この記事をかいた人
- タイラ
- 99年生まれ、沖縄県出身。コロナ禍で大学に通えない間「100日間毎日映画レビュー」を個人ブログで行いライターに。
山王戦と並行して描かれていたのは宮城のバックグラウンドでした。
パンフレットにて井上先生は、赤木・三井、流川・桜木にはドラマが描かれているけれど宮城は比較的少ないため、ずっと彼の話を描きたかったと語っています。
まさか彼の名字「宮城」が沖縄の姓だとは思いませんでしたよね。(沖縄では一般的な名字)彼の複雑な過去を描くこと、そして彼目線で山王という強大な相手との戦いを描く事が本作の誰も見たことのない部分の一つです。
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— 映画『THE FIRST SLAM DUNK』公式 (@movie_slamdunk) November 25, 2022
試合開始まであと7日
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『THE FIRST SLAM DUNK』
12.3公開#SLAMDUNK #SLAMDUNKMOVIE pic.twitter.com/IsPq9BFhFs
家族の喪失、母親との確執。そして、兄の目標であった山王との対決。連載終了から20年以上後に語られた彼の物語、皆さんはどう感じましたか?
彼の半生が少しづつ明かされていくに度に、観客が涙ぐんでいるのが伝わりました。原作で描かれていた宮城のエピソードを思い浮かべることもできて、より彼のキャラクターとしての魅力が深まりましたよね。
また、個人的には山王のエース・沢北栄治も追加されたオリジナルシーンがあって嬉しかったですね。全てを手に入れたと思っていた彼に、今回訪れたのは初めての敗北。
山王・堂本監督の言葉を聞いた沢北が、廊下に座り込み涙を流すシーンにグッと来てしまいました。負けを噛み締めた沢北はアメリカに行き、また宮城と対戦する事になるとはね……!
原稿を書くことで冷静になれるかと思っていたのですが、もう一度観たくなってしまいましたよ。新しい『SLAM DUNK』を見ることが出来たのももちろんですが、SNSなどに投稿された様々な年代や解釈のコメントを見るのが何より楽しく、嬉しいです。
当時もこうやって『SLAM DUNK』の話題で持ちきりになっていたのかな〜と勝手に想像してしまいます。
本稿を読んでいただいた作品のファンの方々とこの気持が共有できていたら幸いです。やっぱり『SLAM DUNK』が大好きです! 嘘じゃありません!
99年生まれ、沖縄県出身。コロナ禍で大学に通えなかったので、「100日間毎日映画レビュー」を個人ブログで行い、ライターに舵をきりました。面白いコンテンツを発掘して、壁に向かってプレゼンするか記事にしています。アニメ、お笑い、音楽、格闘ゲーム、読書など余暇を楽しませてくれるエンタメや可愛い女の子の絵が好きです。なんでもやります!