スマホ用ゲーム『チェインクロニクル』で約50キャラを演じた声優・石田彰さんとチェンクロ・松永Pの対談レポート
セガが運営するスマートフォン用ゲーム『チェインクロニクル』。サービス開始から一周年を迎え、「第2部」の実装やドラマCDやアニメ化、携帯ゲーム機PS Vita用の『チェインクロニクル V』もサービス開始など、さまざまな展開を行っている人気タイトルだ。今回は『チェンクロ』で主人公など、約50人のキャラクターを担当した声優・石田彰さんと、『チェンクロ』の生みの親・松永純プロデューサーの対談レポートをお送りします。
『チェンクロ』が作られた開発当初のお話や、レコーディングで複数のキャラクターを演じ分ける難しさなど、たっぷり語っていただきました!
■ 『チェンクロ』の登場キャラのディテールは石田さんの声が生み出した!
――まずは松永さんに伺います。『チェンクロ』に石田彰さんを起用した理由は?
松永純さん:石田さんに初めて収録をお願いしたのは、いまから1年半くらい前でした。誰にお願いするか考える時点で、ひとりの方に何十役もしていただくことになっていて。なので、主人公のイメージに合っている声優さんで、なおかつ沢山のキャラクターを演じ分けられる技術をお持ちの方というと、そもそもそんな方なかなかいないですし、誰にお願いできるだろうと考えたときに、これはぜひ石田さんにお願いしたいなと思ったんです。
石田彰さん:ありがとうございます。
松永さん:当時のことを覚えていらっしゃいますか?
石田さん:はい。事前にいくつも役をやるというのは聞いていたので、セリフから受けるイメージをふくらませて「そこからキャラクター造りをするしかないかな」と思ってやらせていただきました。人数が5人くらいならちゃんと「演じ分けなきゃ!」と考えますけど、何十人のキャラクターなので「無理なものは無理だ」と思いました(笑)。それに『チェンクロ』はゲームなので、プレイヤーは声だけじゃなくてビジュアルも目にするからイラストにも助けてもらえます。キャラクターを演じ分けるのは仕事ですし、とても大切なことです。しかもそれを求めてくださって「お前ならできるだろ」と思っていただいたのは嬉しいことです。でも、正直なところ……ビジュアルにもかなりの比重で助けてもらおうと考えていました(笑)。
ただ、これだけ多くのキャラクターをいただくと、普段やらないようなキャラクターも出てくるんです。そこはとてもおもしろかったですね。「仕事としてこういう役をやる機会はないな」と思っていたようなキャラクターをやらせていただけたのは新鮮でしたね。
一同:(笑)
松永さん:石田さんには「少年の役」から「おじいさんの役」までやっていただきました。収録当日に50役くらいやっていただいたんです。そのレコーディングの監修をさせてもらって、すごく感動したのをいまでも覚えています。というのも、いま石田さんは「ビジュアルに助けてもらった」とおっしゃいましたが、こちらからすると全然そんなことはなく、石田さんは収録中にキャラクターのディティールの部分をすごく詰めてくださって。2セリフずつしかないのに「どういう気持でしゃべっているか?」とか「このキャラのバックボーンは?」とか、細かく聞いてくださったんです。
石田さん:そうでしたか?(笑)
松永さん:はい、そうでした(笑)。最近の『チェンクロ』でもひとりの声優さんに何役も演じていただいてますが、いまはストーリーとか絵がちゃんとある状態です。でも石田さんと収録させていただいたときは初期開発の途中だったので、ストーリーも絵もなくて、ほんとにセリフの文字だけでした。すると、そこからキャラを掘り下げてくれるので、逆に声から物語やキャラの表情が浮かぶんです。とても新鮮な体験で、本当に石田さんにお願いしてよかったと思いました。
石田さん:僕らは与えられたキャラクターを演じるので、わからなかったら「どういうキャラクターですか?」と聞けばいい立場じゃないですか?
松永さん:はい、そうですね。
石田さん:この『チェンクロ』は何百人というキャラクターが出てきますが、最初にどの程度までイメージを固めているんですか?(笑)
松永さん:それぞれのキャラクターの背景というかアイデンティティみたいなものは、全員かぶらないように決めています。「戦士」とか「ヤンデレ」とか、そういう表層的な特徴よりも深い部分で、そのキャラだけの芯を用意して。そこがちゃんとあれば、キャラの独自性を出すことができるんです。
石田さん:えーっ!? でも何百人もいますから、誰かはかぶりますよね?
