細谷佳正＆増田俊樹が結成したユニット・MaxBoysが待望の1stシングル「大切なもの」をリリース……というわけでお二人に今の心境を聞いちゃいました！

　現在、文化放送にて絶賛放送中のラジオ番組「細谷佳正・増田俊樹の全力男子」から生まれたユニット・MaxBoysが満を持して1stシングル『大切なもの』のリリース！ファンにとってはもちろん、「一緒に歌を歌いたかった」と語るお二人にとっても、待望のデビューシングルとなったそう。楽曲の聴きどころからお互いの印象まで、ラジオさながらの全力トークで語っていただきました。

MaxBoysの2人にインタビュー！（写真左：増田俊樹さん、右：細谷佳正さん）

――いよいよ念願のCDリリースですね！

増田俊樹さん（以下増田）：番組内でずっと「歌をやってみたい！」と言っていたので、嬉しいです！期待と不安が入り混じってドキドキしています。……本当に、発売するんですよね（笑）？

細谷佳正さん（以下細谷）：うん、2012年2月15日、バレンタインデーの翌日ね。

増田：おおー！じゃあ女の子達は好きな人に「一日遅れだけど……」って『大切なもの』のCDを渡すんだ！（笑）

細谷：そう…かもね（笑）。歌を収録している最中は色んな気持ちがあったんですが、終わるとすぐ客観的になってしまうので、リリースを心待ちにしてドキドキすると言うよりは、リリース後のリスナーの皆さんの反応が気になります！


――お二人でラジオを始めてみて、お互いの印象は変わりましたか？

増田：兄さん（細谷さん）は僕のことを気遣ってくれて、「優しい人だな」と思っていたんです。でもラジオをやる時は、思った以上に一緒になって騒いでくれたりして。僕は人見知りなほうなんですけど、ここまで距離を近づける人と出会えたのって、奇跡だなって思います。

細谷：お互い人見知りなので、接し方をわかっていて、心地良い距離で話せていると思います。僕、小学校の時からの大親友が東京にいるんですけど、「彼と一緒にラジオをやれたら良いな」って夢があって。でも、長いこと付き合いのある人なので、そういう人ってなかなかいないんですよ。そしたら、よく似た人がここにいました。


――まさに奇跡ですね！ちなみにお二人とも人見知りとのことですが、初回放送の時はどんな感じだったんですか？

細谷：この時は、たまたま事前の顔合わせができなかったんです。だから番組の前にちょっと早く集まって一緒にいなり寿司を食べて、収録スタート！って感じでした（笑）。お互い人見知りなのに何なんだ！ってブースの外に吠えてました（笑）。

増田：ありましたね（笑）。僕たち基本的に、ブース外にいる人たちから首をかしげられているので。番組内で「全力ランキング」ってコーナーがあるんですけど、その時もブースの外からは「違うんだなあ」って言われてしまったりとか……。女性の気持ちをまるでわかっていないのかも（笑）。

細谷：だーます（増田さん）は21歳なのに、マインドが昭和な感じするよね（笑）。


――そうなんですか？

増田：そうみたいです……。例えば「モテそうなスポーツ」で頭に浮かぶのはゲレンデで、やるのはスキーかな？って。でも今モテるのは、スノボなんですよね（笑）？

細谷：らしいのよ～(笑)。あとね、だーますの聴いてる音楽にも昭和を感じた（笑）。

「大切なもの」
2012年2月15日発売
【初回限定盤】CD+DVD　1800円（税込）

「大切なもの」
【通常盤】1260円（税込）

ユニバーサル ミュージック

――おお！例えば、どの辺りですか？

増田：一番最初に好きになったのは父が車の中でずっとかけていたポルノグラフィティさんなんですけど、そこからDEENさんとか、WANDSさんとかを聴くようになって……。あと、母の影響で松田聖子さんの曲はほぼ全部知ってて、つい口ずさんじゃいますね。

細谷：松田聖子さんの曲を全部口ずさめる21歳もなかなかいないよね（笑）。


――細谷さんの聴いてきたアーティストもぜひ！

細谷：色々聴いてました。最初に買ったCDは玉置浩二さんの『田園』でしたけど、globeさんとかT.M.Revolutionさんも聴いていましたし、GLAYとかLUNA SEAとか、L'Arc-en-Cielも聴いてました。中学の時は、Bluem of Youthの『線路沿いの恋』って曲が大好きでした。今好きなアーティストを挙げるとすれば、マイケル・ジャクソンさんと長渕剛さんです。でも、好きなアーティストで聴くんじゃなく、「このアーティストのこの曲が好きだから聴く」みたいな感じです。


