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「銀幕ヘタリア」主題歌を歌うキャスト8名にインタビュー!その2

ファン待望の劇場版遂に公開! 「銀幕ヘタリア Axis Powers Paint it, White(白くぬれ!)」主題歌「WA!輪!!ワールド音頭」を歌うユニット“ワールド8”の出演者8名にインタビュー!!

 現在、第2巻まで発売中の原作コミックスは累計発行部数が100万部を突破し、キャラクターCDは8タイトルが全てオリコンチャートの上位にランクイン。2009年1月よりスタートしたWEB&携帯配信のアニメも2年目の第3期に突入した『ヘタリア Axis Powers』の劇場版「銀幕ヘタリア Axis Powers Paint it, White(白くぬれ!)」が、満を持して本日6月5日に公開!

 ファン待望の本作では、メインのキャラクター8人がユニット“ワールド8”を結成、主題歌「WA!輪!!ワールド音頭」を歌い、劇場版を盛り上げている。

 今回、“ワールド8”の浪川大輔さん(イタリア役)、安元洋貴さん(ドイツ役)、高橋広樹さん(日本役)、杉山紀彰さん(イギリス役)、小野坂昌也さん(フランス役)、小西克幸さん(アメリカ役)、高戸靖広さん(ロシア役)、甲斐田ゆきさん(中国役)にインタビュー!主題歌の“音頭”を初めて聞いた時の印象や聴き所、また本日公開の劇場版についての感想などたっぷり伺った!!

 アニメイトTVでは、主題歌試聴も配信中なので、併せてチェックだ!

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■浪川大輔さん(イタリア役)

●イタリアにとって連合は恐怖の対象!?

――まず曲を聴いた時の印象をお聞かせください。

浪川さん:今回、枢軸と連合みんなで歌うということで、どんな歌になるのかなと思って楽しみに待っていたんですけど、いい意味で予想通りで……(笑)。というのも、『ヘタリア』は世界平和を訴える作品だと思うので、そういう意味ではど真ん中に来たなと(笑)。みんなで楽しく歌うには、この曲しかない!というくらいの歌になっています。

――「音頭」についてはどのように思われましたか?

浪川さん:夏に向けていいかな!やっぱり『ヘタリア』の主題歌と言えば音頭かな(笑)。音頭を取る感じが世界平和かな、と。みんなで楽しくハッピーな気分になれる主題歌だと思いました。

――以前、枢軸3人で歌うということはありましたが、今回は8人で歌っています。

浪川さん:怖いですね…。枢軸はずっと一緒にやってきて、僕のキャラクターのイタリアというのは、ドイツと日本に助けられている感じがあったので、それが連合が来ることによって、ドイツも日本も連合に対して多少、気持ちがいくじゃないですか。その時に寂しさを感じるんです…連合の人たちはイタリアのことを…ね……連合の人たちって怖いんです。いい思い出があまりなく、辛い思い出が蘇るので、恐怖を感じながら歌っていました。

――この曲の聴きどころを教えてください。

浪川さん:僕が一番好きなのは、アメリカの「♪Yes,sir Yes,sir 俺はヒーロー Yes,we can~」です。これを歌詞にする!?って(笑)。ここが一番の僕のお気に入りの所です。そういえば、僕のパートの部分が多かったです。

――(笑)。イタリアとして、歌の中で力を入れた部分は?

浪川さん:イタリアらしいのは、2番の最初の部分じゃないですか?「♪白旗ふっちゃ Catenaccio たたCalcio~」。「Catenaccio」って「固い」っていう意味でそういうのが何となく分かってしまうというのが素敵な歌だなと思いました。僕としては全フレーズが聞き所だと思っています。


●劇場版、そしてこれからにかける想い

――劇場で流れるのが初お披露目になりますが、お客さんからどんな反応が起きると思いますか?

