『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』のアフレコ直後に潜入！　チームラビッツの5名（相葉さん、浅沼さん、日笠さん、井口さん、池田さん）に『MJP』について語っていただきました！

　2月某日、4月から放送開始予定の新作オリジナルロボットアニメーション『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』のアフレコが行われた。

　本作は『ゆるゆり』や『夏雪ランデブー』などを手がけた動画工房と『コードギアス 亡国のアキト』『インフィニット・ストラトス』など、クオリティの高いメカアクション作品に定評のあるオレンジがタッグを組み、完全オリジナルロボットアニメーションとして送られる作品だ。まずは、そんな本作のSTORYをここでご紹介しよう。

＜STORY＞
―地球暦2110年。宇宙に進出を果たした人類は、数多の資源小惑星を手中に収め、その未来と繁栄は約束されたかに思えた。
しかし、外宇宙への橋頭保たる木星圏に、汎銀河統一帝国を名乗る謎の勢力・ウルガルが襲来。地球は存亡の
危機に陥った。
その頃、遺伝子操作で宇宙に適応できる人類を生み出そうとするプロジェクトによって生まれた特務機関MJPに所属するチームラビッツの少年達は、最新鋭の戦闘デバイス「アッシュ」を受領し、あろうことか、全地球防衛軍・GDFの撤退の盾として前線に送り込まれてしまう。
圧倒的な戦力を誇る敵軍に対し、果たして彼らは生き残ることができるのか…。

　本作の監督には『刀語』や『ヨルムンガンド』を手がけた元永慶太郎氏。キャラクターデザインには『機動戦士ガンダムSEED』『蒼穹のファフナー』などで有名な平井久司氏。脚本には『けいおん！』の吉田玲子氏を起用しているなど、豪華制作スタッフ陣が揃い踏みだ。

　さらに、声優には浅沼晋太郎さん、日笠陽子さん、井口裕香さんら人気声優陣が携わるだけでなく、『侍戦隊シンケンジャー』でシンケンブルーを演じた相葉裕樹さんと、『海賊戦隊ゴーカイジャー』でゴーカイシルバー役を演じた池田純矢さんを起用している。

　今回の記事では、本作で主人公たちチームラビッツの5人を演じる声優の皆さんのアフレコ直後におじゃまし、作品についてやキャラクターを演じての感想などを伺ってきましたので、是非ご覧ください！

＝今回の取材に参加していただいた皆様＝
相葉裕樹さん（ヒタチ・イズル役）
浅沼晋太郎さん（アサギ・トシカズ役）
日笠陽子さん（クギミヤ・ケイ役）
井口裕香さん（イリエ・タマキ役）
池田純矢さん（スルガ・アタル役）

【相葉さんと池田さんは初めてのアニメアフレコに大苦戦】

──始めに、自身のキャラクターの簡単な紹介と、作品の第一印象をお願いします。

相葉裕樹さん（以下、相葉さん）：僕の演じるイズルは、ヒーローに憧れる少年というキャラクターで、性格は真っ直ぐで素直なんですが、凄く天然で、ときどき空気の読めない発言をします。今はまだ、リーダーとしてはあまりふさわしくない彼ですが、ヒーローを目指して、一生懸命に仲間の皆と頑張っています。そんな、彼の素直すぎるピュアな感じに和んでいただければ嬉しいです。作品の第一印象に関しては、僕自身がアニメ作品をやらせていただく機会が少なく、かつ初のロボット作品ということで、常に新鮮なことばかりで、とても楽しいです。今はまだアフレコ段階ですが、作品のドラマ性の高さを実感していて、まだまだ先の展開が読めずに、どういう結末を迎えるのかとずっとわくわくしながらアフレコに参加しています。

浅沼晋太郎さん（以下、浅沼さん）：アサギは、チームラビッツの中で最年長で、プライドの高いエリート思考が強いキャラクターです。ただ、彼もザンネン5（主人公たちが所属するチームラビッツの別名）と呼ばれるチームのメンバーなだけあって、いざ実戦となると胃が痛くなってしまうという、残念なところがあります。作品に関しては、それぞれがシリアスな過去を抱えているのに、どこか明るい雰囲気で、『がんばれ! ベアーズ』的な……もっと新しく言うと『メジャーリーグ』的な、落ちこぼれたちのサクセス・ストーリーになっていくのかな、と。たくさんのキャラクターが登場するので、“それぞれの関係性が深まって、それぞれが変わっていく”ような展開を楽しみながら演じさせていただいています。

日笠陽子さん（以下、日笠さん）：ケイは、とてもクールで冷静なキャラクターで、チームラビッツの中では指揮系統を担当しています。あと、凄い甘党で、ケーキを作らせたりすると、とても甘いケーキを作ったりする不思議な女の子です。作品の第一印象としては、昔からロボットに乗るのが夢だったので、凄く嬉しかったです。「ロボットだ！　宇宙だ！　わぁーい！」って感じですね（笑）。

