Suaraさん2年振りの5thアルバム『花凛』10月26日発売!韓国を含む発売記念ライブツアーも開催決定!意欲作を生んだSuaraさんに直撃インタビュー!
『うたわれるもの』『WHITE ALBUM』など数々のアニメ・ゲームの主題歌を担当し、国内のみならず香港・韓国・シンガポールでの海外公演を成功させ、今年5月にもジャズをコンセプトにしたアルバム『Pure2』に参加するなど、着実に活動のフィールドを広げつつある実力派シンガー・Suaraさんが、5枚目となる待望のニューアルバム『花凛』を10月26日にリリースする事が決定!
『キズナ』以来2年2ヶ月ぶりとなるこのアルバムには、TVアニメ 『WHITE ALBUM』 EDテーマ「赤い糸」のほか、CD初収録となるPlayStationR3ソフト 『WHITE ALBUM~綴られる冬の想い出~』のOPテーマ 「雪の魔法」 などに加え、アルバムのために書き下ろされた新曲10曲を含む全13曲収録となる。ファンにとっても待望の新作発売を前に、Suaraさん本人にアルバムについて語ってもらいました!
●新しい歌への渇望、ライブを重ねた経験から生まれた楽曲たち
――5枚目となるニューアルバム『花凛』を作るにあたって、コンセプトなどありましたらお聞かせ下さい。
Suaraさん(以下Suara):アルバムのコンセプトをいつも先に決めておくというより、そのとき歌いたい曲を集めて、作っていく過程で自然に一つの方向性が見えていくことが多いです。
今回は"広い草原に一輪の花が咲いている"ようなアルバムの映像イメージが先にあったので、そこから"凛として咲く花"・・・『花凛』というアルバムタイトルが生まれてきました。そういう意味では1曲目の『凛として咲く花のように』がアルバム全体のイメージを象徴しているかなと思います。
――前回の『キズナ』より2年間経ちましたが、レコーディングに臨む際の心境の変化などありましたか?
Suara:最近参加させて頂いた『Pure2』のレコーディングでジャズのプレイヤーさん達と一発録り(歌と演奏の同時録音)を経験したりしたので、歌のレコーディングにも少し余裕が生まれたかと思います。気負いばかりでなく、自分のやってきたことに自信を持ってその時のベストを尽くそう!という風に考え方も変わってきたのかなと。
――今回オリジナルの新曲が多いですが、これらの曲はどういう観点で作られたのですが?
Suara:前作のアルバムから2年ほど空いて、新しい歌を歌いたいという渇望が高まっていた時期だったので、曲調のリクエストを自分から出したものもありました。あとはここ最近海外公演やアコースティックライブなど、色々なライブで歌わせて頂くことが多かったので、その経験からライブを見据えてこういう曲があったらいいなというところで作った曲もあります。
●Suaraさん自ら作詞、そして久々に作曲した楽曲も!
――ご自身作詞の曲が3曲入っております。それぞれどのようなイメージで作詞されましたか?
Suara:『凛として咲く花のように』は『トモシビ』とはまた違う応援歌のような意味合いの歌詞で、『かくれんぼ』は恋愛系、『僕らの旅』は友情系とか、3曲ともそれぞれ自分なりのテーマを想定して書いてみました。特に『僕らの旅』は夢、希望、友情というずっと温めていたテーマでして、これは支えてくれているファンやスタッフの皆さんとの、今までとこれからの『絆』というものをテーマに書いてみました。
――『凛として咲く花のように』は、作曲も手掛けられていますが、これはどういったイメージで作曲されましたか?
