アイドル+ロック="アイドロック"を目指すCANDY GO!GO!6人にインタビュー!
2月に『CINDERELLA CALL』と『そしてまた逢えると云うよ』、2枚のシングル盤を同時リリースしたCANDY GO!GO!。今やアイドル界のみならず、いろんなジャンルの音楽好きたちがCANDY GO!GO!の楽曲に反応を示し、興味関心を示している。
今回の取材には、なぎさりん、佐伯かな、櫻井めぐみ、円田はるか、菜月アイル、森咲なな(研修生)の6名が参加。彼女たちの生き生きとした表情を、ここにお届けします。
――CANDY GO!GO!に今、いい感じで"追い風"が吹いていませんか?
なぎさりんさん(以下、りん):なんか「今年はCANDY GO!GO!が来るな!!!」「CANDY GO!GO!は、今年が勝負の年だな」というのは、自分たちでも感じていることなんです。新たに研修生も入り、より、自分たちの演ろうとしている形が明瞭に見えて来ているので、今年のCANDY GO!GO!は勢いにノリますよ!!
菜月アイルさん(以下、アイル):全員が、同じ目標に向かっている感は強く持ってます!
――その「目指しているスタイル」を教えてください。
りん:「今のCANDY GO!GO!がテーマにしているのが、アイドル+ロック="アイドロック"。そのアイドロックを掲げながら。それぞれに、どんなスタイルがアイドロックなのか!?というのも、メンバーそれぞれにつかみつつあるので、今は、そこへ向かってひたすら突き進んでいる感じです。
――最近のステージングはとくに、一体化したパワフルなエナジーを発揮していますからね。
佐伯かな(以下、かな):CANDY GO!GO!は生歌でやらせてもらっているので、毎回毎回のライブごとに私たちのモチベーションというか、テンションそのものがライブに現れ出てくるし。その熱に対して、キャンディスト(CANDY GO!GO!のファンたち)を中心に、お客さんたちがリアルに反応してくれるというか、同じ熱さで盛り上がってくれる。それが、今のCANDY GO!GO!のライブらしさだと思います。
――確かに、キャンディストたちの盛り上がりには、すさまじい熱気がありますからね。
アイル:そうなんです。いくらアウェイな環境の中でも、キャンディストたちがいることで、どんな環境でも燃え上がっていけるんです。
かな:以前にも、ファッション・ショーへのゲストやロックバンドとの対バン・ライブ、メンズ系の人たちが多いイベントに家族連れの多い会場などなど、女の子たちがほとんどの場から、幅広い世代や一般層の方々ばかりのアウェイなイベントにも、CANDY GO!GO!は何度も出演経験があるんですけど。でも、ステージに出てパワーをぶつけていけば、お客さんたちも一緒にその空気に参加してくれるし。とくに、キャンディストたちが先頭に立って盛り上がりだすと、その場にいた人たちも自然と輪の中へ加わって、一緒に盛り上がってくれますからね。
――確かに、あの騒ぎっぷりはすごいです!!
りん:その熱気の輪がどんどん広がりを見せているからこそ、今年は、もっともっと大きく広げていきたいんです。
■ 進化し続ける『そしてまた逢えると云うよ』。その最新スタイルが…。
――今回、『CINDERELLA CALL』と『そしてまた逢えると云うよ』をシングル発売しました。『そしてまた逢えると云うよ』は、ライブではもぅお馴染みの楽曲じゃない?
りん:CANDY GO!GO!の代表曲の一つですね。『そしてまた逢えると云うよ』はCANDY GO!GO!最初のオリジナル・ナンバーなんです。
――あっ、そうなんだ!!
りん:CANDY GO!GO!が誕生して、今(取材した2月時点で)で3年半くらいなんですけど。もぅ3年以上は歌ってますし、CANDY GO!GO!を知っている人たちの間では、すっかり浸透している曲にもなっています。
――それを、今になって音源化したのは何故?