一同:(爆笑)
松永さん:あははは! でも、それをなんとかかぶらないように、がんばって設定を考えています。あと設定文と一緒に、かならずセリフも用意してるんです。そのほうが微妙なキャラの内面を、イラストレーターさんやシナリオライターさんに簡潔に伝えやすいんです。なので石田さんに収録をお願いしたあのセリフが、キャラクターの骨子にもなっているんですよ。
石田さん:だけどキャラクターのセリフを文字で見ると、何通りも解釈ができると思います。そう考えるとイラストレーターの方がイメージしたものと、僕ら役者がイメージしたものが必ずしも一致していない可能性がありませんか?
松永さん:そうですね。でも、それは僕らが監修をしてイメージを合わせるようにしています。
石田さん:なるほど。何百人もたいへんですね(笑)。
松永さん:それが仕事なので(笑)。でもボイスとイラストに少し違和感があると、それはそれでユーザーさんの心に残るキャラクターになるので、そこは許容していますね。現実の世界でも、顔と声のイメージが合わない人って、なんとなくそれが特徴になりますよね? だからそういった多少ズレたキャラクターがいてもいいんです。なので収録のときに石田さんがセリフにアドリブを入れてくださったものは、キャラクターを構築してくださったということだと感じています。
■ 約50人を石田さん担当! 『チェンクロ』の1/7は石田さんボイス!
――先日、緑川光さんにインタビューをさせていただいたとき、緑川さんは「あのとき石田さんがたくさんのキャラを演じてくれたから、いまの『チェンクロ』の姿がある」とおっしゃっていました。
松永さん:本当にそうだと思いますよ。『チェンクロ』が始まったとき、150~200人くらいのキャラクターが登場したのですが、石田さんには50人くらいを担当していただきました。だからプレイヤーのみなさんがゲームを遊ぶと、とにかく石田さんのキャラにたくさん出会うんです。しかも『チェンクロ』はキャラクターが登場したときに、まずはボイスが流れます。ストーリーよりも先に、“声”が提供されるというゲームなんです。そういう意味でも、緑川さんがおっしゃっていた通りだと思います。
石田さん:緑川くんは優しい方なので、そういうありがたいことを言ってくださったんですね(笑)。今度会ったらお礼を言っておきます。
一同:(笑)
※緑川光さんのインタビュー記事はこちら。
松永さん:収録の際に緑川さんが「そのうちもっとたくさんのキャラを担当して、いつか石田さんの人数を超えたい」とおっしゃっていました。それはすごくありがたいお言葉だなぁと思っているのですが、いま総キャラクター数が350人くらいで、その中の約50人が石田さんなんです。約1/7が石田さんだから、超えるのはけっこう難しい状態です。
石田さん:えっ、そんな割合?(笑) 『チェンクロ』は第2部になってから参加する声優さんが増えてきてるじゃないですか?
松永さん:はい、いまは相当な数の声優さんにお願いしていますけど、全キャラクター数で見ると圧倒的に石田さんのキャラが多いです。『チェンクロ』はたくさんのユーザーさんに支えられ、一周年を迎えて第2部まで成長しました。しかも今度はアニメにもなるような人気作品になりました。石田さん……いままできちんと言えていませんでしたが、本当にありがとうございました!
石田さん:いえいえ(笑)。ゲームだけでなくドラマCDになったりアニメーションになったり、すごいですよね。
松永さん:アニメでも石田さんには3役をやっていただきました。本当はもっと担当のキャラクターがいるのですが、役を絞って演技に集中していただこうという方針で、キャストの調整をしました。石田さんと言えば主人公は外せない。黒騎士も。そしてハルアキも人気のキャラクターです。そうやってかろうじて3役に絞ったのに、なんと第一話で3人が連続して出てくるシーンがあるんですよね(笑)。
一同:(笑)
松永さん:さっそく1話目から石田さんが石田さんと掛け合いをするという……(笑)。でもハルアキはどうしても石田さんのイメージが強くて、外せなかったんですよね……
石田さん:プレイヤーのみなさんが、キャラクターの好き嫌いに偏りが出るのって、なぜなんでしょうね? ストーリーが関係してるのでしょうか?
