斎賀みつき feat.JUST × 2D LOVE 奇跡のコラボレーションイベントレポート
声優・斎賀みつきさんと作曲家・西岡和哉さんによるヴォーカルユニット『斎賀みつき feat.JUST』と、オタク系サブカルチャーについて熱~いトークを繰り広げる羽多野渉さん、寺島拓篤さんによる『Radio 2D LOVE』との奇跡のコラボレーションイベントが実現! 3月31日に東京・新宿BLAZEにて開催された。今回は昼の部の様子をお届け!
当日は強風が吹き荒れる生憎の天候の中、大勢のファンが新宿BLAZEに集結した。ドキドキしながら会場を待つファンの前に現れたのは、サングラス姿の男性。そう、彼の正体は羽多野さん……ではなく、ワタモリさん。『2次元が~とも』というどこかで聞いたような架空の番組がステージでは繰り広げることになった(イベントの開催場所が新宿という意味でも某番組そっくり!?)。
サングラスで何も見えないと不慣れな感じを漂わせつつも、前日のゲストである"ごはんかいじゅうパップ"の紹介でステージにはゲストの寺島さんが登場! 『テレ●ォンショッ●ング』そのままに告知ポスターを貼ってもらうあたりは完璧にお約束。会場からはそのパロディ具合に爆笑が巻き起こる。ちなみに、トークの中では、寺島さんがハマりまくっている『ごはんかいじゅうパップ』話が炸裂。ラジオそもままの趣味満載でフリーダムなトークが繰り広げられた。
番組の中では『BLAZE分の1アンケート!』のコーナーも登場。これは特定のシチュエーションを指定し、来場者の中で1人だけ当てはまる人がいたらM.O.E.ストラップが当たるという、やはりどこかで聞いたようなコーナー。寺島さんは迷わず「(強風の日なので)あえて見せるためにミニスカートを履いてきたという人」という煩悩溢れるシチュエーションを指定するも、予想以上に手が挙がり撃沈。残念ながら、ストラップはゲットできなかった。
そして、お友達を紹介する流れ(=お別れ)になると会場からはお約束の「え~っ!」という声が。翌日のゲストとして紹介されたのは羽多野さん。ワタモリさんとは、あくまで別人ということもあって、電話越しに流れる声(羽多野さんがあらかじめ収録したボイス)とのちぐはぐなやり取りにこれまた会場からは爆笑が巻き起こった。
ここで寺島さんは退場するのかとおもいきや、なんだかんだで次のコーナーにも続投。『アニメキャラジェスチャークイズ』では、ワタモリさんと寺島さんがお題(アニメキャラクターの名前)を見て、相方にジェスチャーでそれを伝えるというリレー形式のゲームに挑戦した。難問ばかりのお題の中、お2人は持ち前の知識を披露し、5問中4問正解という結果となった。
そして、いよいよライブパートがスタート! 先陣を切ったのは、先ほどまでもステージで活躍していた羽多野さんと寺島さんによるアニソンカバーユニット『M.O.E.』。アニメのED曲を集めたミニアルバム『もっと笑顔になるCD』より、『まかせて!チン・トン・シャン'93』を熱唱。手につけた鈴を鳴らしつつ、ゴキゲンな歌声を響かせる。続く2曲目は国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』のEDとしても知られる『走れ正直者』。有名なアニメソングということで、客席からも一緒になってサビを歌う声が響いていた。
M.O.E.と入れ替わりでステージに登場したのが、『斎賀みつき feat.JUST』。クールな黒の衣装に身を包んだ斎賀さんが『PHANTOM』を艶やかに歌い始めると、会場の雰囲気は一変する。疾走感のあるクールなナンバーで畳み掛けてきたとおもったら、次の楽曲はパワフルでハッピーな『P.O.P(power of paradox)』。瞬く間に会場全体に高揚感が広がっていく。3曲目は『千の夜とひとつの朝』。バンドVer.をライブで歌うのは久しぶりということもあって、染み渡るように歌う斎賀さんの姿が印象的だった。
ステージ上でのパフォーマンスはクールなJUSTのふたりだが、MCでは先ほどの『2次元が~とも』に影響されたのか、客席に問いかけるような質問を連発。「そうですね~!」というコールが飛び交うという、なんとも落差のある笑いの絶えないステージとなっていた。
もちろん、寺島さん、羽多野さんとのコラボレーションユニットによるライブも実現。
まず、「JUST with 寺島拓篤」が『泡沫BLACKBIRD』と『yellow jelly fish』を披露し、その艶やかな歌声によるセッションで会場全体を飲み込んでいく。『yellow jelly fish』はライブ初出しながら、その独特の浮遊感のあるメロディでファンを魅了していた。
一方、「JUST with 羽多野渉」は骨太ながらも疾走感のある『RUN!』と、ハードで重厚感のあるナンバー『try,try,try』を熱唱。コラボレーションという形で、世界観をより深く広げていくという"JUSTならでは"のパフォーマンスが集約されたステージとなった。
コラボレーションのあとは、再びJUSTのステージに突入。『カナリア』、『赤の弾丸』といった名曲を次々と歌いあげていく。そして、最後を飾るのはJUSTでも異色のデュエット曲『How about you』。アルバムではソロの楽曲『AGAIN』を歌っている西岡さんだが、実はまっさらな状態で初めてレコーディングをしたのはこの『How about you』が初めてだったとか。様々なメッセージの詰まったふたりの歌声がしっとりと会場を包み込んでいく。
アンコールには再び、M.O.E.のトレードマークである赤と青のシャツに着替えた、羽多野さんと寺島さんが登場し、全員で『走れ正直者』を歌ってグランドフィナーレ! 最後まで元気に、そして華やかに……この組み合わせならではのバラエティ豊かなイベント内容に、来場者たちは満足そうな表情を浮かべていた。
<JUST BEST ALBUM SEVEN>
発売日:2012年7月4日予定
【価格】
豪華盤:4935円(税込)
通常盤:3990円(税込)
発売元:マリンエンタテインメント
販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
※豪華盤のみ、特典映像収録DVDを同梱。3月31日開催の「斎賀みつき feat.JUST × 2D LOVE」の「JUST」ライブパートを収録予定