『うた☆プリ』で美風藍を演じた声優・蒼井翔太さんが、ファーストシングル「Virginal」をリリース! CDに込めた思いをインタビュー!
『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE2000%』で美風 藍を演じ、注目を集めた新人声優・蒼井翔太が、2014年1月15日にファーストシングル「Virginal」をリリースした。楽曲を提供したのは、水樹奈々をはじめ数々のアニソンを手がけるElements Gardenの上松範康だ。
今回の楽曲に込めた想いや、今後の歌手活動について蒼井翔太さんにうかがった!
◆〝初めて″のつまった新曲「Virginal」
──まず、シングルリリースにあたっての心境をお聞かせ下さい。
蒼井翔太さん(以下、蒼井):2013年の6月にリリースしたデビューミニアルバム「ブルーバード」から、今回のシングルリリースまでの期間がこんなにも短かったのは、本当に応援して下さる皆さんのおかげだと思っています。より一層、頑張ります。
──曲についてうかがいます。表題曲である「Virginal」のタイトルに込められた意味を教えて下さい。
蒼井:「virgin」は、初々しい、初めてという意味ですけど、蒼井翔太として〝初めて″のシングルリリースということで、まずはそこを表現しています。またそれは、応援して下さっている方々にとっても初めての経験になりますので、その〝初めて″を頂くという意味が込められています。曲中で「ヴァージナル」という名前の楽器を使っていることも関係してますね。
──楽曲を初めて聴いた時の印象は、いかがでしたか?
蒼井:上松さんらしい、本当にかっこいい曲だなと思いました。前回よりも、さらに疾走感のあるテンポの速い曲なので、歌う自分も負けてられないなという気持ちになりました。これまでにも、キャラクターソングでバラードは歌ってきたのですが、今回のようなデジタルダンス・チューンは初めてでした。ですが、是非また歌ってみたいなと思いました。
──ずばり「Virginal」の聞き所は、どこですか?
蒼井:もちろん全部を聴いて頂きたいのですが、なかでもパワフルなサビと3番のBパート部分に注目して欲しいです。カラオケで歌う時も、Bメロで感情を高めていって、サビで気持ちを爆発させると強弱がついていいのではないかなと思います。
曲全体を通しては、ありのままの自分を伝えたいという意図を込めているので、それを感じていただけると嬉しいです。地声の部分だけでなく、ファルセットにも注目して欲しいですね。
──レコーディングの時のエピソードを教えてください。
蒼井:メロディも次々に変わりますし、最初は難しい曲だと思いました。いろいろと試行錯誤しながら、練習を重ねてレコーディングをさせていただいて、最後のテイクはすごく気持ち良く流れるように歌えるようになっていたのが楽しかったです。
──カップリング曲の「ユメノツヅキ」は、蒼井さんご自身で作詞作曲をされていますが、どのようなテーマをお持ちでしたか?
蒼井:この曲は、「失恋」をテーマにしています。自分が好きな人の幸せな未来を願うという、想いを込めたので、もし片思いのままとか、嫌な思い出で恋が終わってしまいそうだったら、この曲を聞いて笑顔になってくれたら嬉しいです。
曲作りの面では、失恋の曲というとバラードが多いですが、恋をしてから失恋するまでは、嵐のような激しい時もあれば、爽やかな風が吹いていたりするような時もあったりと、状況によって様々ですよね。その恋の最中の疾走感を表現したくて、アレンジを担当してくださったElements Gardenの喜多さんに「少し激しい感じを出したい」とお願いしました。
──複雑なメロディラインの曲ですが、作曲へのこだわりを教えてください。
蒼井:前回のミニアルバムに収録されている「君のとなりで」でも曲を書かせて頂きましたが、2番Bパートの後に間奏を入れるなど、こだわりを持った結果、複雑な構成になっていました。例えば、歌中の物語は学生時代がテーマになっているので、学校のチャイムを入れて欲しいとお願いしたところ、喜多さんがギターで表現してアクセントとして入れて下さいました。
──「ユメノツヅキ」に関する制作エピソードはありますか?
