声優
『佐藤ひろ美 NEXT DECADE LIVE 2010』レポ

これまでの集大成~『佐藤ひろ美 NEXT DECADE LIVE 2010』~これからの新たな1歩――アーティスト活動10周年を迎える佐藤ひろ美さんがワンマンライブ開催!

 今年で、アーティスト活動10周年を迎える佐藤ひろ美さん。彼女が、これまでの10年間の歩みを集大成しつつ、これからの10年へ向けての想いを詰め込んだワンマン・ライブ『佐藤ひろ美 NEXT DECADE LIVE 2010』を、4月4日・渋谷duo music exchangeを舞台に開催した。ゲストに、yozuca*、YURIA、bamboo(milktub)、飛蘭、後藤邑子らを迎えて、とても濃縮した味わいを持ったこの日のステージ。さっそく、当日の模様をプレイバックしようじゃないか!!


●“これまでの10年”そして“次の10年”へ向けての宣言!!

 この日のイベント名に付けられた“NEXT DECADE(次の10年)”という言葉。今年デビュー10周年を祝うプロジェクトの幕開けを飾るイベントであり、これまでの10年の歩みを振り返りゆくゲストたちを交えた、HISTORY的なライブだったとはいえ。佐藤ひろ美さん自身の胸の中にあったのは、タイトルへ示されたように、“次の10年へ向けての宣言”という意識だった。

 “支えてくれた人たちへ向けた、感謝の想い。。。”

 先に締めのような文章を書いてしまうのもどうかと思ったが、どうしても先に伝えておきたい。

 この日のステージを通し、佐藤ひろ美さんが想いを伝えようとしていた相手は、この10年間の日々を支え続けてくれた、同志と言うに相応しい太い絆で結ばれあったファンたち。アーティストやスタッフ陣、各媒体さんなど、仕事面で支えてくれた人たち。そして、ニコニコ動画での生放送中継をパソコンの画面を通し観ていた、佐藤ひろ美のことを大好きで居てくれる人たちの“心”であり、その心へ向けた“感謝の想い”だった。

 MC中にも、「誰もが体育座りをしながら観ていた初めてのイベントのとき、○○君一人が立って手拍子をしてくれた。そのとき初めて、“あっ、わたしの想いが届いたんだ”“わたしは、ここでなら歌っていいんだ”という自信を持てたし、あの日をきっかけにここまで歩んでこれたんだよ」など、最前線に居たファンの人たちの愛称を気軽に呼びながら、胸の内にズッとしまい込んでいた想いを、伝えたいがまま、涙混じりの言葉で届け続けていた。

 もちろん、この10年間の歩みを支えてきたのは、足繁く通う通わないではなく。彼女に触れ、その歌や行動に一時や一瞬でいい、心動かされたたくさんの人たちだ。その想いを強く実感しているからこそ、佐藤ひろ美は、先に綴ったような想いを、素直に言葉にしたのだろう。
 そして、ファンの一人が叫んだ「これからの10年一緒に闘おう!!」という言葉を耳にし、「お~っ、一緒に闘おうぜっ!!」と、クシャクシャな笑顔のまま、拳振り上げ叫び続けていたんだと思う。


佐藤ひろ美さん

佐藤ひろ美さん

●彼女が好きなら、あなたも「ひろみたち」の同志!!

 アーティストはファンに支えられ。ファンたちもまた、アーティストの歌や活動に支えられていく。そんな、持ちつ持たれつの輪が大きく広がってゆくことで、お互いが一緒に歩を進めていける。その中でもとくに“佐藤ひろ美ファミリー”は……もっと言うなら「ひろみたち」という、彼女の下へ集う同志たちには、切っても切れないどころか、一緒に生涯を歩んでいこうという決意にも似た、決して解けない強い絆を覚えてしまう。
 だからこの日も4時間弱にも渡るイベントだったにも関わらず、本当に一緒に楽しい時間を遊び倒せたような気分になれた。本当に楽しい時って、気が付いたら何時間も過ぎてるもの。余計な無駄話こそが面白くて、ついつい夢中になって話しあったり。この日の佐藤ひろ美とファンたち、そして訪れたゲスト陣たちとは、その言葉通りの時間を過ごしていた。


●三部構成で届けた、彼女の歴史振り返りゆくイベント!!

 この日は、三部構成で実施。第一部では、飛蘭&yozuca*&YURIAと3アーティストが登場。熱いロックなエナジーあふれるステージを通し、会場中を熱狂の渦に巻き込んでいった。

 第二部では、ゲストとともにトークコーナーを実施。飛蘭をプロデュースするに至るまでの話。ブシロードの木谷高明社長とは、木谷氏がブロッコリー時代に手がけた『GALAXY ANGEL』を通し、彼女に「Angelic Symphony」を歌わせた経緯。それによって、佐藤ひろ美の新しい歌唱スタイルを確立できた思い出話を披露。盟友bamboo(milktub)もまた、佐藤ひろ美の音楽性に大きな指針を与えてくれた一人。
 そんな活動初期の思い出話がコミカルな会話と共に炸裂。デビュー前からの知り合いだった後藤邑子とは、互いに夢を語り、今でも共に活動していけることでの信頼関係を語りあい。yozuca*やYURIAとは、一緒にラジオ番組をやっていた頃に築きあった友情について、熱くガールズトークしていった。

 第三部では、この10年の歩みを振り返る形でライブを実施。デビュー曲となったロマンティックなスローナンバー「シールド」や、彼女の初期代表曲でもある「みずいろ」。会場中を熱狂の渦に巻き込むに相応しい、アップライズな躍動曲「時代の無双花」「暁ノ空ヲ翔ル」「Angelic Symphony」。さらには、観客たちと♪ひろ美ひろ美ラブレター~♪と歌の大合唱を巻き起こした「ラブレター」。
 bambooをギタリストに迎え、思いきりロックンロールしまくった「Guri Guri」。yozuca*&YURIA&飛蘭&bambooをゲスト・ボーカルに交え、パーティロック気分で弾け飛んだ「ガッデーム&ジュテーム」などなど。佐藤ひろ美の歩みを語る上で欠かせない歌たちを次々届けながら、熱狂と興奮と笑顔の花を、会場中に満開に咲かせ続けていった。

 秋にはベスト盤の発売、12月10日前後にはバースデー・ライブの開催など、まだまだ10周年を祝う動きが続くだけに、これからも佐藤ひろ美の動きからは、絶対に目を離さないで居ていただきたい。

<TEXT:長澤智典>

>>NEXT DECADE
>>佐藤ひろ美オフィシャルウェブサイト ひろみねっと
>>佐藤ひろ美ブログ『ひろみっぽい。』

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