“世界コスプレサミット2010”開幕! 初日のパレードと各国代表を紹介!
世界中のコスプレイヤーが一同に介するイベント“世界コスプレサミット2010”が名古屋で開幕し、2010年7月31日~8月1日の日程で開催される。同イベントは、コスプレの世界大会である“世界コスプレチャンピオンシップ”を中心とした、国際コスプレイベント。2003年に始まった同イベントは年々規模と盛り上がりを拡大しており、今年はオーストラリア、ドイツ、イタリア、フィンランド、スペイン、韓国、デンマーク、タイ、メキシコ、シンガポール、ブラジル、アメリカ、中国、フランスの14ヶ国が来日した(日本代表は、8月1日に当日選考される)。今回の記事では、初日に行われた“錦通りレッドカーペット”と“大須コスプレパレード”を中心に紹介しよう。
●今年のレッドカーペットには殿様や武将も!
“錦通りレッドカーペット”とは、名古屋の錦通りにレッドカーペットを敷き、そこを世界各国の代表がコスプレ姿で練り歩くというイベント。名古屋の土地勘がない人にはピンと来ないかもしれないが、錦通りは片側だけで4車線、名古屋を東西に貫く正真正銘の大通りだ。そこを数時間に渡って封鎖して、沿道をコスプレファンや見物客が埋め尽くす大掛かりなものなのだ。オーストラリア代表のキャプテンハーロック&ジタン(『ディシディアファイナルファンタジー』)に始まり、これは日本人には無理だ! と思わされたデンマーク代表リーネ・マリアさん&ルイーズさんによるルーク&ティア(『テイルズオブジアビス』)や、逆に意外にも純和風な『千と千尋の神隠し』でまとめてきたアメリカ代表など、いずれのコスプレもバラエティに富んだものばかりだ。
また、今年の“世界コスプレサミット2010”からは、レッドカーペットで“徳川宗春道中&戦国武者行列”が併催されることに。なんと徳川宗春には、河村たかし市長自らが扮していた。
●大須の商店街に世界のコスプレが今年もやってきた!
大きな盛り上がりの中終了したレッドカーペットだが、初日はまだまだ終わらない。今度は名古屋の電気製品やオタク文化の聖地とも言える大須に移動してパレードを行なうのだ。夏休みの日曜日、夏祭りなどでも盛り上がる名古屋の繁華街の商店街のど真ん中に、コスプレパレードが突入していく破天荒な企画。地元商店街や市、警察などを含めた町ぐるみ、都市ぐるみの協力があっての企画だ。世界各国の代表は仁王門通から東仁王門通をパレードして折り返し、万松寺通、大須観音通を経て、1時間かけて大須観音に辿りつくルート設定。商店街はパレードを一目見よう、撮影しようとする人々でごった返していたが、一番大変だったのは各国代表の皆さん。中でもタイ代表で、アルフォンス・エルリック(『鋼の錬金術師』)の鎧姿でレッドカーペットとパレードを歩ききったポーさんには拍手を送りたい。
途中雨にふられながらも、参道の人々の紳士的な振る舞いもあって、パレードは無事大須観音に到着。最後の締めくくりに、大須観音の階段とステージに全員が集結、一大撮影会が行なわれた。ステージではインタビューも行なわれ、『バイオハサード2』ウィリアム・バーキンの異形のコスプレで話題をさらったイタリア代表の「日本はアニメで見たとおり、(電車などが)何もかもがきちっと動いている。ところで、いつアニメみたいなモンスターや組織が襲ってくるんだい?」といったウィットに富んだコメントや、「世界の山ちゃんの手羽先が好き」といった会場が名古屋ならではのコメントなどが聞かれた。無事お披露目を終えた各国代表に、明日決定する日本代表を加えた全15チームが、8月1日の世界コスプレチャンピオンシップで激突する。なお、各チームとも、明日はまた別の衣装を用意しているとのことなので、お楽しみに!
>>世界コスプレサミット2010