新作ストーリーの放送で再び熱気渦巻く『涼宮ハルヒの憂鬱』。ゲームイベントにキャスト陣大集結、スペシャルステージイベント開催。

　2006年にアニメ化され日本中にハルヒブームを巻き起こした『涼宮ハルヒの憂鬱』。宇宙人、未来人、超能力者などの到来を望む女子高校生・涼宮ハルヒの元に、長門有希（宇宙人）、朝比奈みくる（未来人）、古泉一樹（超能力者）たちが現れることから始まる学園ストーリーで、ライトノベルが原作。

　今年4月からU局で同作が再放送中だが、去る5月21日深夜から、3年ぶりとなる新作ストーリー「笹の葉ラプソディ」が放送され、ネットを中心に大きな反響を得た。

　そんなさなか、Wii用ゲームソフト『涼宮ハルヒの激動』（2009年1月22日発売）と、『涼宮ハルヒの並列』（2009年3月26日発売）の両作購入者の中から抽選で400名の方を招待する、イベントが東京お台場のジョイポリスに行われ、涼宮ハルヒ役の平野綾さん、朝比奈みくる役の後藤邑子さん、古泉一樹役の小野大輔さん、キョン役杉田智和さん、谷口役の白石稔さん、鶴屋さん役の松岡由貴さんのSOS団を中心とするメインキャスト陣がステージに登壇し、イベントを盛り上げた。

●平野さん「0.3mmじゃないとだめなんです！！」

　登場から、ドラマ風のかけあいからスタート。キャスト陣6人が現れると、会場の熱気もグッと上がり、盛り上がりをみせる。

　最初のコーナーは、今年1月22日に発売した『涼宮ハルヒの激動』を紹介。モニターに国木田役の松元恵さん、キョンの妹役のあおきさやかさんのビデオコメントが流れたあと、平野綾さんが出演したCM映像が流れると、平野さんは恥ずかしそうに顔を手で覆って「今見ても、恥ずかしい。ゲームが苦手で、ゲームオーバーになることが多かった。なので、撮影の時は、別の人がプレイしていたんです」と、撮影秘話を明かした。

　また「『ハレ晴レユカイ』などは、自分なりのアレンジを加えて踊っていたので、ゲームを通じてあらためて、正しい踊り方を学んだ感じです（笑）」とコメント。

　“激動”でキャラソンを歌っている後藤さんは、「みくるの曲で踊りに合うような曲は少ないのですが、今回の曲には踊るのにはピッタリ。早口で曲を歌うのもはじめだった」と曲の感想を述べた。


●続いてキャスト陣のお気に入りの写真のコーナーへ

　杉田さんは、愛犬の写真で、Wiiのリモコンを犬に持たせようと試みたとか……。松岡さんは、辛いモノが大好きということで、家の中にある辛いモノ（調味料を含む）をズラッと並べた1枚。ベッドの上で撮影し、中身がこぼれるハプニングがあり、シーツが酸っぱくなり、洗濯したというエピソード付きで紹介。後藤さんは、会場からもあぁ～と声が漏れる、お酒の写真。白石さんは、集めているご当地リラックマの写真。小野さんは、京都にある小野駅と一緒に写っている写真、平野さんは、大量のボールペンの写真。平野さん曰く「0.3mmマニアで、ペン類は全部0.3mmじゃないとだめなんです！！」と力説していた。


●杉田さん「並列の台本はハンパじゃなかった！！」

　そして、3月26日に発売した『涼宮ハルヒの並列』のコーナーへ。ゲームオリジナルキャラクターの三栖丸ミコト役の小清水亜美さんからのビデオメッセージがあり、小清水さんは、後藤さんに“咳きこむ芝居の時にちいさいオッサンが出ませんか？”と噛みつき、会場が笑いに包まれた。

　ここでは、収録中のエピソードを中心にトークを展開。杉田さんは、「セリフの量が膨大だった。キャラクターの名前を噛むことがあって、“国木田”が言い難かった。何回か間違えると、そのキャラクターに憎しみが湧いてくる（笑）」とのこと。