井口裕香さん（以下、井口さん）：タマキは、恋に恋しちゃうような、現実の見れていない残念な女の子です。あとは、滑舌が悪く「なのだ」が「なのらぁー」になったりだとか、ザンネン5の中でも、より残念な感じのキャラクターなのですが、それをカバーする可愛さを持ち合わせています。あと、胸が凄いおっきいです（笑）。作品に関しては、日笠さんと同じくロボットに乗れてとても嬉しく思います。登場するキャラクターも多く、その動きにも注目していただきいですね。

池田純矢さん（以下、池田さん）：スルガは軍人だけど、ミリタリーオタクという一風変わった人物です。喋り方も早口で、ウザったいのですが、それがどこか憎めない、愛嬌のあるキャラクターだと思います。作品の第一印象としては、「うぉー！　ロボスゲー！」という感じです。また、僕自身が声優としてアニメーションに参加させていただくのは初めてで、なにもかもが新鮮で日々いい刺激になっていて、こんなに楽しい作品に参加させていただき、本当によかったと感じています。

──では、次に登場するロボットについての感想をお願いしたいのですが、もう仕上がった設定画などはご覧になりましたか？

日笠さん：まだですね。ただ、各キャラクターの色に合わせてカラーリングされていたり、それぞれの機体がもつ特殊能力が違うんです。

井口さん：攻撃担当はアサギとスルガとイズルという感じになりますよね。

浅沼さん：あと、ひとつ面白いのはブルーだった相葉くんがレッドの機体に乗り、シルバーだった池田くんがゴールドに乗るという……わかる人だけほくそ笑んでください（笑）。

相葉さん：ちょっとマニアックな話題ですけどね（笑）。

──なるほど（笑）。では、質問を変えてそれぞれの役を演じるにあたって苦労した点などはありますか？

相葉さん：もう、なにもかもですね。僕自身は声優のお仕事の経験も少なく単純に慣れてないですし、このアフレコの特殊な雰囲気で演じるのは、あらためて声優の方々の凄さを実感しました。

浅沼さん：僕はこれまで熱血系のキャラクターが多かったので、神経質な部分が出るよう、ほかの皆との距離感を意識しながら演じていますね。

日笠さん：皆もそうなのですが、ケイも含めて過去の記憶がないんです。私は、その中で暮らす人の感情を考えながら、それを悲観的にしないように意識して演じるようにしています。

井口さん：タマキは本能のままに生きている感じの強いキャラクターなので、それを推せるよう頑張っています。

池田さん：色々な台詞や専門用語がある中で、スルガがどういった思いで伝えたいのかをしっかりと理解しようとしています。なので、それに意味合いを持たせるのはもちろん、どんなものなのかを事前に知るために、台本を貰った次の日は半日くらいPCで調べることになるんです（笑）。見ていただく方には、スルガのそんなマニアックな部分も含めて楽しんでいただければと思います。

──ありがとうございます。それでは、最後にマイクを通してファンの方へのメッセージをお願いします。

相葉さん：チームラビッツ、リーダーのイズルです。『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』は5人の成長を描く、ただのロボット物では終わらないドラマ性の高い作品となります。是非、たくさんの方に見て頂き、応援していただければと思いますので、よろしくお願いします。

浅沼さん：スタッフさんにお話を伺ったところ、CGの面でもかなり気合が入っていて、そのクオリティを見た作画チームの皆さんが「これは帯を締め直さなければ」と、より高みを目指してそれぞれが作品を作ってるそうです。僕たちも、そのクオリティに負けないように演じていきますので、テレビの前で応援をしていただければと思います。

日笠さん：『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』は完全オリジナルアニメーションで、設定もかなり変化球で面白い作品となっています。私たちも結末を予想できない物語はもちろん、戦闘も時間を忘れてしまうほど興奮できる仕上がりになっていますので、楽しみに待っていてください！

井口さん：戦闘は格好いいし、キャラクターは表情豊かで、私たちも楽しくアフレコをさせていただいています。毎回、この現場は仲良しで、気持よく収録しているので、マイクを通じてこの空気感もお届けできたら嬉しいです。是非、オンエアーを楽しみに待っていてください！

池田さん：この作品は緻密に計算されたストーリーや、迫力のある戦闘シーン、ザンネン5のキャラクターたちなど、日常の描写にまで魅力だらけの作品となっています。そして、僕自身が声優の皆さんの感情のこもった声をこんなに間近で聞くことができて、嬉しい半面、もっと頑張らなければと一生懸命に演じています。本当に、言い現せないほどに魅力の詰まった作品となっていますので、オンエアーを楽しみにしていただければと思います。

　……以上で、“5人”へのインタビューは終了するが、実はこの取材、当日のアフレコに参加していたある5人の豪華声優の皆様もお話をしてくださったのだ！　キャスティングが発表されていない今はまだその内容を公開できないが、近いうちにその内容もお届けする予定なので、是非心待ちにしていてほしい！

>>アニメ「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」｜OFFICIAL SITE