りん:『そしてまた逢えると云うよ』は、過去にも3回ほど音源化されているんですけど。今回の2枚同時リリースというタイミングや、今のCANDY GO!GO!を取り巻く空気的な面でも、「ここが一つの勝負時!!」と思ったことと。最新スタイルの『そしてまた逢えると云うよ』を、みなさんに届けたかったことも大きかったと思います。
――そうか、この楽曲自体も進化し続けてきたわけだもんね。
りん:そうなんです。最初は、打ち込みを軸にしたピコピコとしたスタイルだったんですけど。今や、音も厚くなり。かなりロック・テイストが強くなったように、音源化するたびに、どんどん激しさを増しているんです。
かな:どんどんバージョンアップされてるよね。『そしてまた逢えると云うよ』の最初は、ソロの唄いだしから始まるんですけど。唄うメンバーも最初の頃とは変わってますし。音質も、打ち込みからバンドの音に変わってきました。
じつはCANDY GO!GO!って、最初は「スイーツ系アイドル」としてスタートしたんです。だけど、何時しか「渋谷系ロック・アイドル」に指針を変えたことから、その変化に伴って楽曲も進化し続けてきているんですね。だから、過去の音源も振り返りながら、その表情の違いを味わっていただくのも、楽しさかなと思います。
――昔は、「スイーツ系アイドル」だったんだ…。
かな:そうなんですよぉ!!当初はみんな10代だったんで。今でも、正規メンバーには一人10代がいますけど。
円田はるかさん(以下、はるか):唯一の10代です。なので、わたしは「スイーツ系でキャピキャピしたCANDY GO!GO!らしさ」を受け継いでるつもりなんですけど。メンバーどころか、お客さんたちからも「ババア」と言われれば、しゃべり方まで「老けてる」と言われるんですよ。わたし、正規メンバーの中では最年少なのに、それさえも気づいてもらえないんです。
――本人としては、その辺どう思ってるの?
はるか:いやぁ…。「大人っぽい」と言われるぶんにはいいんですけど、10代なのに「ババァ」と言われるのは、ちょっと悲しいです。
アイル:普段から落ち着いてるからね。
はるか:まぁ、そこの自覚はあります(笑)。でも、気持ちはスイーツ系です!!
■ 「もてあそばれた女性」4人がメインで歌っている『QUEEN&JOKER』。
――大人っぽさという面では、C/Wに収録している『QUEEN&JOKER』にこそ、アダルティーな魅力が発揮されていません?
りん:今のアイドル・ユニットって若い子たちが多いじゃないですか。でも、私たちは少し年齢層が上なので、CANDY GO!GO!だからこそ表現出来る「大人らしい色気とロックっぽさ」を、この『QUEEN&JOKER』には詰め込みました。
――大人の色気ってやつですね。
りん:そう、"大人の色気"です。
かな:『QUEEN&JOKER』の歌詞に登場するのは、「もてあそばれた女性」。この歌は、4人がメインで歌っているんですけど。うちの社長が、CANDY GO!GO!の中から、とくに"もてあそばれてる風に見える女性""悲壮感の出てる女性"を4人選抜して歌わせました。そのメンバーが、わたしと、アイルと、りんと、今日はお休みしている高橋ナツミになります。
――もてあそばれてる女性の印象って、すごくない?!
アイル:りんちゃんやなつみちゃんは、グラビアでも活動しているように色気の塊だけど。わたし、この4人の中で言ったら一番色気がないから、どっちかと言ったら補助役なんです。
かな:えっ、それはわたしも??
りん:「もてあそばれ方」って、いろいろあるじゃないですか。アダルティな色気に魅了され、もてあそばれてしまった印象のメンバーもいれば、本当に捨て猫のような雰囲気を出してゆくメンバーもいたり。
アイル:わたし、捨て猫系なんですけど。「捨てられたことさえわからないし、気づかない性格」なんですよ。だから『QUEEN&JOKER』の中の唄い方でも、「刹那さがない」「もてあそばれた感がない」と言われたし。たぶん、この心境を理解しきれてない性格なんだと思います。
――かなさんも、アイルさんの発言を深読みするなら、色気担当とは違う位置のようにも感じましたが。
かな:わたし、よく唄い方が「スナックのママさんみたい」って言われるんですよ。だから、りんやなみつとは違う色気というか。わたしがCANDY GO!GO!でリード・ヴォーカルを取らせてもらっている楽曲って、バラードばかりなんです。なので『QUEEN&JOKER』に関しても、唄いだしの♪夜明けのクラブバーで遠い昔を思い出す」のところを、すっごい悲しい感じで。スナックのママさんらしさを発揮して唄いました。
――まさに、酸いも甘いも知っているからこその味だ。
かな:それ、まったくないです!!わたし、10代から純粋にアイドルだけをやってきているんで、正直、わかってはいないです。でも、ドロドロとした昼ドラが好きなので、そこからイメージを膨らませてます(笑)。
――りんさんは、まさに"色気の権化"だよね。
りん:これは、アイドル活動をしてきて磨かれた感性なんですけど。わたし、その人を見ると、どんなタイプの人かわかるんですよ。
――みずから、もてあそんだり、もてあそばれたりというのは?