浪川さん:凄く前向きで、ちょっと笑えるというのが『ヘタリア』のいい所だと思います。本編は勿論、どのキャラクターソングに関しても同様だと思っています。今回は全員のそれぞれの良さが一つの曲になると「こうなるんだな」という印象を受けたので、聞いてもらった皆さんに納得してもらえるのではないかなと思います。
僕は聞いて、「あ、面白いな!」って素直に思えたので、皆さんにもそういう風に思って頂けると嬉しいなと思います。

――最後に、劇場版を楽しみに待っている皆さんへメッセージをお願いします。

浪川さん:『ヘタリア』という作品は1年ちょっとですが、劇場版をやれることになり、イベントも初めてやり、色々な山をみんなで越えてきました。スタッフもキャストも、本当に笑顔が絶えず、笑いながら一生懸命作っている作品だということを、皆さんに分かってもらえたかなと思っています。
この1年ちょっとかけて、「皆さんの笑っている姿が見たい」という一つのテーマを目標に作ってきた作品です。多くの雑誌やWebなどで取り上げて頂いたり、映画もアニメもDVDもここまでやってこれたのは、僕たちがいくら頑張ってもどうしても足りない部分を、見てくれている皆さんが補ってくれている、作品が愛されている、というのを凄く実感します。
ここまで結構駆け足で来ましたけど、皆さんが応援してくれているということを身に染みて感じていますので、それを踏まえて、気を抜かずにいきたいです。今後、「もっと面白いものを」と絶対に期待すると思いますし、どの世界でもやっぱり2年目というのは今までよりも更にいいものを出さないといけないと思います。その期待に応えられるように、隅から隅まで、かゆいところに手が届くような作品になるといいなと思います。
今回の劇場版は「輪」というものをテーマに打ち出しているんですけれども、今度は皆さんの中で『ヘタリア』の輪というものをもっと大きなものにして、“世界の輪”というものをみんなと一緒に作り上げていきたいなと思っております。イタリアもたまにはいいやつなので気にかけてくれると嬉しいです!

浪川大輔さん

浪川大輔さん

■安元洋貴さん(ドイツ役)

●まさかの『ヘタリア』で音頭!

――まず曲を聴いた時の印象をお聞かせください。

安元さん:主題歌を8人で歌うということ、そして盆踊り(音頭)だということを聞いて、何も想像がつかなくて、どうなるんだろうと思いました。実際に仮歌を聞いた時は「まとまるのか!?」って思いましたね(笑)。とにかく最初の印象は「大丈夫なのか!?」という気持ちでいっぱいでしたね。

――音頭は意外ですよね。

安元さん:そうですね~音頭という文化も日本にしかありませんからね(笑)。『ヘタリア』で音頭という意外性がありましたけど、やってみたらとても面白かったです。いい意味でキャラクターがバカをやっていて、とても楽しい仕上がりになっていると思うので、聞いた方も楽しめると思います。

――この曲の聴きどころやポイントを教えてください。

安元さん:遊べるキャラクターっていうのは強いんだなって思いましたね(笑)。アメリカとか中国かな。中国は、そんなにいっぱいは歌っていないんですけど、要所要所であの人は生きています(笑)。まぁ全体的に“らしさ”は出ていると思うので、その中でドイツを楽しんでほしいです。ちまちまとドイツが生きているので(笑)、要所要所で締めるキャラになっているといいなと思います。


●主題歌を聞くお客さんの反応は失笑かも!?

――劇場で流れるのが初お披露目になりますが、お客さんからどんな反応が起きると思いますか?

安元さん:失笑じゃないですか(苦笑)。キャラクターで見てくれている人は楽しそうでいいね、って思ってくれると思いますけど、声優で見る人たちは「プププッ」って思うんじゃないですかね(笑)。「あの人たちがこれ、やっているんだ…」って笑うと思いますよ。でも、僕たちからすれば笑ってくれれば、それは願ったり叶ったりなので、とにかく楽しんでもらえたらなと思います。

――最後に、劇場版を楽しみに待っている皆さんへメッセージをお願いします。

安元さん:劇場版をご覧になって下さった方、ありがとうございます。ご覧になっていない方、見て下さい。
僕たちなりに一生懸命本気を出して、大掛かりないたずらをした気持ちなので、いい大人が本気を出した“いたずら”を笑いに来て下さったら、幸せです。僕たちもいっぱい笑いながら演じたので、一緒に笑いましょう!