Suara:今回アルバムに1曲は自分で作曲したものを収録したいと考えていたので、歌詞もメロディーもシンプルな、和風の曲を歌いたいと考えて作りました。ただ歌入れの際に割と気持ちを込めすぎてしまったのか、最初は曲調がやや重たく感じる歌になってしまったので(笑)、スッと聞く人の耳に入るようなものを意識しながら歌いました。
●新たな曲調へのトライ、それぞれの曲に込められた想い
――『横恋慕』はアップテンポな曲調が新鮮で、これまでにない凝ったリズムものですね。
Suara:この曲は『Pure2』でジャズを経験したのが大きいんですけど、JAZZっぽくて軽快な曲をリクエストしたところから生まれました。歌詞も道ならぬ恋というか、男性をもてあそぶような内容なので、小悪魔なSuaraを聞いて頂きたく思います(笑)。
――それ以外には『帰郷』もアコースティックな感じが新鮮でしたが。
Suara:『帰郷』は私がフォークを歌いたいというリクエストから出来たのですが、これも『Pure2』のレコーディング経験が生かされているというか、最初に歌った素のままの空気感が曲に合っているということで、最初のテイクがそのまま採用されていたりします。
――『カイト』はミドルテンポで爽やかなバンドサウンドですね。
Suara:この曲の歌詞は未海さんに書いて頂いたのですが、なでしこJAPANの皆さんをテーマにして作った曲なんです。私が書いた『僕らの旅』とはまた違った視点での友情系の歌詞になっています。ちょうどワールドカップ優勝の時期がアルバムの制作時期と重なっていまして、『夢を見ることの大切さ』や『出来る自分をイメージして描いていれば夢に届くんだ』ということがテーマになっていて、自分自身も勇気づけられた1曲です。
――他にもバラエティーに富んだ楽曲が色々と収録されていますね。
Suara:『唄種-ウタタネ-』はライブで是非合唱できる曲がほしいなと思って作りましたし、『かくれんぼ』のようなへヴィーなバラードもありますし、最後には『雪の魔法』や『POWDER SNOW』のような切ないけどほっこりする曲もあったりと、どの曲も思い入れが強くて、ライブで皆さんの前で披露していくのが楽しみな曲ばかりです。
●今までとこれから- 海外そして日本のファンへ
――つい最近もシンガポール公演も終えたばかりですが、そうした海外での公演も今回のレコーディングに影響があったりしましたか?
Suara:そうですね、海外での公演を通じて歌の持つ力を改めて感じましたし、コミュニケーションツールとして世界共通だなと思いました。これからも日本語を大事に歌っていきたいと思いますが、海外の皆さんにも言葉を超えた『音魂(おとだま)』といいますか、そういうものを持った歌をこれからも伝えたいと強く感じました。
――CD発売を記念して『Suara LIVE TOUR 2011~花凛風月~』と題したワンマンライブツアーも決定していますが、意気込みをお聞かせ下さい!
Suara:今回のツアーは東名阪と韓国の4箇所でライブをやります!特に名古屋は今まで行けなかった場所でファンからの要望の多かった場所ですので、今から楽しみです!
――最後にファンに向けてメッセージをお願いします!
Suara:今回特にライブを意識した曲も多く作りましたので、アルバムはライブで表現して完成すると思っているので、皆さんとぜひ作り上げたいと思います。2年振りとなりましたが、その期間を埋めるに充分なアルバムが出来たと思っています、是非聞いてみて下さい!」<TEXT:宮澤雪路>
5thアルバム『花凛』
2011年10月26日発売
【収録曲】
「赤い糸」 (TVアニメ 『WHITE ALBUM』 ED)
「雪の魔法」 (PS3ソフト 『WHITE ALBUM~綴られる冬の想い出~』 OP)
「POWDER SNOW」 (PS3ソフト 『WHITE ALBUM~綴られる冬の想い出~』 ED) 他
※このディスクはCD層とSuper Audio CD層の二層構造の です。CD層は通常のCDとしてお楽しみいただけます。
Super Audio CD層は対応プレイヤーでお楽しみください。
<ライブ情報>
5th ALBUM 『花凛』 発売記念ワンマンライブ 開催決定!
タイトル『Suara LIVE TOUR 2011 ~花凛風月~』
● ソウル
【日時】 2011年11月12日(土) 開場 17:00 開演 18:00
【会場】 ROLLING HALL
● 名古屋
【日時】 2011年11月18日(金) 開場 18:00 開演 19:00
【会場】 HeartLand STUDIO
● 大阪
【日時】 011年11月20日(日) 開場 17:00 開演 18:00
【会場】 BIGCAT
● 東京
【日時】 2011年12月11日(日) 開場 16:30 開演 17:30
【会場】 品川ステラボール
チケット購入方法 (名古屋・大阪・東京)
【一般発売】 2011年10月22日(土)
●チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスにて発売。
その他詳細は、Suara公式HPまで