――では楽曲についてもお伺いしていきたいのですが、『大切なもの』のレコーディングはいかがでしたか？

増田：レコーディングは今回が初めてだったんです。自分なりに考えて準備できることはしっかりやって、あとは当日ディレクションを受けながら一から作っていったんですけど、とにかく大変で。終えた時は、フルマラソンを完走したような感覚でした。

細谷：今まで、アニメのキャラクターソングを歌わせて頂くときは、レコーディングの前にキーチェックの音源を頂いて、このキーで行こう、みたいに合わせることが多かったんです。でも今回はMaxBoysとして二人で歌うので、プリプロっていう、お互いのキーを歌いながら決めていく作業があったんですよね。それが僕はすごく新鮮でした。


――MaxBoysとして初のシングルとなるわけですが、改めて完成した曲を聴いてみての感想もお願いします。

増田：一生懸命やって出せるものはすべて出しきったんですけど、これが初めての経験と言うこともあり、自分の中で納得できない部分もあって。でも改めて聴いてみたら、バンドの演奏と自分の声と兄さんの声が合わさって、一つの立派な作品になっていて……。すごく嬉しかったですし、リスナーの方にも喜んでいただけると思います！

細谷：「お互いの声が、似てる！」と思いました。昔、「不協和音」と言うギター2人組みのユニットをやっていたんですけど、その時作った『雪』と言う曲があるんです。それを一度だーますとハモってみたら、すごいキレイに声が重なって。声の相性が良く感じたんですよね。その感覚もあって、いざ完成した曲を聴いてサビ部分にさしかかると「あれ、これどっちの声だ！？」ってなりました（笑）。


――カップリングの『Sakura』は『大切なもの』とは違ったタイプのソフトなミディアムチューンになっていますね。

増田：曲を聴いて歌詞を読んだときに、少し寂しげな色味や風景が思い浮かんできたんです。でも、だからと言って悲観的に、悲しげに歌うわけではなくて。「前に進んでいくぞ」って言う信念をしっかり持って歌うことで、気持ちや言葉が伝わっていくと思いました。なので歌詞の一つ一つに対して、一生懸命に歌っています。


――ではそれも踏まえて、シングル『大切なもの』で注目して欲しい部分などありますか？

細谷：『大切なもの』の歌詞は、何かを始める時に感じるドキドキやワクワクだったり、今の自分達の気持ちや立ち位置みたいな部分が反映されたものになっていると思います。初回限定盤にはレコーディングやジャケット撮影の様子を収録したDVDがついているんですが、二人でいる時の個人というか、二人が「MaxBoys」になっていく様子みたいなモノが映ってるんですよ。これを見たあとに聴いていただけたら、深く曲に入り込めると思います！

増田：『大切なもの』は何かを始める時の気持ちを歌っていて、『Sakura』はものごとの途中で立ち止まったときに、今まで歩んできた道にもう一度踏み出す勇気を与えてくれるような曲になっているんです。実はどちらも前に進んでいく内容になっているんですが、そのコントラストを楽しんでもらえたら嬉しいですね。


――では最後になりますが、MaxBoysとしてこれからやってみたいことなどありますか？

細谷：DVDに収録されている映像を改めて見て、ショートムービー風のPVを撮りたいと思いました！僕はカメラが好きなので、単館映画みたいな感じの映像を撮ってみたいな、と思いましたね。水溜りのアップとか、だーますの何気ない表情を映したり、素朴な感じの。

増田：僕はライブをやったことがないので、ライブをやってみたいですね！まずはしっかりシングルをリリースして、2枚目、3枚目、と皆さんに楽しんでいただけるような作品を作って行きたいです。

細谷：「次を望まれる二人」になって行きたいです。


MaxBoys　プロフィール
●細谷佳正（ほそやよしまさ）
1982年2月10日生まれ　広島県出身、B型　特技/趣味：ギター

●増田俊樹（ますだとしき）
1990年3月8日生まれ　広島県出身、B型　特技/趣味：テニス


「大切なもの」
2012年2月15日発売
【初回限定盤】CD+DVD　1,800円（税込）
【通常盤】1,260円（税込）
ユニバーサル ミュージック