竹達彩奈さんシングルCD発売記念ツアー初日の「たけたつあーず～みらい編～」をレポート！

　竹達彩奈さんのシングルCD発売記念ツアーイベント初日、「たけたつあーず～みらい編～」をレポート！

　2013年1月9日（水）、声優アーティストの竹達彩奈さんの3rdシングル『時空ツアーズ』が発売し、これを記念したツアーイベント「たけたつあーず」がついにスタート！　同日にはその第一回として、東京の日本科学未来館にて「たけたつあーず～みらい編～」が開催された。

　「たけたつあーず」は、シングルタイトルにもなっている「時空ツアーズ」にちなみ、各地の未来館や科学技術館、そして美術館等で竹達彩奈さんがライヴパフォーマンスしたり、館内ツアーをファンと一緒に回ったり、館内アナウンスするイベントとなっている。

　開催された「たけたつあーず～みらい編～」では、竹達さんによるトークやライブパフォーマンスが行なわれ、会場にはCDを購入したたくさんのファンが集まった。今回の記事ではそんなイベントの様子をレポートしていくので、是非ご覧あれ！

●「たけたつあーず」で芸術や科学に触れてほしい！

　イベントがスタートすると、「皆さん！　盛り上がっていきますよー！」との掛け声と同時に、CDのジャケットにもなっている緑を基調とした衣装でステージに竹達さんが登場！

　早速『時空ツアーズ』を生披露し、踊る竹達さんに客席に集まった大勢のファンの皆さんはサイリウムを力強く振って声援を送る。

　曲を終えた竹達さんは、「皆さん、あけましておめでとうございます！」とまずは新年の挨拶。また、初の平日イベントだったということで、会場に集まった人を見て「制服だったり、スーツだったりと、本当にお忙しい中お越しいただき、ありがとうございます」と感謝の気持ちを述べた。

　トーク最初の話題では、「たけたつあーず」中に板橋区立教育科学館で、竹達さんが星空の解説をすることが明かされ、それを聴いた竹達さんは「おー！　……誰がやるんですか？　えっ、私!?　すごいじゃん私！」と何故か人事な発言に、客席からはおもわず爆笑が起こる一幕も。

　また、「たけたつあーず」の一環として箱根彫刻の森美術館で行なわれている竹達さんボイスの館内ツアーや、科学技術館での音声アナウンスについての話題にも触れ、「家族や友人も誘って、みんなで芸術に触れてみてください。その時は、この声、声優の竹達彩奈っていう人がやってるんだよ、という感じでオススメしてくださいね（笑）」とコメントした。

●筒美京平氏の名前を聞いて、最初に驚いたのはお母さん

　トークは『時空ツアーズ』についての話題へと進み、作曲をてがけた日本屈指のヒットメイカーである筒美さんについて聞かれた竹達さんは「じつのところ、初めて名前を聞いたときには筒美さんを存じてませんでした」と告白。

　「ディレクターさんから日本のポップス会を背負うほどの巨匠ということを聞かされて、あぁ、それはすごい方なんだろうなぁ……くらいに思っていました。むしろ、筒美さんの名前を聞いて、先にビックリしていたのは私のお母さんで、曲を作ってもらえることになったことを話したら、"私その人知ってるわ！　お母さん好きなのよー！"と目が飛び出るほど驚かれてしまって（笑）。そのあとで、大物タレントさんや歌手の皆さんにたくさんの曲を提供されていたり、日曜日の夕方6時半に放送されている、毎週聞いていたあのアニメの音楽を作った方だと知って、こんな凄い方に曲を作ってもらえると思うと……なんだかぞわぞわしましたのを覚えています」と、「あのアニメ」のテーマソングを口ずさみつつ、その時の心境を語った。

　また、『時空ツアーズ』は筒美京平氏が、なんと5年ぶりに描き下ろした曲ということで「筒美さんは、私がこれまで歌ってきたキャラクターソングなども全部聞いてくださって、声の特徴などを計算して今回の曲を作っていただきました。それに筒美さんからの愛をすごく感じて、本当に嬉しかったですね。この気持ちって、胸熱っていうんですかね！」と嬉しそうに話す竹達さん。

