物資不足に謎のネズミ!?　戦いはなくとも敵は多い晴風！　今回も気づけばピンチが続いた『ハイスクール・フリート』第4話「乙女のピンチ！」を振り返り！【はいふり航海記録】

　前回の第3話では、潜水艦に襲われるという新たなピンチに遭遇しつつも、学校への帰港命令が届くという、大幅な事態の好転が起こりました。しかし、これまでピンチ続きの航海。「このままうまくいくのだろうか？」という不安もぬぐいきれず、うずうずしていた視聴者の方も多いはず。そんな、今後の展開を占う意味でも、内容の気になる第4話「乙女のピンチ！」を、アニメイトタイムズでは今回も【はいふり航海記録】として、画面カットや視聴者の感想を交えて振り返っていきます！

　今回も、放送した内容を扱うので、ネタバレが気になる方は第4話の視聴を済ませてからがおすすめですよ！

■意外とシャレにならない大ピンチ！　トイレットペーパーが無い!?

　話の冒頭では、和住 媛萌と青木 百々の2人が食料や日用品の残りをチェックしている様子が描かれ、ある重要な問題が発覚。なんとトイレットペーパーが切れてしまったのです！　それを聞いた生徒たちは、だれが使いすぎたんだ！　ティッシュが切れたので1つもらいました。などなど、意外と軽い感じで話し合い始めますが、これは意外と切羽詰まった問題です。これに対して視聴者からも今回は艦からの攻撃ではなく、意外なところからピンチがやってきました。

　というわけで、トイレットペーパーを含めた、学校へ帰港するまでに必要な日用品を買うため、四国沖の海上ショッピングモールに代表者4人で向かうことに。ここで、以前からたびたび登場していた水上バイクがまた登場。黒く近未来的なフォルムのボディをもつこの水上バイクは視聴者からも好評なようで、今回も「格好いい」という声が上がって今した。

　晴風に乗っていることがばれてはまずいので、皆私服で買い物開始です。媛萌に関してはそれを気にしすぎてものすごい格好になっています。さらに、ショッピングモールの全景も移され、その規模の大きさから視聴者からの驚きの声も。

　一方、明乃たちが不在の艦内では甲板で生徒たちが雑談を繰り広げています。その雑談がましろの母が学校の校長であることや、なぜその娘のましろがこのクラスなのか、ということに話が及ぶと、出くわしてしまったましろは苦い顔をします。

　場面が切り替わると、松永 理都子と姫路 果代子の2人が物資調達のためか、漂流物の引き上げをしています。そこに流れ着いたのは通販会社Abyssの箱。さっそく引き上げて開けてみると、中には機械的なパーツがついた箱と、ネズミのような生き物が。しかしネズミには逃げられてしまいます。ここでは、劇中では当たり前のように扱われるものの、アビスの箱という不穏な単語に、この時点で「怪しい」「アビスの箱って響きがまず怖い」というように不穏に思う視聴者の声が上がっていました。

■捕まってしまう明乃たちに、暴走する志摩！

視点は戻り買い物組へ。福引で明乃が持ち前の強運で、トイレットペーパー一年分を当てています。しかし、晴風に送ってもらうわけにもいかず、持ち帰りをどうするか困っているところに、海上安全整備局の女性3人が。明乃たちは逃走もむなしく捕まってしまいます。

　明乃たちが捕まってしまったところで、晴風に視点がうつると、同じ学校に所属する間宮と明石が、護衛を連れて晴風に向かってくる様子が描かれます。また攻撃を受けてしまうのではないかと、生徒たちは身構えます。とはいえ、この2隻の組み合わせから、視聴者は「補給じゃない？」「攻撃はしてこないんじゃ？」といった声が上がります。しかしどちらにせよ、艦長もおらず、ボイラーの火も落としているため、逃げることもままならないまま、4隻に囲まれてしまう晴風。

　ここで、先ほどまで五十六が捕まえてきたネズミのような生き物とじゃれていた立石 志摩が、唐突に「カレーなんか食ってる場合じゃねぇ！」と叫びだし、断固攻撃するという意思を示します。その豹変ぶりや赤く光っている目から、正気でないことがうかがえます。そのうえ、攻撃を行うために機銃へ向かう動きは、まるで獣のような身のこなし。弾倉が空になるまで明石と間宮に向けて機銃を発射したところでミーちゃんに海へ投げ飛ばされ、なんとか落ち着きます。

　正気を取り戻した志摩は先ほどのおかしな様子はなく、本人もなぜあんなことをしたかわからないと話します。ネズミが箱の中から登場した時に、アビスの箱とい響きから不審に思っていた視聴者がいた通り、実際にあのネズミが何か悪影響を与えているように見えるシーンでした。

