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TVアニメ『幼女戦記』バレンタイン特別配給会ルポルタージュ

帝国軍参謀本部より通達、秋葉原にて野戦口糧の特配に備えよ――アニメ『幼女戦記』バレンタイン特別配給会ルポルタージュ

――帝国軍参謀本部より通達。苛烈な現代の消耗戦において勝利へ決定的な第一歩を踏み出すべく、野戦口糧の特別配給会が決定した。

 2017年1月より好評放送中のTVアニメ『幼女戦記』(原作『幼女戦記』著:カルロ・ゼン イラスト:篠月しのぶ)。勇猛果敢に戦場を駆け抜ける金髪碧眼の幼女もとい、ターニャ・デグレチャフ少佐の活躍が多くの民衆の心を鷲掴みにして話題を呼んでいる。

 作中では現在、各地で熾烈な戦いが繰り広げられている最中だが、先日、帝国軍参謀本部より野戦口糧の特別配給会が決定した。日付は2月14日(火)、場所はAKIHABARAゲーマーズ本店とのこと。

 この知らせを受けたアニメイトタイムズは現地に赴き、特配の模様を報道する許可を獲得。苛烈な現代の消耗戦に疲弊する志願兵が、勝利への第一歩を踏み出す瞬間を捉えることに成功した。本稿では、そんな特配をルポルタージュとしてお届けしよう。

 

秋葉原にて志願兵を対象とした特別配給会を実施!
 特配の当日にあたる2月14日は平日にも関わらず、多くの志願兵が配給地となる秋葉原に集結。長蛇の列を形成しながら、寒空の下で配給の開始をじっと待ち続けていた。

 なお、今回の特配で支給される野戦口糧だが、志願者には腹持ちよし、日持ちよしと極めて優れた保存食である乾パンが用意されている。帝国軍の国旗はもちろんのこと、ゼートゥーア戦務参謀次長の肖像も描かれており、当日限りの特製仕様であることが一目瞭然。衝撃にも耐えうる缶での支給も、過酷な現代社会と戦う志願兵を考慮した施策と読み取れる。

 
 また、寒空の下で待機し続ける志願兵の士気を鼓舞するため、現場担当者が野戦口糧を慎重かつ大胆に高く積み上げると、待機列からは盛大な歓声が上がった。配給開始時刻まで残り僅かだ。

 
 いよいよ配給が開始されると、担当者の迅速な行動と志願兵らの柔軟な対応によって、滞ることなく列は解消されていった。

 
 ちなみに、分割された待機列が到着するまでの間、担当者が積み上げた野戦口糧の美しい三角形を、喜々として撮影する志願兵も見られた。閣下の絶大な人望が要因と言えるだろう。肖像画に添えられた一言から既に、我々へ対するお心遣いが窺える。……恐らく。

 
 参謀本部からの十分な用意があるとはいえ、もちろん数には限りがある。梱包されていた分が尽き、積み上げられた野戦口糧に担当者が手をかけると、特配終了までの秒読みが始まった。既に配給を受けた志願兵も、終了までの様子をじっと見守るばかり。

 
 そして、最後の一人が野戦口糧を受け取り、宙に掲げると周囲の志願兵は歓声を上げ、拍手をもって特配の終了を祝福。将来有望な志願兵だけあって、協調性に優れていることが顕著になった一幕だ。

 
 さて、大成功を収めた今回の特配だが、同日の2月14日には別の施策として、原作者カルロ・ゼン氏による書き下ろし短編小説が公開された。なお、公開期限は3月14日の24時までとなっているため、忘れずに確認してほしい。ここでしか見られない、我らがターニャ・デグレチャフ少佐の勇姿を刮目せよ。

[取材・文・撮影:鳥谷部宏平]

>>『幼女戦記』書き下ろしバレンタインSS


特秘‐関係者以外の閲覧を禁ず/帝国軍参謀本部

物動計画の見積もり誤りの影響は甚大で在り、余剰量を見込んだ物資配給すらも払底するほどの情勢に陥れり。

多数の志願者が配給に列をなしたにも拘わらず、特配の物量不足がもたらす弊害は極めて大にして、これらの克服はひとえに志願者らの協調性にのみ依存するという点において、帝国軍参謀本部並びに関係機関は深淵なる自省を求められざるをえない。

寒空の下、多数の人々から理解を得られたことへ深謝しつつ、爾後の改善に取り組むことが急務であり、非公式ながら改めて謝意と決意を表明するものとする。

(前任者は物動計画の責任を取り、更迭されました)

[著:カルロ・ゼン氏]

 
作品情報
【イントロダクション】
統一暦1923年6月。金髪碧眼の幼女、ターニャ・デグレチャフは帝国軍士官学校の最終課程、部隊勤務の一環として北方軍管区ノルデン戦区の第三哨戒線で研修に励んでいた。航空魔導師として輝かしいキャリアを踏み出すための第一歩である研修は何事もなく無事に終わるはずだった。しかし事態は思わぬ方向へ転がっていく。協商連合の越境侵犯をきっかけに帝国と協商連合は戦争状態に突入。戦時体制への移行に伴い、観測任務が割り当てられるも、協商連合軍による奇襲が発生し、ターニャは敵の魔導師中隊と単独で交戦しなければならない事態に陥ってしまう。多勢に無勢で味方が到着するまで持ちこたえることなどできるわけもなく、しかし逃げようものなら敵前逃亡で死罪は免れないという絶望的な状況。何としても生き延び、上層部に対して最善を尽くしたとアピールするため、ターニャはとある作戦に打って出るのだが……。

【放送・配信情報】
AT-X 1月6日(金) 夜10時00分~
《リピート放送》 1月8日(日) 深夜1時00分~/ 1月9日(月) 午後2時00分~/ 1月12日(木) 朝6時00分~
TOKYO MX 1月6日(金) 深夜1時05分~
サンテレビ 1月8日(日) 深夜1時00分~
KBS京都 1月8日(日) 夜11時30分~
テレビ愛知 1月8日(日) 深夜2時05分~
BS11 1月9日(月) 深夜0時30分~
AbemaTV 1月6日(金) 深夜1時35分~ほか(独占配信)
※放送・配信日時は変更になる場合がございます。ご了承ください。

【メインスタッフ】
原作:カルロ・ゼン(「幼女戦記」/KADOKAWA刊)
キャラクター原案:篠月しのぶ
監督:上村泰
キャラクターデザイン・総作画監督:細越裕治
シリーズ構成・脚本:猪原健太
副監督:春藤佳奈
サブキャラクターデザイン:谷口宏美、牧孝雄、髙田晴仁
服飾デザイン:谷口宏美
魔導具デザイン:江畑諒真
プロップデザイン:森山洋
銃器デザイン:秋篠Denforword日和、大津直
キーアニメーター:石橋翔祐、栗田新一、堀内博之
エフェクトディレクター:橋本敬史
軍事考証:大藤玲一郎
美術監督:平栁悟
色彩設計:中村千穂
撮影監督:頓所信二
3DCGIディレクター:高橋将人
編集:神宮司由美
音響監督:岩浪美和
音楽:片山修志
アニメーション制作:NUT
製作:幼女戦記製作委員会

【声優】
ターニャ・デグレチャフ:悠木碧
ヴィーシャ:早見沙織
レルゲン:三木眞一郎
ルーデルドルフ:玄田哲章
ゼートゥーア:大塚芳忠

>>公式サイト
>>公式Twitter

(C) カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/幼女戦記製作委員会
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