ニコ動で話題の"きくお"が楽曲を制作した主題歌も評判! 東京女子流、初の主演映画『5つ数えれば君の夢』を5人が語る!!
2月に"恋愛三部作"第一弾として「禁断の恋」を歌った『Parition Love』を発売した東京女子流。この作品のC/Wに収録した、ニコニコ動画で注目の作家、きくおが手がけた『月のきまぐれ』は、3月8日より上映となる東京女子流初の主演映画『5つ数えれば君の夢』のテーマ曲になっている。
■ メンバーそれぞれが語る、「わたしの演じた役柄と、普段の自分とのギャップ」。
――みなさん、映画出演は…。
中江友梨さん(以下、中江):初めてです。今回、映画という大きな規模でのお芝居の仕事をいただけたことが嬉しかったんです。しかも、メンバー5人全員が出演させていただけるのはなかなか無い機会だと思ったので、みんな精一杯がんばりました。
――撮影をしたのは…。
新井ひとみさん(以下、新井):昨年11月でした。
――『5つ数えれば君の夢』を語るうえで大切なのが、各メンバーが演じるキャラクターたちの個性。まずは、それぞれが演じた役柄について教えてください。
庄司芽生さん(以下、庄司):芽生が演じたのは、女子校カースト(人気ランク)のトップの女の子"宇佐美"です。宇佐美は、学校でもメイクやクルクルに巻いた髪の毛をしている、すごく強気な性格の女の子なんですけど。好きな人が出来てからは、その好きな人の前になるとすごく弱くなるというか、普通に女の子になっちゃう、すごい二面性を持った子です。
――普段、女性たちの前では、女王様的な雰囲気も醸しだしていますよね。
庄司:そんな感じです。芽生自身が、普段から女王様な感じとかぜんぜん無い人。むしろ、何時もの自分でいるとまったりとした感じになっちゃうから、そこをどう演じたら良いのかで戸惑ったし。監督さんにも、「もっと強気な気持ちで」と言われたように、演じるのはすごい難しかったです。
――むしろ、演じるうえで、普段とは違うギャップを楽しんでいた面もありませんでした??
庄司:うん。何時もの自分にはない性格の子を演じたので、演じるのは難しかったけど、でも楽しかったです。
――中江さんは、委員長役でしたね。
中江:わたしがいただいたのは、文化祭の実行委員長の"みちる"という女の子役でした。みちるは完璧主義者な子。友達の前や学校では、つねに"いつわりの自分"を作っているんですけど。唯一信頼している、身内であるお兄ちゃんの前では素の自分を見せていく子なんですね。本当に外から見ただけの印象だと、真面目で完璧主義すぎるし、笑顔だって作り笑いをしているように、あまり感情が表から見えてこない子なんです。そういう、本当の感情を普段は出さない子を演じるのは、すごい難しかったことでした。
――委員長キャラは、普段の友梨ちゃんとはかなりギャップのある存在じゃなかった??
中江:わたしはみちるように、学校や友達の前では完璧主義な…いつわりの自分を通せるほど器用じゃないので、「まったく逆だな」と感じていましたし。「自分とは、また違うタイプの女の子だなぁ」とも思ってました。
――委員長のみちるはとくに、普段の会話では使わない難しい表現もたくさん使ってしゃべっています。
中江:そうなんです。山戸監督の持っている世界観が難しくてと言いますか。言葉の意味の深いセリフもあったので、そこは質問をしながら。演じるときのアドバイスもいただきつつ演技をしていました。
――新井さんは、美少女"斉藤りこ"役として登場。りこを演じてみて、どうでした??
新井:わたしも、自分とは違った人を演じなきゃという面ではすごい大変だったんですけど。違うからこそ、楽しく演じることも出来たように、いい体験になりました。
――山邉さんは、園芸部の大人しい女の子"さく"を演じました。
山邉未夢さん(以下、山邉):わたしの演じた"りこ"は、すごく真面目な子。誰とも関わりたくないみたいな、すごく暗い性格なんです。最初に役柄を知ったときは、「こんなに陰気な子なんだ」と思ったほど、演じるのは大変でした。
中江:まさに園芸部の子って感じの、地味な女の子だもんね。
山邉:ちょー地味です。物語の中でのさくは、花をいじることしかしてないですから!!
中江:未夢は外での撮影が多かったから、寒そうで大変だなぁと思いました。
山邉:ちょー寒くてしんどかった(笑)。最後のほうでは、少しだけさくの性格も変わっていきますけど。でも最後まで、あまり目立たない性格の子として作品の中にはいます。
――そして小西さん演じる"宮本都"は、宇佐美にべったりな女の子。
小西彩乃さん(以下、小西):都は、ただただ宇佐美のことが好きな女の子。いっつも宇佐美のとなりにいるし、宇佐美に何かがあると、すぐに助けてあげる女の子なんです。都はピアノが得意なように、そこはピアノをやっている自分と共通しているところだったんですけど。それ意外はまったく違います。撮影中はズッと宇佐美役の芽生と一緒にいたように、芽生の演技を見れてたのは勉強になったんですけど。他の三人とはあまり絡む場面がなかったから、ほとんど演技を観ていないので、撮影中は、それを観たいなーとも思っていたんです。
■ 『5つ数えれば君の夢』、ここが注目ポイント。
――撮影は、みなさんバラバラだったんですか??
