劇場版『艦これ』主題歌「帰還」歌う、西沢幸奏を大解剖!

劇場版『艦これ』の主題歌「帰還」を11月23日にリリースする、 西沢幸奏さんを大解剖!超ロングインタビュー

 TVアニメ『艦隊これくしょん -艦これ-』のエンディングテーマ「吹雪」でデビューを果たした西沢幸奏(にしざわ しえな)さん。19歳とは思えぬ大人びた歌声と堂々としたパフォーマンスが魅力の、期待の新人アーティストです。そんな彼女が、『劇場版 艦これ』では主題歌「帰還」を担当します。

 さらに、11月26日(土)には、自身2度目となる単独イベント“トーク&ミニライブ Vol.2 Face to Face”の開催も決定。歌唱のみならず作詞、作曲など幅広いアーティスト活動を
行う西沢幸奏さんに、今回はプライベートに迫った前編、アーティストとしての一面にスポットをあてた後編の前後編に及ぶ超ロングインタビューを敢行! 

 前編では、幼少期の話からデビューしたきっかけ、クールに見られがちな本人の真の姿など、西沢幸奏さんのプライベートな一面について時間の許す限りたくさん伺ってきました。前後編1万2000文字オーバーの「西沢幸奏クロニクル」をお届けします。

 

ところで西沢幸奏さんってどんな人?
――簡単に自己紹介をお願いします。

西沢幸奏さん(以下、西沢):西沢幸奏、19歳です。好きな食べ物は「おにぎり」と「チーズ」です。

――歌手としての活動を伺う前に、まずはプライベートなことを伺いたいと思います。西沢さんの子供のころは、どのようなお子様だったのでしょうか?

西沢:3歳くらいのころから音楽が好きで、目立ちたがり屋だったと思います。運動会でみんなで踊るとき、私はすごくノリノリで踊っていたようで、周りから「ダンサー幸奏ちゃん」と呼ばれてアルバムに書かれてしまうくらいでした(笑)。

そして中学生になってから、父親から借りたギターを始めたのが「音楽」に目覚めるきっかけでした。そこから「歌」へと興味が」広がって、それからは所構わず大きな声で歌うようになりました。

――それから所構わず歌うようになったとおっしゃいましたが、どういうことでしょうか?(笑)

西沢:それはもう、本当にどこでも歌うんです。例えば中学校の掃除中とか。掃除をしながらアニメのオープニングテーマを大声で歌うんです。今思い返せば、みんなは一生懸命掃除をしているのに、うるさかったかもしれませんね(苦笑)

一同:(笑)

――ちなみに、どんな歌を?

西沢:いま覚えているのは、当時から好きだった「Base Ball Bear」さんの曲で「Stairway Generation」(アニメ『銀魂』オープニングテーマ) を歌っていました。

――歌うと掃除が捗ったのでしょうか?

西沢:きっと私だけ捗っていたんでしょうね!(笑)


初参加のオーディションで見事グランプリに輝いてデビュー

――デビューのきっかけを教えてください。

西沢:「音楽が好き」と言う強い気持ちから、自分なりの音楽活動を模索しているうちに、「第一回フライングドッグ・オーディション」に出会った事がきっかけです。「絶対に受かるんだ!」と強い意志を持って応募させていただきました。そこでグランプリをいただいたのがデビューの第一歩ですね。小さいころから、歌手になる事を夢見ていただので、本当に嬉しかったです。

――小さいころ、他の夢はありませんでしたか?

西沢:小さいころからずっと「歌手」としてデビューしたかったので、あまり考えたことはありませんでしたが、歌手以外では絵を描くのが好きでした。なので、「漫画家さんになりたいかなぁ?」とか、ぼんやり考えていました。あとは職業ではないのですが、大人になったら「ドラえもん」になりたいと思っていたのは覚えています。

――え? あの「ドラえもん」ですか?

