アニメ『ゾンビランドサガ リベンジ』監督 境 宗久さん✕コリオグラファー JUNJUNさんインタビュー|他のアイドルアニメとの違いは山田たえの存在!?たえのダンスの成長にも注目!【SAGA_R:10】
8人編成になった「ぶっちゃけてフォーユー」は今まで一番アイドルらしい振付。「NOPE!!!!!」はクールにカッコよく!
――舞々が加わり、8人編成になった「ぶっちゃけてフォーユー」(7話)は?
JUNJUN:舞々がセンターで、今まで一番かわいい振付かもしれません。
境:確かに一番アイドルっぽいかも。
JUNJUN:サビの歌い方がメインと追っかけパートの2パターンあるので、ひと目見ただけで、誰がどこを歌っているのかわかるように、動きも2パターン作りました。
――あとアイアンフリルの「Nope!!!!!」(3話)についてもお願いします。
JUNJUN:1期の「ゼリーフィッシュ」とは全然違うタイプと雰囲気の楽曲で、超クールにカッコよく作りました。また「Nope!!!!!」は英語の「NO」という意味があるので、腕で×印を作る動きも入れてみました。
ライブで初披露したED曲「夢を手に、戻れる場所もない日々を」はメンバーと観客を意識する感じ。「佐賀事変」は艶やかさとインパクト!
――2月に行われたフランシュシュのライブでED曲「夢を手に、戻れる場所もない日々を」を初披露されましたが、この時の振付は?
JUNJUN:特に振付はないんですけど、MCで6人が並んでいて、そこから披露する流れだったので、中央の人が少し後ろに下がって、半円みたいな形に移動して、みんなで目を合わせながら、お互いを意識しつつ、会場の皆さんも意識する感じでいこうかと。ライブの映像を見ていただくとわかるんですけど、さりげなく歌いながら後ろに下がっていくんです。そして1人が歌っている時、みんなが「頑張れ」と応援するように。
――あと9話で流れた「佐賀事変」は『ゾンビランドサガ フランシュシュThe Best』(2019年11月27日発売)にMVが収録されていますが、その振付についてもお聞かせください。
JUNJUN:艶やかな感じを出しつつ、「薔薇 荊 荊 荊」や「呪縛×4」のところはインパクトを出せたらと意識して作りました。MVではマイクを持っていないけど、2月のライブでは1曲目でマイクを持ちながら衣装もひらひらして。
モーションキャプチャーで踊るダンサーを選んだポイント。気になるたえ役は?
――この作品では、モーションキャプチャーの映像を元に、フランシュシュのライブシーンが作られているとのことですが、撮影で踊るダンサーはどのように選ばれ、どのように指導されたのでしょうか?
JUNJUN:生徒や友人など、信頼がおけるダンサーを選抜させていただいています。リリィについては身長も意識して、かわいくて、小さくて、踊れる子がいますと推薦させていただいて。それが後に舞台『ゾンビランドサガ Stage de ドーン!』にリリィ役で出演した高梨 莉ちゃんです。彼女以外は身長感よりもキャラクターの動きを表現するのがうまそうだなと思った人に決めました。
――たえ役を担当された方は大変だったのでは?
JUNJUN:たえ役は今まで二人にやってもらっていますが、「ここはちょっと意識が飛んじゃっている感じで」と(笑)。「自由になった気持ちで」から「ここでは一生懸命合わせよう頑張っている感じで」とメリハリを付けてもらって。
境:最初の頃はたえ役の方もフリーズしてましたよね。たえだけ、ずっと立ったままで。
宣伝担当:「目覚めRETURNER」だと端っこに行っていたりしますよね。
JUNJUN:たぶん行きたくなっちゃったのかな? 一番最初の振付で、たえがずっと止まっている映像を送ったら、「これはちょっと違います」というレスポンスをいただいたのを覚えています。「一応、心では一生懸命やろうとしているので、ここまで止まりっぱなしではありません」と。
境:「自由に動いて、たえなりに楽しんでいるんだろうな」と感じさせる動きができたらいいなと思っていました。ダンサーさんが練習している様子を見たら、「ゆうぎりはどう走るかな?」とか、研究したり、話し合ってくださって嬉しかったです。
JUNJUN:1期の曲は走るパートが多くて。走り方にキャラの特徴が出るので、手の動きも含めて意識的に変えていました。
(C)ゾンビランドサガ リベンジ製作委員会