ワールドツアー成功後のJAM projectのツアースタート!ラストは約束の地、武道館!!『JAM project Hurricane Tour 2009 Gate of the Future』初日公演レポート
昨年、2月から11月まで、日本各地と台湾、ブラジル、アメリカ、韓国、中国、メキシコ、フランス、スペインを回る超ロングランのワールドツアー『No Border』を成功させた最強のアニソンユニット、JAM project。2009年最初のツアー『JAM project Hurricane Tour 2009 Gate of the Future』も2カ月間で日本各地と、韓国と台湾の海外を回るスケールが大きなツアーであり、ラストを飾るのはJAM Projectにとって夢だった日本武道館。壮大な挑戦であり、ファンにとっても待ち望んだステージへ。JAMは新たな次元へと向かう。日本武道館公演のチケットは5月17日より一般発売開始。
●幻想的なスタートから一気にトップギアへ
ツアー初日は4月11日、埼玉・三郷市文化会館からスタート。チケットはソールドアウトし、約1年ぶりのツアーへの期待感の大きさを感じる。ステージ中央にかなり横に長いスクリーンがあり、その上には大きなツアーロゴ。鉄柱などシンプルだが重厚感あふれるセットになっている。
暗転すると鐘の音と共に、スクリーンに映像が流れる。今の世界のリアルを切り取ったような映像とゴスペルのような荘厳なコーラスが入ったイントロダクションに会場はすぐにヒートアップ。そこに影山ヒロノブさん、遠藤正明さん、きただにひろしさん、奥井雅美さん、福山芳樹さんの5人のシルエットが突然現れる。そしてボーカルが轟くと歓声はすでに頂点と達する。すさまじいバイブレーションだ。
●ワールドワイドな人気と実力を証明するパワフルなステージ
昨年リリースされたアルバム『Get over the Border~JAM Project BEST COLLECTION VI~』、『SUPER ROBOT WARS JAM Project SONGS』から多くの曲が歌われ、また『トミカヒーロー レスキューファイアー』のOP曲となった最新シングル「レスキューファイアー」に、ファンの間で人気の高い曲など幅広く熱い選曲でライブは盛り上がった。
途中には昨年の『No Border』ツアーで、各国を回った時のダイジエスト映像が流れ、JAM projectのワールドワイドな人気を目の当たりにしつつ、JAM projectを愛する気持ちに国境はないという想いを会場全体が持つことができたのではないだろうか。
ラストまでパワフルなボーカルと燃えるスピリッツは最後まで衰えず、長時間に渡るライブを走り切った。カーテンコールで笑顔いっぱいだったメンバーの表情からはステージとお客さんに対しての充実感、そしてこれから始まるロングツアーへの手応えを感じた。
ツアーラストは6月12日に日本武道館。何が起きるか、わからないが歴史を変える1日になるはず。君もその瞬間に立ち会ってみないか!
●夢であり、大きなステップとなる武道館まで突っ走る!
最後にこのツアーにかけるJAM projectのメンバーの意気込みをお伝えしよう。
「今回のツアーは6月まで続く長丁場なのでテンションを保ちつつ、健康管理にも気を付けて楽しく頑張っていきたいと思います。最終日は日本武道館ということで、そこに何が待っているのか、わかりませんが、突き進んでいきます!」(遠藤正明さん)
「昨年は体調を崩してしまったので私こそ体調管理に気を付けて(笑)、長いツアーを乗り切りたいと思います。今回のツアーの中には台湾と韓国と海外も入っていますが、いろいろな場所でパワーをもらって、ツアーラストの武道館では自分が昨年からやってきたことの集大成をぶつけたいと思います」(奥井雅美さん)
「去年、長いツアーをやって『これ以上、感動できるのかな』と思いましたが、今年は去年以上に感動してやろうと思ってます。僕は体調管理じゃなくて体型管理と、骨の位置がズレて迷惑をかけないように頑張ります!(笑)」(福山芳樹さん)
「昨年の『No Border』ツアーの日本公演ラストだったNHKホールでサプライズ的にみんなから『行ってらっしゃい!』という言葉をもらって、ワールドツアーに出かけたので、今回は僕らからみんなに最高の『ただいま!』を伝えたいです。また先日、ラジオでファンの子も僕らの武道館は夢だったというメールをもらって感動したし、頑張らないといけないと思っています」(きただにひろしさん)
「去年のツアーは『No Border』と硬めのタイトルでしたが、今回は『Hurricane』ツアーということで一番ストレートなJAMを見てもらえばいいかなと。去年の春以来、日本での単独ライブはかなりごぶさたなので、ファンのみんなにもたっぷり見てもらいたいと思っています。武道館は自分達にとって大きなステップの一つになるけど、新たに初めて札幌と新潟にも行けることも大きいです。僕は常々、20カ所超えないとツアーと呼べないと思っていて、その野望に向けて開催場所を増やしていくその足がかりになればいいですね。とは言っても海外を含む10カ所11公演というのも階段を一つひとつ昇ってきた結果であり、すべてのファンの人達が見て、元気でハッピーになれるようなパワフルなライブをやります!」(影山ヒロノブさん)