アイドルカレッジ ワンマンコンサートレポート到着!「みんなひとつになれ!アイカレの伝えたいこと~2013ゴールデンSHOW~」
メジャー第一段シングル「少女卒業/YOZORA」が、発売1ヵ月で1万枚を突破。確実に上昇の風に乗って、アイドルシーンの中で羽ばたき続けているアイドルカレッジ。彼女たちが拠点会場として使用しているのが、渋谷にあるマウントレーニアホール。過去にも何度かアイドルカレッジは、この会場でワンマン・コンサートを行ってきた。
5月4日(土)、アイドルカレッジは、ここマウントレーニアホールを舞台に「みんなひとつになれ!アイカレの伝えたいこと~2013ゴールデンSHOW~」と題したワンマンコンサートを行った。今回、彼女たちが掲げていたのは「マウントレーニアホールを満員にすること!!」。その結果も含め、あの日の興奮と感動を、ここにお伝えしよう。
■ いろんな物語として映し出されたアイドルカレッジ名曲の数々
凛々しく清楚な花であれ。これまでにも、いくつもの試練を乗り越えながら、彼女たちはたくさんの人たちの希望の花として、その存在を輝かせてきた。でも、その輝きを描き出す裏では、何度その姿に磨きをかけようと魂(心)を磨り減らしてきたことか…。その輝きは、今宵のステージでもひとつの新たな花として咲き誇ろうとしていた。
「みんなひとつになるぞー!!」「オーッ!!」。舞台中央で円陣を組む姿から幕を開けたステージ。今宵のライブの冒頭を飾ったのが、アイドルカレッジのテーマ曲「We are Idol College」。この日の舞台にメンバーたちがどんな思いを抱き、臨んでいたのか!?♪未来のアイドル育てよう。わたしたちまだまだだけど♪。夢をつかむ気持ちを高らかに宣言してゆくこの歌を通し、彼女たちは、変わることない自分たちの決意を高らかに唄いだした。
「この日は2013年上半期の集大成となるライブになること」を、メンバーが宣言。キッチュにポップに弾けた「愛コンタクト」を通した、胸をキュンとくすぐるメンバーたちの姿と歌声。乙女な仕種の数々に、心ときめいてしまう人たちも多かったに違いない。
一転「シグナル」では凛々しき表情のもと、背伸びした女の子な一面を見せてゆく。可愛いのはもちろん。キリッとした姿さえ魅力のひとつとして提示してゆくところに、彼女たちの表現してゆくうえでの懐深さを感じさせられた。
続けざま彼女たちは、初期アイドルカレッジの人気ナンバー「制服恋物語~なりあがり~ぬうべるばあぐ」を立て続けにプレゼント。
心か弱き女の子が強い意志を持って告白する気持ちを、想いたっぷりに唄いあげた「制服恋物語」。♪君が好きだよ♪俺も~!♪の掛け合いも、ライブではお馴染みの風景。
超ハイパーな電波ソング「なりあがり」では、アイドルの苦悩を、カラッと明るくダンサブルな歌に乗せ唄い上げれば、「ぬうべるばあぐ」の持つ軽快なサウンドとコケティッシュな歌を通し、クラスメイト(ファン)たちの感情をガンガン昂らせていったアイドルカレッジのメンバーたち。
四つ打ち系のダンサブルな楽曲を立て続けに披露したことで場内に描きあげた、熱狂の声飛び交う風景。改めて、初期アイドルカレッジナンバーには気持ち高めてゆく名曲が多いことを実感。
まだまだ歌は止まることを知らない。ふたたび表情を一変。未来へ向かってゆく小さな心の決意を唄い上げたバラード「夢を追いかけて」が、胸にグッと感動の想いを届けてゆく。夢を追い求め続ける彼女たちの強い意志と決意は、その歌声からもしっかりと響いてきた。
羽ばたくことを夢見てきた少女たちが、努力を重ねたうえで最初につかんだ、夢を現実に変えてゆくためのライブという舞台。そこは、理想を現実に変えてゆく始まりの場。
