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『双星の陰陽師』潘めぐみさん&村瀬歩さんが語る17話以降の見所

TVアニメ『双星の陰陽師』原作者の「奴は役作りをしていない……!!」の言葉にはこんな理由があった!

 2016年4月より放送中のTVアニメ『双星の陰陽師』。焔魔堂ろくろと化野紅緒、そして紅緒の双子の兄であり“雛月の悲劇”を巻き起こした張本人である石鏡悠斗との戦いの決着も気になるところですが、そのまえに前に声優陣へのインタビューを実施! 紅緒役・潘めぐみさんと、石鏡 悠斗役・村瀬歩さんに、『双星の陰陽師』の魅力を前後編で語っていただきました。後編では、アフレコ中の意外なお話も飛び出したインタビューの模様をお伝えしていきます。

★★インタビュー【前編】はコチラから!


■ あれはもう悠斗冥利に尽きるなって思いました(笑)

――『双星の陰陽師』は戦いのシーンなど、シリアスというか、すごくヘヴィなシーンが多いですよね。演じることは大変なのでしょうか?

紅緒役・潘めぐみさん(以下、潘):楽しいです!

石鏡 悠斗役・村瀬歩さん(以下、村瀬):楽しいけど、人によってすごく大変なんじゃないかなって思うことはあるかも。悠斗は台本を読むと、ひどいことをしてるなって思うんですけど、しゃべれるんですよね、悠斗の言葉を。

潘:えっと……そういう要素を持ってる?

村瀬:演じる直前までわからなくても、紅緒とかろくろの言葉が聞こえてくると悠斗はこういう気持ちなんだなっていうのが湧いてくるというか。特に笑い方なんて、最初は全然想像できなかったんですよ。

でも、繭良(音海繭良/CV:芹澤優さん)がケガレ堕ちしたときに、良かったという僕自身の気持ちと別に、悠斗の気持ちも入ってきて。きっとこういう気持ちなんだと理解できたんです。そういうところは他の作品とは違う感じ方をしてますね。だからトライするのが楽しいというか。

――村瀬さんは、明るく“陽”なキャラクターを演じることが多いと思っていたので、こういうキャラクターはすごく意外でした。

村瀬:助野先生(原作者・助野嘉昭先生)に、悠斗が来たとしか思えなかったって言われことがあって。すごく失礼なんですけど! って(笑)。

潘:それ、役者冥利に尽きるよ。

村瀬:でも悠斗、完全にやばい奴じゃん(笑)。それと先生の放送後の記念イラストに「村瀬歩……奴は役作りをしていない……!!」って書いてあったと聞いたとき、まぁ、そういう面もあるのかなと(笑)。でも、頑張って悠斗のことを理解しようとしています!

潘:でも理解できちゃうんでしょ?

村瀬:そういうことってない? 直前まですごく悩んでても、周りの声で空間って作られるから、そこにどう入っていけばいいかとかが瞬間的に感じ取れるっていうか。

潘:あぁ。すごく罵られてるんだけど、潘めぐみとしては、聞いてて気持ちいいなとは思いますよ(笑)。

村瀬:あるシーンで悠斗が出てきてひと言だけ言って席に戻った回があったんですけど、「いやぁ、ムカツクね~」って諏訪部さんにしみじみ言われて。あれはもう悠斗冥利に尽きるなって思いました(笑)。

――紅緒は、とてもヘヴィなシーンが多いですけど、演じていてどうですか?

潘:たしかに、楽しい……のひと言ではないんですけど、紅緒ひとりだけでは物語は進んでいかなくて。兆しのようなろくろの言葉や周りからの声、悠斗との思い出……相手から発せられたものによってどんどん変わっていくというか。悠斗も今となっては憎しみの、祓うべき対象になっているけれど、やっぱり変えてくれるのは、自分以外の誰かだなと思っていて。変わっていくのは自分だけれど、きっかけをくれるのはいつも別の誰かだなって思います。


――気丈に振る舞いながらも、もろさもありますよね。悠斗に対しては、憎しみの対象と言いましたが、兄である気持ちがまだ強く残っていますよね。

潘:先ほど裏切られたことに対して、憎しみと言ってしまいましたが、どちらかと言うと希望を持っているというか。「お兄ちゃん目を覚まして!」という気持ちなんですよね、倒す相手とかではなくて。そこはろくろともちょっと違うところなんですけど、紅緒はやっぱり家族が大事なんです。そういう意味で悠斗への想いは、他と違うかもしれないです。

村瀬:ろくろは、友達を手にかけなければいけなかったから、悠斗に対しての決意と覚悟が、紅緒とは違う次元にいっちゃってるもんね。紅緒はまだ信じられないというか。信じたい気持ちがあるし。


――そこがいいですよね。

村瀬:そこのコントラストがいい感じに表現されているので、やっぱり楽しいです。いろんな思いが交錯していて、本当にいい作品だなぁ。

潘:それを潰すのが楽しいんでしょ?

