声優
ドラマCD『淫魔』第2弾出演の沖野靖広さんにインタビュー

あの超刺激的なドラマCDシリーズから第2弾が発売! 「ドラマCD『淫魔』第2弾 マニアな誘惑・ウブな誘惑」に出演の沖野靖広さんに直撃インタビュー!!

 ハタチ以上の女性のための、超過激なドラマCD『淫魔』シリーズから、第2弾「マニアな誘惑・ウブな誘惑」が2013年10月23日に発売される。

 本作は人間と交わり精気を奪う2人の“淫魔”が主人公(リスナー)の夢のなかに現れ、甘い言葉と激しい愛撫で誘惑し、リスナーを官能の世界に――という、その内容や出演キャスト陣で話題を呼んだ超刺激的なドラマCDだ。

 大好評の第1弾「ドSな誘惑・甘い誘惑」に続き、リリースされる第2弾「マニアな誘惑・ウブな誘惑」では、ベテランで道具や薬を使うのが好きなマニアック淫魔と、新米で人間の女性相手にはまだはじめて…というウブな淫魔の2人が登場する。

 そこで今回、2人の淫魔を演じた沖野靖広さんにインタビュー。聴きどころはもちろん、ダミーヘッドマイクにかんする意外なエピソードを語っていただいた。

――まずは、収録を終えての感想をお聴かせください。

沖野靖広さん(以下、沖野):大変でした! 1人で1枚のCD分をしゃべるというのも大変なのに、淫魔が2人登場して、しかも2人がかけあうシーンも多々ある内容でしたので、なんだか2枚組を収録したような気分ですね。ボリュームたっぷりです。気持ち的には長距離走を完走したというか…マラソンで言うと、折り返し地点のあるコースを走った気分です(笑)。

――ドラマCDの密度も濃かったですよね。

沖野:ドロドロに濃かったですね。それにキャラクターが悪魔ですから、心に突き刺してくるような言葉や声を持っているわけですよ。人間のキャラクターを演じるときとは違う、別の集中力みたいなものが必要だったので実は今、かなり疲れています(苦笑)。

――ほぼ全編ダミーヘッドマイクでの収録だったそうですが、最近ダミーヘッドマイクを使用した収録が多いのではないかなと思います。そんななか、マイクが足もとにあったり、横倒しになったりとかなり珍しい使用方法だったように思います。

沖野:じつは僕、ダミーヘッドマイクでの収録は初なんですよ(笑)。僕自身はもちろん、マイク自体も僕の身体の周りをあちらこちらと動きましたのでアクティブでしたね。ストーリーの世界観として主人公も淫魔も夢の中にいるという設定なので、今いる場所の位置関係を描くなかでこういう使い方があるマイクなのか…と勉強になりました(笑)。

 このCDが完成したあかつきにはダミーヘッドマイクの音響的効果の研究のためにCDを聴いてみたいんですが、内容が内容だけに、1人で聴いていたら、何か変な感じになりそうなんですよね。マイクがあらぬ位置に行ったときに、声がどう聴こえるのかとか大変興味があるんですけど……聴きたくないな(苦笑)。だって、自分の声ですからね(笑)。

――CDを聴く人にとってもこんな位置から声が! と驚くかもしれません。

沖野:そうですね。ダミーヘッドマイクを使った作品は聴き手のみなさんが受け手になることが多いと思いますけど、そういった意味では、聴き手にもちゃんと動きが生まれるすてきな作品だと思いますよ。

――そもそも、最初にこちらのシリーズへの出演のお話があったときの感想はいかがでしたか?

沖野:作品の資料や台本をいただいたんですが、そのなかに香盤表(※シーンごとに、出演する役者の出番や収録日など全体の進行が書かれた表)がなかったんですよ。2キャラクター登場するから、どちらかが僕、もう一方が別の役者さんだと思っていたからなんですけど、どれだけ待っても相手の役者さんの話を聴かないし、これは僕1人で両方のキャラクターを演じるCDなのか…と、収録の3~4日前に気づいて、駆け込みで両方のキャラクター作りをしました(苦笑)。

――そんななか演じられたキャラクターについて、それぞれの印象と演じるうえで心がけたことをお聴かせください。

沖野:マニアな淫魔の方は、メガネだなぁと思いました(笑)。1人2役なので、キャラクター性をまるっと変えて演じなくてはならないんですが、声色や形から入るのでは僕たち声優がやる意味がないので、もっと深くキャラクターを知り特徴を捉えて演じる必要があると思ったんですよ。

 資料をじっくりと眺めつつ到達したのが、マニアな淫魔の方は変態でした(笑)。CDは聴き手にダイレクトに声や感情が伝わるものですから、嘘をつけないわけですよ。だから、自分のなかにある最も変態な部分を呼び出してやりました。むしろ、役を作るというより沖野靖広の変態な部分以外をすべてそぎ落として収録に臨みました。自分がそういうシチュエーションでMAX変態になれるとしたら…というチャレンジをしながらの収録だったと思います。

――つまり、マニアな淫魔=沖野さん自身の変態な部分がすべて投影されているキャラクターだと。

沖野:そうです。僕のMAX変態が聴けると思います(笑)。

――ウブな淫魔についてはいかがですか?

沖野:キャラクタービジュアルでは目が鋭いですし、少しとがったような雰囲気が出ていますがハートはウブな子です。マニアな淫魔の方では自分の変態性をさらけだしていますが、ウブな淫魔の方では自分が新人だった頃を思い出してやりました。それに、初めての○○を思い出しながらやったので、自分の過去と現在という形で2人のキャラクターを演じました。

――ちなみに、ご自身はどちらのタイプに近いですか?

沖野:どっちだろうなぁ…僕自身、変態は変態なのでマニアな淫魔の方に近いですけど、ファーストベッドインのときは…って、何の話をさせているんですか!(笑) たぶん、恋愛の進行段階によって、ウブからマニアな方に徐々に変わっていくのかなと思います。本当はどちらも持ち合わせていて、相手と心が通い合っていくうちにけだものになっていくのかなと(笑)。

――それぞれの淫魔での、印象的なセリフやシーンなどを教えてください。

沖野:かわいいなと思ったのは、ウブな淫魔が事にかかりはじめたばかりのときに、ちょっと強がって「服、脱げよ」と言ってみたり、上から目線で言葉を発するシーンがあるんです。でも、じつは「これで大丈夫なのかな…?」とウブらしく緊張しながら言っているので、それを想像しながら聴くと、かわいらしいなぁと。

 一方、マニアな淫魔の方は、かなりなマニアっぷりで主人公に迫っていくんですけど、最終的にあれで終わりっていうね(苦笑)。まさかの展開でしたもん。僕、おもしろくなって笑っちゃいました(笑)。これ以上は内容に触れてしまうので僕の口からは言えません! とにかく、対照的な2人の○○なシーンはある意味、印象的ですね。

――では最後に、CDの発売を待つ方へのメッセージをお願いします。

沖野:秋の夜長のさみしいあなたに、心がほっこりあたたまり、身体がじんわりあたたまるCDをお届けします。天高く馬肥ゆる、と申しますが、このCDを聴いて天にも昇るような気持ちになって頂ければさいわいです。


■ドラマCD『淫魔』第2弾 マニアな誘惑・ウブな誘惑
発売日:2013年10月23日(水)予定
価格:通常版 2,000円+税/ステラワース限定版 2,500円+税
出演:沖野靖広
イラスト・キャラクターデザイン:サマミヤアカザ
発売元:Velvet Voice
販売元:フロンティアワークス


>>ドラマCD『淫魔』公式サイト

(C)Velvet Voice
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