りん:もう、その次元は超えましたね。
かな:りんちゃんのファンって、絶対に"もてあそばれたいMな方"が多いよね。
はるか:多いー!!
りん:なぜかわたしの前には、もてあそばれたい方ばっかが来るんですよ。じつを言えば、わたし自身はMなんですけど。でも、Sな存在感を求められるから、アイドルをしているときはSキャラに変身しているんです。そのぶん家では、お兄ちゃんに背中を踏んでもらったりと、Mなわたしでいます。
かな:それ、お兄ちゃんへ命令してるってことじゃない。やっぱSだよ!!
――確かに(笑)。
かな:そしてもう一人の高橋ナツミですが、彼女はCANDY GO!GO!の中でも最年長で、グラビアモデルとしても何枚もイメージDVDを発売しているように、みずから「新エロテロリスト」と名乗るほどの子なんです。
はるか:雰囲気が、ほんとエロいよね。
かな:ホントに"女"を武器にしている感がすごいんですよ。
アイル:それに釣られて、男の人たちが寄ってきちゃうっていう。
かな:まさに、色気の塊です!!
■ CANDY GO!GO!のメンバー全員"シンデレラになれる子たち"。それが『CINDERELLA CALL』。
――今回の作品で一番メインとなっているのが、『CINDERELLA CALL』になります。
アイル:わたし、アイドル人生を5年送っているんですけど。初のセンター曲になりました!!
りん:この曲にも、いろんな意味があるんだよね。
アイル:そうなんです。なぜ『CINDERELLA CALL』かと言うと、CANDY GO!GO!のメンバー全員"シンデレラになれる子たち"なんです。今はまだシンデレラになる前の、輝く存在に憧れ、そのために頑張っている姿なんですけど。
はるか:まだ、原石状態だよね。
アイル:そう。「わたしを見つけて」「抱き上げて」「連れ出して」と歌っているように、みなさんがわたしたちのことを見つけ出して、早くシンデレラにして欲しいんです!そんな想いや願いを、この『CINDERELLA CALL』には詰め込みました。
かな:CANDY GO!GO!のシンデレラ物語は、ここから描かれていくんです。
――これまでにもCANDY GO!GO!は、シンデレラになるための物語をいろいろと描き続けてきたんじゃない?
かな:わたしたち、ズッと同じところにいる感じなんですよ。だからこそ、今年はもう一歩先へ進めるか!?。「今年はCANDY GO!GO!がシンデレラになれるか!?」という気持ちでいるので、この『CINDERELLA CALL』を通してその気持ちをみんなへ伝えたいし、ステップアップに繋げたいなという気持ちでいます。
りん:今のCANDY GO!GO!は、アイドル路線を超えて、その先のアーティスト路線にも進んでいきたいんですよ。だから"アイドロック"という言葉を掲げてるんですけど。
アイドル活動をしていると、無言の年齢制限を感じるというか。でも、アーティストとして表現していくなら、年齢とかは関係のないこと。それに、もっともっとCANDY GO!GO!を一般層の人たちにもアピールしていきたいように、ただただ「アイドルという枠だけに止まりたくはない」んです。
かな:そう。アイドルという括りの中だけで活動していると、「(賞味期限は)何時まで!?」と考えちゃうんですけど。そうじゃなく長く活動していくためにも、わたしたち自身がいろいろと試行錯誤をしながらも、アイドロックというスタイルを確立させていかなきゃいけないんです。
――めぐみさんも、ひと言お願いします。
櫻井めぐみさん(以下、めぐみ):わたし、3月でCANDY GO!GO!は卒業するんですけど。最後に、今回の作品に関われたことがすごく嬉しいんです。とくに『CINDERELLA CALL』は、ホント格好いい歌に仕上がったし。これからのわたしは、みんながシンデレラとなって駆け上がっていく姿を見続けていきますから。
――研修生の森咲さんも、お願いします。
森咲ななさん(以下、なな):わたし、違うユニットで活動していたときにCANDY GO!GO!さんと共演したことが何度かあったんですけど。そのたびに、ライブを見ながら、すごい心打たれるものがあったんです。それくらい憧れのユニットだからこそ、CANDY GO!GO!の研修生になったわけだし。何時かは、みなさんのを追い抜くくらいの気持ちを持って頑張っていきたいなと思っています。
――何時かは、自分がセンターに立ってやる…と。
なな:まずは、CANDY GO!GO!の役に立ちたいんです。だから、そのために頑張る気持ちでやっています。でも、『CINDERELLA CALL』を聞いたときは、すごく素敵な曲だったから,、「早くわたしもこのメンバーの中で一緒に唄い踊りたい」という気持ちになったし。早く正規メンバーとして、この中に加わりたいです。
――『CINDERELLA CALL』は、これからのCANDY GO!GO!の輝くべき道を指し示してゆく楽曲ですからね。
りん:ここには、今のわたしたちの素直な想いが込められていますし。サウンド面も、ドラムの音一つを取ってもかなりこだわって制作しているように、まずは触れてください。
■ だんだん脱がされていく映像って!?