安元洋貴さん

安元洋貴さん

■高橋広樹さん(日本役)

●聴いた瞬間、「やっぱり!」。今後の歌ユニットの可能性も秘めた曲

――まず曲を聴いた時の印象をお聞かせください。

高橋さん:「やっぱり!」と思いました。劇場版というお祭りなので、『ヘタリア』のスタッフが普通の曲をやるわけはないだろうと。ファンに媚びるような曲だったらガッカリでしたが、期待通りで嬉しかったです。またグループで歌う場合、連合か枢軸、全員、あるいはロシアとバルト三国くらいかなと思っていたら今回は連合&枢軸で。今後、輪がまだまだ広がる可能性も感じさせてくれる組み合わせになったことも良かったかなと思います。

●主題歌で全員、自分勝手に個性を出せるのは平和の歌だから

――この曲の聴きどころを教えてください。

高橋さん:自分勝手さが出ているところ。個性も我も強いキャラ達ですが、お祭りの楽しみ方にもそれが現れていて。同じ輪の中で踊っていても、各々テンションや表現の仕方が違うんですよね。でもそれぞれが自由気ままに振る舞えるのは平和だからだと思うんです。そう! この曲はまさに平和の歌です!! そして、これから夏の時期に向けて、各地で盆踊りの曲としてもブレイクすることを願っています。

――劇場で流れるのが初お披露目になりますが、お客さんからどんな反応が起こると思いますか?

高橋さん:ざわつくと思います。客席の人達の頭上に、立体的な文字で「これ~っ!?」と浮かぶ様子が目に浮かびます(笑)。劇場版主題歌を想像していた皆さんに、いろいろな意味で驚きと衝撃を与える曲ですから。


●寄木細工のような作品をマラソン感覚で楽しんでください

――劇場版を楽しみに待っている皆さんへメッセージをお願いします。

高橋さん:皆さんのおかげでここまでたどり着きましたが、あまり早足で急いだりせず、時にはお地蔵様の前でおにぎりを食べたりしながら、今後もゆっくりと歩んでいきたいと思います。吉報を待たれよ。腹八分目が一番! 日本君を意識してみました。僕自身はポジティブにとらえてますよ!(笑)
劇場版は作品全体に大きな筋がありますが、細かいエピソードをコラージュするオムニバスっぽい作りで、日本風に言えば寄木細工風みたいな(笑)。だから長くなったというより、いつもの『ヘタリア』をマラソン感覚で楽しんでもらえるんじゃないでしょうか。配信中のアニメ第三期と合わせて、これからもよろしくお願いします!


高橋広樹さん

高橋広樹さん

■小西克幸さん(アメリカ役)

●各国らしさあふれる掛け声もおもしろくて、お祭り好きな僕にピッタリの曲

――まず曲を聴いた時の印象をお聞かせください。

小西さん:僕はお祭りが好きなので、この音頭調の曲はすごく好きです。歌詞を見ながら聴くと「よくこの歌詞を考えたなあ」って。うまくできてますよね。各国の言葉から、日本の音頭で使っているような合いの手や掛け声にハマるものをよく見つけてきたなと。おもしろかったです。ガッチリ出来上がっている曲なので、一人のキャラソンの時は半分以上、アドリブなのに、今回入れる隙間がなかったです(笑)。楽しい曲なので、みんなで生で歌えたらいいですね。

●劇場で苦笑させたら勝ち、「かわいいっ!」だったら負け

――この曲の聴きどころを教えてください。

小西さん:全部です。隅から隅まで、歌詞をちゃんと見ながら聴かないと、どんなダジャレが潜んでるか、わかりません。あと8人で歌っているのでハチャメチャになってしまうと思いますが、どんな形になるのか、僕も今から楽しみです。みんなでカラオケに行った時には歌ったらきっと楽しいし、盛り上がると思います。『ヘタリア』ファンで集まって、各キャラクターのコスプレして歌うと最高ですよ、きっと。

――劇場で流れるのが初お披露目になりますが、お客さんからどんな反応が起きると思いますか?

小西さん:曲が流れてきた時、「えっ!?」って、みんな頭の上に“?”がつくみたいな。きょとんとさせたら狙い通りですね。その後、苦笑だったら勝ちだけど、「かわいいっ!」とか喜ばれたら、むしろ負けかな(笑)。

●劇場版という熱い“お祭り”を楽しみましょう!