村瀬:そんなことないよぉ~(笑)。

――そんな悠斗に、双星の陰陽師がどう立ち向かっていくのか楽しみです。

村瀬:アニメは原作ともちょっと違っている部分もあるので、もしかしたら双星の陰陽師を倒して、悠斗が主人公として毎週出てくるかもしれないですよ。最強の陰陽師とか、至高の陰陽師みたいなタイトルになって(笑)。

潘:そうならないことを祈ってます!


■ 花江くんの全力の姿は、こっちもテストから全力だ!って思わせてくれます

――これからクライマックスに向けて、やはりアフレコも、すごい熱気になっていますか?

村瀬:花江くんは戦いで激情するときに、テストからセーブしないで全力でやっているんですよ。喉大丈夫かな? って周りが気にするくらい熱くて……。喉も強いし、意志も強い。お芝居も真っ直ぐで、まんまろくろだなって思います。花江くんが温度を上げているのはあるよね?

潘:そういう全力の姿を見て、こっちもテストから全力だ!って思わせてくれる部分はあります。

村瀬:座長として現場の士気を上げていると思います。

潘:今日で終わっても、明日がなくても後悔がないくらいの気持ちでやっているって、この前インタビューで言っているのを聞いていたから、常にその気持ちで拳を振ってるんだなと思うと、本当に命がけだなって。実際に殴りあってるわけじゃないけど、命をかけて戦っている彼の姿を見て、負けられないなって紅緒みたいな気持ちになりますね。私も命かけていかないと失礼だなって。

村瀬:悠斗はそれを無視しないといけないんだけどね。

潘:違う温度感でいるけど、激情するとすごいよね?

村瀬:言っちゃいけないワードを言うと、いきなりパツンとくるね(笑)。

――17話以降の見どころというと?

村瀬:これからの紅緒が美しいんですよ。苦難に立ち向かっていく姿が。痛いこととか苦しいことがあったとき、ただ泣くことって簡単なんですけど、そうしないで、頑張って苦しいながらも前に進む姿がすごく美しくて、めちゃくちゃきれい! でもそれを踏みにじる喜びがあるから、悠斗は高揚しちゃう。逆効果なんですけどね。

潘:「痛いって言われるより、グッと堪えてるほうがグッと来るね」って言われました(笑)。

村瀬:テストで一緒にやったとき、悠斗の気持ちが一気に自分の中にきて。普段は分析して役を演じることが多いんですけど、悠斗に関しては、役作りや読解の際に殆ど迷わないというか。

潘:迷わずなぶって、切り裂いてくれるので、だからこそ信じたいというか。この先きっと祓えるだろうって思うんですよね。純粋ななぶりがそれを信じさせてくれるし、諦めずにいられるんです。常に悔しいし、負けて諦めるのも簡単だし、いつでも諦められるんだけど、そこを堪える人間らしさみたいなものが見えてくる。それはさっきの美しいにも繋がると思うんですけど、人間臭いんです。ケガレとか私たちの世界にはないものだけど、そこにある人の思いは本当だなって思うので、とても人間臭い作品だなって思います。

[インタビュー&写真・塚越淳一]


★『双星の陰陽師』第15話 各配信サイトにて無料配信開始!


