のゲストは、いままでに数えきれない役を演じている声優・山口勝平さん。そしてマンスリーMCを務めるのは鷲崎健さん。
■ 生きるレジェンド、山口勝平さん登場!
第23回放送のオープニングトークは、中川翔子さんが最近「ヒル」の飼育を始めたというお話から……。ヒルを飼い始めたきっかけや、Yahooニュースに載ったおかげで初対面の人から気持ち悪がられる話など、番組序盤からスタジオは爆笑の連続だった。
ヒルトークが一段落したところで、ゲストの山口勝平さんが登場! 山口勝平さんが爽やかなテンションでスタジオに姿を現すと、中川翔子さんは「生きるレジェンドですよ! 午前中からこの明るさですよ! やったー!!」と大喜び。実は中川翔子さんと山口勝平さんは、『アイシールド21』で共演して以来8年ぶりの再開だった。
鷲崎さんが山口勝平さんに「8年経ってどうですか?」と中川翔子さんの印象を問うと、山口勝平さんは「変わらない。バラエティー番組とかで活躍を拝見していますが、まったく変わっていない」と答えた。それを聞いた中川翔子さんは照れくさそうに「いやぁ恐縮です! 山口勝平さんは当時からどんな新人にも優しくて、勝平さんスマイルで接してくださる方」と思い出を語った。
中川翔子さんと山口勝平さんは『アイシールド21』の仕事が本当に楽しかったようで、思い出トークは尽きない。スタジオの話や当時の交友関係など、次から次へと話が続いた……。番組の約1/3が過ぎたあたりで、司会の鷲崎さんは耐え切れず「ちょっとまってください! 今日は『まじっく快斗1412』のハナシなんですよ!(笑)」と仕切り直すとスタジオは大爆笑だった。
■ 山口勝平さんのヒーローボイスは野沢雅子さんの影響?
番組の後半は『まじっく快斗1412』の紹介から、山口勝平さんの役作りに関してトークが展開した。山口勝平さんは『ど根性ガエル』や『ガンバの大冒険』、『銀河鉄道999』などが好きで、あるとき気づくとすべて野沢雅子さんが演じていることに気づいたそうだ。それから声優を意識し始めて、実際にいまこうやって声優として長い間第一線で活躍している。
山口勝平さんはいまでも「野沢雅子さんだったらどうやって演じるかな?」と意識しながら、役作りを研究していると言う。野沢雅子さんは山口勝平さんにとって、「仕事も人間的にも尊敬できる先輩でもあり、目標とする声優」と語っていた。
■ 第24回の放送は山口勝平さんの歴史を探る!
3月13日に放送される第24回の番組は「山口勝平ヒストリー」と題し、山口勝平さんがこれまで演じてきたキャラクターを紹介。これまでに山口勝平さんが演じてきたキャラクターの数は膨大で、鷲崎健さんが「声優界の歴史!」、中川翔子さんが「Wikipediaのスクロールが終わらない」と紹介するほど。
スタジオにゲストの山口勝平さんが登場すると、まずは90年台からスタートした。画面に山口勝平さんが演じたキャラクターが映し出されたのだが、とても入りきる量ではない。紹介されたのは『らんま1/2』や『魔女の宅急便』、『ジャングル大帝』など、そうそうたる作品が並んでいた。
山口勝平さんは『らんま1/2』の早乙女乱馬役として有名だが、オーディションを受けたきっかけは「『魔女の宅急便』のオーディションには受かっていたけど、収録までに期間が開いていたから受けた」と語っていた。
この流れで、『らんま1/2』が大好きな中川翔子さんは「すごいことを言ってもいいですか?」と前置きをした後、突然「らんまごっこをやってもいいですか?(笑)」と提案。そしてスタジオが爆笑するなか、山口勝平さん(早乙女乱馬)と中川翔子さん(天道あかね)の「らんまごっこ」が行われた。中川翔子さんは夢のひとつが叶ったようで、満面の笑みで喜んでいた。
■ まだまだ続く……山口勝平ヒストリー!