――劇場版を楽しみに待っている皆さんへメッセージをお願いします。

小西さん:『ヘタリア』をすごく愛していただいてありがとうございます。キャラソンCDは軒並みチャート上位ですし、先日、イベントもやれたし、3期も始まったし。アニメ化してもう2年目突入ですよ! なかなか2年も続く作品ってないですよね。ありがたい限りです。これからも皆さんの温かい応援のおかげと感謝しています。何かファンの方に還元できたらいいですね。主題歌が音頭なので夏にお祭りみたいなイベントとか。まずは公開が近付く劇場版を見て、みんなでお祭り気分を楽しみましょう!


小西克幸さん

小西克幸さん

■杉山紀彰さん(イギリス役)

●劇場版主題歌は、なんと8キャラクターによる大音頭!

――まず曲を聴いた時の印象をお聞かせください。

杉山さん:今回、劇場版用ということで、どんな歌になるんだろうなと思っていたら、「WA!輪!!ワールド音頭」ということで(笑)。最近、あんまり聞いてなかった音頭というジャンルなので、懐かしさと、逆に新しさみたいなものを感じました。みんなで歌うには確かにいいなと思いました、タイトルを聞いただけでどんな曲になるのか楽しみでした。

――8人で歌うということに驚きはありましたか?

杉山さん:キャラクターがたくさんいて、その魅力も非常に大きい作品なので、劇場版主題歌で誰か1人だけっていうのはないだろうなとは思ったんですけども、思っていた以上に多かったです(笑)。作詞される方も、編集される方も大変だろうなと思いましたが、実際に聞いてみたら、とても自然に8人が参加している楽しそうな曲になっていたので、嬉しかったです。

――音頭という主題歌は、劇場で流れるのが初お披露目になりますが、お客さんからどんな反応が起きると思いますか?

杉山さん:僕は昔から~音頭というような曲を、盆踊りなどでも聴いていますし、曲のジャンルとしては確立しているものなんですが、最近、なんか聴いてなかったなっていうジャンルでもあるんですね。なので、僕と同じぐらいの年代とか上の年代の方々からは、懐かしさを感じていただけるでしょうし、若い方や、あまり音頭に縁がなかった方々には、斬新な、新しい雰囲気を感じていただけるんじゃないかなと思います。


●ダジャレ満載!各国の言葉が一つになった!

――今回の主題歌で、イギリスとしての聴き所はどこでしょうか?

杉山さん:イギリス的にはやっぱりフランスと歌いながらケンカしている所なんですが、あとは「あらyacht(よっと)!」って掛け声を入れるところですね。船のヨットに掛かっているという。なんかノリノリに物事を進めている時のイギリスらしい部分を、「yacht」という言葉で表して、しかも音頭にも掛かっているという。これは高度な歌詞だなと感心しました(笑)。

――今度は、曲全体の聴き所というとどこになるでしょう?

杉山さん:やはり、それぞれ自分のキャラクターの国の言葉で、しかも日本語的な意味合いをもたせて、音頭を組み立てているというところが、一番の聴き所じゃないでしょうか。僕的には、「上海(3、ハイ)」っていう中国の掛け声が、妙なダジャレっぽくて好きです(笑)。「あらyacht!」「上海」もすごく好きですね。「あいや あいや」っていうのも、沖縄民謡っぽくもあり、中国語でもあるという。
色んな国の言葉が入っているのに、音頭っていう日本の音楽としてまとまっているところが、素敵だなって思いました。

――最後に、劇場版を楽しみに待っている皆さんへメッセージをお願いします。

杉山さん:通常は、TVアニメーションとかOVAとかを経て、劇場版になるのがパターンだと思うんですけども、アニメはWeb配信から始まって、劇場版までいくっていう、わらしべ長者のような勢いです(笑)。それもひとえに、ファンの方々が応援して下さって、出演者皆さん、原作者の先生、スタッフの方々が一丸となって作品を盛り上げてきたからだと感じております。初の劇場版アニメということで、きっと笑いは当然のことながら、何か素敵な、ちょっと心にホロっと残るようなエピソードなんかもあったりすると思うので、是非是非、お友達をお誘い合わせの上、観に来ていただきたいですね。それで、どういうところが良かったか、どういうところをもっと観たかったかを、制作会社のほうにご意見を送っていただければ、今後の展開に反映されるかもしれません。今後とも『ヘタリア』を応援していただければと思います。


杉山紀彰さん

杉山紀彰さん

■小野坂昌也さん(フランス役)

●主題歌は昔のアニメのパロディを思わせる曲

――まず曲を聴いた時の印象をお聞かせください。

小野坂さん:盆踊り的な感じの曲だなと思いました(笑)。

――“音頭”だと説明されたときは意外でしたか?