松永さん:いろいろな要素でキャラクターに愛着を持ってくださる人がいます。『チェンクロ』はストーリーを大事にしてる作品なので、物語からキャラを好きになってくれる方もいます。それとは別に「イラストがかわいいから好き」とか「実際にそのキャラを使ってみて強いから好き」とか、いろいろな要素があります。もちろん「セリフとボイスがかっこいいから好き」という意見もたくさん聞きます。
なのでゲームとアニメで声が変わることに対して違和感を感じるという声も届くと思います。ですがアニメを作るとき、同じ声優さんに多数のキャラを演じてもらうのは現実的ではありませんでした。ゲームと違って、やはり掛け合いがありますし。
石田さん:そうですね。「オリジナルにこだわってほしい」というプレイヤーさん側の意見はもっともですが、収録をしなければいけない僕らとしては……きついんですよね(笑)。
一同:(爆笑)
松永さん:石田さんはアニメだと3キャラでしたが、いかがでしたか?
石田さん:3人くらいなら……(笑)。それにストーリーも短かったから大丈夫でした。そしてもうひとつ、それぞれのキャラのイメージがバランスよく離れていたのがよかったです。これが3人とも似たようなキャラだったら、演じるのは難しいですね。
松永さん:そう言ってくださって安心しました。そう言えば今年の夏、石田さんには「としまえん」で開催した『チェンクロ』のリアルイベントのナレーションを録らせていただいたのですが、参加してくださったお客さんのアンケートで「主人公の長いセリフがすごくよかった」と答えてくれた人がけっこう多かったんです。いままでゲームでは「主人公=プレイヤー」なので、あえてしゃべらせないようにしていたんですが。
石田さん:そうでしたか? アニメでは普通の主人公っぽく、たくさんしゃべってますよね?
松永さん:はい! アニメはゲームとは違って、ユーザーさんに観て楽しんでもらうものなので、たっぷりしゃべってもらっています。なのでアンケートに答えてくださったお客さんやファンのみなさんは、きっとアニメを見てそこにも満足してくださるはずです。
ひとつの名もないモバイル用のゲームから始まったタイトルが、こうやってドラマCDになったりアニメになったりしていくなかで、声優のみなさんがキャラクターを深めてくださっているのは開発者にとっては本当にありがたいことです。石田さんには、チェンクロの世界を深めて、ファンの皆さんに喜んでいただくためにも、今後もいろいろ協力していただきたいです。今後ともよろしくお願いします!
石田さん:こちらこそ、よろしくお願いします!
■ 今後の『チェンクロ』の展開は!? また、石田さん担当の新キャラは!?
石田さん:ところで今後『チェンクロ』はどうなっていくんですか? だって『刃牙』が参戦してきましたよね?
一同:(笑)
松永さん:コラボは基本的にはファンタジー世界観の作品にしようとしてるんですが……『チェンクロ』はモバイルゲームタイトルの王道ファンタジーとして、ひとつの箱庭のようなものになったらいいなと考えています。『チェンクロ』という世界をきちんと用意して、メインの物語がその中心にあって、そこにいろいろな物語が入ってきて、世界を広げていってくれればなと。石田さんに声をお願いしている主人公のキャラクターを「標準的な主人公」にしているのも、それが理由です。そこを中心に広がっているのが今で……、いろいろ許容しているうちに、『刃牙』が参戦してしまったということですね(笑)
石田さん:ユーザーのみなさんは「次はなにが来るんだ?」と期待しますよね。
松永さん:そうですね。でもさまざまなキャラクターが『チェンクロ』の世界に訪れますが、やはりその中心にいるキャラクターは主人公を含めた第1部のメインキャラクターたちです。2部で新規キャラクターも増えますが、従来からのキャラクターたちもまた、世界の深みを増していってくれるはずです。石田さんにはいままでのキャラクターを深く掘り下げ、より魅力的に演じていっていただきたいです。
と言いつつも、できれば50人と言わず、60人、70人と、もっと他のキャラクターもお願いしたいです(笑)。
石田さん:どうなんでしょうね? 引き出しを使いきってますからね(笑)
一同:(爆笑)
――今後やってみたいキャラクターはいますか?
石田さん:もうすべてをやりつくしました(笑)。あと残っていることは、とんでもないキャラクターくらいしかありません。でもそれをここで言ったら「じゃあ作りましょう!」なんて言われてしまって、あとで僕が困ることになる。うかつに答えられない!
一同:(笑)
――では、いままでのキャラで印象に残っているのは?
