声優
「ゆーたくII」ラジオ公開収録イベント詳細レポート

イベント終了直後のふたりにインタビューも♪ 小野友樹さん&江口拓也さんのメガネユニット「ゆーたくII」のラジオ公開収録イベント詳細レポート

 声優として活躍する、小野友樹さんと江口拓也さんのユニット「ゆーたくII」。彼らが、1stミニアルバム『Brave Quest』発売を記念して、2013年12月6日(金)に、ラジオ番組「DIVE II Station どうする?どうなる!?ゆーたくII」(文化放送)の公録イベントを行った。本稿では、当日のレポートをお届けしよう。

●別会場で行われた公録イベント。しかし会場のテンションは終始MAX状態!

 会場となったのは、アニメイト池袋本店9階のイベントホール。集まった約200人のファンのなかには、ゆーたくのトレードマークでもあるメガネ姿の人や、メガネモチーフのアクセサリーをつけている人が多く見られた。これだけでも、ゆーたくIIの人気の高さや本イベントへの期待値の高さが感じられる。

 そして開演時間になると、ゆーたくIIのふたりが「それでは、スタートでーす!!」と元気いっぱいにコール! 観客の大きな拍手とともに収録がはじまった。……が、実はこの公録、イベントホールでは収録ができない関係で、小野さんと江口さんは別の階のラジオブースに。会場のファンは、スクリーンに映し出されるふたりを観ながら公録を楽しむ形式となっていた。「(外からの声が聞こえない)無音状態でやってます」と、ちょっと残念そうに告げたのは、江口さん。

 ともあれ、イベントホールのファンたちはテンションMAX! 「おはゆー!」「こんたくー!」といった恒例の挨拶にも全力で応えていた。さらに、スクリーンと同じ映像が店内のモニターで同時に放送されていたこともあり、江口さんが「7階のみんな! ゆーたくIIのアルバムそこにあるよ?」とキッチリ宣伝すると(7階はCD販売フロア)、客席は爆笑! 序盤から笑いや拍手が絶えないあたたかな空気……。ダイレクトな反応がわからないとはいえ、ファンとの意思疎通はバッチリのようだ。

 この日は、第50回と51回の2回分を順番に収録。第50回のオープニングトークでは、「自主企画でさあ、ふたりで好きにやってたラジオがですよ。こんなふうにアニメイトジャックなんて、考えられました?」と、感慨深げに話す小野さんの姿が印象的だった。

 番組内では、イベントホールに集まったファンからのメッセージを読み上げるコーナーが。第50回分では、ふたりの身長差を埋めるために用いる“箱”に関するメッセージが読み上げられ、小野さんが「(今回のアルバムPV撮影で)使ったか使ってないかで言うと、使ってないですね」と堂々と言うも、江口さんから「うそつけー!(※食い気味)」とツッコミが飛ぶ!

 一方、第51回分収録では「歌の中で江口さんはご自分のことを『カレーの妖精』とおっしゃっていますが、小野さんはご自分のことをなんの妖精だと思いますか?」というメッセージに対し、「いやコレ、歌詞に書いてあっただけだしっ! 僕が自称してるわけじゃないしっ!」と冗談めかして否定する江口さん。これには「そこを否定するの!?」と、今度は小野さんがツッコミ。先ほどとは逆転の現象が起きていた。

 また、もうひとつのコーナー「新しいメガネ語(『メガネ』を使ったセリフをふたりがいい声で紹介するコーナー)」も、会場のファンから募集したものが読み上げられる。ムーディーなBGMのなか、江口さんが「ずっと、俺のメガネでいてくれないか?」と告げ、これ以上ないほどのキメ顔でメガネをクイッ。すると、その横で小野さんはメガネのつるを口にくわえ、オーバーなほど挑発的な目線をカメラにおくる……! このコントラストに、会場からは黄色い声と笑いが同時に生まれていた。

 さらに、51回分では「メリークリメガネ!」というメガネ語を、小野さんが満面の笑顔とともに披露。江口さんの「顔じゃん! 顔込みじゃん!」というツッコミの最中も、笑顔を崩さない徹底ぶりで会場に長い長い爆笑を起こした。抜群のチームワークで放たれるボケとツッコミの応酬に、ファンもすっかり満足げ。こうして、沸きに沸いた公開収録はエンディングへ。「このあと会場の方に行けるとかいけないとか……?」という意味深な言葉を残したふたりだが、果たして……!?

●一縷の望みを託し、会場で待ち続けるファンのもとに届いたのは……!?

 公録終了から数分後。スタッフから「ご本人たちが会場に来られることになりました!」との報告を受け、ファンは大歓声! そして、ついにステージにゆーたくⅡのふたりが登場する!

