大人気スマホゲーム『チェインクロニクル』を代表する石田彰さんと緑川光さんが夢の対談！　「この企画は石田さんがOKしなければ始まらなかった（緑川さん）」

　『チェインクロニクル』（以下、「チェンクロ」）とは、2013年7月よりSEGAから配信が開始したスマートフォン向けチェインシナリオRPG。サービス開始から好評を博しゲーム本編の第2部にあたる『チェインクロニクル　～絆の新大陸～』の実装や、ドラマCD化、アニメ化、携帯ゲーム機PS Vita用の『チェインクロニクルＶ』のサービス開始など、さまざまな展開を行っている。

アニメイトタイムズでは、石田さん、緑川さんそれぞれのインタビューを行い、『チェンクロ』に関する二人の思いを伺ってきた。そんな、『チェンクロ』の声優陣を代表するお二人に、今回時間をいただき、対談が実現。この記事を読む前に、ぜひお二人のチェンクロ愛を確認してから、チェックしてほしい！

事前に読んでほしい記事

実は『チェインクロニクル』のガチプレイヤー！
声優・緑川光さん超ロングインタビュー

スマホ用ゲーム『チェインクロニクル』で約50キャラを演じた

石田彰さんが『チェンクロ』で打ち立てた兼ね役50人以上という大記録

――今回は、お二人揃っての貴重なお時間をありがとうございます。お二人にお伺いしたいのですが、声優さん目線での『チェンクロ』の魅力とはどこにあるでしょうか？

石田彰さん：ゲームに出演している声優さんの数も増えていて、その人達が複数のキャラクターを演じ分けています。それぞれの声優さんが演じるいろんなキャラクターを、ひとつのゲームの中で楽しめるところではないでしょうか。

緑川光さん：今、石田さんがおっしゃったように声優さんの演技の妙を感じるのも楽しみのひとつですが、その中でも石田さんは別格です。その芝居の違いを丹念に聞いていただくと、いいですよ！　味があります！　だてに何年もやってきてないですよ！

石田彰さん：何だろう、すごい危険な匂いが。罠を仕掛けられている気がする……（笑）。

緑川光さん：罠じゃない（笑）！

――以前のアニメイトタイムズのインタビューの時にも、緑川さんは「石田さんの複数キャラがあってこそのチェンクロ」と話をされていますが、この話を聞いて石田さんはいかがですか？

緑川光さん：石田さんが声を収録された時は、全てのキャラクターイラストがあったわけではないですよね？

石田彰さん：イラストがあるのもあったし、ないのもあったという段階ですね。

緑川光さん：もし、イラストが全て揃っていたら、もっといい演技になっていたと思います。イラストから受けるインスピレーションは大きいですし、それがないとディレクターさんの言葉だけの指示のみになっちゃいます。演じる身としては、両方が揃っていたらもっといいものになったと思いますね。いつかは、その状況で録り直したボイスも聞いてみたいですね。

石田彰さん：正直、あんまりイラストと合ってないキャラもいるかと思います。その辺については謝っておきます。しばらく聞いて頂けると慣れますから許してください。

緑川光さん：合ってないなんて事ないですよ！　石田さんはイラストに合っているかどうか心配だとおっしゃいましたけど、イラストがあったらそれに合わせようとなさいますよね。

石田彰さん：イラストが用意されているものに関しては、声をあてるためにキャラクターのイメージを思い描く時に、そのイラストに頼るところが大きいですからね。

石田彰さん：ゲーム制作をされているセガさんがどのような考えで開発（収録）しているかは伺ったことはないんですが、『チェンクロ』で複数のキャラを演じると最初に聞いた時に、「たくさんキャラを出したいけれど予算的な都合もあって
キャラクターの数に合わせて声優を起用出来ないから、逆に一人の声優にあり得ないくらいたくさんのキャラを演じさせることで、それをプラス方向の話題性へ繋げようとしているのかな？と嫌味な勘ぐり方をしました。

その上で、そういう企画に乗ってみるのも面白いなと思ったのですが、結果として一人でこれだけのキャラクターをやっているという事が、作品の宣伝として大きく取り上げられていたので、
僕が勝手に思い描いた企画意図としても成功したのではないかなと思います。

緑川光さん：最初に石田さんがその企画に乗らないと、この話は始まらなかった。やっぱり石田さんはビックネームなわけですよ。

石田彰さん：なんだろうな～（笑）

緑川光さん：俺は誠意で言ってるんですよ！　僕は知ってます。石田さんは芝居に大変こだわる方なんですよ。そんな人が、何十人ものキャラクターを演じるなんてよく引き受けたなって本当に思ったんです。こだわりゆえに「いくらんなんでも数十人も演じ分けられません」って仕事を断ってもおかしくなかった。今でこそ、石田さんがやられているから他の声優も挑戦できますけど、最初に石田さんがよくOKしたなって思ったんですよね。

――緑川さんからの言葉を受けて石田さんはいかがですか？

石田彰さん：緑川さんの言うことが本当だとしたら、後から参加される声優さんに対して悪い例を作ってしまったなって思います(笑)。「石田がやってるんだから、俺もやらないといけないのかな」って、この作品にそういう流れが生まれたのなら申し訳ないです。

緑川光さん：「あの大先輩の石田彰さんがやっているんだから、俺なんかが断れない！」みたいなね（笑）。でも、自分は、ひとりのゲーマーとしては素直に喜んでますよ。

石田彰さん：これから『チェンクロ』の複数キャラクターでの出演オファーが来たら、断る勇気も必要だと思いますよ(笑)。

緑川光さん：「僕なんかがやるんだったら、これを石田さんにやってもらってください！」って言われて、また石田さんがどんどん兼ね役記録を更新するみたいな（笑）。

石田彰さん：まぁね。今となってはそれもありかなと思います（笑）。

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