舞台と客席が一つに溶け合い、会場は熱狂的な祭りの舞台に変わっていった!――BLACK VELVET今年初となるライブ『BLACK VELVET 4th.LIVE BLACK OUT! 01』の模様をお届け!
BLACK VELVETが、今年初となるライブ「BLACK VELVET 4th.LIVE BLACK OUT! 01」を、2月20日に吉祥寺CLUB SEATAで開催した。今回も、1日2公演を実施。取材班は「昼の部」へ足を運び、その様子を目撃!その熱気を、お伝えしよう。
●この日のメニューはBEST OF BLACK VELVET?!
通算4回目となるBLACK VELVETのワンマン・ライブ。今回も、場内には、ぎっしり満員の観客たちが詰めかけていた。この日は、今年初となる公演。言うなれば、メンバーたちとBLACK VELVETを愛するファンたちとの、久しぶりの交流の場としての役割も担っていた。
その理由もあってか、セットメニューは、まさに"BEST OF BLACK VELVET"と呼ぶに相応しい。別のとらえ方をするなら、BLACK VELVETのライブに欠かせない楽曲たちをズラリと並べていた。
●冒頭から描き出された熱狂的なLIVEの風景!!
ライブは「Knockin'on the hell's door」からスタート!!ドライブ感あふれる、身体を躍動させるに相応しいナンバーだけに、満員の観客たちも、最初から拳を振り上げ、熱狂の想いを舞台上へ返していた。Toshiyukiの重厚感ありながら伸びやかさを持った歌声も、脳幹をビンビンに刺激していく。
「BLACK OUTへようこそ~!!用意はいいかい!!次の曲はJumpしてくれるか~!!」
Kazuyaの煽りを合図に流れたのが、ヘヴィなロック・グルーヴがズンズン身体を刺激してゆく「Dancing with the machine」だ。Toshiyukiの歌とKazuyaのラップの絡みが導き出すノリに合わせ、観客たちも、その場で飛び跳ね、熱狂のウネリを描き出していた。
「bad monkeys summitへようこそ!!騒げっ!!」
演奏が進むにつれ加速度を上げてゆく「bad monkeys summit」のハードグルーヴが、否応なく感情を昂らせていく。場内には、無数の拳が終始突きあがっている状態だ。感情を熱く揺さぶる演奏は、ヘヴィ&スピーディーな「Wack head to the blue sky」を介し、さらに激しさを増していった。すでに会場へは、熱風が起き始めていたほどだ。
●ようこそっ!!街のHOT STATIONへっ!!
「ようこそ街のHOT STATIONへっ!!今日は思いきり盛り上がっていこうぜ~っ!!」
2ndブロックは、ミッドなグルーヴが腰をズンズン刺激してゆく「Drive me crazy」から。腹の底へ響く演奏が、とても心地好い。 肌をつんざく歪んだヘヴィギターロック・ナンバーに、視神経をヤラれた気分だった。観客たちの誰もが、「Coma」の演奏に溺れていた。
♪Dead man swing swing baby♪と手拍子しながら歌を掛け合った、ホンキートンクなロックンロール・ナンバー「Dead man swing」では、身体も自然とシェイク。舞台と客席が一つに溶け合ってゆく。これぞ、最高に気持ちの良い関係だ。
弦楽器陣による、観客たちを熱狂の渦に巻き込んだ煽り演奏に続き、ita-shinが優しくも切々としたピアノの音色を奏で始めた。その旋律が「Stellar」へ変わると同時に、会場中からキャーッ!!という嬉しい嬌声が上がり始めた。Toshiyukiも、ita-shinの奏でる哀愁味たっぷりな儚きピアノのメロディーに想いを重ねるよう、「Stellar ピアノVer.」を、言葉の一つ一つを噛みしめるように歌いあげていく。その歌声と演奏は、ジンワリ心に染み渡っていった。
●BLACK VELVETから嬉しいニュースが…。
この日は「アニソンぷらす」の収録チームがお邪魔していたこともあって、全員で、カメラの前で腕を十字にする、お馴染みのポーズも収録。さらにここで、「BLACK VELVET、7月6日にアルバムを出します」と言う、嬉しいビッグな告知が飛び出した、会場中からは「待ってまぁ~す!!」の声が飛び交っていたことも報告しておこう。
