5月23日に1stシングルをリリースする新人アーティストMachicoさんに突撃インタビュー！

　5月23日に発売される『Magical Happy Show！』（ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント）でデビューする、広島出身の新人アーティストMachicoさん。この曲は2012年5月18日にminoriより発売されたPCゲーム『すぴぱら- Alice the magical conductor. STORY#01 Spring Has Come！』のイメージソングに採用され、東京と名古屋、大阪で発売キャンペーンイベントを行なってきた。

　イベントを重ねるにつれ、着実にファンを増やしつつある彼女に、今回は突撃ロングインタビューを敢行した。デビューに至った経緯や、これからの夢、プライベートのことなど、大いに語ってもらったぞ！

――5月23日のデビュー、おめでとうございます！

Machicoさん（以下、Machico）：ありがとうございます。なんだか緊張しますね！

――5月6日に秋葉原で行われた「ジャイアニズム・フェス 2012 Spring」のミニライブも見させていただきましたが、お客さんをしっかり掴んでますね。

Machico：minoriさんのゲームイベントのステージですね。まだイベントは数回しかやっていないので緊張しましたが、今回は屋外ステージで日中という事もあり明るかったので、前回よりはお客さんの顔をしっかり見れました。やっぱりみなさんの顔が見えると、歌っていて一緒にひとつのイベントをつくっている感じがして気持ちいいです。

――イベントでは歌詞カードを配っていましたね。

Machico：ここで掛け声を入れて～とか、説明が書いてあるんです。あの歌詞カードはminoriさんが用意してくださってるんです。お客さんにも、少しでも一緒に盛り上がっていただいて、曲も覚えていただきたいなーって。

――初めてデビュー曲の「Magical Happy Show！」を聴いたときの感想は？

Machico：第一印象は「めっちゃかわいい！」でした。とても明るいし、この曲が自分のデビュー曲になるなんて、とても不思議な気分です。歌詞を頂いたときは女の子の「恋するときのもどかしさ」のような心境を表しているんだと思っていたのですが、何度も聴いて理解していく内に、女の子の心境だけじゃなくって、「これからなにがあるかわからないけど、自分を信じてがんばっていこう」という意味も含まれているんだな～と気づきました。それからは、新人の自分に当てはめられる部分が見えてきて、私自身が元気をもらえる曲でもあると思っています。

――深いですね。

Machico：そう、深いんです！　こんなすばらしい曲が自分の曲でいいのかな……でも、デビューしますから、そうは言っていられない（笑）。これからは私を選んでくださったみなさんに「Machicoでよかった」と言ってもらえるようにしなきゃいけないんです。なので、ファンのみなさんと関係者のみなさんの期待に答えれる様に歌っていきたいと思っています。

――東名阪で開催されたイベントでミニライブをしてきましたが、Machicoさんのライブでお客さんにはどうしてほしいですか？

Machico：盛り上がってほしいです！　やっぱり座って聴くよりも、立ち上がって曲に合わせて盛り上がってもらえると、私も「歌うぜっ！」ってテンションになります。私もライブに行ったら汗だくになって騒ぐのが大好きなので、みなさんも騒いでいただきたいですね。

――今後、参加してみたいイベントはありますか？

Machico：いろんなアーティストさんが出演する、イベントに出てみたいです。そういうのに参加できたら、きっといろいろな刺激をもらえると思うんです。すでに活躍されている先輩方の行動やパフォーマンスをたくさん見て、勉強したいです。

――誰のライブやパフォーマンスが好きですか？

Machico：事務所の先輩の「May'n」さんはもちろん、「水樹奈々」さん、「川田まみ」さんに憧れています。とてもじゃないけど、いまのままでは同じステージに立つなんてできるはずがないので、少しずつ勉強して目指していきたいです。

――もともとアニメはお好きなんですか？

Machico：家がとても田舎でテレビに映る局が少なかったから、家でアニメを見る習慣はなかったんです。でも、同い年の友達はみんな観ていたから興味はあったんですよね。うらやましいというか、なんでウチは観られないんだろうって（笑）。

――広島は田舎じゃないですよね？

Machico：広島は田舎じゃないんですけど、ウチが田舎なんです（笑）。海と山と田んぼと川しかないんです。しかも、なんでか知らないんですけど、ウチだけ映らないんです。田んぼを挟んで目の前のおばあちゃんの家は映るのに……。だから親戚のおばちゃんが一ヶ月分のアニメを録り溜めてくれて、私は一ヵ月遅れで観ていました。その当時はアニメについてそれほど詳しくはなかったのですが、高校生になってアニメに詳しい友達ができました。

――それでアニメに興味を？

Machico：そうですね。その子たちとカラオケに行くと、アニソンを歌ってくれたんです。そこで少しずつ教えてもらって、詳しくなって、もっと好きになりました。

――では、それ以前はアニソンよりも歌謡曲のほうが好き？

Machico：物心がつくまえから、歌を唄うのは大好きだったみたいです。小学校のときは「BoA」さんが好きで、私が歌手になりたいと思ったきっかけをくださった方です。それ以外でもいろいろなジャンルの歌が好きで、「宇多田ヒカル」さんは、いまでもずっと聴いてる大好きな歌手のひとりです。