石田さん:いろいろなキャラクターがいますが、やはり一番大事なのは主人公です。そして自分の中で印象がついてしまったのはハルアキです。アニメーションにも出させていただいたし、兄弟のお話もありましたから。新しい物語を作ってもらえて、ゲームだけじゃなくてドラマCDとか繰り返して登場するキャラクターは印象に残りますね。それにいくつも台本を読むと、僕もキャラの新しい一面を発見したりします。
収録のときにディレクターの鶴岡さんから、「ハルアキ役は石田クンじゃないとねぇ」と言われました。そう言われて「あ、そうなんだ」と意識するようになりました(笑)。
松永さん:上手く言えませんけど、ファンのなかでもハルアキは石田さんのイメージが強くあるみたいです。ゲームでストーリーを読むときに、特に強く脳内再生されるというか。今回のアニメは1話から8話まであるなかで、再構成をするときにセリフを少し変えているんですが、それもあってハルアキとトウカの決闘シーンは導入と終わり以外はほぼそのままです。ファンのみなさんに、ゲームのときに想像していたシーンが、そのままアニメになってくれた!と感じていただけるんじゃないかなと期待しています。
――ドラマCDやアニメに登場するキャラクターは、人気を基準に決められているのですか?
松永さん:人気ももちろんありますが、全8話で『チェンクロ』の世界観を視聴者のみなさんに感じていただけるよう、バランスも考慮に入れて作っています。また、「仲間がたくさん増えていく」というストーリーの本筋がちゃんとアニメとして感じられるような、そんなキャラクターを選んでいます。ハルアキとトウカはキャラクターの人気もありますし、決闘の話が「鬼族」を表しているので、そのシーンをアニメに使わせていただきました。収録したボイスがつながったものを聞いただけでも、迫真の演技が伝わってきました。僕自身も鳥肌が立つほどでしたから、ファンのみなさんは満足していただけると思います。
――石田さんに伺いたいのですが、約50人のキャラクターを演じたあと、周囲の反響はいかがでしたか?
石田さん:緑川くんもそうですけど、何人かから「これやってるんだって?」と言われました。声優がなにかの作品でキャラを演じることは当たり前のことなので、普通はそんなことは言われません。ですが『チェンクロ』は担当しなければならないキャラの人数が特殊なので言われたわけです。単純に驚いているんだか「よくやったねぇ……そんな仕事」と呆れられてるのか、どちらでしょう(笑)。
普通だったら仕事を受ける前に「なんでひとりでそんなにやらなきゃいけないんですか?」と疑問に思うはずです。「ひとりで何役もこなせるぞ」というのを見せるよりも、この人が演じたらふさわしいと思う役者さんにそれぞれに任せた方が、受け手の人に対しても説得力が増す……という発想が僕ら側にはあります。なので、当時僕に声をかけてきた方々は、「なんでそんなことになってるの?」という疑問が入っていたと思うんです。きっと「自分は今まで、幸いにもそんなオファーが来たことはないけど、一体どんな状況の仕事なんだ?」という疑問だったんでしょうね(笑)。
一同:(爆笑)
■ アニメから興味を持って『チェンクロ』のゲームをプレイしてほしい!(石田彰談)
――そんな『チェンクロ』が一周年を迎えてアニメ化が決定しました。初めてこのお話を聞いたときの感想は覚えていますか?
石田さん:アニメ化の前に、まずドラマCDになると伺ったときに「自分のキャラクター同士が会話をする」と聞いていたので、これは大変だぞ……と思ったんです。そしてアニメ化決定の話を聞いたときに「アニメの方は役が限られます」ということだったので一安心していたのですが、蓋を開けてみたら3役も残ってました(笑)。でも、先程も言いましたが、キャラの色が違うタイプだったので苦労はしませんでした。
もちろんゲームも嬉しいですが、キャラクター同士の会話やドラマがアニメーションという形で見られるのは新鮮でいいですね。なので石田彰としてはキャラの負担が減ったというのと、より具体的に物語を見られる機会ができたという2点が嬉しかったです。
――アニメ化はいつから決まっていたのですか? 『チェンクロ』のサービスを始めたころから、いつかはアニメにしたいと思っていましたか?
松永さん:まったく夢にも思いませんでした。ドラマCDも考えていませんでした。考えていたら、ゲームで何役もお願いしないですし。実はドラマCDの話が上がったとき、僕は初めに止めたんです。だって同じ声優さんの掛け合いなんて、ちょっと無理があるんじゃないか……と(笑) ぶっちゃけムチャでしたよね?
