TVアニメ『会長はメイド様!』EDテーマはヴィジュアルシーンの旋風児・heidi.の「予感」!――メジャー進出への意気込みとアニメについて聞きました!
『会長はメイド様!』のエンディングテーマ「予感」を歌っているのが、ヴィジュアル系バンドのheidi.。渋谷C.C.Lemon Hallでワンマン・ライブを大成功に導いているように、すでにヴィジュアルシーンでは高い人気を得ている。そんなheidi.が「予感」で5月26日についにメジャーへと進出。その意気込みを伺いました。
<プロフィール>
2006年結成。メンバーは義彦(ボーカル)、ナオ(ギター、リーダー)、コースケ(ベース)、桐(ドラム)。渋谷C.C.Lemonホールを始め全国各地で精力的にライブ活動を行い、hide memorial summitやV-ROCK FESTIVALなどの大規模イベントの常連。2010年5月26日、「予感」でジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントよりメジャーデビュー
●メジャーは、一人でも多くの人にheidi.の存在を知ってもらえる場所だと思ってる。
――インディーズでは数々の実績を積み重ねてきましたが、ついにメジャーへと進出しました
コースケ(ベース):バンドをやってる以上、メジャーへ行きたい意識は前々から持っていました。メジャーは、一人でも多くの人にheidi.の存在を知ってもらえる場所だと思ってる。だからこそ今回を、一つのチャンスとして捉え、バンドとしての新しい一歩を踏み出したわけなんです。
ナオ(ギター):だからと言って、これまでやってきたことがガラッと変わるわけではない。今回はとくに、これまで培ってきた自分たちの音楽性やスタイルを、『会長はメイド様!』というアニメのエンディングテーマを通し聴いていただくチャンスを得ることができた。そこが、メジャーという場を通してやれることの強みだと思っています。
●heidi.の楽曲に合わせアニメのキャラクターたちが動いてゆくというのは、なんか不思議な嬉しさでした。
――「予感」がモニターから流れてきたとき、どんな想いを抱きました?
コースケ:自分たちではなく、heidi.の楽曲に合わせアニメのキャラクターたちが動いてゆくというのは、なんか不思議な嬉しさでした。
桐(ドラム):「予感」自体、heidi.らしさをしっかりと出せた楽曲なんだけど。それがアニメの世界観ともしっかり寄り添っていたから、ベストなコラボレートになったと思います。
コースケ: やはりアニメ作品と一緒にやる以上、その作品の魅力を知らなきゃ演奏にも反映できないことから、全員原作を読みました。作品/バンド両方の良さをどう出しながら寄り添っていくかも考えたうえで、「予感」は制作していったので。
●美咲ちゃんのように心に弱さも秘めている子にこそ可愛さを感じてしまうんで。
――デビュー作「予感」の歌詞は、「強気な君が心弱くなったら僕が受け止めてあげるよ」という、碓氷拓海くんがヒロイン鮎沢美咲へ想い伝えゆく内容にも捉えられました。
義彦(ボーカル): そうですね。美咲ちゃんの強がりな性格を踏まえつつ、“男の度量の深さ”を言葉にしてみました。
――義彦さんも、普段から歌詞のような性格なのでしょうか??
義彦:僕は、基本、争いごとが嫌いな性格なので、強気に出られたら、「はい」と素直に従っているほうが楽だなと思っています。
コースケ:俺も強気な女の子好きなので、引っ張られたい願望はありますね。しかも美咲ちゃんのような、心に弱さも秘めている子にこそ可愛さを感じてしまうんで。
桐:美咲ちゃんって、ツンデレですよね。しっかり者のうえに純な気持ちを持ってる子だから、僕もタイプなんです。
義彦:こういう子に「何処そこ行くよ」と言われたら、面倒くさがりな僕は、喜んで付いていきますから。
ナオ:メンバーみんな、音楽以外では面倒くさがりなんですよ。自分でデートの計画を立てるのも嫌だし、ましてデートを演出するなんて、絶対に出来ない性格の人たちばかり。だから、相手の行きたいところがあったら、そこへついて行って一緒に楽しんだほうがいいなと、みんな思ってる。
桐:つまり、全員“草食系”ってことなんです(笑)。
――完成した「予感」は、どんな作品になりました??
コースケ:heidi.が持っている“明るい面”を前面に押し出した、すごく聴きやすい楽曲であり、“今のheidi.らしさを象徴した歌”になったと思います。もちろん、『会長はメイド様!』の世界観にも寄り添ってるんだけど。同時にこの歌は、今の自分たちがheidi.のことを応援してくれる人たちや、興味関心を抱いてくれた人たちに対するメッセージを綴った歌にもなりました。
初回限定盤のみに収録した「一刻」は、「俺が引っ張っていってやるよ」という、碓氷拓海くんの性格を表したような、熱さを前面に出した楽曲になっています。
ナオ:「予感」はまさに、より“ポップさを際立たせた”heidi.の王道スタイル。初回限定盤、通常盤の両方に収録となる「谺」は、同期を使ったミディアム系の楽曲というように、「予感」と対比させゆく表情としてつめ込みました。
桐:どんな心模様だろうと、明日へ向かって進んでゆく意志を持った「予感」の歌詞には、とても共感覚えています。通常盤のみに収録した「アーバンガーデン203」は、ライブで盛り上がれる熱い楽曲でありながらも、いろんな展開を施した、ちょっと癖を持った楽曲としても仕上がりました。
義彦:歌詞の面では新しい表情が、曲調としては、heidi.の持つ“らしさ”が出た、そんなシングル作。ぜひ「予感」全曲を通し、heidi.の“世界感”を楽しんでください。
<TEXT:長澤智典>
>>ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント公式サイト
>>heidi.公式サイト