対決企画で熱く燃えた「アニぱら音楽館 EXTREME LIVE 2008」がキッズステーションにて8月10日からいよいよオンエア！

　キッズステーションの人気アニソンライブ番組『アニぱら音楽館』が、公開録画ライブ「アニぱら音楽館 EXTREME LIVE 2008」を5月6日、渋谷O-Eastにて開催。その模様がいよいよ8月10日からオンエアされる。今回はアニソン界の平和を守るアニぱら音楽館オールスターズと、悪の秘密結社アニソン・フューチャー・シンジケートとのライブバトルという企画。影山ヒロノブさん、遠藤正明さん、サイキックラバー、近江知永さんのアニぱら音楽館オールスターズに対し、姉妹番組『アニメぱらだいす！』メインパーソナリティの鷲崎健さんが豪華ゲストアーティストを率いて挑むのだが、プロレス的な演出やスペシャルセッションの数々、バンドやブレイクダンスへの挑戦などここでしか見られない企画が続々飛び出し、まさにプレミアムライブといった内容になった。
「アニぱら音楽館 EXTREME LIVE 2008」は、キッズステーションにて8月10日(日)21時～ほかにて放映。出演は影山ヒロノブ・遠藤正明・サイキックラバー・近江知永・鷲崎健・奥井雅美・きただにひろし・下川みくに・ナナカナ・福山芳樹・宮内タカユキ・JAM Projectほか。

プレミアムバンドにブレイクダンス、往年の名曲のフィーチャーなど、まさに『アニ音』集大成のライブ

●アニソン界を賭けた（！？）限界バトル勃発！

　アニソン界征服（「アニぱら音楽館」の乗っ取り！？）を目論む悪の秘密結社アニソン・フューチャー・シンジケート（以下AFS）からの挑戦を迎え撃つ、アニぱら音楽館オールスターズ。まずは全員で番組テーマ曲「Go! Go! Paradise!! ～自分革命～」を前回の公開録画以来というフルコーラスで披露。続いてメンバーがソロで１曲ずつ披露。影山さんがゲーム『ドラゴンボールZ スパーキング！メテオ』から主題歌「Super Survivor」、遠藤さんは自身のカバーアルバム『ENSON』から「創聖のアクエリオン」をライブ初披露するなど、全般的にレアな選曲となっているのが特徴だ。

　全員のソロが終わったところで“永遠の準レギュラー”きただにひろしさんが「僕にも歌わせてくださいよ！」と登場するが、そこにAFS総帥を名乗る謎の仮面の男が登場。しかし仮面を外す前から観客に「鷲崎ー！」とツッコまれたり、帰れコールが湧き上がったりと散々な扱いに、正体を現した鷲崎健さんは「わりとヘコむんやぞコラ！」と応酬。そして第一の刺客に、JAM Projectがテーマ曲を歌うプロレス団体「DRAGON GATE」から、K-ness.(クネス)、ドラゴン・キッド、横須賀享の3選手が呼び込まれる。慣れたマイクパフォーマンスでヒールを演じるレスラーたちに、遠藤さんは「こないだ飲んだじゃねーかよ！」と普段の親密ぶりを暴露するが、まるで動じることなく、遠藤さんときただにさんを軽々と担ぎ上げて連れ去ってしまう。さらにここからは歌で勝負となり、まずは井ノ上奈々さんと酒井香奈子さんのユニット・ナナカナが「ナナカナは世界を救う!!」で元気にアピールする。だが、挑発されて出てきた近江さんに対しては「歌だけはカンベンしてください！」と泣きを入れ、「これなら勝てる！」と思ったのかダンス対決を挑み、3人で「ほっぺにChu▼Chu▼」（▼はハート）をキュートに歌い踊る。

　ナナカナを一蹴した（！？）近江さんだが、続いての刺客たる奥井雅美さんには恐縮しきり。挑戦的なコメントをがんばって言いはするものの、終始背中を向けたままなので、奥井さんも「こっち見なさいよ！」と苦笑する始末。そんな奥井さんとの勝負は「キューティーハニー」でのセクシー対決！2人でとびきりセクシーに歌い上げた後は、奥井さんが「キミもなかなかだったけど、やっぱり熟女の域にならないとね（笑）」と格の違いを見せつけた。