――では、小さい頃から歌っていたんですね。

Machico：ことあるごとに歌っていました。家も少ないし人もいないので、裏山で大声で歌えます（笑）。夜にお兄ちゃんと犬を連れてお散歩に行くことが多かったのですが、散歩中に大声で歌いまくっていました。（笑）

――東京ではできないですね。

Machico：東京でやったら確実に通報されちゃうくらい大声で歌っていました！

――歌が好きになったのは、いくつくらいから？

Machico：3才くらいから歌っていたような気がします。私はあまり覚えてないのですが、幼稚園の休み時間に『あしたのジョー』を歌っていたらしいんです。

――渋い子供ですね。

Machico：そうなんです。『あしたのジョー』はお父さんが好きで、テレビで観ていたらしくて。あとは、お父さんとカラオケで「小林旭」さんとか「キャンディーズ」さんとか、お父さんが好きな曲を一緒に歌っていたそうです。キャンディーズさんの曲は、ほとんど歌えます。

――いま好きなジャンルは、どんな曲ですか？

Machico：激しかったり元気がいい曲が好きなので、ロック系です。ビジュアル系のバンドも好きです。あ、最近はボーカロイドをよく聴きます。

――ボーカロイドは若い子に人気ですよね！

Machico：はい！　みんなめっちゃ聴いていますし、カラオケでもめっちゃ歌います!!　特に好きなのは「ハチ」さんの曲です。ミクちゃんの声って、かなり高いじゃないですか？　だからカラオケできちんと高い声で歌えたときは、とてもうれしくなります。

――好きな曲は？

Machico：ハチさんの曲で最初に聴いたのが『リンネ』だったんです。それからハチさんが好きになって、特に『Mrs.Pumpkinの滑稽な夢』、『マトリョシカ』、『パンダヒーロー』が好きで、カラオケに行ったら絶対に歌います。

――カラオケは友達と行くんですか？

Machico：いえ、ひとりで行きます（笑）。最初はひとりで行くなんてって思っていたのですが、ひとりでも行く友達がいるんです。その子に「行ってみなよ」って言われてチャレンジしてみたらハマって（笑）。ずーっと自分のターンですし、好きな曲をなんぼでも歌えます。友達と行くと、みんなのことを考えなきゃいけないじゃないですか？（笑）　この曲を取っちゃ悪いな～とか。でも、ひとりだと好きな曲を好きなタイミングに歌えるのが気持ちいいです。

――「初音ミク」の話になると急に熱くなりましたね（笑）。本当に好きなのが、よくわかりました。

Machico：本当に大好きですから！　まだコンサート会場は行ったことがないのですが、3月9日の「最後のミクの日感謝祭」は、家族で映画館に行って見ました。私が家で聴いてるので、お父さんもお母さんもミクちゃんを好きになりました。お父さんといとこはミクちゃんが好きで、お母さんはルカちゃんが好きなんです。そして、私はレンくんが好きです。レンくんの抱きまくらも持っています（笑）。

――家族みんなで楽しそうですね。

Machico：映画館でアレを持って盛り上がりました！

――アレって「サイリウム」ですか？

Machico：あ、はい。どうしても覚えられないんです。なかなか覚えられなくて、ずっと「電気棒」って呼んでいました（笑）。

――Michicoさんのイベントでも、お客さんがサイリウムを振ってましたよね？

Machico：何名かの方が持ってきてくれて、うれしかったです。ステージ上から「あっ、これだー！」って思いながら歌っていました。

――では、これからもファンのみなさんには「電気棒」を持ってきてもらわなきゃ。好きな色はなんですか？

Machico：赤です！　赤が好きなので、赤いのを振ってもらえると元気が出ます。

――それではファンのみなさんには、今後は赤をお願いしましょう。

Machico：はい。よろしくお願いします！

――順風満帆なようですけれども、デビューのきっかけははオーディション？

Machico：はい。小さいころから歌手になりたいと思っていたのですが、ただ、なんとなく漠然と「歌手になれたらいいな」って思っていました。歌手になるためになにをしたらいいのかとか、オーディションの準備とか、なにもしていませんでした。

――では、オーディションを受けようと思ったきっかけは？

Machico：中学生のころ、友達のお姉ちゃんに誘われて一度だけオーディションに参加したことがあるのですが、落ちてしまいました。それから大きくなって、進路を考えなきゃいけなくなって、資格取得のために医療事務の専門学校に入ったんです。高校のときは「専門学校に入ればいっか」と軽く考えていたのですが、進学したら人生について考える機会が増えました。

