TVアニメ『デジモンゴーストゲーム』天ノ河 宙役 田村睦心さん×ガンマモン役 沢城みゆきさんインタビュー|二人が語るシリーズ最新作での新たな試みと魅力とは?
沢城さんの演じるガンマモンに胸キュン! 沢城さんは宙と長い時間を過ごすのが楽しみに
――お互いのキャラクターについての印象と掛け合いをされた感想をお聞かせください。
田村:ガンマモンが本当にかわいいんです! 絵もかわいければ、声もかわいくて。沢城さんが少年ボイスで、まだ言葉を覚えたてのようなかわいい少年を演じていらっしゃるのが衝撃的で。「こんなお芝居もされるんだ!?」とキュンとしました。
沢城:これから時間をかけてイケてるようになればいいなあ。
田村:もう十分、イケてます!
沢城:ありがとう。宙くんは熱血系のキャラクターじゃないし、戦隊カラーでいえばブルーほど志が高いようでもなく……。
田村:イエローとかグリーンっぽいですよね。でもイエローだと食いしん坊キャラっぽいのでグリーンかな? 何が好きなのか、よくわからないみたいな。
沢城:そうかも。そこが絶妙にリアリティを持ったキャラクターだけど、むっちゃんがキャラクターとして成り立つように尽力していて。地岡さん達と打ち合わせを重ねながら、少しずつ形ができていく様子を1話の収録で見ていて、「わぁこの男の子と1年以上過ごすのか…!」と思って、とっても楽しみになりました。
収録の休憩中に盛り上がった意外な話題とは?
――収録時の印象的なエピソードがございましたらお聞かせください。
田村:先輩方が多くて、すごく緊張していましたが、沢城さんが私と先輩方をつないでくださり、おしゃべりしやすくしていただいて。沢城さんにお聞きしたらそんなつもりはなかったとおっしゃっていましたが……。
沢城:みんな、同じ釜の飯を食べているとおもっているので、個人的には老いも若きもあまり関係ないかなと…。
田村:でも私にとってはあまりお話ししたことがない先輩もいらっしゃったので。
沢城:石田さん(東御手洗 清司郎役の石田 彰さん)とか、私は敬愛してるけど、なかなかに話しかけづらいじゃない??(笑) 「小さい時、う〇ちとか好きだった?」くらい突飛な突破口がないと。
田村:なるほど。その質問でちょっと笑ってらっしゃいましたもんね。
沢城:1話の休憩中はソーシャルディスタンスを取りながらではありましたが、あんなに雑談したのは久しぶりかもと思うくらい楽しくて。
田村:どの現場でも1人ずつとか限られた人数での収録なので、なかなかあんな風にお話しできないですからね。
沢城:先にお話しした件の補足ですが、宙くんたちが中学生という設定なので、「中学生の時、どうだった?」みたいな話題になって、そこから「う〇ち」の話に……。
田村:元々はガンマモンが男の子ということで、沢城さんが「10歳の男の子ってどんな感じだろう?」と話したところからそういう話題で喜んだりするのだろうという話になって。そして石田さんは子供の頃からあの石田さんだったはずだから絶対そんなこと言わないよと。
沢城:私は刺さらなかった派だけど、むっちゃんは刺さった派だったから「じゃあ、聞きにいこうぜ!」って。そんな話なかなかしないよね。
田村:そうですよね(笑)。
いろいろなことをするデジモンが見られるかも!? 宙とガンマモンの関係性にも注目!
――改めて『デジモンゴーストゲーム』の見どころや注目ポイントのご紹介をお願いします。
沢城:まずタイトルの「ゲーム」が気になります。
制作担当:この作品は戦うお話ではなく、物語の中で起きるデジモンとの出来事を広義の意味で「ゲーム」と呼んでいます。
田村:そうなんですね。デジモンと生活を共にするのもゲームだし。
沢城:なるほど。
田村:今までの『デジモン』シリーズでは冒険して、バトルしているイメージが強かったですが、デジモンといろいろなことをしている姿が見られるんですね。
沢城:デジモンとコンビニに行くとか? おもしろそう。作品をふかんで見た時の一番の魅力はゴースト、ホラーの部分かなと。子供ってちょっと怖いものが好きだから。「見たくないけど、つい見ちゃう」みたいな。子供だからこそ持っているチャンネルやボタンを、私たちが押してあげられたらお友達になれるんじゃないかなと、今までとは違う意味でドキドキしています。敵ではなく、オバケみたいなものがいるというドキドキで。
――あと宙とガンマモンの関係性がどう変わっていくのかも気になります。
田村:宙とガンマモンは兄弟のようにも見えますね。お父さんから「弟だからよろしくな」と託されて。人間でもないのに、「そんな感じでよろしく」と。そこから少しずつ絆を深めていって、兄弟のようになっていくのだと思いますが、人間とデジモンだとどんな兄弟感になるのかなと。言われ方が相棒とも違うのも気になっています。
沢城:技を繰り出すところは息を合わせる部分もあって、「これこそバディの醍醐味!」と思いながら収録しました。他のキャラクターとデジモンも、どうバディになっていくのか気になります。そもそもバディという関係性ではない子もいそう…!清司郎は逆に子分で、デジモンが主みたいな?(笑) 展開に期待しています。
田村:今までの『デジモン』シリーズではパートナー同士の話が多かった気がしますが、今回は3人3デジモンで1セットみたいで。バディ同士ではない話もあるとお聞きしました。
沢城:「そこは臨機応変に」って書いてあったね。「へえ、楽しみ」って。
田村:いろいろな可能性を感じますね。