TVアニメ『ユーリ!!! on ICE』第6話振り返り:精鋭選手が続々登場!! 中国大会ショートプログラムの行方は…!?
2016年10月5日(水)からテレビ朝日ほかにて放送中のオリジナルアニメ『ユーリ!!! on ICE』。本作は、人気マンガ『モテキ』『アゲイン!!』を手掛ける久保ミツロウさんと、『ミチコとハッチン』『LUPIN the Third ‐峰不二子という女‐』の制作に携わった山本沙代監督がタッグを組んだ本格男子フィギュアスケートアニメとなっています。
予選大会で無事優勝し、中国大会に進出した勝生勇利。しかし、中国大会にはタイのピチット・チュラノン選手(CV:小野賢章)のほか、スイスのクリストフ・ジャコメッティ選手(CV:安元洋貴)、ロシアのギオルギー・ポポーヴィッチ選手(CV:羽多野 渉)、中国のジ・グァンホン選手(CV:本城雄太郎)、アメリカのレオ・デ・ラ・イグレシア選手(CV:土岐隼一)など、精鋭選手がそろっています。
今回も美しい演技がたくさん見られた第6話「グランプリシリーズ開幕!やっチャイナ中国大会!ショートプログラム」を振り返っていきましょう。
マッカチンに別れを告げ、勇利とヴィクトルは中国へ向かいます。エコノミーの狭い席で2人寄り添って眠る姿が少し微笑ましいですね。グランプリシリーズアメリカ大会では、アメリカのレオ・デ・ラ・イグレシア選手が優勝。次いでカザフスタンのオタベック・アルティン選手(CV:細谷佳正)、中国のジ・グァンホン選手がメダルを獲得しました。
ロシア大会では、カナダのジャン・ジャック・ルロワ選手(CV:宮野真守)が1位を獲得。ユーリは惜しくも2位になってしまったようで、不満顔を見せていまいました。3位はチェコのエミル・ネコラ選手(CV:日野聡)です。
さて、いよいよ勇利が出場する中国大会が始まります。前回の記者会見で「愛を知って強くなった僕を、グランプリファイナルの金メダルで証明します!」と熱く語ったため、インタビューでは愛についての質問が飛び出し、少し戸惑う勇利。そんな勇利をよそに、「火鍋食べたい」と通常運転なヴィクトル。たまたま通りかかったヤコフにも「一緒に火鍋食べない?」と声をかけますが、「コーチごっこして遊んでいるお前を見てるとヘドが出る」と一蹴されてしまいます。しかしそれすらも「ヤコフ食べないって~」と全く気にする様子のないヴィクトルの大物っぷりに脱帽です。
希望通り火鍋屋にて「上海蟹」、「酔っ払い海老」、「アヒルの血」などの中国グルメを堪能したヴィクトルは「フクースナ!!(ロシア語:おいしい)」と上機嫌です。そこに偶然ピチットが登場。勇利の元コーチ、チェレスティーノ・チャルディーニも一緒です。
ここで場面が切り替わり、グァンホンが屋台で幸せそうに煎餅(中国式クレープ)を頬張っているところにレオが現れます。ピチットが「通訳に来てほしい」と2人に連絡をしたようです。それに対してグァンホンは「僕火鍋嫌いなのに……」と気が乗らない様子でしたが、「ヴィクトルも来てる」の一言で「行く!一緒に写真撮ってアップしたい!」と一瞬で笑顔に変わります。なんだ、ただの天使か。それを遠目で見ていたギオルギーは「フッ、若いな」とだけ言い残します。
さて、グァンホンとレオが火鍋屋に到着した頃にはすっかり出来上がってしまったヴィクトルが、安定の裸体を披露していました。「すっごいアダルトな雰囲気だね・・・ネットにあげていいかな」、「だめだ、ガマンしろ・・・」とグァンホン(17歳)とレオ(19歳)はスマホを片手にちょっと引き気味です。
しかしピチット(20歳)はお構いなしに“大人の色気漂う写真”をネットにアップ! 「俺ら我慢したのにズルイ~」と2人に責められてしまいます。その横では「試合前に遊んでるって思われて、これで失敗したらもう……」と顔面蒼白の勇利。そんな勇利の前に、クリストフが登場。「なんで俺も呼んでくれなかったの~」、「大分体しぼった?」、「ご主人様のしつけがよく行き届いてるようだね」と彼もヴィクトルに負けず劣らずアダルトな雰囲気を醸し出しています。
そこへヴィクトルが登場し、「クリス、今日の調子は?」と声をかけたのに対し、「君がいないんじゃモチベーション上がんないよ」とクリストフ。ほかにもヴィクトルの選手復帰を願う人は多くいるようで、「ヴィクトルを独り占めした罪は重いよ」というクリストフの言葉を勇利は複雑そうな表情で受け止めます。
精鋭選手たちの華麗な滑り
リンクではいよいよ第一滑走であるピチットの演技が始まります。アメリカ大会で4位だった彼はグランプリファイナルに進むためには2位以上を狙わなくてはいけません。曲は、以前からピチットが滑りたいと口にしていた、映画"王様とスケーター"より「Shall We Skate?」です。それを知っていた勇利は、「ピチットくんも今シーズンに勝負をかけてるんだ」と感じ取ります。ピチットの滑りは好調で、観客をしっかりと味方につけて最後まで楽しそうに滑り切りました。得点は86.75でパーソナルベスト更新です。
