【コミケ79】師弟愛のクロスカウンターも炸裂した!? 冬コミ初日のコスプレイヤーを紹介! その1
同人誌即売会を中心とした冬の大型イベント、コミックマーケット79が、2010年12月29日~31日の期間、有明・東京ビッグサイトで開幕した。コミケの華といえば会場を華やかに彩るコスプレイヤーさんたち。今回は会場の様子と共に、コスプレイヤーさんたちの画像を紹介しよう。
初日のコスプレ広場は、東ホール側の一階外にある庭園を利用した“第一コスプレ広場"と、西館の企業ブース奥の階段を降りた駐車場に設定された“第二コスプレ広場"。この配置ももはや定番だ。当日の天候は幸先良く晴れ! しかし乾燥した空気と風は非常に冷たく、夏服や水着のレイヤーさんには無粋を承知で寒くないですか、大丈夫ですかと聞いてしまいたくなるほど。曇り空の中冬の西日が強く差し込んでおり、撮影側にとってもなかなかに頭を悩ませるコンディションだ。初日の流行ジャンルはといえば、一時期本当に多かったボーカロイド系はかなり落ち着いた感じ。見かけることが増えたのは『けいおん!!』や『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』などだろうか。女性向け作品では、あいかわらず『ヘタリア』が隆盛を極めているほか、『戦国BASARA』は男性レイヤーが多いのも目に付いた。
さて、初日にちょっとした事件(?)が起きたのは、そんな『戦国BASARA』のイケメンチームを見つけて撮影させてもらっていた時。ふと視線を外した幸村が「お館様がいる! ぅおやかたさまぁぁぁぁ!」と絶叫したのだ。すると『戦国BASARA』の武田信玄に扮したレイヤーさんも、こちらに向けて突撃。お互いの名前を叫びながら出くわすと、なんといきなりクロスカウンターパンチ! ……で、『BASARA』の世界を再現したのが冒頭の写真だ。どうやらお2人は初対面のようで、打ち合わせも全くなし。作品愛を感じる出来事だった。他に印象に残ったのは、美しすぎるクイーンセレニティことBluewaterさん。彼女はドイツからコミケのために3度目の来日中とのことで、『美少女戦士セーラームーン』はドイツで大人気だそう。「サークル参加していて、完売したのが嬉しいです」とコミケをエンジョイしている様子だった。
そして今回、パーソンオブザコミケ79に早くも勝手に推したいのが、“コミケという戦場カメラマン”さん。戦場カメラマンの注目度はおそろしく高く、他のレイヤーさんを撮影中に写真を撮られているカメラマンは彼ぐらい。撮影のたびに「コミケという名の、戦場に、迷いこんでしまったようです……」といった調子で話しており、遠く離れた第二コスプレ広場でも関係ない来場者が「おいおいこの辺コミケという名の戦場だよ」と呟いたりするのを複数回聞いたほどだった。そんな人々にも出会いつつ撮影してきたのだが、初日のコスプレ広場はどちらも大盛況で、午後には風の冷たさもそれほど感じなくなっていた。それでは、コミケ79初日のコスプレイヤーさんの画像を紹介していこう。
(取材・文:中里キリ)
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