西沢:はい。私、ドラえもんかドラミちゃんになって、人を助けたかったんです。

一同:(笑)

西沢:他の子とは違うようなことばかり言っていたみたいなんです。でも、物心ついた頃には既に、「歌手」以外は考えていませんでした。そんな生活を続けているうちに、次第に私が好きな「アニソン」を歌ってみたくなっていて。なので、ネットで「フライングドッグ・オーディション」を見つけたときは喜んで応募しました。

――先程から伺っていると、何から何まで西沢さん自身の想いで行動していますね。信念が強いと言いますか、両親や友達のチカラを借りていないのが立派だと思いました。

西沢:とんでもございません!私は自分自身がやりたいことを、ずっとやってきただけなので……。別段、すごいと感じたことはありません。

――オーディションは緊張せずにできましたか?

西沢:オーディションそのものが初めての挑戦だった事に加え、レコーディング形式という事も初の経験だったので、ドキドキしながら挑みました。いざ、オーディションが始まってブースに入ると、ガラス越しのお部屋に、大人の方がたくさんいらっしゃって……。

――“たくさんの審査員に見られている”と思うと オーディションどころじゃないですね。

西沢:実は、オーディションはレコーディングだけではなくて、収録の後に審査員の皆さんがいらっしゃる部屋に移動して、面接があったんです。その時は不思議と、緊張せずにできました。今思えば、わからないからこその怖いもの知らずだったのかもしれませんね。悔いのないくらい、努力はたくさんして来たので、すごく前向きな気持ちで臨んでいました。

――緊張しなかったのがよかったのでしょうか?

西沢:そうだと思います。ドキドキしていたら、考えなくても良い事を考えてしまうので、大勢の大人の人達を前にして、満足に歌えなかったと思います。


西沢さんの好きなもの「おにぎりトーク」が止まらない!
――プライベートなことを伺います。西沢さんの「好きなもの」と「嫌いなもの」は?

西沢:えーっ、質問がすっごくザックリしてますね! なんでもいいですか?(笑)  好きな事は「食べること」です。基本的に好き嫌いはありませんが、特に「おにぎり」と「カレー」が大好きです。「はちみつ」も好きです。私は「お菓子」よりも「ご飯」が好きなんです。たぶんカレーが好きなのも、白いご飯といっしょに食べられるから好きなんだと思います。

――若い女性なら「マカロンが好き」とか言っておいた方がかわいいと思うのですが、「おにぎりが好き」って(笑)。

西沢:あはははは! そうですね。でも好きだから仕方ないです。あっちこっちで発言していたら、ファンの方から「おにぎり」がモチーフになっている手帳とかハンカチとかをプレゼントして頂く機会が増えてきました。ライブの時にフラワースタンドを贈って頂いた事もあったのですが、「おにぎり」のカタチになっていてビックリしました。

――フラワースタンドが「おにぎり」なんですか?(笑)

西沢:ちょうど真ん中に赤いお花があったんです。「なんだろう?」と思って近づいてみたら、おにぎりの具の梅干しという意味だったみたいです。凝っていて感心しました。

――「おにぎり」の具は何がお好きなのですか?

西沢:母が握ってくれた「おにぎり」を食べた事が好きになったきっかけなので、よく母が入れてくれる「ツナ」が好きです。でもコレといったコダワリがあるわけじゃありません。母が握ってくれた「おにぎり」なら、固くても柔らかくても好きです。

――家庭によってだとおもいますが、例えるならば西沢家の「おにぎり」は、どれくらい美味しいですか?

西沢:「最後の晩餐」に食べたいくらい美味しいです! 世の中にはいろいろな料理がありますけど、「おにぎり」は簡単に作れちゃうようでいて、一番作った人の愛情がこもる料理だと思うんです。「おにぎり」はお家で食べるのもいいですけど、外でも食べられるのがとてもいいです。高校のときのマラソン大会で、疲れて芝に座って食べた「母のおにぎり」がめちゃめちゃ美味しくて、そこで「おにぎりの美味しさ」に目覚めちゃったんです。

――それまでは特別な料理ではなかった?