小野坂さん:いや全然。昔のアニメって、夏は“何とか音頭”にエンディングが変わったりするじゃないですか。そういうパロディなのかなと思いました。

――主題歌の聴きどころを教えてください。

小野坂さん:夏の町内会で盆踊りをするときにこの曲がかかればいいのにね、というイメージで聴いていただければ。エンディングのアニメで振り付けをつけてほしいですね。


●劇場ならではの反応を楽しんでほしい

――今回の曲は劇場で流れるのが初お披露目になりますが、お客さんからどんな反応が起きると思いますか?

小野坂さん:ストーリーの流れで入ってくるので、そんなに違和感は無いと思います。あるとすれば「音頭!?」っていう反応じゃないですかね。大勢の人が集まる劇場だと個人の笑いどころがみんな違うので、「こういうところで笑うんだ」とか、他の人の反応を見るのも楽しいんじゃないかな。

――最後に、劇場版を楽しみに待っている皆さんへメッセージをお願いします。

小野坂さん:せっかく劇場まで足を運んで観るなら、映画を楽しむというより、自分のほかにもファンがいるんだというところを楽しんでほしいです。それぞれ違った見方をする人たちばかりだから、「こんなところで笑うんだ」とか「ここは笑いどころじゃないのに許せない」とかでもいいし、ファンの心の交流みたいなものがあるといいですよね。それぞれ「私はこのキャラクターのファンだから」というのはありますが、そこばかり中心に観ていると分らない部分もある。劇場で色々なことを感じてくれたら、また家でアニメを観たときに見方が変わって面白いんじゃないかなと思います。



小野坂昌也さん

小野坂昌也さん

■高戸靖広さん(ロシア役)

●難しいことは考えず、ロシアなりに楽しく歌いました

――まず曲を聴いた時の印象をお聞かせください。

高戸さん:それぞれパートに別れて歌うので、ソロ部分はそんなにないですけど、それでも全員のキャラクターが立っている歌だなと思いました。個性が強いメンバーなので、全員で歌うのは滅多にないことですし、そういう意味でも楽しい歌でした。

――「音頭」についてはどのように思われましたか?

高戸さん:このメンバーで歌うんだったらどうなるのかなと思いましたが、何となくそっちかなと。キー合わせの音源を聴いたとき「やはりきたか」という感じはありました。

――主題歌の聴きどころを教えてください。

高戸さん:各キャラが歌うパートの詞が活きているところ。イタリアはイタリアらしい詞だし、それぞれのキャラクターを分かっている感じがします。どのキャラクターのファンの方でも一斉に楽しめる曲だと思いますので、ぜひカラオケで歌ってください(笑)。全員で盛り上がれる歌だと思いますので、聴きどころは満載です。


●主題歌で映画館をお祭り会場にしたい

――今回の曲は劇場で流れるのが初お披露目になりますが、お客さんからどんな反応が起きると思いますか?

高戸さん:一瞬ポカーンとして、それからザワザワとした空気が戻ってくる感じがします。これが主題歌として劇場版のエンドロールを締めくくるのは、ある意味「これがヘタリアだね」と言えるのかもしれないです。

――高戸さんとしては、お客さんがどんな反応をしてくれたら嬉しいですか?

高戸さん:みんながノリノリになって、手拍子を打ってくるとか、合いの手を入れてくれるとか。劇場が盆踊り会場になってくれると嬉しいです。それで主題歌を口ずさみながら映画館を出ると、「これは何の映画だろう? 『ヘタリア』?」みたいに周囲の人たちが興味を持って、さらにお客さんを呼んでくださると(笑)。もちろん、この歌を覚えたい方は、何度でも劇場に足を運んでいただければと思います。

――最後に、劇場版を楽しみに待っている皆さんへメッセージをお願いします。

高戸さん:最初の立ち上げから、世界観をどうやって作っていけばいいのかという思いがオールキャストにあって、スタートはスプリンターの気分で、それがだんだんマラソンランナーになり、今はやっとウォーキングくらいの気持ちになれたかな。これも作品の世界を作ってくださったスタッフの方、そしてファンの方々が各キャラクターを愛してくださった結果ですし、まさかの劇場版が実現したのも皆さんのおかげだと思っています。どうかこれからも『ヘタリア』をよろしくお願いします。


高戸靖広さん

高戸靖広さん

■甲斐田ゆきさん(中国役)

●世界の曲なのに予想外の曲調にビックリ!

