新感覚「つまみ喰いCD」として人気の「Voice Colors Series」! 2010年1月発売予定の第5巻に出演の鈴村健一さんからのコメントをお届け!!
様々なシチュエーション&キャラクターを一人の声優が演じるミニドラマ+メッセージCD「Voice Colors Series」(略称「VCS」)。
トラック単体でも全編通して聴いても楽しめる新感覚「つまみ喰いCD」の第5巻では鈴村健一さんが熱演!個性的な四人兄弟・気さくな男友達・ノーブルな店員などなど……、多彩なキャラクターが登場する。特に兄弟バトル(?)は聴き応えたっぷり!?
今回、CVを務めた鈴村さんより、メッセージを頂いたので紹介しよう。
また、第6巻は藤原啓治さんがCVを務めることが決定。詳細は「VCS」公式HPにて確認を。
――収録を終えられた感想をお願いします。
鈴村さん:大変でした(笑)。
やはりこれだけの数のキャラクターを同時に、しかも一人で演じると言うのは凄く大変です。単純にCDに「音声」として入っているのは、僕の声だけですからね。皆さん。普段聴いてらっしゃるドラマCDを、全部一人で喋っていると思って御覧なさい?
ほら、大変だろう? だから、大変です(笑)。
――収録で、特に気をつけて演じられたことはありますか?
鈴村さん:「全部別人に聴こえる」っていうところが、今回の「肝」と言えば「肝」ですからね。まずはそこに注意を傾けました。全体のテーマは「結論をお客様に委ねる」「物語では結論を語らない」という事だったと思うのですが、それとはまた違う観点でテーマがあるとしたら「一人の声優が、一枚のCDをどうやって造るか」ということだと思ったので、そこは凄く気を遣って演じました。
――色々なシチュエーション・キャラクターがいますが、印象に残ったキャラクター・エピソードなどありましたら、教えてください。又は初めて演じられた傾向のキャラクターはいますか?
鈴村さん:皆初めて演じたキャラクターです(笑)。
演じるのは僕一人ですから、作品の中で奏でられる楽器(声)は一つなんですよね。その楽器を僕が色々と奏で分けてキャラクターを作っていくわけですが、演奏の仕方を変えても楽器の数は一つであることには変わりは無いんです。だからこれだけのキャラクターがいると、楽器の「音」の演奏だけで演じ分けるのは不可能かな、と僕は思うんですね。
そうなるとどうやって演じ分けるか、キャラクターを作るか、というと、彼らの「精神」を掴んで演じるという、「メンタルの部分」での造り分けになっていくと思うんですよね。彼らを「音(声)」として分けるんじゃなくて、「精神(内面)」で演じ分ける。そう考えるとね、みんな違うんですよ、僕が毎日仕事で演じている人たちは(笑)。
系列でみんなキャラクターを分けたがるんですけどね。
そんなわけで、僕は毎回新鮮な気持ちで演じているので、全てのキャラクターが初めて演じるキャラクターですね。
今回、これだけのキャラクターを同時に、しかも新鮮に演じるっていうのは、凄く大変なことだなぁと思いました。
そういう意味では、全編印象に残っていますね。
「キャラクター」に限って言うならば、そうですね、インパクトがあったのは……、おじいちゃんです!番外としては、「真さん」。このナルシストの人がなんていうか……、僕としては結構惑わされるところにいるキャラクターでした(笑)。「ナルシストでお願いします」って言われると、ある種のカテコライズ化された「ナルシスティックな喋り方」っていうのを期待されているんだろう、って思いますね。これが難しかった。
さっき言ったように僕はキャラクターを「カテゴライズして演じる」のではなくて、「一人一人常に新鮮な気持ち」で演じているので、既存の「型」に当てはめて喋る、というのが難しくて。また、他のキャラクターはそういう指定はなかったので、そういう意味で真さんは、凄く難しかったですね。
楽しくやったのは「実さん」ですね。チャラ男みたいな。これは楽しくやらせていただきました(笑)。
――ドラマCDで一人のキャラクターを演じることと、今回のように一人で複数のキャラクターを演じることの違いがありましたら教えて下さい。
鈴村さん:基本的に違いは無いはずなんです。「キャラクターをどういう風に表現していこうか」って考えて演じていく上では。
ただ「一度にいっぱい演じなければいけない」ところが、このCDと他のドラマCD等が劇的に違うところで(笑)。
演じ方としては変わらないようにやりたいんですけど、どうしても「CDの中で僕一人の音声でそれぞれのキャラクターに差異を作らなければいけない」って考えた時、考え方は変わりますよね。明確なベクトルを持ってやらなければいけないかな、って。キャラクター……、彼らの人間性は置いておいたとして、CDの中で「それぞれ『ベクトル』の違う人たちを演じよう」ということを考えて、演技のコントロールはしました。そういう意味では、違うと言えば違いますね。独特なやり方になると思います。
――ファンの皆さんに一言お願いします。
鈴村さん:本当に、聴き方によって色んな楽しみ方が出来るCDになっていると思います。「一人の声優が演じる」というところの面白さも感じとっていただけたら、と思います。
作品の流れとしても、皆さんが聴くことが前提として演出されているので、いわゆる「第三者視点」ではなく、リスナーが「主観」で聴けるドラマの作り方になっています。皆さんがCDを聴いてどのように感じるのか、どのように自分の生活や日常に落とし込むのかっていうところが、この作品の最大の焦点だと思います。……とは言いますが、本当に好きなように聴いてもらって構わないかな、と思います。
気軽に聴いていただいて、笑うも良し、大いに悩むも良し(笑)、お好きなように。あなたの人生に潤いをもたらすCDになることを祈っております。楽しんでください!
CD■「Voice Colors Series 05.~真情~」
2010年1月27日発売予定 1,575円(税込)
<キャスト>
鈴村健一
※関連情報※
「Voice Colors Series」は2009年12月より2010年2月にかけて、3ヶ月連続リリース!
全巻を購入した方対象の応募特典として、“特典CD”を予定。
CD■「Voice Colors Series 04.~信頼~」
2009年12月24日発売予定 1,575円(税込)
<キャスト>
小野大輔
CD■「Voice Colors Series 06.~約束~」
2010年2月24日発売予定 1,575円(税込)
<キャスト>
藤原啓治
・第6巻は数量限定盤をマリン・エンタテインメント オンラインショップのみで予約受付中。「VCSオリジナル・タンブラー」が数量限定盤特典。生産数に限りがございますのでご注意下さい。
>>VCS公式HP
>>マリン・エンタテインメント