2000年代の作品は数が多すぎて、前半と後半に分けて紹介された。前半で紹介された『犬夜叉』は中川翔子さんが大好きな作品で、学生時代に犬夜叉と結婚するマンガを描いていたほど。あまりにも興奮する中川翔子さんに対して鷲崎さんが「大丈夫?」と静止を試みるが、中川翔子さんは「女子はみんな描いてた!」と言いながら熱烈トークを続けていた。
そして2000年代後半は『デュラララ!!』や『ペルソナ』シリーズなど。『デュラララ!!』の赤林海月役は、『DEATH NOTE』のエル以来、久しぶりに声の低いキャラクターだったそうだ。
■ 収録終了後、山口勝平さんにインタビュー
――番組の感想をお聞かせください。
山口勝平さん:本当に楽しかったです! しょこたんと会うのが『アイシールド21』以来、8年ぶりだったので、最初にお話をいただいたときから楽しみにしていました。30分番組があっという間でした。しかも会話の内容がほとんど同窓会でした(笑)。
――普段と変わらないとおっしゃっていましたが、スタジオや楽屋でもあのような感じでしょうか?
山口勝平さん:そうですね。『アイシールド21』のスタジオにいるときから、すごく頑張り屋さんでしたし明るかった。スタジオにいてくれるだけでパッと明るいオーラが出るんです。
――中川翔子さんのお話では、まったく同じことを山口勝平さんにおっしゃっていましたね(笑)。
山口勝平さん:あははは! 特に「そうしよう」と思っているわけじゃないんですけどね。元来、飲みに行ったりご飯を食べに行くのが好きなんです。しかもひとりでご飯に行けないタイプなので、「一緒にご飯に行こうよ」って誘うんです。『アイシールド21』のころから、ちょうどしょこたんが忙しく活躍し初めていたのに、時間があったら来てくれてました。ちょうど先ほど、これを機会に「アイシールド21飲み会」を開こうって話をしたんです。実現するといいなって思いますね。
――番組のなかで「大人の声を出せない」とおっしゃっていましたが、そんなことはないと思うのですが。
山口勝平さん:そうですね(笑)。そんなことはないと思いますが、どうなんでしょうねぇ? このようなお仕事をやらせていただいてますが、いまだに自分の声に特徴があるのかわからないんです。でも、やっぱり僕は声優や舞台で演じるのが好きなんですよね。いまはアニメが好きで声優を目指される方がたくさんいると思いますが、僕らの世代はどちらかと言うと芝居が好きで、芝居の勉強をしているうちに、声優の仕事をいただくケースが多かったです。
――読者にも声優志望の方はたくさんいます!
山口勝平さん:もちろん「アニメが好き」というのも大事な要素のひとつです。
――番組では『アイシールド21』のお話がとても多かったので、ここでは最後に『まじっく快斗1412』のPRをお願いしたいのですが(笑)。
山口勝平さん:ほんとですよね(笑)。『まじっく快斗』は気が付くと本当に長い付き合いになっています。黒羽快斗を初めて演じたときから20年弱くらいになるのかな? 確か怪盗キッドが初めて登場したのは『名探偵コナン』の2年目くらいだったと思います。そのつど演じさせて頂いていますが、メンバーや制作体制が変わるので、毎度とても新鮮な気持ちで作品やキャラクターに向きあえます。
そして今回の『まじっく快斗1412』は、いままでの快斗のテレビシリーズの集大成と捉えつつ、自分のなかでは新しい快斗を演じていけたらな~と思っています。見てくださる方は、マジックショーを見に来たような感覚で気軽に楽しんでほしいです。奇想天外な物語だったり荒唐無稽な部分が、いい意味で「マンガ」です。ラクに見て楽しめる作品ですので、ご覧になってください。
【放送内容】
#23 3/6(金)
#24 3/13(金)
◆マンスリーMC : 鷲崎健
◆ゲスト : 山口勝平
しょこたん名言 「日本という国はアニメの文化でほぼ成り立っている。そのアニメの文化は勝平さんでほぼ成り立っている」
【初回放送】 毎週金曜 20時
【放送予定】 以下、多数の再放送を行います
◆金曜◆ 20:00 / 20:30 / 22:00 / 22:30 / 23:00 / 23:30 / 深夜2:00 / 深夜2:30 / 深夜3:00 / 深夜3:30 / 深夜4:00 / 深夜4:30
◆土曜◆ 14:30 / 16:30 / 深夜3:30
◆日曜◆ 13:30 / 16:30 / 19:30 / 深夜4:30
◆翌金曜◆ 12:00 / 12:30 / 13:00 / 13:30 / 14:00 / 14:30 / 15:30 / 16:00 / 16:30
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