――まず曲を聴いた時の印象をお聞かせください。

甲斐田さん:最初に曲をいただいた時、まったくの予想外でした。「えっ~!?世界が舞台なのに~。でも日本が誇る世界作品だからいいのか」と。劇場版にふさわしい、お祭り気分あふれる1曲ですね。みんなで力を合わせる感じも良いです。連合と枢軸の8人で歌うのも初めてなので嬉しいけど、キャラをキープして歌うのが難しいだろうなと思いました。


●主題歌はツボをつくポイントいっぱい。苦しいダジャレがオススメ!?

――この曲の聴きどころを教えてください。

甲斐田さん:各国にちなんだ言葉遊びがたくさんあって、私のツボをつくポイントもいっぱいありました。仮歌を聴いた瞬間に噴き出してしまって。ダジャレのセンスがすごいです。特に好きなのが苦しいダジャレで、この曲の中でも中国のパートで1カ所、ズバリのところがあるので、そこを聴いてほしいです。ほかのキャラでも例えば「アメリカの言葉があんな風に使われるとは!?」と思える、笑える要素が色々です! 間奏部分で8人が力を合わせて歌っている部分も聴きどころでプチ知識も身に付く、ためになる一曲になっています。劇場で聴いた後は歌詞カードを見ながらご一緒に。

――劇場で流れるのが初お披露目になりますが、お客さんからどんな反応が起こると思いますか?

甲斐田さん:温かく受け止めてもらえるといいなと。私自身、8人で歌っているのを聴いたら嬉しいと思うから。「よかった! 中国もロシアもいる」って(笑)。そしてお祭り気分になってもらえたらいいなと思います。

――劇場版を楽しみに待っている皆さんへメッセージをお願いします。

甲斐田さん:とにかく、みんなでお祭り騒ぎをしたいです。劇場でお会いしましょう! 配信版も3期が始まってまだまだ続きますのでこれからも応援よろしくお願いします。


<取材・文:永井和幸/村山貴子/小俣猛/編集部(順不同)>


「銀幕ヘタリア Axis Powers Paint it, White(白くぬれ!)」
6月5日全国ロードショー

<公開劇場>
東京/シネマサンシャイン池袋 
神奈川/川崎チネチッタ
神奈川/TOHOシネマズ ららぽーと横浜
大阪/梅田ブルク7 
京都/T・ジョイ京都
徳島/シネマサンシャイン北島
愛知/ゴールド劇場(名古屋)
北海道/ユナイテッド・シネマ札幌
福岡/ユナイテッド・シネマキャナルシティ13

※追加劇場は、公式ホームページで随時発表致します。

<スタッフ>
原作:日丸屋秀和『ヘタリア Axis Powers』(幻冬舎コミックス刊)/監督:ボブ白旗/脚本:平光琢也/キャラクターデザイン・総作画監督:河南正昭/アニメーションプロデューサー:松田桂一/音楽:コーニッシュ/アニメーション制作:スタジオディーン/製作:銀幕ヘタリア製作委員会/配給:フロンティアワークス、ムービック

<キャスト>
イタリア:浪川大輔
ドイツ:安元洋貴
日本:高橋広樹
アメリカ:小西克幸
イギリス:杉山紀彰
フランス:小野坂昌也
ロシア:高戸靖広
中国:甲斐田ゆき
プロイセン:高坂篤志(※高は、はしご「高」です) 他

>>アニメ『ヘタリア Axis Powers』公式サイト「ヘタリアドットコム」


甲斐田ゆきさん

甲斐田ゆきさん

(C)2010 日丸屋秀和・幻冬舎コミックス/銀幕ヘタリア製作委員会
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