劇場版制作決定！『境界の彼方』が聖地・奈良県の夏祭りとタイアップ！ 浴衣姿の未来、美月らが「なら燈花会」にやって来た！

2014年8月5日から14日まで、奈良県奈良市にある奈良公園一帯においてキャンドルライトイベント「なら燈花会（とうかえ）」とTVアニメ『境界の彼方』によるスペシャルタイアップイベント「燈花会の彼方」が開催された。

　

■作品の「聖地」奈良で第5話のエピソードを再現！

TVアニメ『境界の彼方』は、2013年10月から12月までTOKYO MXほかで放送された京都アニメーションによる青春アクションファンタジー作品。呪われた血を継ぐ少女・栗山未来と、人間と「妖夢」と呼ばれる異形の存在のハーフである少年・神原秋人が出会い互いに影響し合いながら、それぞれの運命を受け入れてゆく物語だ。今年7月に2015年春公開に向けて劇場版の制作が進行していることが発表され、再び注目を集めている。

作品の舞台モデルとなった奈良県では、毎年8月の上旬に地域の夏祭り「なら燈花会」が行われている。春日大社、東大寺、興福寺の境内に位置する奈良公園一帯にろうそくの火を灯すという幻想的なキャンドルライトイベントだ。この祭りは、本編の第5話「萌黄の灯」に「長月灯籠祭」という名称で登場し、作品を彩る重要なエピソードとして描かれている。昨年のTVアニメの放送時は、すでに祭りが終了していたため今年こそは「なら燈花会」を訪れようと考えていたファンも多いだろう。そこへ立ち上げられたのが「なら燈花会」と『境界の彼方』のタイアップによるイベント「燈花会の彼方」だ。今年の「なら燈花会」は、『境界の彼方』をきかっけに訪れる新たなファン層を取り込みながら例年にも増して賑わいを見せていた。

■イベント限定のタイアップ記念限定グッズ多数販売！


メインイベントである灯籠の点灯が行われる前に、17時から奈良公園の敷地内にある奈良県新公会堂でイベントの限定グッズ販売が行われた。公会堂の館内に入ると制服姿の未来、秋人、博臣、美月（ヤキイモも一緒）がお出迎え。販売されたのは、クリアポスター、タペストリー、竹うちわ、あぶらとり紙、ポストカード、クリアファイル、ペーパーバッグ（紙袋）の7品。いずれもこのイベントが行われている期間の本会場でしか手に入らない貴重なアイテムだ。なかでも、竹うちわとあぶらとり紙という夏に欠かせない2大アイテムは、奈良県のメーカー会社とコラボしており品質も折り紙つき。「なら燈花会」と『境界の彼方』のタイアップを心待ちにしていた大勢のファンが集まり、灯りが灯される前から会場はお祭りムードに包まれていた。

　
■博臣と美月が暮らす豪邸のモデルとなった奈良ホテルへ！


イベントの本会場である奈良公園付近は、数多くの歴史遺産に囲まれている。その中に、博臣と美月が暮らす名瀬家のモデルになった奈良ホテルがある。明治42年から続く老舗の奈良ホテルは“関西の迎賓館”と呼ばれ、辰野金吾の設計による本館は近代化産業遺産に指定されている。その重厚で優雅な佇まいは、異界士の名家・名瀬家の豪邸にふさわしい雰囲気をかもし出している。『境界の彼方』ファンなら一度は訪れたい「聖地巡礼」スポットだ。

本イベントの開催期間中、『境界の彼方』のファンサービスイベントとして奈良ホテルのスタッフによる館内見学ツアーが行われた。ツアーが開催された４日間で延べ約500人ファンが参加し、名瀬家の豪邸を訪問したかのような貴重な体験を果たした。

　

■ろうそくに灯りが灯され、浴衣姿の文芸部のメンバーが会場に集合！

日も傾いてきた夕方の19時頃、いよいよ公園一帯に並べられた灯籠に火が灯されてゆく。屋内では制服姿だった未来たちも浴衣姿にチェンジ！　4人が灯籠のやさしい灯りに包まれて広場に立つ姿は、作中で描かれた「長月燈籠祭」の光景そのものだ。キャラクターパネルの前には大勢のファンが集まり記念撮影をしていた。

未来が持っている提灯と秋人が持っている団扇は「なら燈花会」のオリジナルグッズだ。描き下ろされたキャラクターたちも実際の「なら燈花会」とコラボしており、細かな部分でもタイアップイベントの特別感が演出されている。そして、見逃してはならないのが、美月が手に持っているりんご飴。これは、第5話のラストで美月が博臣におねだりしたものだ。本編では、美月がりんご飴を食べている姿は描かれなかったが、約一年越しにこのキャラクターパネルでその様子を観ることができた。夏祭りに来たことで、以前よりも素直になれた美月の心の変化が、今回の描き下ろしパネルにも込められている。博臣が持っている綿あめも、おそらくお菓子好きの美月にあげるものだろう。

タイアップイベント「燈花会の彼方」は『境界の彼方』を思い出すと同時に、来年春に公開される予定の劇場版に向けての再出発を祝う祭りにもなった。今後、新たな展開が期待される『境界の彼方』からまだまだ目が離せそうにない。
　
>>TVアニメ『境界の彼方』公式サイト
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