西沢:もちろん「おにぎり美味しいな」とは思っていましたが、料理のなかで一番好きになるほどではありませんでした。でも、あのマラソン大会の日を境に変わりました。

――美味しかったときのお話を、お母様に伝えましたか?

西沢:言ったかなぁ……。うろ覚えですが、それからというもの、「今日はおにぎりが食べたい」とよく言うようになりました。「お茶碗によそうなら握って」と(笑)。

――そこまで「おにぎり」がお好きなら、西沢さんのグッズで……。

西沢:実は、以前に「ピック型キーホルダー」をグッズにしたとき、シークレットで「おにぎり柄」を入れたことがあるんです。

――「ピック」と「おにぎり」はカタチが似ていますね。

西沢:グッズを紹介しようとして「シークレット柄があります」と報告したのですが、その数分後にファンのみなさんが「おにぎりだな!」ってたくさんつぶやかれてしまって、ぜんぜんシークレットになりませんでした。あのシークレット企画はバレバレでしたね(笑)。

一同:(笑)


西沢さんの「好きなもの」と「苦手なもの」は?

――では次の質問です。好きな人、苦手な人はどんな人ですか?

西沢:人の好き嫌いはあまり考えたことがないんです。私、友達が少ないんです……。

――これ、インタビューなので書いちゃいますよ?(笑)

西沢:どうぞどうぞ(笑)。私は実は自分からはあまり話しかけないタイプなんです。押しが強いと引かれてしまうような気がして…。かといって、周りからグイグイ来られても怖い!なので、どちらかと言えば、私からグイグイいっても許してくれるような優しい方が好きかもしれません。

――普段は他人に話しかけないタイプだけど、本当はグイグイいきたい?

西沢:そうなんです。グイグイ話してもオッケーなオーラをまとっている人って、なかなかいませんよね?

――ライブのMCのコーナーは、お客さんに対してグイグイしゃべりますか?

西沢:MCではかなりしゃべります! 私のライブのお客さんたちは、みんなもしゃべりかけてくれるんです。MC中に「しえな~! ○○だね!!」とか、「わかる~!」とか(笑)。

――とても距離感が近いんですね。

西沢:そうですね。本当に近くに感じています!すごく温かい方が多くて、握手会なんてずっとニコニコした雰囲気です。なので、ライブもイベントも、ファンの皆さんと一緒に過ごす時間が大好きです。

――西沢さんの最近のマイブームは?

西沢:音楽以外でしたら『ドラゴンクエスト』(ドラクエ)シリーズがずっと大好きですね。私の中のブームであり続けています(笑)

――『ドラクエ』はシリーズでたくさんありますが、どの作品が好きですか?

西沢:う~ん……悩みますね……。どれかって言われたら『ドラゴンクエストV』かな?

――『ドラクエV』ですか? けっこう前の作品ですね。

西沢:いやいやいや、新しいモノがいいモノとは限りません(笑)。やっぱり『ドラクエV』は感動します。ストーリーもいいのですが、ボスとの駆け引きも楽しいです!

――他の『ドラクエ』は?

西沢:もちろん他の『ドラクエ』も大好きで、いまは『ドラクエVI』をちょこちょこやってます。それと、初めて遊んだのが『V』だったので、ずっと「ロトの伝説シリーズ」を遊んでいなかったんです。なのでその後に過去を振り返って『I』、『II』、『III』をプレイしました。どれもすごくおもしろくて、名作と呼ばれている理由がわかりました。

――『ドラクエ』以外に他のゲームは遊びますか?

西沢:あんまり他のゲームをやったことがないので比較はできないのですが、他に遊んだゲームは『戦国無双』シリーズとか『牧場物語』とかが好きです。

――ジャンルがバラバラですね(笑)。

西沢:『牧場物語』みたいなゲームでほのぼのした感じで遊んでいると、『無双』シリーズのようなゲームで「ズサァァァァーーーッ!」ってやりたくなるんです。


とにかく「ライブ」が大好きな西沢さん、その理由とは?
――デビューして社会人になり、もっとも変わったところはどこですか?