「夢を追いかけて」に続き、舞台へ立つまでの揺れる心の日々を綴った「STAGE」を並べ、メンバーそれぞれの想いを届けてきた楽曲構成には、嬉しいくらい気持ちが昂った。
この日のアイドルカレッジは、楽曲ひとつひとつの流れの中へ、本当にいろんな意志を詰め込み、届けていた。その気持ちが舞台上から伝わってくるからこそ、見てる側もきっと、いろんな感情を胸に抱きながら、この日のステージに触れていたことだろう。
一部の最後は、昭和なアイドル歌謡の香りも抱かせた「恋なのです」を通し、場内にハートフルな一体化を作りあげ、次の舞台へバトンを渡していった。
■ そして、未来描く子たちの姿へ
アイドルカレッジ+候補生ステージのバトンを受け取ったのが、6人のアイドルカレッジ練習生たち。フレッシュな香り放つ初々しさを魅力にしている練習生たちらしく、冒頭に持ってきたのも真っ直ぐな、青春な香り漂う弾けたポップナンバー「エビデイエビナイ」。この手のフレッシュさ放つ歌は、今の彼女たちの等身大な姿と素直に重なり合ってゆく。もちろん、そこに見ている側も惹かれてゆくわけだが。
そのフレッシュな魅力を最大限に発揮したのが、「いちごパフェ」。無邪気で天真爛漫な。でも、とってもナイーブで傷つきやすい一面も揃えた、そんな危うい頑張り感が舞台上から見えてくる6人。だからこそ「いちごパフェ」のよう純真な乙女ソングが、今現在の彼女たちに似合う歌の洋服になっていくのだろう。
今の自分たちのリアルな心の本心と、必死の決意を唄った「ミライケシキ」を通して見えてきた、6人のきっと輝くであろう明日への道。
彼女たちのプライベートな素顔を覗き見た気分!?「愛スクリーム」を通して感じた、メンバーとファンたちとの暖かな関係。客席からは、彼女たちに向けた数多くの"愛ある叫び"が飛び交い続けていたのも、観てて嬉しかった風景。
気持ちも身体も心地好く弾ませた「ジャンピングホップ」で感じた、無邪気にはしゃいでゆく楽しさ。
その歌は、これからの彼女たちの姿を映し出した歌として、未来の6人の姿に重なっていた。アイドルカレッジ練習生最後のナンバーは、晴れやかな歌声が、胸に心地好い風を運んでくれた「雨のち晴れ」。きっとこれからの彼女たちも、雨のち晴れな経験をいろいろ重ねていくことだろう。だけど、何度雨の経験を重ねようと、かならずその先には晴れが待っている。その積み重ねがどんな風に彼女たちを凛々しき乙女に変えてゆくのか!?それを、これからも楽しみにしていたい。
■ 意外性も満載なユニット・コーナー
ここからは、メンバー様々な組み合わせで登場するユニット・コーナーへ。トップを飾ったのが、南千紗登,重本未紗,中島優衣,床爪さくら,宮城乃奈実の5人。彼女たちは、アダルトなムード漂うR&Bナンバー「DESTINY」を、ちょっぴりのセクシーさと背伸びした大人っぽさを見せながら唄いかけてきた。
宮城乃奈実,床爪さくら,海老原優花の3人がスタンドマイクを駆使して唄ったのは、凛々しき歌声の魅力も備えた「ガンバレオトメ」。よりビートを強調。刺激的なダンス・ナンバーに装いを変えていたのも、魅力のひとつ。
重本未紗、南千紗登、齋藤綺咲の3人は「残酷な天使のテーゼ」をカバー。この楽曲も、重低音活かしたダンスビートアレンジされていることもあって、勢いと逞しさを持った3人の歌声とシンクロしながら、しっかり観客たちの感情を昂らせていった。
安藤直、中島優衣、友松花穂の3人は、まさに「らしい」表情似合う「チアマジック」を歌唱。その青春の息吹感じるチャーミングなステージングに、すっかりハートを射抜かれた気分。
