舞台『華鬼』キャスト発表ファン交流イベントを開催
4月11日、東京・虎ノ門のポニーキャニオンにて、舞台『華鬼』キャスト発表ファン交流イベントが行なわれ、キャストの小澤亮太さん、久保翔さん、長谷部恵介さん、増山祥太さん、宮寺貴也さん、葉月あいさん、三田村春奈さんのほか演出を担当する岡本貴也さんが登壇した。
本作は人里離れた山奥にある鬼たちのすみか、鬼ヶ里(きがさと)を舞台に、数百年もの間、若いままで生きる鬼たちと、その花嫁になることを運命づけられた少女たちの恋愛を描いた異色の学園伝奇ストーリー。累計30万部を突破した梨沙氏の同名PC小説が原作で、2009年の映画化に続き、今回は待望の舞台化となり、2010年7月の公演を予定している。
●演出担当の岡本さん「ヒューマンで美しい舞台に」
舞台『華鬼』のキックオフイベントということもあり、「7名のキャストが一堂に会するのも初めて」と話す岡本さん。また舞台の演出については「非現実的な歪んだ世界では、人間の本性が見えてくる瞬間がある。スペクタクルではなく、人間同士のぶつかり合い、設定の歪みから人間性がむき出しになった瞬間に感動が生まれるような、ヒューマンでなおかつ美しい舞台にしたい」と語る。
キャスト陣の挨拶では増山さんは「鬼が刻印をつければ好きな人を花嫁にできる、非現実的だけど素晴らしい世界。羨ましいなと思いました」と述べると、鬼のリーダー的存在である“木籐華鬼”について「フィクションでしかありえないモテっぷり。男として羨ましい」と続けた宮寺さん。
そして14歳の現役中学生でもある葉月さんは「華鬼はクールで格好良いですけど、ヒロインの神無が大変なときに助けてくれる三翼たちの優しさにキュンとしてしまいました」とコメント。三田村さんは「登場する女の子や男の子たちの抱えている悩みが、フィクションなのにものすごく共感できる。リアルな、等身大の舞台に出来たら」と、それぞれに舞台への意気込みを語っていた。
●物語に登場する個性的な“鬼”たち。キャスト陣の理想のタイプは?
また、トークコーナーでは女性キャストに「鬼のなかで一番好きなタイプは?」という質問があり、ヒロインを護る三翼のひとり“高槻麗二”を選んだ三田村さんは「結婚を考えるなら麗二。あまり現実的でない性格だとダメかなと思ってしまいますが、麗二さんなら受けとめてくれそう」とコメント。ちなみに葉月さんは「華鬼みたいな冷たい感じも女の子はたまにされるとキュンとするけど、三翼みたいに優しい部分も嬉しい。足して2で割りたいです」とのこと。
逆に「男から見て理想的な鬼は?」と聞かれ、「やっぱり麗二ですね」と答えた小澤さんに、三翼のひとりで女の子と間違われるほどの美少年という“早咲水羽”を選んだ久保さんと長谷部さん。対して増山さんと宮寺さんは「三翼みたいに優しい男はいっぱいいるんです!」と、クールな華鬼をプッシュ。「華鬼は不器用でなかなか優しさが表に出ないんですけど、出たときにはとんでもない。これは男も惚れますよ!」と力説して会場の笑いを誘っていた。
さらにイベントではキャスト陣も参加したクイズコーナーも行なわれ、全問正解者にはカズキヨネ氏による書籍版のイラストを原作者のコメント入りでプレゼント。最後はキャスト陣があらためて舞台への意気込みを語って終了となった。
舞台『華鬼』は2010年7月に公演予定。今回イベントに登場したキャスト陣の配役などは、5月に開催予定のイベントや公式ブログなどで順次発表を行なっていくとのことだ。
<TEXT:川口みどり>
>>舞台『華鬼』公式ブログ