昭和のヒーローがスクリーンで対決! 映画『ゲーム☆アクション』舞台挨拶!
10月3日、東京のTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて、アクションコメディ映画『ゲーム☆アクション』の先行上映会が開催され、松村清秀監督をはじめ同作に出演した宮内洋さん、伴大介さん、佐藤寛子さん、関智一さん、浪川大輔さん、椎名鯛造さん、Luke.Cさんが舞台挨拶を行なった。
映画『ゲーム☆アクション』は架空のアクションゲームが舞台。ヒーローの大河航(宮内さん)と謎のヒロイン・千里(佐藤さん)が廃墟ビルに乗り込み、各階に潜むゾンビや敵のサイボーグを倒しながら、人間をゾンビ化することで世界征服をもくろむ悪のリーダー“ビックジョンジャック”(伴さん)と対決するという物語だ。
『仮面ライダーV3』の宮内洋さん、『人造人間キカイダー』の伴大介さんが主演をつとめ、ヒロインにはグラビア出身の佐藤寛子さん。敵ボスには声優の関智一さん、浪川大輔さんをはじめ、河合龍之介さん、大河元気さん、寿里さん、Luke.Cさん、中村誠治郎さん、椎名鯛造さんなどの若手俳優陣や、人気ビジュアルバンド“彩冷える”も映画初出演するなど、キャスト陣の多彩な顔ぶれも話題となっている。
●主演の宮内さん「CGには負けられない!」
舞台挨拶では、作品製作のきっかけを「僕がオタクだったから。これまで宮内さんと伴さんは直接戦ったことがなかったので、お2人に肉弾戦をやってもらいたかった」と話す松村監督。宮内さんは「CGには負けられるかという気持ちで取り組んだ」と語り、本作のオファーを受けたときの感想を聞かれて「俺しかできなねえな」と貫禄たっぷりにコメント。監督に頼み込んで悪役を演じたという伴さんも「宮内さんとのシーンはNGなしで一発OKだった。昔の記憶が体に残っているので、いいアクションができたと思います」と自信をのぞかせた。
セクシーな衣装でガンアクションをこなした佐藤さんは「現場で色々教えてもらい、楽しく演じさせていただきました」とコメント。1階の敵ボスのひとりで、三位一体の合体技を繰り出す“ガイ”を演じた関さんは「宮内さんの空気感が迫ってくるので、台本を変えてやるくらいの勢いでぶつかっていった」と述べ、頭脳戦を得意とする“白草”役の浪川さんが挨拶をしようとすると、関さんが「役とは大違いですよ!」と突っ込んで会場の笑いをとる一幕も。
ビックジョンジャックによって作り出されたサイボーグ“サック”を演じたLuke.Cさんは「サックです!」と劇中のセリフで挨拶。チタン製の最強サイボーグ“ハルー”役の椎名さんは「アクションシーンで大変だったのは銃を撃つところ。こっちは真剣に演じているのに、スタッフ全員笑っているんですよ!」と話して客席を爆笑させていた。
●豪華キャスト陣からのコメントを紹介!
また、舞台挨拶の前に行なわれた記者会見では、今回のイベントに参加した監督とキャスト陣からコメントをいただいたのでご紹介しよう。
宮内洋さん:単なるアクションだけでなく、ちょっと笑えるような“くすぐり”も入っている作品。昭和とか平成とか年号は変わっても、お芝居することに関しては今も昔も変わりません。我々は生身のアクションをお見せしようと取り組んだ。「これが昭和のアクションスターだ」と言わせていただきたい。ぜひご覧ください。
伴大介さん:久しぶりに何も考えないで観られるアクションコメディ。芝居もできる、アクションもできるという若手俳優も揃っているので、ぜひそこを観ていただければと思います。
佐藤寛子さん:アクションシーンはできる限り演じましたので、カッコいいキャラクターになっていると思います。撮影中は気付いたら手に血マメができていて「どうしてここに!?」と驚きました。アクションとコメディが監督の独特の世界観と混ざり合って、最近にはない面白い作品になっていると思います。
関智一さん:宮内さんと対決させていただき、長年つちかってきた技術やお芝居を目の当たりにして、こちらも力が入りました。僕らの世代には子供の頃からヒーローだったお2人なので、そのヒーローに倒されるという光栄なキャスティング。とても感謝しています。
浪川大輔さん:アクションは初めてだったので緊張しました。宮内さんは会った瞬間に「あ、負けたな」と思ってしまうほどの雰囲気があって、さすがだなと。アクションで絡んだのは佐藤さんのほうですが、楽しく演じさせていただきました。普段の仕事ではできない経験でしたので、またやりたいなと思いました。
椎名鯛造さん:僕が演じたハルーは最強のサイボーグなんですが、たぶん改造されすぎて総重量がオーバーしています。実際に30kg以上あるので、座りたくてもヒザが曲がらないのでずっと立っているしかない。色々と大変でしたが、アクションシーンでは3歩ぐらい歩きました(笑)。
Luke.Cさん:僕の演じたサックとジュン(寿里さん)は失敗作のサイボーグ。サイボーグのなかでは最強というハルーのインパクトが強すぎて、完全に出オチに近いです(笑)。でもハルーには色々と助けてもらいました。
松村清秀監督:宮内さんと伴さんのアクションに関しては、今のカンフーアクションではなく、昔の空手ベースのアクションで通しています。かなりこだわって撮らせてもらったので僕としては大満足。本当はスタントも用意していましたが、皆さんほとんどスタントなしで演じています。今まで仕事をさせてもらった若手俳優たちから、この作品に合わせてキャスティングしているので最初から息もピッタリでした。「漢(おとこ)は戦うだけでなく笑いも必要!」ということで、ぜひ観ていただければと思います。
映画『ゲーム☆アクション』
2009年11月21日より東京・池袋テアトルダイヤにてロードショー
<スタッフ>
監督:松村清秀
脚本:堀 由史、松村清秀
<キャスト>
宮内 洋/佐藤寛子/伴 大介/
関 智一/浪川大輔/河合龍之介/Luke.C/
彩冷える(葵、夢人、タケヒト、インテツ、ケンゾ)/
椎名鯛造/寿里/中村誠治郎/大河元気/
乾 曜子/喜屋武ちあき/京本有加/
与座嘉秋(ホーム・チーム)/あじゃ/
今野浩喜(キングオブコメディ)
>>『ゲーム☆アクション』公式サイト
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