アニメ『ストライクウィッチーズ』主題歌CDが8月20日にリリース! OP曲「STRIKE WITCHES~わたしにできること~」を歌うのは石田燿子さん
魔力を駆使し、正体不明の敵「ネウロイ」と戦う少女達、ウィッチーズの活躍を描いたアニメ『ストライクウィッチーズ』が現在放送中だが、8月20日にOP曲とED曲などを収録した主題歌CDが発売される。OP曲「STRIKE WITCHES~わたしにできること~」を歌うのは石田燿子さんで約2年ぶりのシングル曲となる。苦難を乗り越え、戦うヒロイン・芳佳を描いた詞になっている。サウンドはアップテンポで力強く、気持ちのいい爽快なナンバーで石田さんの弾むボーカルもマッチしている。空駆けるウィッチーズをイメージしたかのような良曲に仕上がった。
なおカップリングのED曲「ブックマーク ア・ヘッド」はキャラクターが歌っており、毎回、その歌い手が変わる画期的な形だが、今回はヒロインの宮藤芳佳(福圓美里)が歌うバージョンを収録。この曲も明るく元気なナンバーで、芳佳らしさが前面に出た曲だ。
もう1曲の収録曲「サーニャの歌」はまだ作品に登場していないキャラ、サーニャのイメージ曲で石田さんがハミング風にささやき歌うせつない曲となっている。今後、このキャラがどんな形で登場するのか、どんなシーンで流れるのかもチェックしたい。
好調のアニメ『ストライクウィッチーズ』は9月26日にDVD第1巻が発売されるほか、9月24日にサウンドトラック、10月8日にキャラクターソングアルバムが発売されるなど様々な展開が予定されており、まだまだ目が離せない。また石田さんも8月30日に『アニメロサマーライブ』に出演するほか、いろいろなステージで会える機会がありそう。「ぜひライブで生でこの曲を歌ってみんなと盛り上がりたい!」と語る石田さんの今後の活動にも注目!
●『ストライクウィッチーズ』の物語とすごくリンクした歌です
――意外なんですが、シングルとしては約2年ぶりのリリースになるんですね
石田さん:そうなんです! 昨年にアルバム『Single Collection』を出しているし、今年の6月にリリースしたアニソンカバーアルバム『Hyper Yocomix3』ではたくさんの曲のレコーディングをしていたので何かそんな気がしないんですよね。新曲としては久々に歌わせていただくことになってうれしいです。
――アニメ『ストライクウィッチーズ』は現在放送中ですがご覧になった感想は?
石田さん:1話だけ見させていただいたんですが、芳佳ちゃんがまだ普通の生活をしていて、戦闘が始まってもまだストライクウィッチーズになっていなくて「まだあなたは戦闘員じゃないから隠れてて」と言われるあたりでお話が終わったので続きがすごく気になって。次回予告で2話のタイトルが「わたしにできること」と私が歌うOP曲のタイトルにも掛かっているのもあって私の見たい気持ちをかき立てられました(笑)。
芳佳ちゃんのこれまでの半生やお父さんのことも気になるし、これから増えていく仲間達それぞれの抱える過去、正体不明の敵、ネウロイのことなどいろいろ謎があって見応えがある作品だと思います。また一緒に戦っていく仲間達との友情やかっこいいメカが繰り広げる激しい戦闘シーンなどにも注目したいです。早く続きを手に入れたいと思います(笑)。
――石田さんの歌う「STRIKE WITCHES~わたしにできること~」が流れるOP映像はいかがでしたか?
石田さん:ストライクウィッチーズが空を飛ぶシーンを見てると空の青さや飛翔している雰囲気に爽快感を感じました。私の曲もさわやかで気持ちがいい曲なので絵と曲がマッチしているなと思いました。
――OP曲「STRIKE WITCHES~わたしにできること~」ですが、まず曲をもらった時の印象は?
石田さん:最近、私が歌う曲はバラード系が続いていたので久しぶりのキラキラしたアップテンポの曲でうれしかったです。デビューの時はこういう元気な曲が多かったんですけど、なぜか途中からバラード系を歌う機会が増えて。『ああっ女神さまっ』や『藍より青し』のOP曲あたりから私の曲を聴いてくださった方は落ち着いたイメージが強いでしょうね。デビューの頃を思い出し、懐かしさもありました。ここまで経験を積んだ上でこういうタイプの曲を歌うということは10代や20代の時の元気さだけでなく、その時にできなかった歌い方や表現も入れる余裕も持ちながら歌えました。
また今風のビートの効いたサウンドも『Hyper Yocomix3』などでユーロビートに慣れ親しんだ私としてはテンポもアレンジも満足な曲でした。レコーディングをする前から「この曲をライブでやったら絶対盛り上がるだろうな」とライブ会場でのイメージがもう頭に浮かんでましたね。
――乙女がさっそうと空を駆けるイメージがあって、夏にピッタリの曲だなとも思いました
石田さん:確かにいつもよりも空が青くて、広くて、高く感じる夏の季節にあってますね。それに光がキラキラまぶしい感じも。作品を見た前後に聴くのもいいけど、外に出て走ったり、芝生で寝転びながら聴いたら気持ちよさそうですね。
●「サーニャの歌」では演技力を試されました!
