ミニアルバム『Gift』発売記念!あさまるさんインタビュー

PointFive(.5)としても活動中のあさまる&じゃっくのユニット・あさまっくが待望のミニアルバムリリースで記念インタビュー!「夢、かないました!」

 ニコ動の“歌ってみた”を通し、話題と人気を獲得。連日放送しているニコ生の「あさまっくらじお」には、毎回多数の視聴者が訪れている。メンバーは、あさまるとじゃっくの2人。あさまるは、PointFive(.5)のメンバーとしても活動中。そんな“あさまっく”が、2011年1月12日にミニ・アルバム『Gift』を発売する。その作品の魅力を、あさまるさんに伺いました。

<TEXT:長澤智典>

●あさまっく、アルバム制作への道。

――連日欠かすことなく配信中の「あさまっくらじお」。取材を行った12月16日現在で、457日連続放送中。累計入場者数を300万人を突破と大人気です。そんなお二人が、“あさまっく”として音源リリースの計画を立てたのは、いつ頃のことだったのでしょうか?

あさまる:2年くらい前から、「一緒に出せたらいいね」という話はしてたんですけど。お互い本業もあり、なかなか始めるきっかけをつかめないまま時間だけが過ぎていったところ、今のメーカーさんから「CDを出さないか?!」という話をいただき、「ぜひ!!」という感じになりました。

――制作という現場へ一歩足を踏み込むのは、やはり大変なことだったのでしょうか??

あさまる:完全自主制作となると、日々の仕事も忙しいこともあって、「果たして全部自分たちで出来るのか?!」というところで、なかなか踏み切れなくて……。自分に関して言えば、朝早くから夜遅くまで働き、帰ってから「あさまっくらじお」を2人で放送。それが終わって寝て、起きたらまた仕事という日々。今でも、その合間を縫って活動しているのが現状なので。

――さすがに仕事を辞めてまでは……。

あさまる:それは、ないです(笑)。

――じゃあ、今回の第三者がいての制作は、とても良いタイミングになったわけだ。

あさまる:正直、じゃっくさんはけっこう渋ってました。彼は人前に出たくない人なんで、今回のアルバム制作話が出たときも、「僕はいろんな人がたくさん関わってやるのは」ということだったから、「関わる人数は最小限なら」という環境を整えたうえで、制作に取りかかることになりました。


●全曲解説・前半戦!

――ここから、駆け足でミニ・アルバム『Gift』収録曲の解説をお願いしようと思います。冒頭を飾ったのが、あさまっくの歌った、Hidenoriさんの手によるオリジナル曲「Join us」です。

あさまる:Hidenoriくんは古くからの友人。一緒に飲みに行っては、「どういう曲がいい??」「こういう歌詞はどう??」という相談事をよくするのですが。彼は、「あさまっくらじお」のこともすごく研究してくれてて。「"あさまっくらじお"でしゃべっている“あさまっく”とは、こういう存在だろう」「あさまっくは、このアルバムを通して、こういうことを伝えたいんじゃないのか?!」という想定のもと、明るく弾けた『Join us』を書いてくれました。 この歌詞を見て、じゃっくさんは泣いてしまったくらい、2人ともすごくお気に入りの曲になりました。

――2曲目は、蝶々Pさんのカバー作「え?あぁ、そう。」。この曲は、じゃっくさんが歌っています。

あさまる:「あさまっくらじお」の放送中にもちょくちょく歌ってた、じゃっくさんが前々から「CDにするなら、これを歌いたい」と言ってた曲です。楽曲自体が艶っぽいから、ピアノ始まりの演奏にしたことによっていい味出せたのは、大正解でした。

――この歌詞、かなり意味深(エッチな感じ)じゃないですか?!

あさまる:意味深というより、モロですよね(笑)。いろいろ想像させてくれると思います。また、じゃっくさんの歌声の魅力がすごく出た楽曲にもなりました。

――クワガタPさんのカバー曲「フラッシュバックサウンド」を歌ったのは、あさまるさんです。

あさまる:俺はクワガタPさんが作る曲の大ファンで、今でもズーッとニコ動を通して楽曲をチェックし続けています。この「フラッシュバックサンド」は、同名タイトルの自主制作アルバムがあるんですけど。その中へ収録してある曲たちを彷彿させる歌詞がチョコチョコ出てくる、クワガタPさんの世界観をまとめあげたような楽曲だと、俺は勝手に解釈していて。それを今回、歌ってみました。

