TVアニメ『ワッチャプリマジ!』きゃろん役・吉河順央さんインタビュー「奇跡のタイミングでお声がけいただき、声優デビューをすることに! 嬉しくてワクワクして、アフレコ初日まで本当にワチャワチャしていました」
鈴木杏奈さんとは「分からないことを共有!」
――パートナーであるれもん役の鈴木杏奈さんとはどのようなお話をされていますか?
吉河:一緒にプリマジ筐体で遊んだりお茶したりするんですけど、杏奈ちゃんはご飯のときに一口食べては「おいしい〜!」って噛み締めるのがめっちゃくちゃにそれはもうかわいくでですね……。ご飯も幸せだと思います(?)。私も幸せです。
アニメでレギュラーをいただくのはお互い初めてなこともあって、「これってこういうことかな……?」ってわからないことを話し合ったりするんですけど、二人ともわからなかったりして(笑) 教えてもらったことを共有しあったりしています。
アフレコのときは、今はコロナ対策で一人ひとりの間に黒い大きなパーテーションが置かれていて、周りの雰囲気なんかも少しつかみにくいんですが、「吉河さんと杏奈ちゃんはよく顔を見合わせてお芝居してるよ」と言ってもらったことがあって。お互い見えない中で不思議と呼吸を合わせていたんだなと。二人で「そうなんですか!?」と驚きつつ、嬉しくなりました。
――アフレコ現場はどのような雰囲気ですか? また佐藤順一総監督や、小林浩輔監督、プリティーシリーズでお馴染みの長崎行男音響監督からはどのようなディレクションを受けているんでしょうか?
吉河:他のアフレコ現場を知らないのですが、かなり手厚くフォローをしていただいていると思います。右も左もわからなくてオロオロしそうなところを先回りして声をかけてくれたり、スムーズに進むようにと気を配ってくださったりしているのを感じる場面があるというか……。なのでかなり温かい雰囲気なんじゃないかと。「今のテイクでよかったのかな……!?」と不安になったときなんかも、音響監督の長崎さんが「大丈夫だよ!何が不満なの!?(笑)」とにこやかに話しかけてくれたり、きゃろんはコミカルな場面も多いので、皆さん笑ってくれたりしてすごくありがたいです。
ディレクションの言葉をどう捉えるかの勘みたいなところがまだ未熟でなかなかうまく打ち返せないのですが、そういうときも「そっちじゃないよ、こっちだよ」と優しく方向を示してくれるような温かさがあって……早くしっかり返せるようになりたいです。
――本作では『プリティーシリーズ』の“歌、ダンス、おしゃれ”に、新たな要素として「魔法」が加わりました。吉河さんはどのような点に注目してほしいですか?
吉河:みゃむちゃんは最初の頃「チュッピにはマジがないもんな」と言ったり、魔法でズルしようとしたりといった感じで登場しますが、魔法があるのに、魔法で全部やっちゃえばよい、とはならないのが面白いところですよね。
一方で、現実でもマジな人たちの偉業やエンターテインメントに、まるで魔法みたいって感動することがある。マナマナたちも魔法学校で一生懸命勉強してきているようなので、パッと魔法を使ってるように見えるけど多分そこにもすごいマジがあって、ふたつのマジが合わさってプリマジになる。魔法という異世界のキーワードが、マジって気持ちでなんだか身近になるのが素敵だな〜と思います。
しかしよく考えるときゃろんは魔法を使っているところより耳を使っている(?)シーンの方が多いような……!? 大魔法使いになっていくきゃろん、期待しています!きゃろっと!!