劇場版に最新作の情報まで発表!そして、まさかのスペシャルゲストが…!? 「『戦国BASARA』5周年~武道館の宴~」をレポート!!
カプコンの大人気ゲーム『戦国BASARA』シリーズが始動してから5周年目を迎えるにあたり、2010年から実施してきた“『戦国BASARA』5周年プロジェクト”。その中でも最大のプロジェクトとも言える第5弾プロジェクトのイベント「『戦国BASARA』5周年~武道館の宴~」が2011年1月3日、日本武道館にて開催された。
初の武道館イベントということもあり、『戦国BASARA』シリーズの主題歌を数多く担当するT.M.Revolutionやabingdon boys school、『戦国BASARA』シリーズの小林裕幸プロデューサーを始め、石川智晶さん、中井和哉さん(伊達政宗役)、保志総一朗さん(真田幸村役)、森田成一さん(前田慶次役)、森川智之さん(片倉小十郎役)、大川透さん(徳川家康役)、関智一さん(石田三成役)、石野竜三さん(長曾我部元親役)、中原茂さん(毛利元就役)、
「舞台『戦国BASARA』~蒼紅共闘~」より久保田悠来さん(伊達政宗役)、細貝圭さん(真田幸村役)、吉田友一さん(片倉小十郎役)、村田洋二郎さん(猿飛佐助役)、長澤奈央さん(濃姫役)、椎名鯛造さん(森蘭丸役)、谷口賢志さん(明智光秀役)、窪寺昭さん(織田信長役)ら20人を越える出演者が登場した。
●出演者の熱唱&熱演にボルテージは最高潮!
イベントのオープニングを飾るのは、abingdon boys school!「BLADE CHODE」「JAP」の2曲を続けて熱唱。会場に熱気が満ちる中、颯爽と現れたのは「舞台『戦国BASARA』~蒼紅共闘~」の面々。舞台そのままに伊達政宗と真田幸村が宿敵・織田信長と対峙する。伊達は片倉小十郎ら伊達軍を従え、真田は猿飛佐助ら武田軍と共に、次々と現れる織田軍の兵士たちと戦いを繰り広げていく。武道館のステージを所狭しと動き周り迫力のステージを見せてくれた。
続くのは声優陣による『戦国BASARA』シリーズのドラマパート。永遠のライバルとしてシリーズでも描かれる伊達政宗と真田幸村。死力を尽くして戦う様子を中井さんと保志さんが見事に演じ聞かせてくれ、会場からは拍手が起こった。続けて、前田慶次vs伊達政宗、長曾我部元親vs毛利元就、真田幸村vs片倉小十郎、徳川家康vs伊達政宗、石田三成vs徳川家康など、各シリーズを元に構成されたオリジナルドラマを披露してくれた。ドラマの後には、石川智晶さんによる「逆光」「落涙」「涙腺」3曲続けてのライブステージ。透明感のある切ない歌声が、戦国武将たちの熱いドラマを締めくくった。
続いては、シリアスなムードから一転、小林プロデューサーとT.M.Revolutionの西川貴教さんによるトークパート!小林プロデューサーは白い紋付き袴を着て登場。ここでは『戦国BASARA』シリーズを振り返ってみて…をテーマにいくつかの質問に回答。思い出の曲について聞かれると、2人共「crosswise」をあげた。2005年7月の『戦国BASARA』発売の直前に決まったそうで、「ギリギリに決まって、何も分からないままでしたけど精いっぱいの気持ちをこめて作りました」と西川さん。そんな答えを受けて小林プロデューサーは、「当時はまだ知名度が低かったにも関わらず、西川さんみたいな人が引き受けてくれて嬉しかった」と笑顔で答えていた。
次に、本当に好きな武将について聞かれ、西川さんは「かすが!」と即答。「アニメだとむっちりしている所がいいんです。今の子は痩せてる方がいいからってダイエットしますけど、痩せようとしなくていい。そのままのお前が好きなんだよ!!」と、ハイテンションで回答している様子に会場からは笑いと歓声が上がった。
続いては「今後やりたいこと」ということで「武道館まで来たから、東京ドームで!西軍と東軍に分かれて両陣営から騎馬隊が出てくるとかね。面白そうでしょ?」と壮大な野望を話す西川さん。
最後は劇場版について。公開日が2011年6月4日に決定し、主題歌も引き続きT.M.Revolutionが担当することが発表。ちなみに、イベント初公開となった劇場版のビジュアルイラストは伊達、真田、石田、徳川の4人が関ヶ原に横たわっているもの。劇場版が遂に決着の場となるのか…そんな意味深なイラストに会場からは悲鳴にも似た歓声が上がった。
●キャストもノリノリのトークコーナー!&2011年も続く『戦国BASARA』熱!!