――「サマーレイン(Dancing Umbrella Edit.)」は、Nemさんの楽曲のカバー。こちらは、あさまっくとして歌っています。

あさまる: (あさまる氏もメンバーとして参加している)PointFive(.5)として出したアルバム「enhAnce」に、“あさまる feat.じゃっく”という形で、オリジナルの「サマーレイン」を収録していたのですが。「あさまっくとして作品を出すなら、この曲はもう一度入れたい」という想いから、作曲者のNemさんにその話をしたところ、Nemさんから「こういうバージョンもあるよ」ということでいただいたのが、オリジナルよりも跳ねた感じになっていた「サマーレイン」。それをさらにアレンジし、そこへ“れるりり”さんがギターを入れてくれたら、すごいことになりました。
 「サマーレイン」のときは、切なく切なく歌ったんですけど。「サマーレイン(Dancing Umbrella Edit.)」は勢いを付け、弾むように歌ったので、違いをぜひ聴き比べてみたら面白いんじゃないかな。


●全曲解説・後半戦!!

――じゃっくさんの歌った、におPさんのカバー曲「蜜蜂」を聴いたときには、胸にグッと込み上げる想い抱くほどの感動を覚えました。

あさまる:この曲、「enhAnce」で“amu,あさまる”として歌ってるんですけど。その頃から、「この曲をじゃっくさんが歌うと似合うんじゃないか?!」と感じていたことから、“あさまるリクエスト”で歌ってもらいました。じゃっくさんは、「難しかった」と大苦戦していたみたいですけど、すごく、じゃっくさんの味が出た歌になったと思います。
 この歌を「ニコ生」で流したときにも、♪蜜蜂よ舞い上がれ♪と歌うたびに、「飛べる」「飛べる」と連呼されてましたからね。

――古川本舗のカバー曲「Alice」は、あさまるさんが歌っています。

あさまる:「Alice」は、俺の大好きな楽曲。この曲のレコーディングも佳境に差しかかった頃、最後の一行♪きみはひとりでゆくんだぜ。♪を歌うときに感情が昂り、泣いてしまい、一時歌入れを中断したこともありました。
 と言うのも、歌詞の内容を“俺とじゃっくさんのことに重ね合わせ歌い始めた”ら…。じゃっくさんと知りあって、もう4年くらい。ニコ生もズーッと1年半くらい続けている。その2人が「何時か離れてしまったらどうなるんだろう?!」と余計なことを考えたら、つい涙が出てしまって。。。

――歌詞と2人の姿を重ねたら、確かに悲しい結末になってしまいますもんね。

あさまる:最初は「2人で歌おうか」という話もあった中、あえて一人で歌ったのも、この歌詞を2人でリアルに感じるのが嫌だったので。それくらい切ない歌詞なんですけど。何時もは別の解釈で捉えていたように、いろんな風に解釈広がる歌でもあります。

――ここで、PointFive(.5)のシングル歌「Select me」が登場。この歌には、作曲者であるhalyosyさんとthatさんも参加。

あさまる:とにかく、halyosyさんとthatさんの息がピッタリで。「♪ちょっとだけ待ってトレイン♪の部分のハモリを、2人は電車の警笛っぽい感じでやってるんじゃないか」と勝手に思ってるんですけど。この曲の臨場感を出すうえで、2人ではなく、4人で歌ったのは大正解でした。これも、PointFive(.5)の歌と聴き比べていただきたいです。

――最後は、あさまっくとして歌った、Nemさんのオリジナル曲「あやつりピエロの恋の歌」です。

あさまる:「Join us」が、あさまるの要望を反映してもらった曲だとすれば。「あやつりピエロの恋の歌」は、じゃっくさんの要望を活かした歌になりました。お互いの声の色もしっかり見えてくるし。2人でハモってるときの表情の魅力も、ぜひ味わって欲しい、切なくも幻想的でお洒落な感じの楽曲になりました。

――完成した『Gift』、今のあさまるさんにとってどんな1枚になりましたか??

あさまる:あさまっくとしての(CDリリースという)夢が叶った1枚なので、死んでもいい(笑)。ホント、応援してくれるリスナーのみなさんや、関わり深い友人たちのおかげで、こういう最高の1枚を出せました。だからこそ、ぜひ聴いてください。(敬称略)

>>あさまっくらじお(ニコニコミュニティ)
>>TEAM Entertainment

<b>『Gift』/あさまっく</b><br>2011年1月12日発売<br>価格:2100円(税込)<br>品番:KDSD-00413

『Gift』/あさまっく
2011年1月12日発売
価格:2100円(税込)
品番:KDSD-00413

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