日笠陽子＆花澤香菜のアニメキャスト陣と主題歌担当アーティスト・azusa＆momoが登場！「『もしドラ』朗読会＆『程高放送部～もしドラジオ～』公開録音」をレポート!!

　2011年4月からNHK総合テレビでアニメ放送がスタートする『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』、通称『もしドラ』。原作は、発行部数236万部を突破した岩崎夏海氏によるベストセラービジネス小説（ダイヤモンド社刊行）で、アニメ放送を始め、Webラジオ配信、6月にはAKB48の前田敦子さん主演の映画となって公開される予定の人気作品。

　そんな人気作品の236万部突破＆TVアニメ放映開始記念として、3月8日、新宿・紀伊國屋書店ホールにて「『もしドラ』朗読会＆『程高放送部～もしドラジオ～』公開録音」が開催された。このイベントには、TVアニメで主人公の川島みなみを演じる日笠陽子さんと宮田夕紀を演じる花澤香菜さん、OPテーマ「夢ノート」を歌うazusaさん、EDテーマ「大好きだよ」を歌うmomoさんが出演し、アニメ放送直前のイベントを大いに盛り上げた。

●真剣なライブと朗読会。が、思わぬ萌えキャラ登場に…

　イベントの始まりを告げたのは、azusaさんによる「夢ノート」生ライブ。明るく元気さが満ち溢れ、メロディが耳に残る素敵な曲に続いては、日笠さんと花澤さんによる「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の朗読会。朗読したのは、第一章の「みなみは『マネジメント』と出会った」から、みなみが野球部のマネージャーとして甲子園を目指すと宣言した場面（日笠さん）と、夕紀が小学校時代のみなみのプレーに感動したことを語る場面（花澤さん）。静かな会場に真剣な様子の2人の表情が照らし出され、思いのこもった声が響き渡り、朗読が終わると大きな拍手が贈られた。声優の真髄を感じさせる朗読会を締めくくったのは、momoさんによる「大好きだよ」。切ないメロディと歌詞に乗って、しっとりとした歌声が会場を包み込む。思わず聞き入ってしまったが、歌が終わりmomoさんが「私は札幌に住んでいる中学2年生の14歳です。この曲をきっかけにメジャーデビューさせて頂くことになりました。これからも一生懸命頑張ります！」と、喋り始めると会場の様子は一変。まるで何かのイベント会場を思わせる盛り上がりに！歌っている時とは違う何ともギャップのある“萌えキャラ”な声で自己紹介をしてくれ、会場に詰めかけた男性陣を大いに萌えさせてくれた。

　萌えキャラ登場にざわめく中、日笠さんと花澤さんが改めて登場。会場を埋めるのは男性ファンばかりということもあってか、花澤さんは思わず「紀伊國屋ホールとは思えない熱気だね（笑）」とコメント。朗読会は緊張したという2人だが、朗読会が終わり緊張感も解けてきたのか「『もしドラ』って、みんなでかけあうような『イエーイ！』みたいなのとかないのかな？」と尋ねる花澤さん。「じゃあ、さっき裏でやってたヤツ、やりましょうよ～」と、裏のやり取りをしらない観客に2人は無茶ぶり！「みんな、勘で返してね！多分、バラバラだと思うけど…」と言いつつも、日笠さんと花澤さんが揃って「もしもし？」と言うと、会場から「ドラドラ！」という大きな声が。「みんな空気読める子じゃん！」と嬉しそうな様子。そしてここでazusaさんとmomoさんも登場し、イベントはWebラジオ『程高放送部～もしドラジオ～』の公開録音へ。

