『おとめ妖怪 ざくろ』連続企画その3☆シリーズ構成・岡田麿里さんに質問!「“正しく清らかなアニメ”を目指しました。アニメならではの決着をお見逃しなく!」
月刊コミックバーズ(幻冬舎コミックス)で連載中の星野リリィ氏のコミック『おとめ妖怪 ざくろ』が、この秋からTVアニメ化。現在好評放送中だ。この『おとめ妖怪 ざくろ』をより一層面白く鑑賞してもらうべく、アニメイトTVではスタッフ&キャストに連続取材!第3回はシリーズ構成・岡田麿里さんに聞きました!
――『おとめ妖怪 ざくろ』原作の印象と、どうアニメ化しようと思われたかをお教えください。
岡田さん(以下岡田):キャラクターたちがとてもピュアで、ぱあっと華のある作品だなと思いました。その原作から受けたイメージを大切に、自分が子供のころに夢中になった『正しく清らかなアニメ』のムードをもちこめればなと。
――アニメ版『おとめ妖怪 ざくろ』のドラマ作りで、重要視したのはどこでしょうか?
岡田:やはりキャラクター、ざくろたちの見せ方ですね。半妖という微妙な立場をどう描いていくか。どこまでも重くなってしまいそうなネタを、どうやって救いあげていくか。「いざ、妖々とまいります」などの決め台詞も、印象値の調整からうまれました。
――制作にあたって苦労した点などはありますか?
岡田:『おとめ妖怪 ざくろ』に限らずですが、まだ未完の原作をお預かりするときには、本当に緊張します。シナリオ作業の時点で、原作で続いていくエピソードを追いこしてしまうので。星野先生にこれからの展開をお聞きしながら、アニメならではの決着点を見つけていきました。
――放送が始まって、周囲の反応などはいかがですか?
岡田:放送がはじまってしばらくしてから「ざくろやってたの?」と驚きのメールが届くようになりました。私が関わっている作品だと気づかなかったそうです……普段、邪すぎるからでしょうか……。
――最後に読者の方に今後の見どころなど、メッセージをください。
岡田:物語は『ざくろの出生の秘密』を軸に、どんどんシリアスになっていきます。それでも、ざくろと総角の煮えきらない関係の行方など、キラキラとした乙女の輝きは忘れずに。スタッフ一同、アッパレアッパレな作品を皆さまにお届けできるよう頑張っていきますので、何卒よろしくお願いいたします。
『おとめ妖怪 ざくろ』の美しい映像をじっくり鑑賞できるDVD第1巻の発売も11月24日と間近に迫った。完全生産限定版と通常版が同時発売。完全生産限定版は本編DVD+特典DVDの2枚組。特典DVDにはオリジナルピクチャードラマと8月28日の『キャラホビイベント』の映像ダイジェストが収録されるほか、特典として、星野リリィ氏の書き下ろしコミック&描き下ろし三方背BOX、エンディングピンナップ2枚セット、イベントチケット先行抽選申込券が付いてくる。また限定版&通常版の共通特典として長谷川眞也氏の描き下ろしイラスト、ジュエルケース仕様となっている。番組やグッズ等の詳細・最新情報は公式サイトをチェック!
<STORY>
人間と妖人が共存する世、月の暦から太陽の暦へ改暦され、文明開化の時代-。
妖人たちが起こす不可解な事件を解決するため、陸軍の軍人と妖人(=妖怪)が集められ、新たな省庁“妖人省”が設立されることになった。召集されたのは、半妖と呼ばれる人間の形をした妖人の少女たち、西王母桃(ざくろ)、薄蛍(すすきほたる)、鬼灯(ほおずき)、雪洞(ぼんぼり)の4人。一方、帝国陸軍からやってきたのは、少尉3名。総角 景(あげまき けい)、芳野蔓 利劔(よしのかずら りけん)、花桐 丸竜(はなきり がんりゅう)であった。風変わりな妖人たちに、凸凹な陸軍少尉と半妖たち7人が繰り広げる可憐な戦いはいかに…!?
いざ妖々と物語の幕はあがる!
>>『おとめ妖怪 ざくろ』アニメ公式サイト
>>テレビ東京・あにてれ おとめ妖怪 ざくろ