　トーク中には今回も着ていた『時空ツアーズ』PVの衣装を、竹達さんが最初は恥ずかしがってたことを明かす一幕もあり、「最初はナメック聖星人になった気分だったんですよ。全体的に緑だったり、肩にパットがついていたりで、この部分が伸縮して戦えるんじゃないかって（笑）」と初めて衣装を見たときの感想を赤裸々に語り客席は爆笑。さらに「これまでのフリフリな衣装とはうってかわって、タイトで身体のラインがわかってしまうこともあって、少し恥ずかしかったです。最初はコスプレをしている気分でしたが、最近になってようやく着慣れてきました」と背中につけてもらったというリボンなども見せつつ衣装を紹介した。

　そんな、竹達さんいわく宇宙人的な衣装を着て臨んだ、フル映像合成のPVの撮影については「撮影はすごく難しかったです。ブルーバックの状態で椅子などに座ってひとりで細かい芝居をする撮影が始めてで、どうしていいのかわからず、あわあわしていました。特に、機内を歩くシーンでは、ランニングマシーンのような機械を使って撮影したんですが、歩くスピードなどが本当に難しくて、自分でPVを確認して、ぎこちないなぁって思いました（笑）。見たらわかると思うので、ここやり辛かったんだなぁ……って思ってくださいね（笑）」という収録時のエピソードも語られた。

　ほかにも、PV中で竹達さんが楊貴妃とのおしゃべりを楽しむという1シーンの話題でも盛りあがり、なんと収録時には楊貴妃をイメージした紙コップを相手に一人で5分間も会話を繰り広げていたのだとか。しかも、竹達さんと紙コップとの会話は「楊貴妃さんおいくつですかー？　あ、女性に年齢聞いちゃ駄目ですよねー」といったような会話でとても弾み、MCの方いわく「あの時の竹達さんは流石といわざるを得なかったです」というほどの素晴らしい演技を披露したそうだ。そんな収録の様子は「メイキングなどで、いつかは紹介したいです」ということで、それを聞いた客席からは大きな歓声が上がった。

●竹達さんの今年の抱負は、音ゲーでリズム感を鍛えること

　トークの後半は、イベントに参加した方々からのアンケートを紹介するコーナーで、「竹達彩奈に教えたい科学の豆知識」や「未来の竹達彩奈はどう進化していると思いますか？」という話題が展開。また、今回の会場はステージと客席の距離が近かったこともあり、竹達さんが客席の声に反応して話す場面も多く、わきあいあいとした雰囲気のコーナーとなった。

　特に、「竹達彩奈に教えたい科学の豆知識」の紹介コーナーでは「消しゴムを冷蔵庫にしばらく入れて取り出すと、バラバラになって飛び散る」や「水より氷のほうが体積が多い」といった解答に「え？　なんで、なんで？」と竹達さんが積極的に客席に質問して、終始目から鱗だった様子。ただ、「へー、みんな頭いいですね！　家に帰ったらやってみます。……でも、この話難しいよ！（笑）」といまいちピンと来ない部分も多かったようで、客席からは温かい笑い声が産まれる一幕も。

　また、フリーコメントに書かれた「今年のあやちーの抱負を聞きたいです」という質問には「ライブや舞台なども多くなったので、リズム感を鍛えて素敵な演技歌を披露できるようになりたいです。……太鼓の達人とかダンスダンスレボリューションとかで勉強しようかな（笑）。ほかにも、これまで多かった妹キャラだけでなく、お姉さんのキャラクターなど、色々な役柄に挑戦したいですね。あとは、今年も笑顔の溢れる一年になるといいと思います！」とビシッと語り、会場からは「頑張れー！」といった声援と拍手が送られた。

　イベントの最後に竹達さんは「平日のお忙しい中、こんなにも大勢の方に来ていただき、本当にありがとうございます。『時空ツアーズ』をこんなにもたくさんの方に聞いていただけていると思うと、すごく、すごく嬉しいです。2013年をスタートするのに、ふさわしい日となりました。そんな、皆さんへの本当にありがとう、という感謝の気持ちをこのCDには込めさせて頂いていますので、お家に帰っていっぱいいっぱいCDを聞いて、幸せな気持ちになっていただければと思います。2013年は、ライブだったり、イベントなども盛りだくさんの一年です。皆さんにもお会いできる機会もたくさん増えると思うので、今年もみんなで楽しみましょう！」とメッセージを送り、客席からは大きな拍手が上がった。

　ラストは『時空ツアーズ』にカップリング収録されている、『Hey! MUSIC BOYS ＆MUSIC GIRLS』をお披露目し、大盛りあがりのままにイベントは幕を閉じた。


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