■ TVアニメ『双星の陰陽師』

【放送情報】
テレビ東京:毎週水曜 夕方6時25分~
テレビ大阪:毎週水曜 夕方6時25分~
テレビ愛知:毎週水曜 夕方6時25分~
テレビ北海道:毎週水曜 夕方6時25分~
テレビせとうち:毎週水曜 夕方6時25分~
TVQ九州放送:毎週水曜 夕方6時25分~

【スタッフ】
原作:助野嘉昭(集英社「ジャンプSQ.」連載)
監督:田口 智久
副監督:五十嵐 達也
シリーズ構成:荒川 稔久
キャラクターデザイン:貞方 希久子
サブキャラクターデザイン:竹田 逸子
呪装/ケガレデザイン:伊藤 秀次
色彩設計:合田 沙織
音楽:遠藤 幹雄
音響監督:髙桑 一
撮影監督:今泉 秀樹
アニメーション制作:studioぴえろ

【音楽】
OPテーマ:「Valkyrie -戦乙女-」和楽器バンド
EDテーマ:「アイズ」加治ひとみ

【キャスト】
焔魔堂 ろくろ:花江 夏樹
化野 紅緒:潘 めぐみ
音海 繭良:芹澤 優
石鏡 悠斗:村瀬 歩
きなこ:福山 潤
椥辻 亮悟:前野 智昭
土御門 有馬:浪川 大輔
天若 清弦:諏訪部 順一
斑鳩 士門:石川 界人 ほか



【ストーリー】
 現代の裏側に存在する禍野(マガノ)には異形の化け物「ケガレ」が巣食う。それを祓い清め、人々を守るのが陰陽師である。才能がありながらも陰陽師になることを拒む焔魔堂(えんまどう)ろくろは神託により陰陽師の夫婦に与えられる「双星(そうせい)」の称号を得る。

 同じく双星となった化野紅緒(あだしのべにお)は全てのケガレを祓うことを理想に掲げる少女であった。双星として戦いに巻き込まれていく中で、強くなりたいと真に願い戦い続ける紅緒を目の当たりにしたろくろは、「雛月の悲劇(ひいなつきのひげき)」以降戦うことから逃げ続けていた自分の弱さと向き合う様になる。紅緒に刺激され目を逸らし続けていた過去と向き合ったろくろは再び陰陽師として戦うことを決意し、二人は共に「双星の陰陽師」として強大なケガレへと立ち向かうー。

★トピックス
(1)BD/DVD発売記念スペシャルイベント「陰陽祭2016」開催!
日時:2016年9月11日(日)
   【昼の部】15:00開演【夜の部】18:30開演
場所:新木場studio coast
出演:焔魔堂ろくろ役 花江夏樹、化野紅緒役 潘めぐみ 、音海繭良役 芹澤優、天若清弦役 諏訪部順一、土御門有馬役 浪川大輔、額塚篤役 村田太志、国崎慎之助役 山下大輝   ※出演・内容は変更の可能性がございます。
>>詳細はこちら

★昼の部チケット一般発売決定!
 9月11日(日)開催「陰陽祭2016」昼の部の一般発売が決定! 発売は7月30日(土)10:00よりスタート。ぜひこの機会にお申し込みください。イベントの詳細はこちらをご確認ください。

《昼の部》
一般発売:7月30日(土)10:00~

<チケットぴあ>
◆ネット予約:http://w.pia.jp/t/sousei-onmyoji/
◆電話予約:0570-02-9999(Pコード:632-939)
◆店頭購入:セブン-イレブン、サークルK・サンクス、チケットぴあ店舗にて直接購入

<イープラス>
◆ネット予約:http://eplus.jp/sousei-anime/
◆店頭購入:ファミリーマート店内Famiポートにて直接購入

<ローソンチケット>
◆ネット予約:http://l-tike.com/sc0911/
◆電話予約:0570-084-003(Lコード:72074)
◆店頭購入:ローソン・ミニストップ店内Loppiにて直接購入

※先着順となります。なくなり次第終了となります。
※枚数制限:お一人様4枚まで


(2)Blu-ray/DVD第1巻は6月24日、第2巻は7月29日発売!
キャスト出演の企画映像、メイキング映像など豪華特典満載!
Blu-ray 8,424円(税込) DVD 7,344円(税込) 各4話収録

第1巻:詳細はこちら
2016年6月24日発売

第2巻:詳細はこちら
2016年7月29日発売

第3巻:詳細はこちら
2016年8月26日発売

★ラジオ情報
 「双星の陰陽師ラジオ~ろくろ・紅緒の一つ屋根の下~」

 出演者:花江夏樹(焔魔堂ろくろ役)・潘めぐみ(化野紅緒役)
 第4回配信中! ※毎月1回配信
 配信ページ:http://hibiki-radio.jp/description/kegare/detail


>>TVアニメ公式サイト
>>TVアニメ公式Twitter(@sousei_PR)

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(C)助野嘉昭/集英社・「双星の陰陽師」製作委員会・テレビ東京
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