　アニメとは違い、ゲームの収録は一人で行うので、キャラクター同士のかけあいも一人つづなので、大変とのこと。松岡さんは、テンション高めで喜怒哀楽の全て表現しなければいけなく「振り方を間違えないように表現するのが大変だった」とコメント、それに続くように小野さんも「古泉もずっと半笑いなんですよね（笑）」と同じような苦労をしたようだった。

　ここで、ファンには嬉しい、ゲームのワンシーンを使っての生アフレコが行われ、キャスト陣の熱の入った演技に聞き入っていた。


●大爆笑の「もし、キャラクターが○○だったら」の大喜利


　最後は、発売日が迫ったニンテンドーDSソフト『涼宮ハルヒの直列』のお話。

　ここでは、「もし、キャラクターが○○だったら」というお題で大喜利が行われた。「みくるが○○だったら」では、「愛車がバイク」など後藤さんを彷彿させるような回答が続出。「キョンが○○だったら」では、ほぼ全員がBL系の回答がだすなど、息ピッタリな面を覗かせた。そんな中、杉田さんは、回答をガンダムネタで続けて、会場の笑いを誘っていた。

　主要キャスト陣がほぼ全員集合し、スペシャルステージ。あっという間に時間は過ぎ、最後にサプライズのプレゼント抽選会を経て、イベントは終了した。


●イベント終了後のキャスト陣からのメッセージを紹介！

平野綾さん：『ハルヒ』のメンバーで集まるのは久しぶりだったので、すごく私自身も楽しかったです。またいろいろな展開が、いっぱい待っていると思いますので、これからも応援してください。よろしくお願いします。

後藤邑子さん：みなさん朝早くから、駆けつけてくれてありがとうございます。今回は、すごい倍率を勝ち抜いて来てくれたとのことで、本当に嬉しいです。またぜひ会いに来てください。

小野大輔さん：この極上の閉鎖空間はいかがだったでしょうか（笑）。この後もジョイポリスで極上の閉鎖空間を楽しんでいってください。ただし、100円必要です（笑）やはりこのメンバーは楽しいなと思いました。これからもいろいろなところでイベントができればいいですね。何より僕らが自身楽しめたイベントだったと思います。

杉田智和さん：皆さん、朝早くから本当にありがとうございました。この後、ジョイポリスで遊ぶのも良しですが、連コインだけはしないでくださいね。イベント自体、久しぶりなので、多少の不安はありましたが、始まってみるとお客さんの熱気がすごかったです。ちょうどアニメは、新エピソードがオンエアのタイミングでのイベントだったので、皆さんが楽しんでいただければ、それが何よりだと思います。

白石稔さん：倍率がすごく高く、しかも朝早くという中で、たくさんのファンの方が集まってくれて、非常に嬉しいと思いました。また、この作品がみんなに愛されているということを、あらためて実感できました。ひとつ残念なことは、このメンバーを相手にすると、面白いことを言っても負けてしまうということです（笑）。今後はトークも磨いていきたいと思います。

松岡由貴さん：演じる側として、投げかけるばっかりで、ファンの方の反応を見たり、感じたりすることはなかなかできないですが、こうやって、皆さんの反応を見れて、また一段と頑張れる！というやる気が出て、元気をたくさんもらいました。今日は本当にあっという間でしたが、皆さんのいろいろな笑顔が見られて、すごく嬉しかったです。これからもよろしくお願いします。


Wii用ゲームソフト『涼宮ハルヒの激動』
発売中
超DXパック：9,140円（税込）
通常版：7,140円（税込）
発売：角川書店

Wii用ゲームソフト『涼宮ハルヒの並列』
発売中
超SOS団ヒロインコレクション：12,075円（税込）
通常版：7,140円（税込）
発売：セガ

DS用ゲームソフト『涼宮ハルヒの直列』
2009年5月28日
超SOS団団員コレクション：8,190円（税込）
通常版：5,040円（税込）
発売：セガ