続いてアメリカ大会で3位という華々しいデビューを飾ったグァンホンの演技です。曲は「La Parfum de Fleurs」。序盤に少し不安をのぞかせましたが、ヴァイオリンが奏でる優しいメロディのなか、しっかりと4回転トゥループを決め、観客を魅了します。
一方勇利は、ウォームアップをしながら「ヴィクトルを求めてる人は僕がどんな風に滑ったって納得しないだろう」、「僕を応援してる人だって今まで通りじゃ納得しない」、「それなら世界からヴィクトルを奪った男として思いっきり嫌われたい」と大会に対する力強い意欲をみせます。今までの勇利なら自信のなさから不安になっているような場面ですが、ヴィクトルと過ごした経験が勇利を成長させたようです。今までと違う勇利の姿をみてクリストフは「アレ大丈夫なの?」とヴィクトルに声をかけますが、「シ!・・・こんな勇利を見るの、初めてなんだ」とヴィクトルは少し嬉しそうに見守っています。
観客を気持ちよくさせる勇利の滑り
後半に突入し、いよいよ勇利の出番がやってきました。ロシアでは、ユーリがテレビで勇利の滑りを観ています。ヴィクトルは勇利に「カツ丼や美女をイメージして俺を誘惑するのはもう終わりだ。勇利自身の魅力で戦える」と手を握ってアドバイス。すると勇利は力強くヴィクトルの手を握り返し、おでこにおでこをくっつけて「絶対に僕から目を離さないで」と鋭い眼差しで言い放ちます。これにはヴィクトルも少し驚き、「いつもと違いすぎる。今日の勇利、なんのスイッチが入ってるんだ?」と不思議に思います。
「愛について~Eros~」を滑り始めた勇利からは、ヴィクトルの言う通りいつもと違った魅力があり、エロスたっぷりの表情に思わず鳥肌が立ちます。「みんな本当は新しい僕を知りたいんでしょ?」と挑発的なセリフを言い放ち滑る勇利に対して、「パーフェクト!」と嬉しそうなヴィクトル。「僕じゃなきゃヴィクトルは満足できない。今ヴィクトルの愛を知っているのは世界中で僕しかいない」、「今、証明してみせる」と自信満々です。
見事に滑り切った勇利の演技にヴィクトルは思わずガッツポーズ! 素晴らしい滑りをみせ、得点は106.84点。もちろんパーソナルベストを更新し、暫定1位を獲得しました。
ほかの選手はこの結果を複雑そうに見つめます。ピチットは「すごいな…こんな点初めてでしょ?」とチェレスティーノに尋ねます。それに対しチェレスティーノは「気にするな、フリーが勝負だ」とアドバイス。そして「勇利は追われるのに慣れていない」と、一言。
次にリンクに上がったのはギオルギーです。ヴィクトルと同じロシア選手ということで陰に隠れていたようですが、ヴィクトルがコーチに転身したため、これを機にロシアの新しいスター選手の座を狙っているようです。
曲は『眠りの森の美女』より「カラボス」。「ハートブレイク」をテーマにした演技は、ギオルギー自身の体験をもとにしているようで、鬼気迫るものを感じます。それをテレビで観ていたユーリは「入り込み方が異常だよな」と漏らします。ギオルギーの恋愛事情を知る周囲の反応とは裏腹に、彼の滑りは98.17という素晴らしい点数をたたき出しました。
続いてレオの演技がスタート。曲は「Still Alive」です。すでにアメリカ大会で優勝している彼は中国大会出場選手のなかで1番グランプリファイナルに近い存在といえます。「自分の好きな曲だから自分のイメージ通り滑りたい」と幸せそうに滑る姿が印象的です。得点は87.98。
最後にクリストフが登場。去年のグランプリファイナル銀メダリストである彼は、勇利のエロスに負けない色気たっぷりの演技をみせます。曲は「Intoxicated」。「大人のエロスは僕の専売特許だ」と言うクリストフはとてもセクシーな滑りで観客を魅了します。「勇利、君の清潔な色気は暴力だ」、「それに勝てるのは世界中で僕しかいない」と、エロスがだだ漏れです。これには勇利も「今日一番のエロスはクリスか……」と負けを認めます。ピチットも「氷がびしょ濡れに見える」と発言。そんなクリストフの得点は85.60でした。
以上、ショートプログラムの結果は、6位グァンホン、5位クリストフ、4位ピチット、3位レオ、2位ギオルギーということで、なんと勇利は1位になりました! それをテレビで観ていた勇利ママは「あの子、1番に慣れとらんけん大丈夫かね~」と心配する様子をみせます。勇利自身も1位であることに不安を感じているようで、インタビューでは「ヴィクトルコーチとともに愛の力で勝ちます!」と口ごもりながら、なんともぎこちない宣言をして今回の放送は終了しました。
このあと一体どんな展開をみせるのでしょうか!? 今夜放送の「グランプリシリーズ開幕!やっチャイナ中国大会!フリープログラム」をお楽しみに!
