【TGS2010】『薄桜鬼』衣装の殺陣パフォーマンスやダンスで盛り上がった“コスプレダンスナイト”をレポート
家庭用ゲームを中心としたゲームの祭典『東京ゲームショウ2010』が、2010年9月16日~19日(一般公開日は18日・19日)の期間で開催された。今回の東京ゲームショウは、“CosPlay@TGS2010”をコンセプトに文化としてのコスプレを盛り上げることに力を入れており、その一環として行なわれたのが今回レポートする“コスプレダンスナイト”。ゲームショウの展示は17:00で終了だが、TGS2010では7・8ホールを格闘ゲームイベント“闘劇”と、“コスプレダンスナイト"のために夜間開放。日没後のホールでコスプレの祭典が繰り広げられた。
VJがオリジナルアレンジの音楽と初音ミクの映像をスクリーンに流し、テンションが高まる中イベントはスタート。オープニングでは今夏名古屋で行なわれた“世界コスプレサミット”で日本代表になった“しぐまとアキラ”が登場し、『薄桜鬼 ~新選組奇譚~』のコスチュームをまとってのパフォーマンスを披露。2人が見せたのは海外でよく行われるアクションやストーリー性のあるパフォーマンスで、日本刀による殺陣を含めた幻想的なステージを見せていた。会場ではこうしたパフォーマンスは初見の人が多かったようで、作りこまれたステージに見入っている様子だった。この日着用した『薄桜鬼』衣装はACOSの提供で、「フルセットでも安価に衣装を提供しているので初心者にもいいし、経験者はそれをベースに作りこんでもいいし」と話題になっていた。“しぐまとアキラ”の2人は自分たちが海外でコスプレパフォーマンスに出会い、自分たちもやるようになったことから、日本でも舞台でのパフォーマンスを含めたコスプレという遊び方を広めていきたいと語っていた。
その他ステージでは、コスプレ雑誌コスモードによる『初音ミク』の大規模ギャザリング(同じ作品衣装による合わせ)や、100名のコスプレイヤーの写真から登壇者が気に入った人を表彰するイベントなども実施。TGSメインステージでのコスプレ合わせというめったにない機会で、TGS以外ではなかなか経験できない時間だったようだ。
ステージのラストを飾ったのは、もちろんコスプレによるダンスタイム。まずは東大生によるコスプレダンスユニット“東大まるきゅうプロジェクト”が登場し、“チルノのパーフェクトさんすう教室”に合わせたダンスを披露。その後はフリーのダンスタイムに突入。海外から招かれたゲストコスプレイヤーたちがステージにコスプレイヤーたちを呼び込み、ステージ、ダンスフロア入り乱れてのダンスタイムでTGSの夜は更けていったのだった。
<取材・文:中里キリ>
>>東京ゲームショウ公式サイト