 ステージに上がるやいなや、「ここに映ってたんだ! 案外デカかったね!」と、先ほどまで公録の様子が映されていたスクリーンを確認する小野さんと江口さん。そして、今度こそとばかりに「おはゆー!」「こんたくー!」のやりとりをしてみせ、「やったー!」「安心する!」と、直接ふれあえる喜びをかみしめた。

 そしてオープニングトークへ。ここでは、今回のイベント応募の際に用いられた“往復はがき”について盛り上がった。ネットでの応募が主流になった近年、利用頻度が減っている往復はがきだが「ファンのみんなに初めての経験をしてもらおう」という狙いから応募方法に組み込んだとか。

 実際、「今回初めて往復はがき使ったって人?」という問いかけには、8割ほどの観客が手をあげ、見事大半のファンの“初めて”を奪うことに成功♪ 小野さんからは「じゃあ次は電報とかにする?」との案まで飛び出した。

 お次は、公録で読めなかったメッセージを読むコーナー。「テスト終わりで学校からそのまま来ました」、「ぼっち参加でしたが、今(ツイッター繋がりで)友だちができました」ほか様々紹介され、それぞれの話題でトークが展開された。

 とくに、「『ゆーたくIIの召しませParty!!』のコールアンドレスポンスが好き」とのメッセージに対しては、「こういう(コールアンドレスポンスのある)曲を作ったということはね、言っていただくことを前提としてますから!」と江口さん。“今後の展開”を匂わせ、ファンの期待を煽った。

 また、秋葉原パセラ昭和通り館で実施されているゆーたくIIのコラボルームについても。実は、本イベント前に小野さんが江口さんを誘うかたちで現地に行ってきたそう。江口さん曰く「『部屋の中、好きに落書きしていいですよ』と言ってもらったので、サインと隠れモンスターを何体か忍ばせといたんですよ。探してみてください」とのこと。ぜひともチェックしておきたいところだ。

 メッセージが存分に紹介されたところで、次のコーナーへ! ふたりがコーナータイトル「多分日本初! ゆーたくⅡのメガネ拭き会〜!」を元気よくコールすると……その謎めいたタイトルに、観客からは拍手とともに「えっ?」とざわめきが。

 そこで、これについて説明があった。なんでも「メガネ拭き会」とは、くじで当たった観客のメガネを、小野さんと江口さんが拭いてくれるというものだそう。しかも「メガネを外す」「拭いたメガネをかける」といったところまでふたりが行うとか。ちなみに、メガネをかけていない人が当たった場合は、主催者側がメガネを提供する。なんともメガネユニットらしい、メガネに手厚い(?)催しだ。ひと通り説明が終わると、再びざわめく観客。さらなる“初めて”を経験できるかもしれないと、期待に胸を膨らませる!

 幸運にも、メガネを拭いてもらったファンは4人。小野さんと江口さんは、その一人ひとりとコミュニケーションをとりつつ、メガネを“外す”“拭く”“かける”の行程をこなしていく……のだが、“拭く”行程こそ慣れた手つきを見せるものの、“外す”の行程が思いのほか「恥ずかしい!!」と四苦八苦!

 1人目で外す担当になった小野さんは、何度もメガネに手を伸ばすも外せず、なんとか外せたあとも「心臓に悪い……」とマイクを通さず話してしまうほどの動揺ぶりを見せた。また、それを見て「早くしろよお!(笑)」と言っていた江口さんも、2人目のメガネを外すときには「確かに緊張するわ」と納得の表情。さらに中盤では、恥ずかしさのあまり小野さんがスクリーンの裏に隠れてしまい、江口さんが追いかけるといった場面もあった。

 こういったふたりの姿を見て、観客は「フゥー!!」と煽ってみせたり、「がんばれー」と応援したり、拍手をおくったりと様々に反応。実際にメガネ拭きを体験できなくとも、充分に楽しんでいる様子が伺えた。

 そんな観客の反応もあってか、江口さんが「今度さ、これだけのイベントやろうよ」と、メガネ拭き会の規模拡大を提案。(照れまくって)ぐったりしている小野さんを「えぇっ!?」と驚かせた。ともあれ、ファンからの「行く!」「絶対行く!!」などのアツい声を受け、小野さんも身を引き締めざるを得ない……! 前代未聞のイベントが本格化する日も近い!?

 ……と、嬉しい言葉も聞かれたところで、イベントはエンディングに。観客の声からは「えー!」「もう一回最初から!」など、名残惜しそうな声があがっていたが、この気持ちは小野さんと江口さんも一緒のよう。

 「see you next tak!」と、手を振りながらステージをおりるも、退場口付近で「今ノロウイルスはやってるみたいだから! 気をつけてくださいね!」、「あとインフルエンザもはやってるみたいだから!」と二の足を踏み、なかなか帰れない様子だった。こうして、最後まであたたかい空気のまま、イベントは終了した。

●ゆーたくIIにインタビュー! メガネ拭き会の存続を目論む江口さんに小野さんは……!?

 そしてイベント終了直後。ゆーたくIIのふたりから、コメントをもらうことができた!

――ゆーたくIIとして“初めて”の公開収録はどうでしたか?