――詞の内容について説明していただけますか?
石田さん:作詞の只野菜摘さんがレコーディングに来てくださったのでお話もできて曲の世界観をイメージしやすかったです。レコーディングの時はまだ作品を見る前でしたが、詞を読むだけで「わたしにもできること」とか「あなたにも伝えたい」とか「まもりたい」など前向きな気持ちやまっすぐな感情がすごく伝わってきました。そして1話を見た時にわかったんですが、芳佳ちゃんが口にしたり、考えていることがそのままストレートに詞に入っているんです。2話のタイトルも曲名にかかっているし、作品、そして芳佳ちゃんの気持ちとかなりリンクしてて、素晴らしい主題歌だなと思いました。
――レコーディングではどのような気持ちで歌われたんですか?
石田さん:誰でものれる曲調だったので細かいことは考えず、曲と詞にのって自然に歌えばいいかなと。ディレクションも特別な指示はなく、自由に元気に気持ちよく歌わせていただきました。実は大サビ後に息を入れて「はぁ~」と言っている部分があるんですが、そこかディレクターさんのこだわりらしくて。「Sugar Baby Love」でセリフを入れた時くらい照れましたけど頑張りました。テレビサイズでは入っていなくて、CDを買ってもさらっと聴いたら聴き逃してしまうかもしれませんが、気にして聴いてみてください(笑)。
――カップリングにはED曲の「ブックマーク ア・ヘッド」は毎回、キャラクターが歌っていることで話題になっています。今回は芳佳が歌っていますが聴かれた感想は?
石田さん:アニメを見た後にEDで流れると明るい気持ちになれます。この曲もさわやかで元気な感じですが、OP曲は男性的でこの曲は女性らしいかもしれません。キャッチーでかわいらしくて気持ちいい曲ですね。この曲がOP曲でもいいかなと思ったくらい。OP曲も芳佳ちゃんらしいし、ED曲も芳佳ちゃんらしい。なんといっても本人が歌ってますから(笑)。
――もう1曲のカップリング曲「サーニャの歌」も石田さんが歌っているそうですね
石田さん:まだサーニャというキャラがいて、その子には暗い過去を抱え、心に傷を負っていて、自分を癒すために歌っている曲だそうです。歌詞がなくて、ハミング的というか、スキャット的というか……。今までたくさんレコーディングをしてきましたが歌詞がないのは初めてで、エンジニアの方も戸惑ってました(笑)。それにディレクターから「歌詞がない分、演技力が試されますよ」というプレッシャーもかけられつつ(笑)。貴重な体験ができてよかったです。これから登場するキャラクターらしいので、どんな子で、どんな場面で流れるのか楽しみです。
●アニサマに続いて秋に向けて動き出しています!お楽しみに!
――今後の予定を教えていただけますか?
石田さん:8月30日、さいたまスーパーアリーナで行われる『アニメロサマーライブ』に出演します。
歌う曲ももう決めていますが、ここではまだ内緒にしておきます(笑)。またも秋頃に何かやりたいと思って動き出しています。詳しくは私のブログをこまめにチェックしてください。ちなみに国内では今年あまりライブをやっていないんですけど、海外ではアメリカとメキシコで歌いました。向こうの方はすごくて、MCは頑張って英語と日本語でしゃべりましたが、曲はむしろ日本語で歌ってほしいという要望が強くて。またこちらの情報も伝わっていて、ロサンジェルスで行われた『アニメエキスポ』ではお客さんとパネルディスカッションする機会があって、最近の活動を聞かれて『ストライクウィッチーズ』と言おうとしたら、アメリカ人の方から「ストライクウィッチーズ!」と指摘され、「もう知ってるの!?」とビックリしました。海外のファンの方からも注目されている作品なので、私も頑張っていかないといけないと思いました。
――最後に皆さんへメッセージをお願いします
石田さん:久しぶりのシングル「STRIKE WITCHES~わたしにできること~」は元気が良くて、今、オンエアされている夏にピッタリの曲だと思います。ぜひイベントで歌ってみんなで盛り上がりたいと思うのでその日が来るまでアニメを見て、何度もCDを聴いて予習をしておくように(笑)。このCDに収録されているOP曲もED曲も芳佳ちゃんの気持ちや言葉を表している曲なので、フルで聴いていただければよりアニメも楽しんでいただけると思います。まだ1話しか見ることができていない私ですが早めにオンエアに追いついて、皆さんと一緒に楽しみたいと思います。ぜひ最後まで見てください。そしてアニメ同様に歌のほうも楽しんでいただければうれしいです。