客席後方から「カフェタイム」を唄いながら登場したのが、南千紗登と重本未紗。爽やかな香りを、その歌声を通し届けてくれた2人。互いに唄のバトンを交わしてゆく様に、デュエットスタイルならではな楽しさと、2人の個性を同時に味わえた気分。 2人の乙女ラブした仕種や抱き合う姿も萌えなポイントだった。
一転、齋藤綺咲と冨田樹梨亜の2人は、まさに「らしさ」を発揮した、開放的かつ爽やかな姿のもと「風にのせて」を唄いあげた。無邪気な笑顔で唄う2人の姿を見ていると、こちらまで満面の笑顔になれるのが嬉しいじゃない。ちなみに、彼女たちも舞台上で抱き合っていました(笑)。この2人のステージはまさに、笑顔の魔法満載だった。
ユニット・コーナーの最後は、正規メンバー+中島優衣、冨田樹梨亜で、アイドルカレッジの新曲「Kiss My Baby」を披露。恋する乙女の思春期特有なウブな恋心を、軽快なダンスビートに乗せ、青春の想いたっぷりに唄い上げた9人。またも、ライブで嬉しい彩りを描く楽曲が誕生したのを実感した場面だった。
■ 「これからもアイドルカレッジ、最強で最高のグループになります。みなさん、これからも一緒に戦ってください」
ライブも終盤戦へ。「今回のワンマン・ライブは、会場を満杯にするために頑張ってきました。本当に、「アイドルカレッジを心から応援したい」というクラスメイトさんを増やしたいと思っていろいろと考えてきたんですけど…。考えながらも、「大丈夫なのかな!?」とすごく不安に思うこともあったんですけど。でも、みなさんに「頑張ってね」といっぱい言われてきて。おかげで、今日は本当にライブが楽しくて…ひとりひとりの存在が大きく見えて…「今日は、絶対に最高のライブになるんだ」と思いました。みなさんにすごく支えられて、今は、すごく前向きな気持ちになれているんですけど。プレッシャーを感じてすごく怖くなったりとか、いろいろ考えちゃうこともあります。だけど、みなさんといると無敵になれる感じがするんですよ。だからこれからも…いろんなことがあると思うけど、どんなチャンスにも挑戦していきたいし、目標をしっかりクリアーできるグループになりたいです。みんながいれば絶対に出来ると信じたいです。これからもアイドルカレッジ、最強で最高のグループになります。みなさん、これからも一緒に戦ってください。」
そう語ったのが宮城乃奈実。その「強くなりたい」想いを彼女たちは、しっとりとしたピアノの演奏に乗せたバラード歌「強くなりたい。」を通し、力強く唄いあげた。全員の強い想いの籠もったハーモニーは、揺るぎない強い意志として熱く胸に刺さってきた。そう、刺さってきたんだよ。
♪すばらしきこの世界へ向けて歌おう♪。「素晴らしきこの世界」が流れ出すや、会場中の人たちが気持ちをひとつに、舞台上のメンバーたちと一緒に「素晴らしきステージ」を作り始めた。みんなが気持ちをひとつに熱唱し、エールを送っていく。そう、このひとつに気持ち溶け合ったパワーと胸昂らせてゆくエナジーを感じたくて、誰もが熱狂の声を上げながら求めあっていくのだろう。
「みなさんには本当にたくさん背中を押してもらえました。今日もたくさんのみなさんと一緒にライブが出来て楽しいです」
床爪さくらが曲中に語った言葉が、胸に温かく響いてきた。♪もっと輝けるから♪。その気持ちは、しっかりと舞台上から伝わってきた。
アイドルカレッジ流ウェディングソング「二人の未来」を唄いだした頃には、会場中が熱狂するクラスメイトたちの声に熱く染め上げられていた。
「二人の未来」を通しひとつに結ばれた熱狂は、またまだ上がっていく。キュンと気持ちをときめかせてゆく、恋する青春ディスコポップ歌「チェリーガール」を通して作りあげた一体化した興奮の舞台。