――今回、『CINDERELLA CALL』と『そしてまた逢えると云うよ』のMusic Videoも制作し、(リリース形態によりますが)CDに収録しています。
りん:『CINDERELLA CALL』は那須高原にまでロケに行きました。しかも映像の中、うちのリーダーの関根ゆみがロールスロイスのハンドルを握り、メンバーを乗せて運転までしています。でも、リーダーいわく「ハンドルが重すぎる!!」ということでした(笑)。
かな:この映像の中、終盤に、みんなの夢を文字で伝えているのも見どころになっています。
りん:各自のキャラクターもメッチャ出てるしね。
アイル:『CINDERELLA CALL』も『そしてまた逢えると云うよ』も、CANDY GO!GO!のライブ・パフォーマンス・シーンがたっぷりと入っているように、わたしたちのライブの魅力が伝わる内容になっています。とくに『CINDERELLA CALL』は、各メンバーのいろんな性格面も見れると思います。『そしてまた逢えると云うよ』は、ドラマ仕立て風になっているんですけど。最後のオチは見てのお楽しみです。
りん:『そしてまた逢えると云うよ』のMusic Videoでは、わたし、どんどん脱がされていって、最後には水着姿になっちゃうんです。あっ、最後はみんな水着姿を披露しているのか(笑)。なので、全員の水着姿も見どころですし。この二つの映像を見て、ぜひ、CANDY GO!GO!の熱いライブ姿を想像し、気になったら、ライブに足を運んでください。
――CANDY GO!GO!のライブ本数は、すさまじいですからね。
りん:週に3-4日はライブを演っているんじゃないですかね。週末になると、1日2-3本のステージになることも。でも、気が緩んだり弱ったら風邪をひいちゃうので、そこは根性で乗り切ってると言いますか。みんな「弱らない鋼のメンタル」で頑張っています。
――みなさん、手にスピーカーを持っているように、本番前にも、それを使って小さく音を流し、空いたスペースで練習しているくらい、ストイックな人たちですからね。
めぐみ:これ(STEEZ)、ケータイをUSBで繋げるうえに、けっこうな音が流れるにも関わらず、すっごく軽いから、これ(STEEZ)を使って、よくライブ会場でも空いた時間に新曲のダンス練習などをやっています。
アイル:それくらいストイックに頑張っているCANDY GO!GO!なんです。まずは、今回の『CINDERELLA CALL』や『そしてまた逢えると云うよ』をたくさんの人たちのもとに届けたくて頑張っているので、ぜひ聞いていただきつつ。興味を持ったら、ぜひぜひ会場にも足を運んでください!!
PHOTO:永澤真奈/TEXT:長澤智典
★CD
■ Cinderella Call
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1.Cinderella Call
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●通常盤(CD)
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1000(税込)
■ そしてまた逢えると云うよ
●初回生産1000枚限定盤(CD+DVD)
・CD
1.そしてまた逢えると云うよ(日テレ・ポシュレデパート深夜店・タイアップソング)
2.Cinderella Call
・DVD
1.そしてまた逢えると云うよ(Music Video)
OKB-FUJI-DT-B002
1500(税込)
●通常盤初回限定500枚限定盤 写真集ブックレット付仕様(CD+写真集)
1.そしてまた逢えると云うよ(日テレ・ポシュレデパート深夜店・タイアップソング)
2.Cinderella Call
OKB-FUJI-DT-EC004
1100(税込)
●通常盤(CD)
1.そしてまた逢えると云うよ (日テレ・ポシュレデパート深夜店・タイアップソング)
2.Cinderella Call
OKB-FUJI-DT-EC006
1000(税込)
>>CANDY GO!GO! HP