●“いつも”のテンションでスタートした初の公開録音！

　『程高放送部～もしドラジオ～』は、日笠さんと花澤さんがパーソナリティを務めるアニメイトTVで配信中のWebラジオ。今回は初の公開録音ということで、azusaさんとmomoさんをゲストに迎えての収録に。まずはフリートークから。momoさんはライブを終えて「緊張したけど、お客さんが（サイリュウムを）振ってくれて嬉しかったです！」とキュンとする声で話し始める。歌声と話す声のギャップに日笠さんも花澤さんも驚いたようで、「大人な女性が歌っていると勝手に思ってて、今日、14歳って言われてビックリしました！」と花澤さん。嬉しいギャップに盛り上がった所で、まずはazusaさんとmomoさんを知るための10問10答コーナーから。10個の質問に2人がテンポよく答えていくというもので、出身地や誕生日、音楽を始めたきっかけなどの普通の質問が続くが、「家でスリッパは使う？」（答え／azusaさん：キッチンで使う、momoさん：全部素足）「耳を掃除する時は耳かき派？綿棒派？」（答え／azusaさん：どちらも使わない、momoさん：綿棒派）という謎の質問も。勿論、2人は真面目に答えていたが、会場はその質問と答えに何故か大盛り上がり！耳を掃除する時に耳かきも綿棒も使わないというazusaさんに対して、「どういうことですか？」と花澤さんが追求すると、「耳かきとか綿棒が使うのが怖くて、意外と自分の爪の形が一番フィットするかなって」とazusaさんが動作付きで解説。ちなみに日笠さん、花澤さんは綿棒派とのこと。

　そんな面白トークは勿論、azusaさんとmomoさんが「夢ノート」と「大好きだよ」について話す場面では、「作曲をする時にずっとつけているノートがあって、煮詰まった時に読み返して、『この時期、こんなことを考えていたなぁ』とか『こんな発想があったんだな』というのをヒントに、この曲を（自分と）重ね合わせて作ろうと思いました」（azusaさん）、「みなみちゃんと夕紀ちゃんが今まで仲良くやってきたけど、お互いに思っていた気持ちをぶつけあうという、恋の“大好きだよ”ではなくて友情の“大好きだよ”になっています。でも、まだ（歌詞の）最初の所は意味が分からない所もあるので、もっともっと練習して頑張りたいです」（momoさん）と、真面目なトークも満載だった。

●打ち上げをかけたクイズコーナー！無事に打ち上げに行けるのか！？

　リスナーからのお便りもたっぷりと紹介しつつ、続いてはイベント限定の特別コーナー「マーケティングクイズ」。スクリーンに表示されるテーマに対して、「こんな回答を求められているだろう」という答えを日笠さん、花澤さん、azusaさん、momoさんの4人が予測し回答、4人が揃えば正解となり、3ポイント獲得した段階で、イベント終了後にスタッフ主催の打ち上げが開催・参加決定になるという。「打ち上げで親睦を深めたいです」というazusaさんの希望もあり、4人は正解目指して知力を尽くすことに。「おにぎりの具といえば？」というテーマでは「ツナ」（日笠さん）、「たらこ」（花澤さん）、「しゃけ」（momoさん）、「鮭」（azusaさん）とバラバラの回答。次の「野球の道具といえば？」では、日笠さん、花澤さん、azusaさんの3人はバット、momoさんはボールと回答。「惜しい！」と会場からも残念がる歓声が上がる。しかし、日笠さんの回答「バット」の上には小さく書かれた文字があり、それに気付いた花澤さんは「ひよっち、何で“（ケツ）”って書いてんの！」とすかさずツッコミ！会場の笑いを取りつつも、次々とテーマに沿った回答をしていく。公開録音最大の爆笑場面は、「日本の歴史の中で最も有名な人といえば？」というテーマでの花澤さんの回答。誰もが驚く回答は、既に配信中の公開録音ラジオ本編（3月14日更新／第2試合）で聞いてみてほしい！

　最後の「高校野球で負けたチームが持ち帰るものといえば？」というテーマでは、スタッフのサービスで14ポイント貰えることになり、全員が「土／砂」と回答。無事にポイントを獲得した4人は打ち上げに参加出来ることとなり、大喜びの中、公開録音も終盤に。最後は、ゲスト出演したazusaさんとmomoさんが感想をコメント。「これだけの皆さんと熱い気持ちをもって応援しているアニメなんだなと思って、そんな作品に携われて嬉しいです」（azusaさん）、「皆さんに会えて、とっても嬉しかったです！」（momoさん）。終始、笑いと大歓声に包まれた朗読会＆公開録音は終了した。ちなみに、公開録音は既にアニメイトTVにて配信中なので、驚くほどの熱気を是非、体感してみてほしい。

＜取材・文：奥村寿代＞

『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』
岩崎夏海　著
定価：1,680円
刊行：ダイヤモンド社

>>『もしドラ』公式サイト
>>NHKアニメワールドアニメ『もしドラ』HP
>>アニメ『もしドラ』プロジェクトサイト
>>TVアニメもしドラ「程高放送部～もしドラジオ～」：アニメイトTV