舞台は、後半戦へ。頭をガンガン振り乱すに相応しい過激な刺激を与える「Crows in the dark」が、ふたたび熱狂の宴へ導く扉の鍵となった。またも会場中には、無数の拳が突きあげられてゆく。10曲目に、新曲の「TEN」を演奏。この「TEN」が、ゴシックハード&デジタルヘヴィな装いを持った、感情のストッパーを外してゆくに相応しい楽曲。もちろん、熱狂の宴は、どんどん熱を帯びてゆく。
●そして終盤は、熱狂的な宴へ…。
ブルースでロックンロールな演奏が、ハッピーな気分を誘い込んでゆく「Gimme Gimme Gimme」。続く、野性味あふれる『Bring me back hell yeah!』では、お馴染み♪Bring me back hell yeah!♪の掛け合いが登場。誰もが思いきり拳振り上げ絶叫してゆく様は、観ていて、とても刺激的だ。
最後を飾った「Bleed」が導き出した、熱く重量感あふれるヘヴィ&グルーヴィな演奏。この日も、刺激の刃を何度も何度も突きつけてきたBLACK VELVETだった。
もちろん、観客たちの興奮がこのまま納まるわけがない。アンコールでBLACK VELVETは、情熱的、かつ感情を高揚させるメロディーを持った「roar」を演奏。歌が心を濡らし、演奏が身体を疼かせてゆく。そんなイカせる楽曲を通し、ふたたび会場中を熱狂的な祭りの舞台へ変えていったBLACK VELVET。
ライブの回数を重ねるごと、演奏に厚みと迫力、そして何よりも、説得力を持った表現性が確実に増し続けているBLACK VELVET。アニメイトTVでは、毎回BLACK VELVETのライブの模様を届けてきた。ぜひ、過去のライブレポートも振り返りながら、BLACK VELVETの進化してゆく姿を知って欲しい。もちろんこれからも、BLACK VELVETの躍進してゆく姿は報告し続けていくので、楽しみにしていてほしい。
<昼の部セットリスト>
『Knockin'on the hell's door』
『Dancing with the machine』
『bad monkeys summit』
『Wack head to the blue sky』
--MC--
『Drive me crazy -
『Coma』
『Dead man swing』
『Stellar ピアノVer.』(Toshiyuki&ita-shin)
--MC--
『Crows in the dark』
『TEN』
--MC--
『Gimme Gimme Gimme』
『Bring me back hell yeah!』
『Bleed』
--ENCORE--
『roar』
Vocal/Toshiyuki
Guitar/Kazuya
Bass/pros
Keyboard/ita-shin
Drums/かどしゅん
DJ・Guitar/tadd
<インフォメーション>
『MARINE SUPER WAVE LIVE』
開催:2011年5月7日(土)品川ステラボール※昼・夜2回公演
出演:BLACK VELVET、斎賀みつき feat.JUST、ELEKITER ROUND φ、M.O.E.
※チケット情報・イベント詳細は、『MARINE SUPER WAVE LIVE』公式HPでご確認下さい。
『BLACK VELVET 2nd.ミニアルバム(タイトル未定)』
2011年7月6日(水)発売予定
【アニメイト限定盤】
価格:3,300円(税込)
特典:(1)prosのOPP(仮)/(2)小冊子
【豪華盤】
価格:3,300円(税込)
特典:ライブ映像+オフショット映像収録DVD予定
【通常盤】
価格:2,500円(税込)
<収録予定曲>※曲順ではございません。
Lie(3rd LIVE披露曲)
crows in the dark(3rd LIVE披露曲)
TEN(4th LIVE披露曲)
Dancing with the machine(4th LIVE披露曲)
他
>>「BLACK VELVET」Official Web Site
>>『MARINE SUPER WAVE LIVE』公式HP