小野友樹さん(以下、小野):みんな(ファン)と同じ場所での収録ではなかったので、リアクションどうかな? コールアンドレスポンスとかしてくれているかな?と気になっていたんですけど、でも、こちらの会場でみんなが反応してくれていると信じて収録しました。

江口拓也さん(以下、江口):50回という記念すべき回でしたし、『Brave Quest』も発売したばかりのタイミングでできたのは嬉しかったですね。収録自体は別の場所でしたけど、アフタートークという形でみなさんの前にも出ることができて、良い場を設けてもらえたなあと思いました。

――収録中は、店の外にいる方たちとも接する機会がありましたね。

江口:「カーテン開けていいんですか?」って聞いたら「いいですよ」と言ってくださったんで、じゃあ……って。時間制限がありましたけど、ちゃんと僕らの声が聞こえてたみたいで。ね?

小野:外なので会場と比べれば、ワーッ!!みたいなことはできないけど、それでも結構手を振ってくれたりとかしてくださってました。

江口:アニメイトブースならではの感じでしたね。

小野:ハア……まあでも、人気過ぎたのか、警察沙汰になりそうだったので……。途中でシャットアウトしましたけど(ドヤ顔で)。あはははは!

江口:ははは!

――(笑)。では、ステージの方はどうでした?

小野:こっちはもう、ゆーたくの原点を思い出す感じですね。一緒の空間で、教室くらいの大きさでと言うか。といっても今回は200人も入ってたんですよね!? それはすごいですけど……。同じ空間を共有できて、コールアンドレスポンスもできて。楽しかったなあ。いきすぎてしまうわけでもなく、いい感じでグイグイきていただけたのも嬉しいなと。あたたかい空気感のなかで最後までやれたのは、ゆーたくのファンみなさんのいいところかなと思います。

江口:距離感がすばらしかったよね? そもそも今回公開録音するにあたって、往復はがきっていう、今ではちょっと手間のかかる応募方法を採用したんですけど、それでもたくさん応募していただけて、たくさん集まっていただいて。ありがたいなあと思いました。ステージでも、いい意味でダラっとした、ゆーたくらしい空気が流れてましたね。

――メガネ率も高かったですよね?

江口:そうですよね。伊達眼鏡をかけてくださってる方もいました。やっぱりゆーたくといえばメガネですし、『Brave Quest』ではメガネ盤というものも作りましたからね。そういう面白おかしいことを挑戦しているのがゆーたくなので、この空気を楽しんでいただけているのは嬉しいです。

――なかにはメガネモチーフのアクセサリーをつけている方もいました。

小野:おっ、なんと! じゃあどこかしらにメガネをつけてくれてたんですね。……あっ、僕も今気づいたら手をメガネの形にしてましたよ(と、両手の親指と人差し指をくっつけた状態のまま驚きの表情)。

江口:うそつけ!! たまたまだよ!

小野:あはははは! 実はちょっと前から気づいてたんですけど。いつ言おうかって思って。えぇ(とっても嬉しそう)。

――ではでは最後に。年の瀬ということもあるので、2014年のゆーたくの展開をお伺いできれば。

江口:『Brave Quest』発売記念イベントを、今度は地方でもやります(横浜2回と大阪、名古屋の3か所)。

小野:そう。CD発売3か月後に、リリースイベントをやります!

江口:トークイベントですね。「ゆーたくIIのメガネParty!!」というタイトルで。

――メガネ拭き会はそこでも……?

江口:ええ! メガネPartyって言ってるくらいなんで。ぜひやりたいなって思いますよ!(キッパリ)

小野:でもあれ、ほんっっっとに恥ずかしいんですよ!!

江口:なんか、見られてはいけないものを見られてる感?

小野:秘め事感!

江口:だから見てる方も恥ずかしいみたいな声もありましたけど、ああいうのも楽しいなって僕は思うので。次回もぜひ、やってみたいなって思います。

小野:僕は二度とゴメンです!

江口:……っていうフリがあったので。たぶんやると思います。小野友樹をはずかしめたいと思います。名古屋で小野友樹をはずかしめたいと思います!(笑)

小野:じゃあ僕は名古屋から逃げ出したいと思います。熱田神宮まで……いや、志摩スペイン村まで逃げようと思います。三重か!

江口:遠くまで行ったな!(笑)

――(笑)。今後の活動にも期待しています。ありがとうございました!


[取材&文・松本まゆげ / 写真・アニメイトTV編集部]


■「どうする?どうなる!?ゆーたくII」
放送局:文化放送
放送日時:毎週金曜日26:00~26:30「DIVE Ⅱ Station」内 約10分

■1stミニアルバム『Brave Quest』/ゆーたくII
発売日:2013年12月4日(水)
価格:
[CD+DVD] 3,150円(税込)
[CD] 2,520円(税込)


>>ゆーたくII(小野友樹・江口拓也) OFFICIAL WEBSITE

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