西沢:デビューしてからまだ1年半ですが、けっこう変わってきたように思います。ザックリした言い方ですが、「考え方」はガラッと変わりました。ベースとなっている「我先に」という考え方に変わりはありませんが(笑) 最近は一歩引いてちゃんと考えることができるようになったと思います。

――いま一番楽しいのは、なにをしているときですか?

西沢:ライブです!「ライブってお仕事でしょ?趣味ではないから、楽しいとは違うのでは?」と言われる事はありますが、私は、「ライブは仕事だ」と言いたくないんです。ライブの時に、来てくださったお客さんの笑顔を見られた瞬間が、何よりも幸せだからです。ライブでは、ステージに立った瞬間から、ファンの皆さんを楽しませたい!という気持ちで、全力でパフォーマンスしながら、無意識に自分も一緒に楽しんでいます。そうやって「ひとつ」になれたと思える瞬間が一番楽しいと言える時間だと思います。

――どんな感覚なのでしょうか?

西沢:大勢の人に見られているからか、ピリッとした気持ちになります。普段だったら思いつかないようなことができたり、普段はぜったいに言えないようなことも言えて、脳がブンブン回転するような感覚になりますね。

――ライブの前のリハーサルでは?

西沢:リハーサルはまったく逆で、ただただ緊張します。でも、本番が始まると、心臓はドキドキしていて緊張しているはずなのに「みんなと会えて嬉しい」とか「ライブが楽しい」の気持ちが勝ってしまって。最終的には、心は「やった~楽しい!」でいっぱい、という感じですね。毎日ライブができる生活ができたらなんて幸せなんだろう、と夢みています。


次回はアーティストとしての西沢幸奏さんにフォーカスをあてた後編!
 西沢さんのプライベートに迫った大ボリュームのインタビュー前編、いかがだったでしょうか? 11月17日(木)掲載予定の後編では、デビュー当初の思い出から、最新シングルとなる『劇場版 艦これ』主題歌「帰還」に込めた想い、そして11月26日(土)開催の自身2度目となる単独イベント「トーク&ミニライブ Vol.2“ Face to Face”」に向けての意気込みまで語って頂きました。どうぞお楽しみに!

[文・撮影/佐藤ポン]

リリース情報
4th single 『劇場版 艦これ』主題歌 「帰還」
11.23 in stores 1,400円+税

≪収録曲≫
01.帰還(『劇場版 艦これ』主題歌)
作詞:minatoku 作曲:WEST GROUND/Hige Driver 編曲:WEST GROUND/亀岡夏海
02.Just One
作詞:西沢幸奏 作曲・編曲:ezora
※その他、各曲のInstrumentalを収録



公開情報
■『劇場版 艦これ』
2016年11月26日(土)より全国劇場にて公開
>>公式サイト
 
ライブ情報
自身2度目となる単独イベント!
西沢 幸奏トーク&ミニライブ Vol.2“Face to Face”


チケット好評発売中!!

日時:11月26日(土)
1回目/Open 14:00 Start 15:00 2回目/Open 17:30 Start 18:30
会場:SHIBUYA CLUB QUATTRO(渋谷クラブクアトロ)
チケット:前売・全自由3,000円(税込・ドリンク代別)※入場整理番号付き
☆一般販売:10月8日(土)10:00~ スタート!

≪プレイガイド≫
SOGO TOKYOオンラインチケット: http://www.sogotokyo.com/
チケットぴあ 0570-02-9999: http://t.pia.jp/
ローソンチケット 0570-084-003: http://l-tike.com/
イープラス: http://eplus.jp/

主催:メイフィルド
企画・制作:フライングドッグ / メイフィルド
お問い合わせ:ソーゴー東京 03-3405-9999  http://www.sogotokyo.com/
≪注意事項≫未就学児入場不可

>>西沢幸奏 オフィシャルサイト
>>にしざわしえなオフィシャルブログ「SHIENA DIARY」
>>西沢幸奏 Twitter (@Shiena_tw)

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