　私は歌手になりたい夢を持っていたのに、このまま医療事務の仕事に就いていいのかな～って。なにも挑戦しないままで、このまま人生を送るのはよくない。勉強もして資格を取りながら、歌手を目指してオーディションを受けてみようと考えるようになったんです。このころから、自発的にオーディションを受けるようになりました。

――歌手になりたい夢は忘れられなかったんですね。

Machico：その時期に受けたオーディションでファイナルまで進ませていただいたのですが、結局ダメだったんです。でも、中学生のときと違ってとても悔しくて、「もっと先に進みたい」と思うようになりました。それから、いろいろなオーディションを何回も受けるようになりました。結果は何度も落ちたんですけど（笑）。

　そんななかで、「ホリプロタレントスカウトキャラバン」に出たら、ファイナルまで進めたんです。そのときは初めて合宿とレッスンに参加させていただけたて。そこで、「歌いたいから歌手になりたい」という考えだけではダメなんだって、教えていただきました。いままで基本的なことをなにもわからないまま過ごしてきたので、とても勉強になりました。レッスンだけでなく、合宿に参加している同じ夢を持っている人達と生活を共にして、自分のダメなところもわかったし、反対にいいところも見つけられた。歌手に対する意識が明確になったんです。

　そして合宿が終わって、実際にファイナルステージに立ったとき、初めて大勢のお客さんの前で歌わせていただきました。そうしたら盛り上がってくださって、掛け声もかけてくださって。お客さんの前で歌うのってめっちゃ楽しい！　って感じました。改めて歌手になりたいと思いました。でも、オーディションの結果はグランプリに選ばれませんでした。

――それなのに、デビューが決まったのは？

Machico：1ヵ月待っても連絡が来なくて「ほんとにダメだったんだな～」って実感していたら、4ヵ月くらい経ってから、今回のお話をいただきました。自分でも信じられなかったです。いきなりデビューと言われても不安はあったのですが、せっかくチャンスをいただけたので、いままでなにもしてこなかった分、これから全部やったらいいんだと思って、がんばろうと思いました。

――オーディションから4ヵ月間、どうしていました？

Machico：次を目指していました。アニソンシンガーへの想いが強かったので、募集しているオーディションを探して受けようと思っていました。就職活動もしつつ、オーディションも探しつつ、忙しい生活を送っていました。

――就職活動は？

Machico：うまくいきませんでした。資格を持っているから「受けたら受かるやろ！」と思っていたのに……私は世の中をなめていたのかもしれません（笑）。「就職は決まらん、歌手の夢もかなわん、もうやばい！」と焦っていました。

――ではデビューの話をもらったときは夢のようですね。

Machico：そうなんです。絶望的だったのに、電話をいただいたときは信じられなかったです。

――その電話は、どこで報告を受けましたか？

Machico：ひとりでカラオケに行っていました。

――え？　就活してないじゃないですか（笑）。

Machico：歌の練習の場としてカラオケに行っている事もあるので、その日もよし練習だっと思ってカラオケに行ったら、知らない番号から電話がかかってきたんです。そうしたら「もしもし、ホリプロの◯◯です～」って。やばいやばいと思って、カラオケのボリュームを急いでゼロにしました。メールならともかく、まさか突然電話がかかってくるとは思っていませんでした（笑）。

――普段、カラオケはどれくらい行くんですか？

Machico：フリーで入るので、8時間くらいはいます。すごく楽しいんですよ。水さえあれば、いつまでも歌っていられます。

――じゃあ今後、長丁場のライブでも問題ないですね！

Machico：まだまだ体力をつけないといけないなと思っています。それに、人前で歌うと緊張で体のどこかにチカラが入ってしまうんです。トレーニングします！

――これからイベントやライブのお仕事が増えますからね。期待しています。

Machico：はい！　アメーバブログで毎日更新を目標にしているので、よかったらぜひ見て下さい。緊張しやすい私でも、ブログだったら自分らしさを出せる。「こんな子なんだな」ってわかっていただけるとうれしいです。よく「ふわふわしている」って言われるのですが、意外にしっかりしてるんですよ（笑）。ブログで書いている雰囲気は自分だし、イベントでしゃべっているのも自分だし、いろんな自分を見ていただきたいなって思います。

――最後に、ファンのみなさんにひと言お願いします。

Machico：まだ未熟なこともたくさんあって、イベントでも緊張してしまいますけど、反省をしながら上を目指して精一杯がんばりますので、応援よろしくお願いします！

【CD情報】
『Magical Happy Show ! 』
Machico
発売日：5月23日（水）
価格：1890円（税込）
＜収録内容＞
1. Magical Happy Show ! PCゲーム「すぴぱら」メインテーマソング
2.The Magical Conductor.
3.Magical Happy Show !（Inst）
4.The Magical Conductor.（Inst)

【初回限定盤特典】
◆特典CD： MHS！放課後レビュー対談♪
◆ジャケットは七尾奈留描き下ろしイラストを使用！

>>Machicoオフィシャルブログ

『Magical Happy Show！』初回限定盤CDジャケット