次に行われたのは、声優陣を交えたトークコーナー!小林プロデューサーの司会で始まったコーナーの最初は「武将で一問一答」。スクリーンに映し出されるアニメの織田信長の台詞に合わせて、キャラクターとして返答するというもの。きちんと返答するキャラクターもいれば、洒落を言うキャラ、コント仕立てにするキャラと様々。関さんに至っては小林プロデューサーから「下ネタは駄目ですよ!」と厳重注意が入るほど。
真面目なトークコーナーということで、小林プロデューサーが「今回、『戦国BASARA』が5周年を迎えたことについてどう思いますか?」と質問。「毛利の気持ちとは違うけれど"捨て駒"が愛おしくなってきました」(中原さん)、「噂には聞いていたけれど、これほどまでの大人気とは思わなかったです。これでマンションのローンが返せます(笑)」(関さん)、「正直、僕がよくもったなぁと思います」(保志さん)、「もう10年くらい、小林さんとお付き合いしているみたい。ゲームではぶっ倒れそうなくらいの台詞があり、アニメでは逆に少なくて。ずっと台詞と格闘してきた気がします」(若本さん)と、それぞれ作品への想いを語った。また、『戦国BASARA』に出会って変わったことについて聞かれると、「イベントに定期的に呼んで頂けるようになった」(石野さん)、「歴史が好きになりました。自分にもこうやって歴史が積み重なってきたんだなぁと思う」(森川さん)、「自分の領地(仙台)が気になるようになった」(中井さん)とコメントしていた。
続いては、小林プロデューサーからの最新情報発表コーナー。まず、最新作の発表から。タイトルは『戦国BASARA クロニクルヒーローズ』でPSP専用ソフトとして、2011年夏に発売予定とのこと。「詳しくは言えませんが『~BATTLE HEROES』をプレイしておいて下さい、とだけ言います!」とプチ情報を教えてくれた。次に、5周年プロジェクトの第7弾と第8弾の発表。第7弾は、伊達政宗と真田幸村をイメージしたスカジャンの発売決定についてで、来月に発売されるそう。価格は31,500円(税込)。第8弾は、ヤマザキパンとのタイアップ企画。こちらも詳細はまだ発表出来ないそうだが、2011年春に発売予定とのことなので、それぞれ詳細は公式サイトでチェックしてみてほしい。
大盛り上がりのイベントもいよいよ終盤。最後はやっぱりこの人!T.M.Revolutionが再度登場し、「crosswise」「SWORD SUMMIT」とお馴染みの人気楽曲を大熱唱。サビではマイクを観客席に向けながら、観客も一緒になって合唱。「T.M.Revolutionとしては15年目になりますが、これから死ぬまで…いや、墓場まで、BASARAと共に!」と熱いメッセージを述べ、ラストナンバー「Naked arms」を会場一体となって大合唱し、最高のステージを見せてくれた。
終始、熱気に包まれたイベントとなったが、この熱が2011年も冷めることなく続いていく……ファンは勿論、出演者のそんな熱い想いを感じさせるイベントだった。<取材・文:奥村寿代>
⇒次ページからはイベントの模様を写真で紹介!
>>CAPCOM:『戦国BASARA』5周年公式サイト
>>『戦国BASARA』5周年~武道館の宴~ 特設サイト
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