蒼井:タイトルを考える時に、「どうしても、かっこつけた」言葉が使いたくて、新しい言葉を見つけようとしたんですが、実際に恋をした時に出てくる気持ちって、すごくストレートで、わかりやすいものだと思うんですよね。だから、素直に表現しようと思って書かせていただきました。
◆3人の蒼井翔太が登場する、プロモーションビデオ
──プロモーションビデオ(以下、PV)についておうかがいします。3人の蒼井さんが登場するPVには、どんな意図が込められているのですか?
蒼井:まず、僕から「白と黒がいい」というオーダーを出させて頂いたんですが、普段あまりお見せ出来ていない激しさとファンのみなさんに対しての感謝気持ちを、どうやって表そうかと思った時に、映像的にもかっこよくなるだろうなと思ったのが、白と黒だったんです。もうひとりの羽根のついた姿は、監督の提案で生まれたものです。
白の部分では、『うた☆プリ』などの経験を参考に、自分が皆さんにとっても王子様になった気持ちで演じさせていただきました。黒はクールな表情とか、体の動きをまだ自分のものにしきれていなくて、監督さんとやりとりを繰り返して作っていきました。
羽根のついた僕は、自分とファンのみなさんの想いが、ひとつになった結晶体を表現しています。「ブルーバード」発売時に、皆さんから頂いた応援の言葉や気持ちから受け取った一体感や感謝の気持ちを、イメージしました。
◆5月に開催が決定している、初の単独ライブへ想い
──5月10日には、日本青年館でのファーストライブが決定しています。ライブに向けての意気込みを教えてください。
蒼井:応援してくださる皆さんに絶対に損をさせないライブにしてみせます。僕個人としても単独ライブが初めてなので、本当に嬉しいです。プレッシャーよりも、楽しみが上回っていますね。皆さんと楽しむために全力で取り組みます。
──「Virginal」はダンスチューンですが、ダンスパフォーマンスで魅せていきたい部分はありますか?
蒼井:歌いながらガッツリ踊ったことがないので、ダンスを取り入れることが出来るのならば、これから体作りもして行きたいですね。皆さんに目で見ても楽しんでもらえるようなパフォーマンスにしたいです。
──『うたの☆プリンスさまっ♪』のライブで、周りの先輩方のパフォーマンスを見て、どんな刺激を受けましたか?
蒼井:皆さん、意気込みや作品への思い入れがハンパではないんですよ。とても忙しい方ばかりなのに短い時間で完璧にダンスを覚えてらっしゃいますし、オーラもすごいんです。新人の僕は、ただ歌い踊るだけじゃなく、先輩達に絶対負けないっていうぐらいの強い気持ちで踊らないと、同じステージには立てないんだろうなと思いました。なので、緊張はしましたけど先輩方にはいろんな形で背中を押して頂きました。
──最近、初めて経験したことを教えてください。
蒼井:12月に横浜アリーナで行われた『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVELIVE 3rd STAGE』で、初めてポップアップ(舞台の下から飛び出す)という演出を経験しました。実際やってみるまで、どれくらい飛べばいいのかわからなくて、リハ-サルの時は怖くて足がガクガクしました。ただ、本番では誰よりも高く飛んだと思います! どのくらい飛べたかはライブのDVDで確認してください(笑)。
──最後に、シングル発売を楽しみにしているファンへのメッセージと、2014年の抱負を教えてください。
蒼井:なんといっても、ファーストシングルなので、この楽曲とともに、僕をいつも側に感じていただきたいです。それに続けて、ファーストライブを成功させたいですね。
今後は、アニメやゲームの主題歌を歌うという夢をかなえたいと思っています。せっかく皆さんに評価して頂ける中性的な声を持って生まれてきたので、自分の声を活かして男性ボーカルと、女性ボーカルの声を使い分けたような曲も、できたら面白いなと思っています。
■シングル情報
▼Virginal(初回限定盤) CD+DVD
QECB-90056 / ¥2,100(税込)
▼Virginal(通常版) CDのみ
QECB-56 / ¥1,260(税込)
【収録楽曲】
01. Virginal
作詞/作曲:上松範康(Elements Garden)、編曲:藤田淳平(Elements Garden)
02. ユメノツヅキ
作詞/作曲:蒼井翔太、編曲:喜多智弘(Elements Garden)
【発売日】
2014年1月15日(水)
【レーベル名】b-green(ブロッコリー)