TVアニメ『ゆるゆり』放送記念!キャスト連続インタビュー企画☆第2回:船見結衣役 津田美波さん編
なもり氏による人気漫画(「コミック百合姫」にて連載中)を原作とする、テレビ東京ほかで大好評放送中のTVアニメ『ゆるゆり』。
メインキャラクターは七森中学校“ごらく部”の4人の女の子と、彼女たちにちょっかいを出す“生徒会”の4人。キュートすぎる彼女達が繰り広げる、愛あり、友情あり、そして少し百合要素あり!?のほのぼの学園ストーリーで、多くのファンから人気を得ています。
アニメイトTVでは、アニサマにも出演が決定してノリにノっている『ゆるゆり』の“ごらく部”キャスト4人に連続インタビューを実施中!
第2回目となる今回は、船見結衣を演じる津田美波さんにインタビューしちゃいました。津田さんの素顔が見えるインタビュー内容は必見です♪
☆第1回目の大久保瑠美さんインタビューはこちらから!
●結衣は「サバサバした、でもちょっと寂しがり屋な女の子」
――津田さんが『ゆるゆり』で演じられている船見結衣ちゃんはどんなキャラクターですか?
津田さん:結衣ちゃんは私に似ていますね!少しサバサバとした、ツッコミ役の女の子です。“ごらく部”のみんながキャッキャッうふふ♪としている中で、一人みんなを見守りつつ、京子が暴れたらツッコミをいれて……。“ごらく部”の母的な存在ですね。
――それに、大人っぽいところもあるキャラクターですよね。
津田さん:そうですね。でも寂しがり屋な部分もあります。そういうところは幼馴染でずっと一緒にいる京子が分かってくれていますね。
――3話でも結衣の家に京子がお泊りしていました。
津田さん:はい。最初はうるさがっていましたけど、夜、一緒の布団で寝て、話している中で、寂しさを分かってくれている京子に結衣も頼っている部分があるんだな、と思いました。
●結衣の魅力は「受け止めて返してくれるところ」
――結衣ちゃんの魅力はどんなところだと思いますか?
津田さん:結衣は、ちなつちゃんが惚れるのもわかるくらい、魅力的な女の子です(笑)。私自身も結衣がすごく好きなんです。どこかしら冷たいというかクールな部分がありますが、「結衣~」って京子が甘えるとちゃんと受け止めて返してくれるんですよね。見捨てないというか……。3話でラムレーズン(京子の好物)を買っておいてくれる部分など、わかってくれているという安心感があるところが魅力です。
――先ほどもおっしゃっていたように、結衣ちゃんと津田さんは似ている部分がありますよね。
津田さん:サバサバしたところもそうなんですけど、寂しがり屋なところも少し似ていますね。“ごらく部”の4人で行動する時も私以外の3人がトイレに行ってしまって一人になってしまうと寂しくなってしまったり……(笑)。
――では「ここはちょっと違うな」という部分はありますか?
津田さん:結衣ちゃんは中学生で一人暮らしを始めたんですけど、私は中学生では一人暮らしはできないなと思いました。結衣ちゃんは本当にしっかりもので、私とは違いますね。
――結衣ちゃんはお料理も上手ですよね!津田さんは?
津田さん:作ろうと思えばたぶん出来ると信じています!(笑)ただ結衣ちゃんみたいにパッとは作れないですね。
●「愛を持ってツッコミを入れるよう心がけています」
――結衣ちゃんを演じる上で難しい部分はありますか?
津田さん:「~だろ」とビシっとツッコミをしようとすると冷たくなってしまうんです。そこは音響監督さんにも「愛を持って」と言われたんです。京子に対しても冷たく言い放つんじゃなくて、「しょうがないなぁ~京子は」と愛を持ってツッコミを入れるようにしています。
――口調は少し冷たい感じですが、そんな中にも温かさを持って演じられているんですね。
津田さん:そうですね、絶対に見放さないという気持ちが結衣ちゃんの中にあるので、温かく、愛を持ってつっこめたらいいなと思っています。
――結衣役はオーディションで?
津田さん:はい。最初、結衣ちゃんの資料を頂いた時「かわいい!」と思ったんです。4人の中でも特に結衣ちゃんが好きになって、「この子を演じられたら嬉しいな」と思っていました。資料を見た時から私と似ているところが多くて…オーディションでも自然体で演じることが出来ました。だから、結衣ちゃん役に決まった時は本当に嬉しかったです。
――では、はじめからしっくりくるキャラクターだったんですね。
津田さん:本当に「この子は自分に似ているな」と思って(笑)。アニメを見た友人からも「何か似てるよね」と言われました(笑)。
●アフレコ現場は「お花がぱっと咲いたような雰囲気」
――アフレコの現場はどんな雰囲気ですか?
津田さん:和気あいあいとしています!女の子ばかりなので、お花がぱっと咲いたような雰囲気の明るい現場です。
――初めてのアフレコの時は緊張されましたか?
