『サクラ大戦 巴里花組ショウ2014』公演中!

ロベリア死す!? 衝撃の『サクラ大戦 巴里花組ショウ2014 ~ケセラセラ・パリ~』公演中!

 2012年の巴里ライブから歌謡ショウ形式を取り入れ、見応えが格段に上がった巴里花組の舞台。今回もそのスタイルを引き継ぎ、タイトルでも「ショウ」を名乗って巴里の魅力溢れるキャラクターたちのドラマを存分に魅せている。

▲恋の街・巴里で華やかに咲く巴里花組のステージが、バレンタインシーズンに開催!

▲恋の街・巴里で華やかに咲く巴里花組のステージが、バレンタインシーズンに開催!

 今回はロベリアの「お当番回」であり、巴里チームのコミックリリーフであるシゾーとの絡みから、とんでもない展開に陥っていく。また前回の舞台から参加した、シゾーの心の闇から生まれた怪人フィルブランとレーヌが今回も絶妙にシゾーをそそのかし、禍の種を作る。3バカトリオ的な敵役が定まったことで、巴里の舞台は抜群に面白くなった。

 さらに、今回は「死」というテーマを扱っているが、重くシリアスになりがちな「死」が、巴里のメンバー、特にエリカが関わることで、どんな顛末になるかが見もの。「ケセラセラ=なるようになるさ」というタイトル通り、巴里花組らしいお約束と破天荒さで大いに楽しませてくれる。


■『サクラ大戦 巴里花組ショウ2014 ~ケセラセラ・パリ~』
東京・八重洲 銀河劇場にて2月16日まで上演中!


【出演】
日髙のり子さん(エリカ・フォンティーヌ役)
島津冴子さん(グリシーヌ・ブルーメール役)
小桜エツコさん(コクリコ役)
井上喜久子さん(ロベリア・カルリーニ役)
鷹森淑乃さん(北大路花火)
小島幸子さん(メル・レゾン役)
かないみかさん(シー・カプリス役)
陶山章央さん(大神一郎役)
Velo武田さん
高木渉さん(シゾー役)
高橋広樹さん(フィルブラン役)
野中藍さん(レーヌ役)
松原剛志さん(ダス・モルテス役)/ゲスト

 この公演を収録したDVD・Blu-rayが、6月26日にセガより発売。また、舞台「サクラ大戦奏組 ~薫風のセレナーデ~」DVDの発売記念イベントが開催決定。3月16日(日)、東京ジョイポリスにて16時よりDVD購入者を対象に、14時からイベント観覧整理券を配布(イベント当日、DVDパッケージをご持参ください)。エリア外からの観覧自由。

 人間社会で仕立て職人として働き始め、今や巴里でも人気のファッションデザイナーにまでなった怪人シゾー。だが、ロベリアにギャンブルで負け、身ぐるみ剥がされた情けないシゾーの姿に、彼の心の“孤独”から生まれたフィルブランと“寂しさ”から生まれたレーヌは心底落胆。シゾーに怪人としての誇りを取り戻させようと、ロベリアへの復讐を焚きつける。

▲ロベリアにまったく頭が上がらない怪人シゾー。彼の心から生まれた怪人であるフィルブランとレーヌは、この情けない主人の姿に苛立ち、ロベリアへの復讐を企てる。

▲ロベリアにまったく頭が上がらない怪人シゾー。彼の心から生まれた怪人であるフィルブランとレーヌは、この情けない主人の姿に苛立ち、ロベリアへの復讐を企てる。

 そんなシゾーたちの前に、不思議な男が現れた。普通の人間の目には見えないというその男は、生と死の狭間の世界の番人ダス・モルテス。神の指示でロベリアを死の世界に導くために来たと語る彼に、フィルブランとレーヌは強い興味を示す。そこでダス・モルテスが赤い薔薇を振り「ケセラセラ」と唱えると、なんとシゾーたちは生と死の狭間の世界に飛ばされる。

▲劇場を離れたロベリアの前に、シゾーたちが現れる。その手には、ロベリアを生と死の狭間の世界へと誘う赤い薔薇が……。

▲劇場を離れたロベリアの前に、シゾーたちが現れる。その手には、ロベリアを生と死の狭間の世界へと誘う赤い薔薇が……。

 そこには生ける者の寿命を表す蝋燭が無数に灯されていたが、シゾーは誤って自分の蝋燭の火を吹き消し、フィルブランとレーヌを道連れに死んでしまう。ダス・モルテスの好意で生命の灯を着け直してもらい、生き返ったことから、フィルブランとレーヌはこの蝋燭の絶大な威力を認識。ロベリアをここへ連れ出し、自らの蝋燭の火を消させて復讐しようと企む。

▲エリカのいたずらのせいで臨死体験させられるロベリア。ダス・モルテスは、労せずに仕事が進んで大助かりといった様子。

▲エリカのいたずらのせいで臨死体験させられるロベリア。ダス・モルテスは、労せずに仕事が進んで大助かりといった様子。

 一方、最近なぜか体調が優れないロベリアは、ステージでのミスをグリシーヌに咎められ、口論の末に劇場を出て行ってしまう。しかしロベリアの容体はかなり深刻で、人に死に際を見せない猫のごとく、ひとり仲間たちの許から離れようとしていた。そこにひょっこりと現れたシゾーたち。調子が悪そうなロベリアを見て、思わず気遣ってしまうシゾーをよそに、フィルブランとレーヌはダス・モルテスから借りた赤い薔薇を使って、ロベリアを生と死の狭間の世界へと誘う儀式を始める。

▲ひとり、ロベリア救助に乗らないグリシーヌ。花火がなだめに行くが、グリシーヌだけがロベリアの体調不良に気付き、散々忠告していたことを知る。

▲ひとり、ロベリア救助に乗らないグリシーヌ。花火がなだめに行くが、グリシーヌだけがロベリアの体調不良に気付き、散々忠告していたことを知る。

 いよいよ儀式が完成するという刹那、突如エリカが「どーん!」とシゾーを突き飛ばしながら登場。すべてをぶち壊した上、拾った赤い薔薇を振るって逆にシゾーたちを再び生と死の狭間の世界に飛ばしてしまう。だが、自分が何をしたかわかっていないエリカは、なんとロベリアにまで「ケセラセラ」と唱えてしまった。

 光の奔流に呑み込まれ、無数の蝋燭が灯る不思議な場所で目覚め戸惑うロベリアに、ダス・モルテスが語りかける。

「ようこそ、生と死の狭間の世界へ」

 ロベリアの運命やいかに……。

<セットリスト>
*第1幕*

夜は昼より美しく
孤独と軽蔑と黒い熱情
死者の詩
人生は水玉模様
ボンソワール巴里

*第2幕*
花の巴里
頭の中のお魚さん
甲板フラフラ
嘆きの花
明日のわたしに花束を
夜は昼より美しく
御旗のもとに


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