本編最後を彩ったのは、メンバーたちの素直な気持ちを歌に綴った「Happiness~kanshaの歌」。この日のステーシ上、どの歌からも、どの場面からも、メンバーたちの想いが強く響き渡ってきた。そんな感動と興奮の風景が、たくさんたくさん見えてきたし、たくさんたくさん想いを受け止めては返し続けていた。この歌に触れながら、そんな気持ちを思い返していた。
■ そして、何時までも終わらない青春のときを
アンコールでは、練習生を含め全員が舞台上へ集結。ここでいろんな報告が。まずは、アイドルカレッジの新体制の発表。アルバムが7月24日(水)に発売することが決定。さらに全国ツアーも9月からスタート。他の発表も含め、いろいろと舞台上から告げられた。詳しくはHPを参照して欲しい。そして、本日の動員を発表。225席中210名入場という結果。残念ながら、目標にしていたSOLD OUTまでは僅かに及ばず。とはいえ、しっかりと未来へ繋がる希望を示してくれた結果だったとも言えようか。
その報告を受け、ここからはアンコールへ突入。最初に歌ったのが、アイドルカレッジのメジャー1stシングル歌「少女卒業」。美しいハーモニーが胸をキュッと疼かせてゆく。その無垢な声色は、本当に聴くたびに心癒される。
同じく、両A面歌「YOZORA」が続けて流れ出した。気持ち弾ませゆくダンサブルな楽曲に合わせ、会場中の人たちの熱狂したいパワーが大炸裂!!
そして最後は、やはりみんなでひとつになれる「ONE FOR ALL」。会場中の人たちがメンバーのタオル振りまわす姿に合わせ、一緒にタオルを振りまわしてゆく。そう、誰もが満面の笑顔でひとつになれるこの瞬間をまた感じたくて、僕らはアイドルカレッジのライブに足を運ぶ。そして一緒に、何時までも終わらない青春を味わい続けていく…。
3時間以上に渡ったこの日のワンマンコンサート。この日のステージも、未来を見据えた彼女たちの物語の中では、まだまだ序盤を彩る小さな「章」のひとつにしか過ぎない。でも、着実に登り続けてゆく階段の中に、毎回、いろんな心揺さぶる物語が見えてくるからこそ、彼女たちと一緒に、その物語をズッと作り上げていきたい気持ちにさせられる。
この物語は、彼女たちだけで完成することはけっしてない。ひとつひとつの物語の中へ、応援してくれるクラスメイトという筆があるからこそ、この物語が、先の展開を綴りたくなる内容として膨らんでいく。だからこそ、これからも一緒にアイドルカレッジという物語の先のページ(未来図)を綴り続けていきたい。いや、そうしていこうじゃないか、メンバーやクラスメイトのみなさんたち!
TEXT:長澤智典
≪RELEASE≫
・「少女卒業/YOZORA」
・南千紗登ファーストDVD「Heaven アイカレ みなみ」
5月24日イーネットフロンティアより発売決定!
6月2日アキバ☆ソフマップ1号館8Fホールにてイベント開催
1回目12:30~/2回目16:00~
<LIVE>
・アイドルカレッジ定期公演Vol.7開催決定
アイドルカレッジ定期公演AFTER SCHOOL vol.7が6月6日よりスタート
初回公演はなんと入場無料!※別途ドリンク代かかります。
公演日程
6月6日(木)無料公演
6月21日(木)
7月4日(木)
7月18日(木)
7月25日(木)
8月1日(木)
・「渋谷放課後アイドル祭り」開催決定
6月13日、27日、7月11日は渋谷マウントレーニアホール!
・7月24日アルバム発売、9月全国ツアー開催決定!
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