[文・つかさ]
【放送情報】
テレビ朝日 毎週水曜深夜2時21分放送
BS朝日 毎週日曜深夜1時00分放送
サガテレビ 毎週金曜深夜1時55分放送
長崎文化放送 毎週火曜深夜1時51分放送
サンテレビ 毎週土曜深夜2時00分放送(11月19日放送開始)
AT-X 毎週木曜22時、毎週土曜14時、毎週水曜6時 (12月1日放送開始)
[配信情報]
テレ朝動画 10月6日(木) 毎週木曜 放送終了後~
ほか各サイトにて配信!! 詳しくはコチラ
【スタッフ】
原案:久保ミツロウ ×山本沙代
監督・シリーズ構成:山本沙代
ネーム(脚本原案)・キャラクター原案:久保ミツロウ
キャラクターデザイン:平松禎史
音楽:梅林太郎 松司馬拓
音楽プロデューサー:冨永恵介(PIANO)
フィギュアスケート振付:宮本賢二
アニメーション制作:MAPPA
オープニングテーマ:「History Maker」 歌:DEAN FUJIOKA
エンディングテーマ:「You Only Live Once」歌:YURI!!! on ICE feat. w.hatano
【キャスト】
勝生勇利:豊永利行
ヴィクトル・ニキフォロフ:諏訪部順一
ユーリ・プリセツキー:内山昂輝
イ・スンギル:野島健児
エミル・ネコラ:日野 聡
オタベック・アルティン:細谷佳正
ギオルギー・ポポーヴィッチ:羽多野 渉
クリストフ・ジャコメッティ:安元洋貴
ジ・グァンホン:本城雄太郎
ジャン・ジャック・ルロワ:宮野真守
ピチット・チュラノン:小野賢章
ミケーレ・クリスピーノ:前野智昭
南 健次郎:村瀬 歩
レオ・デ・ラ・イグレシア:土岐隼一
西郡 豪:福山 潤
【イントロダクション】
日本中の期待を背負って挑んだグランプリファイナルで惨敗…
故郷九州に帰ることになったフィギュアスケーター勝生勇利。
「現役続行と引退はハーフ ハーフ…」
そんな気持ちで実家に引きこもっていた勇利のところに
突然やってきたのは世界選手権5連覇の
ヴィクトル・ニキフォロフで…
日本の崖っぷちスケーター勝生勇利と、
ロシアの下克上スケーターユーリ・プリセツキー。
2人のユーリと、王者ヴィクトル・ニキフォロフで挑む前代未聞のグランプリシリーズが今、幕をあける!
イベント情報
■4月29日(土)スペシャルイベント開催決定!!!
日程:2017年4月29日(土)※昼の部・夜の部 2回公演
会場:舞浜アンフィシアター
出演:豊永利行、諏訪部順一、内山昂輝、日野 聡、羽多野 渉、本城雄太郎、小野賢章、村瀬 歩、土岐隼一、福山 潤、久保ミツロウ ほか
※開催概要・出演者は予告なく変更となる可能性がございます。
※Blu-ray&DVD第1巻、第2巻に優先販売申込券が封入されます(抽選での受付となります。第1巻に昼の部、第2巻に夜の部を封入。)
パッケージ情報
■豪華特典満載のBlu-ray&DVD発売決定!第1巻は12月30日(金)発売!!!
「久保ミツロウ描き下ろしオリジナルグッズ(第1巻~第5巻)」「オーディオコメンタリー(全巻)」「コレオグラファー・宮本賢二によるアニメ用フィギュアスケート振付映像(全巻)」など、ここだけの特典満載!!!
豪華キャスト大集結の4月29日(土)開催スペシャルイベント優先販売申込券も封入(第1巻:昼の部、第2巻:夜の部)。メーカー全巻購入特典にはなんと「久保ミツロウ描き下ろしマンガ」が!(メーカー全巻購入特典は、Blu-ray&DVD1巻~6巻を同店舗にてご購入下さい)
その他 情報
■「ユーリ!!! on ICE」の世界を彩るフィギュアスケートソングコレクションが発売決定!
タイトル :Oh! スケトラ!!! ユーリ!!! on ICE/オリジナル・スケートソングCOLLECTION
発売日 :2016年12月21日(水)
価格 :3,240円(税込)3,000円(税抜)
商品ページ http://yurionice.com/discography/detail.php?id=1014422
>>公式サイト
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