石田さん:だって自分のキャラ同士が会話しちゃったらバレちゃいますからね(笑)。
一同:(爆笑)
松永さん:ですが、声優の皆さんにOKを頂けて作ることになって。であれば、ゲームで描ききれなかったことをちゃんとやろうと。そして今度はアニメになって。先ほど石田さんがおっしゃったとおり、世界が広がったように感じました。ゲームを作っている時点ではテキストの物語だったものが、魂の入った絵で動くのを見たときは、感動してちょっと泣きました(笑)。
――作ってる松永さんが泣いたのだったら、ファンのみなさんは超期待ですね!
松永さん:はい、期待してくださると嬉しいです。いままで動かなかったキャラクターが動くんです。きっとユーザーのみなさんもアニメになるなんて想像してなかったと思います。
――アニメの見どころはどこですか?
石田さん:それぞれのエピソードごとに、軸になるキャラクターが違うんです。バラエティーに富んでるところですね。
松永さん:はい。お話はつながっているんだけど、オムニバスです。初めは主人公を中心にメインストーリーを進めていくという案もあったんですが、いろんな仲間が増えて物語が広がっていくことこそが『チェンクロ』の楽しさの本質だと思ったので。。普通のショートアニメは登場キャラクターが5人くらいらしいのですが、「こいつもなんとかならないですか?」と言っているうちに30人くらい登場することになってしまいました。たぶんショートアニメの限界を超えています(笑)。時間は短いけど内容は濃いです。
――ファンのみなさまにひとことお願いします。
松永さん:とにかく監督をはじめスタッフの皆さんが力を注いでくださって、素晴らしい映像に仕上がっています。『チェンクロ』のファンの方々が観れば、ゲームで味わった冒険の日々が鮮明に蘇るくらい、チェンクロの世界や物語が鮮やかに再現されています。ぜひ、楽しんでいただければと思います!
石田さん:アニメ作品にまでなりましたが、基盤となっているのはゲームの『チェンクロ』です。いまこうやってドラマCDやアニメに展開できたのは、ゲームを「おもしろい」と感じて遊び続けてくれているプレイヤーのみなさんがいたからです。
最初にゲームを展開するとき「ひとりで何十役もやっているよ」というのはキャッチーなエピソードだったと思います。それで『チェンクロ』に興味を持ってくださった人がいたならば僕は嬉しいです。でもいざ遊んでみて、飽きられてしまったらここまでのことにはならなかったはずです。『チェンクロ』がここまで成長したのは、みなさんがゲームを楽しんでくださっているからです。
僕はそれほどゲームに詳しい方ではありませんが、『チェンクロ』の魅力は「遊びやすさと難しさのバランス」が良いことだと思います。普段あまりゲームで遊ばない方にも、一度『チェンクロ』をプレイしていただいて、おもしろさを体感してほしいです。最初はどんどん進めるんだけど……僕はあるところで勝てなくなって、先に進めなくなりました(笑)。でも、そこまで来た人は、もう『チェンクロ』をおもしろいと思っている人です。無料で始められますから、お試しでもいいので一度遊んでみてください。
――ありがとうございました。
◆『チェインクロニクル』ショートアニメ概要
収録時間:1話約5分で全8話(合計約40分)
監督:もりたけし(「ヴァンドレッド」「スカルマンTHE SKULL MAN」)
キャラクターデザイン:加藤裕美(「ギルティクラウン」「ファンタジスタドール」)
脚本:QUALIA(「チェインクロニクル」ゲーム・CDドラマシナリオ)
制作:創通/十文字
声の出演:石田彰(主人公/ハルアキ/黒騎士役)、佐倉綾音(フィーナ/トウカ役)
内田真礼(ピリカ/ニンファ役)、小岩井ことり(リンセ/ユニ役)、柳田淳一(ヴェルナー/ナックル役)
三上枝織(リフレット役)(敬称略・順不同)他
<チェインクロニクル~絆の新大陸~とは>
『チェインクロニクル ~絆の新大陸~』は、出会った仲間たちとの物語がつながっていくチェインシナリオRPGです。舞台となるのは、最果ての大陸「ユグド」。プレイヤーは、暗黒の魔物たちから「ユグド」を守るため、立ちあがったひとりの戦士となり、総勢200名以上の仲間たちとストーリーを紡いでいきます。誰と出会い、誰と絆を深め、どんな物語を見るかは、プレイヤー次第です。
<チェインクロニクル ~絆の新大陸~概要>
名称:チェインクロニクル ~絆の新大陸~
ジャンル:チェインシナリオRPG
配信サイト
App Store
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価格:基本無料(アイテム課金あり)
サービス開始:Android / iOS 配信中
メーカー:セガ
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