津田さん:初めての時は「自分の考えてきた結衣ちゃんを演じなければ」と思って緊張しました。でも演じてみて、だんだん結衣ちゃん像がしっかりと固まってきました。
――アフレコは何話目まで進んだのでしょうか?
津田さん:実はもう10話まで終わっています。気づいたらあと2話になっていました。
――ではちょっと寂しいですね。
津田さん:はい、すごく寂しいです……。でも、まだまだ『ゆるゆり』は続いていくという希望を持っているので!
――そうですね!そういえば、イベントも色々と予定されていますよね。
津田さん:そうなんです!7月23日のイベントで初めてファンのみなさんとの交流がありました。そして30日には、歌も初披露します!ドキドキしますね(笑)。4人とも歌もダンスもがんばっているので、みなさんと一緒に盛り上がれたら嬉しいです。
――歌やダンスなど色々な活動をされてみて、いかがですか?
津田さん:オーディションを受けた時はこのように幅広く活動させていただけるとは知らなくて。制服を着るということも知らなかったんですけど、楽しいです。
――OP&ED、キャラクターソングCDとリリースが続きますが、歌の収録はいかがでしたか?
津田さん:歌を収録する時は一人ずつのレコーディングだったので緊張しました。アニメのアフレコとはまた違って、初めてづくしの収録でした。結衣ちゃんは少しクールなキャラクターなので、どんな感じで歌えばいいか初めは分からなかったんですけど、歌の先生に「カラオケで歌っているようなイメージで」と言われたので、ノリノリで歌いました!
――オープニングもエンディングも元気いっぱいの曲ですよね。
津田さん:オープニングなんて、1度聴いたら「ゆっりゆっらっらっらっら~」というフレーズが頭から離れなくなりますね(笑)。エンディングは合いの手がすごく多くて、みんなで歌ったら盛り上がると思います。オープニングよりも一人ずつ歌っているパートが長いので、その一人ずつ歌っている部分なども聴いてほしいです。
●「声優として、新しい津田美波も見せていきたい」
――声優として、キャラクターを演じる時に心がけていることはありますか?
津田さん:どんなキャラクターでも、自分の中にそのキャラクターをしっかりと持って演じるように心掛けています。
――これからどんなタイプのキャラクターを演じてみたいですか?
津田さん:これまでは真面目なキャラクターが多かったので、明るい子や面白い子を演じてみたいです。「津田美波ってこういう役も出来るんだな」と思ってもらえるような…京子ちゃんみたいな役も演じてみたいですね(笑)。
――津田さんはミュージカルでも活躍されていますよね?
津田さん:まさか、声優になってミュージカルまでやらせて頂けるとは思っていませんでしたが、私自身すごく楽しくやっています。ミュージカルをやることで舞台度胸もついたので、いい経験をさせて頂きました。
――今後、声優さんとしてどんな活動をしたいですか?
津田さん:『ゆるゆり』で色々なお仕事をさせて頂いているのですが、もっとたくさんのことをしていきたいです。アニサマに出演が決まったことも本当に嬉しいですし。こんなにたくさんのことをやらせて頂けることに感謝しています。またこれからも声優として色々なキャラクターを演じていきたいです。
●「“ごらく部”メンバーはそれぞれがキャラクターに似ています」
――今、アニメイトTVで行っている連続インタビューでは、“ごらく部”の皆さんからお互いにメッセージを送り合う、というのをやっているので、今回は津田さん以外の3人の声優さんにメッセージをお願いします。
(三上さんへ)
津田さん:みかしーは本当に天然でかわいいんです。さり気なく手を握ってきたり(笑)。事務所の中では先輩なので、はじめは「三上さん」と呼んでいたのですが、『ゆるゆり』が始まってから「みかしーでいいよ」と言われて、今は「みかしー」と呼んでいます。本当に可愛くて、役に対して真面目な女の子です。あかりちゃんのように構ってあげたくなるような子です!
(大坪さんへ)
津田さん:ゆかちんは女子高生でとてもフレッシュです!京子ほど暴君ではありませんが、いつもみんなの中心にいる女の子ですね。元気さも京子に似ていますし、周りを明るくしてくれる女の子です。
(大久保さんへ)
津田さん:るみるみは同い年で、本当に話しやすくて気が合います。いつも同じ食べ物を買ってきたりします(笑)。ちなつちゃんに似ていてちょっと腹黒かったり、ちょっとおやじくさかったりするんですけど(笑)、そんなところが可愛くて憎めないんです。るみるみは本当に私にとって近い存在ですね。
――ありがとうございます。では最後に『ゆるゆり』ファンの方へメッセージをお願いします。
津田さん:『ゆるゆり』はストーリーもキャラクターもイラストも本当に可愛くて、面白い作品だと思います。キャラクター一人ひとりにかなり個性があって、みんなそれぞれ本当に可愛いと思える部分や面白い部分があります。ストーリーも1話1話、どんどん面白くなっていくので、最後まで見て頂きたいです。私自身も大好きな作品なので、これからも応援よろしくお願い致します!
<取材・文:福島 槙子>
>>TVアニメ『ゆるゆり』オフィシャルサイト