中江:芽生と彩乃は二人で絡むシーンが中心だったから、ほぼ一緒に撮影していたし。未夢とひとみも途中から一緒に絡むシーンがあって、一緒に撮影もしていたんですけど。委員長のみちるに関しては、メンバーと絡むシーンは本当に少なかったから、わたしも各メンバーの演技は気になってました。
――最初に『5つ数えれば君の夢』の台本を読んだとき、どんな想いや感想を抱きました??
庄司:最初に台本を読んだ時点では、「それぞれの演じた役柄と"憧れる人"との関係性が難しいなぁ」と思ったんですけど。でも、台本を読み込むほどに、一人一人の役の個性が伝わってきたし。演じる私たち自身が、台本を読んだ時点ですでに、それぞれの演じた役柄に対して「こんな姿、東京女子流の中では見たことないなぁ」と思えていたように、そこは、撮影をする前から楽しみにしていたことでした。
――この『5つ数えれば君の夢』。あえて見どころのポイントを上げるとしたら、どの辺に注目して観てもらいたいですか??
新井:何処が…というよりも、メンバー一人一人が主役にもなっているように、一人一人の見どころが異なるよう、そこを探して欲しいなと思います。
中江:でも一番は、ファンの人たちが観てる普段のメンバーの性格や雰囲気と、みんな間逆な性格を演じているところ。そこは、本当にレアーな感じで楽しめると思います。
■ 最新シングル『Parition Love』。テーマは、禁断の恋?!
――2月に"恋愛三部作"第一弾として「禁断の恋」を歌った『Parition Love』を発売しました。この作品のC/Wに収録した、ニコニコ動画で注目の作家"きくお"氏が手がけた『月のきまぐれ』は、3月8日より上映となる東京女子流初の主演映画『5つ数えれば君の夢』のテーマ曲になっています。
新井:これまでの東京女子流は格好いい楽曲を歌ってきた中、『月のきまぐれ』はすごく可愛い感じの、今までの東京女子流にはなかった曲調なんです。まさに、東京女子流の中でも新しい表情になりました。
――『Parition Love』は、"恋愛三部作"の第一弾ナンバー。先生に恋をしてしまう"禁断の恋"がテーマになっています。
中江:今回の曲設定が、「生徒が先生に恋をしてしまう、禁断の恋の関係」。そういう感情にメンバーの誰もなったことがなかったので、そこは想像するしかなかったんですけど。でも実際に、先生に恋をしてしまう女子校生だっていると思うんです。とくにMusic Videoでは、そういう雰囲気を出しているので、そこも観てください。
山邉:楽曲も映像も、みなさんにとっても衝撃的だと思いますけど。歌ってる私たち自身も、じつは衝撃的なこと。実際、先生にそういう感情を抱いたことのあるメンバーは誰もいないし。何よりも、歌詞がマジでヤバい感じだから、わたし、この歌詞を読んだ瞬間、普通に「えっ?!」と引いちゃったくらい。まだ聞いていない方は、ぜひ、衝撃を受けてください。
■ 女優としての東京女子流を観て欲しい。
――最後に、改めて『5つ数えれば君の夢』の見どころを五人に語っていただき、インタヴューを締めくくりたいと思います。
小西:この映画は、東京女子流の初主演作ということで、きっとファンのみなさんの見たことのない表情を観れるだろうし。この物語を観ることで、五人の印象もすごい変わって見えると思うんですよ。それと、東京女子流は役者としても表現出来るんだという面にも。何よりも、メンバー一人一人のセリフに注目して観て欲しいです。
山邉:ファンの方ならよく知ってると思いますけど。普段のわたしは、「うるさい」って言われるくらいおしゃべりなんですけど。映画の中ではホントに大人しくて。自分で演じてて、自分で「見たことのないわたしが、ここにいる」と思ったくらいだから、そこは、みなさんにも楽しんでいただけると思います。ただ、ドアップのシーンは、目から下だけを観てください(笑)。
新井:五人とも女子校生を演じているように、私たちが普段、学生をやっているときの姿も観れるんじゃないかな?!と思ってるし。メンバー一人一人が主人公としても出ているので、それぞれの見どころもたくさん発見してください。
中江:この映画の中のメンバーは、みんな、普段とは間逆な性格の子たちばかり。そこのギャップを楽しんでもらいたいのと。笑顔や泣き顔など、いろんなメンバーの表情も観れれば、それぞれに衝撃のシーンもあるので、そこも見どころだと思います。
庄司:初主演映画ということで、正直、撮影ではいろいろ苦労もあったんですけど。でも、そこを監督さんやスタッフさんらと一緒に乗り越え、がんばって作りあげました。普段のダンス&ヴォーカル・グループの東京女子流とは違った目線で。女優としての東京女子流の姿を、ぜひ、大勢の人たちに観てもらいたいです。
TEXT:長澤智典
3月8日より、シネマライズ他全国順次公開
★CD
東京女子流 15thシングル「Partition Love」
On Sale