　続いてはAFS総帥の鷲崎さん自身が刺客となり、アコースティックでPOAROの「ガチャポン」を披露する。この曲は途中に様々な曲を混ぜ込むのが特徴だが、今回も『スクールランブル』OP曲「スクランブル」などが飛び出した。アコースティックにはアコースティックということで、アニぱら音楽館オールスターズも“ちゃんとアコギ”で迎え撃つ。今回は宮崎アニメ特集として『魔女の宅急便』『天空の城ラピュタ』から2曲を重厚なハーモニーで聴かせた。

●最強セッションと隠し球の連続！

　今回のライブにあたり、アニぱら音楽館オールスターズの中に裏切り者がいるという噂が当初から番組内で話題になっていた。その裏切り者の正体こそ誰あろう、7年間も準レギュラーに甘んじ、たまの出演では汚れ役で爪を噛んできた、きただにひろしである。「Divine love」で本来のビジュアル系らしい輝きを放ち、鼻息を荒くするきただにさん。だがYOFFYの容赦ないドツキ漫才に息も絶え絶えとなり、サイキックラバーとの遊戯王デュエル対決に合意。「Precious Time, Glory Days」「Endless Dream」のメドレーで最強のコラボを魅せた。
続いての刺客は、サイキックラバーの一番恥ずかしい秘密を知るという人物。かつて番組紅一点レギュラーとして活躍した下川みくにさんの登場を観客も「おかえり～」と温かく迎え、YOFFYも敵味方の関係を忘れて再会を喜び、「南風」で久々に息の合ったデュエットを聴かせた。

　続く刺客“灼熱の破壊王”福山芳樹さんの登場で会場中が一気に燃え上がる！　新曲「ワクガイ!!」のライブ初披露に観客の拳が天を衝きまくり、同じくパワーボーカルの遠藤さんが合体した「キングゲイナー・オーバー！」では圧倒的な熱気に会場中が踊りまくった。福山さんも「ガガガ、ガガガ、ガオガイガー！」と絶叫するなど、この2人のセッションならではの遊びも楽しい。

　俄然温度が上昇したステージに、まさしくラスボスの如く登場したのは“アニソン大魔神”宮内タカユキさん。「仮面ライダーBLACK RX」でヒーローソングのド真ん中を衝き、さらにサイキックラバーと「特警ウィンスペクター」、影山さんと「特捜エクシードラフト」とレスキューポリスシリーズの名曲を立て続けに披露。影山さんはリスペクトしている先輩相手ということで、いつにもまして、パワーアップ！

　最後に登場したのは、影山さんの仲間であり最大のライバルでもあるJAM Project。「Rocks」、DRAGON GATEのレスラーたちと並んで魅せた「DRAGON STORM 2007」、JAMが初めて全員で歌った記念の曲「SOULTAKER」を歌い上げた。

　アンコールでは前回のライブで大好評だったアニぱらスーパーバンドが復活。影山＝ドラム、遠藤＝ベース、JOE＝キーボード、YOFFY・近江＝ギターと普段とは違うパートに挑戦するのが醍醐味で、まずはディープ・パープルの「Smoke on the Water」で軽く指を慣らし、近江さんがリードを取って「The Galaxy Express 999」を力強くプレイ。さらにあのLAZYの大ヒット曲、オリジナルメンバーの再結成時には封印された「赤頭巾ちゃん御用心」を20数年ぶりにフルバンドで再現！　まさかのミッシェル完全復活にファンもどよめいた。

　ダブルアンコールでは下川さんも加わり、『アニぱら音楽館』の歴代テーマ曲を歌っていく。「Ticket to the Paradise」の途中には、突如サプライズダンスショーと銘打って、影山さんと遠藤さんがブレイクダンスを始める驚きの一幕も！　遠藤さんが練習時に筋を痛めたということで、簡単な技にしたそうだが、充分凄い見物となった。ラストは出演者全員で「宇宙は僕らを待っている」を歌い、感動を残して幕を下ろした。

Live■「アニぱら音楽館 EXTREME LIVE 2008」SET LIST

常にチャレンジする姿勢を忘れない。それが人間を生き生きさせるアニソン精神だという

アニソン・特撮ソングの歴史を作ってきた宮内さんと、新たな歴史を作っているサイキックラバーのセッション

師匠の奥井さんとセクシー対決を果たした近江さん。でも、この衣装も奥井さんに買ってもらったものだとか