　ここで、明乃が登場し、間宮と明石は敵対していないことが分かり、海上安全整備局の3人も、校長から話が通っており、敵対意識はなく、友好的だということが分かります。間宮と明石にも校長からの指示があり、晴風は補給を受けることができました。さらに、古庄教官の意識が戻ったという話もあり、今後事態が大きく動きそうな雰囲気でを感じ取れます。

　晴風は物資の補給に加え、破損個所の修理や、砲の強化も行われました。今後戦闘はないと信じたいですが、あるに越したことはない、心強い装備です。そして、晴風の補給を終えた明石の艦長、杉本 珊瑚から、この後現在地がわからない武蔵の、捜索及び補給に向かうことが告げられ、第4話は終了となりました。


　今回の第4話は、前回以上に物語が大きく動いた話となりました。海上安全整備局の一部にも、友好的に立ち回ってくれる存在がいるということや、さるしまに乗り込んでいた古庄教官がついに目を覚ましたということ。物語の根幹部分に触れる要素が動き出しそうな予感がします。もうひとつ気になるのが、志摩のことをまるで操っているかのようにもみえる描写があった、ネズミ風の生き物。正気を失った志摩が間宮と明石の2艦のみを、執拗に狙っていたのも気になるところです。

　ネズミによって（？）正気を失うということや、さるしまに乗っていた時の古庄教官との関係はわかりませんが、古庄教官が目を覚ましたということなので、今後当時の状況もわかってくるはず。謎はいまだ解けずに深まるばかりですが、今後の物語では少しづつ何が起こっているのかがわかってきそうです。なんにせよ、まずは補給を終えて準備もととのった晴風が、学校へ無事帰港できることを改めて祈りつつ、第5話を待ちましょう！

◆Blu-ray&DVD情報

【Blu-ray/DVD第1巻概要】
発売日：2016年6月22日
Blu-ray完全生産限定版 ANZX-11921～11922 価格：7000円＋税
DVD 完全生産限定版 ANZB-11921～11922 価格：6000円＋税

本編ディスク＋特典ディスク 2枚組
■完全生産限定版特典
・キャラクター原案：あっと描き下ろし全巻収納BOX
・キャラクターデザイン：中村直人描き下ろし身蓋式BOX
・特典CD：オリジナルサウンドトラック vol.1
・原案：鈴木貴昭監修特製ブックレット（100P）
・SDキャラステッカー1枚(全30種以上からランダム封入)
■音声特典：オーディオコメンタリー
■映像特典：キャスト出演クイズ番組 艦橋組編 /
WEB予告(第2話、第3話) /
ノンクレジットオープニング / ノンクレジットエンディング
※商品の仕様は予告なく変更になる場合がございます。

◆作品情報
＜INTRODUCTION＞
「海に生き、海を守り、海を往く---　それがブルーマーメイド！」今からおよそ100年前、プレートのずれにより、多くの国土を水没によって失った日本。国土保全のため、次々と築かれた水上都市はいつしか海上都市となり、それらを結ぶ航路の増大に伴い、海の安全を守る多くの人員が必要となっていった。それに伴い、女性職業の海上進出も進み、海の安全を守る職業「ブルーマーメイド」が女生徒たちの憧れとなっていった。そんな時代、幼馴染の岬明乃（みさきあけの）と知名もえか（ちなもえか）は、「ブルーマーメイドになる」という同じ目標を持つ仲間たちとともに、横須賀の海洋高校に入学する。彼女たちの明るく楽しい？　学生生活を描くテレビアニメーション「ハイスクール・フリート」2016年4月、放送開始！

＜放送情報＞
BS11 毎週土曜日24:00～
TOKYO MX 毎週土曜日24:00～
とちぎテレビ 毎週土曜日24:00～
群馬テレビ 毎週土曜日24:00～
サンテレビ 毎週火曜日24:30～
KBS京都 毎週火曜日24:00～
テレビ愛知 毎週月曜日25:35～
テレビ北海道 毎週火曜日26:05～
TVQ九州放送 毎週火曜日26:05～
※放送開始日・放送日時は編成の都合等により変更となる場合がございます。予めご了承ください。

＜STAFF＞
原案：鈴木貴昭
シリーズ構成・脚本：吉田玲子
キャラクター原案：あっと
監督：信田ユウ
キャラクターデザイン・総作画監督：中村直人
色彩設計：池田ひとみ
背景：ヘッドワークス
アニメーション制作：プロダクションアイムズ
ＣＧグラフィック制作・撮影・編集：グラフィニカ
OPテーマ：TrySail「High Free Spirits」
EDテーマ：春奈るな「Ripple Effect」

>>TVアニメ『ハイスクール・フリート』公式サイト
>>TVアニメ『ハイスクール・フリート』公式Twitter(@hai_furi)