俺様による俺様のための最高のバレンタインデー♪ アニメ『ヘタリア』シリーズに出演の高坂篤志さん“チョコレートお渡し会”を独占レポート&インタビュー!!
2014年11月に新シリーズ『ヘタリア The World Twinkle』の制作決定の発表で、多くのファンを喜ばせ、未だ衰えることない人気ぶりを見せたアニメ『ヘタリア』シリーズ。新シリーズでは原作のどのストーリーが描かれるのか続報が楽しみなところだが、2015年2月14日のバレンタインデーに、東京・秋葉原のアニメイトAKIBAカルチャーズZONEで、同作でプロイセン役を演じる高坂篤志さんによる“チョコレートお渡し会”が行われた。チョコレートは本イベント限定に用意されたもので、プロイセンとイタリア&日本&ドイツのイラストが描かれたもの。
お渡し会は2回行われ、どちらも大盛況。今回はその模様をレポートする。またお渡し会後、高坂さんにインタビューすることができたのでそちらもあわせてお届けしよう。
※高坂の「高」は「はしごだか」が正式な表記です。
●高坂さんのサービス精神に感服
2回にわけて行われた“チョコレートお渡し会”。あわせて200枚のイベント参加整理券が用意されたそうだが、なんと即日配布終了になるほどの人気ぶり。貴重な参加整理券を手にしたファンは、朝早くからアニメイトAKIBAカルチャーズZONEに来店。特別に設置された『ヘタリア』スペシャルコーナーを見たり、プロイセンのキャラクターソングが流れる店内を友だちと回ったりと、『ヘタリア』空間を堪能していた。
そんな『ヘタリア』一色のなか、ブルーのユニフォームに身を包み、「アニメイトAKIBAカルチャーズZONE STAFF」と書かれた名札を下げた高坂さんが登場。まるで新人スタッフのように緊張気味の高坂さんが同店売り場のレジ前に立つと、いよいよお渡し会がスタート。
“チョコレートお渡し会”と銘打っているように、特製ヘタリアチョコが手渡されるだけかと思いきや、握手に加え、短いながらも高坂さんとのトーク時間が設けられているファン垂涎のイベントだったのだ。チョコレートを手渡しながら、両手でがっちりと握手。その後、ファンが地方から来たと言うと「寒空のなか、こんな遠くまで来てくださってありがとうございます」と高坂さん。続けて「お名前を教えていただけますか?」と名前を聞き出すと、その名前をプロイセンの声で呼び、「今日は俺様のために来てくれてありがとな!」とメッセージを送るという大サービス。受験を控えているという女の子には、「お前ならがんばれる! 俺も応援してるからな!」と応援メッセージを送る一幕もあった。
高坂さんに会えた喜びで泣きだす人や感動で言葉が出ない人にも優しく声をかけたり、凍えるように冷たい手で握手をしたファンには「わ、冷たい!」と驚いた様子ながらも、あたためてあげようと手をさすってあげたりと、高坂さんの優しさを感じる瞬間も。また、ファンの頭をなでなでしてあげるなど、ひとりひとりのファンの声と要望に耳を傾けながら丁寧に応対していた。
お渡し会が終わり控室に戻ると、疲れた様子も見せずにニコニコと笑顔の高坂さん。というのも、控室には同店のスタッフさんによるプロイセンの手書きのイラストやメッセージが飾られていたり、店頭にはイラストボートが置いてあったりと店舗あげての心配りがうれしかったことはもちろん、ファンとの直接の触れあいで「自分もがんばろう!」と元気をもらったからなのだそう。また、バレンタインデーということでチョコレートを筆頭にクッキーやアイマスク、手作りの小鳥のぬいぐるみなどたくさんのプレゼントに囲まれ、幸せそうだった。
ファンも高坂さんも満面の笑みで締めくくることができたお渡し会は、両者にとって最高のバレンタインデーイベントになったことだろう。会場となった「アニメイトAKIBAカルチャーズZONE STAFF」では2015年3月1日(日)まで、『ヘタリア バレンタインイベントアフターキャンペーン』が開催中。ヘタリア関連商品1000円以上お買い上げで、バレンタインデーイベントで配布したものと同じチョコレートをプレゼントする内容で、チョコレートがなくなり次第終了とのことだ。バレンタインデーイベントに参加できなかった人にはチャンスなので、早めに訪れてほしい。
●お渡し会終了後、高坂さんに直撃!!
――お渡し会、お疲れ様でした。終えられてみていかがですか?
高坂:『ヘタリア』は途中、間を空けながらも長いこと続いている作品ですが、ファンの方の愛がまだまだ熱いんだなというのを実感することができて、とてもうれしかったですね。
――今回のように、面と向かってファンの方とお話をするという経験は今までにありましたか?
高坂:『ヘタリア』関連でも他の作品でも、以前に何度か経験があります。でも、こんなに間近でお話しをしながら、というのは『ヘタリア』以外ではないので、今回も含めて非常にいい経験、貴重な経験をさせていただきました。しかも、今日はバレンタインデーですよ。今までの人生で一番充実したバレンタインデーだったと思います(笑)。本当は来てくださったみなさんにそう思っていただけるようにしなくちゃいけなかったんでしょうけど、誰よりもお渡し会を楽しんで、気持ちよく過ごしていたのは僕の方でした。
――1回目、2回目と本当に多くのファンがいらっしゃって、なかには泣き出してしまうような方もいました。
高坂:泣いてしまったり、緊張で固まってしまったり、本当にいろいろな方がいましたが、みなさんに共通しているのは『ヘタリア』が好きという思いですから、それがひしひしと伝わってきたのがうれしかったです。それにチョコレートを渡すだけではなく、『ヘタリア』の話をしたり、キャラクターに対する愛を聞いたりするのはものすごく楽しかったです。
――ひとりひとりとの会話の時間は短かったと思いますが、その分、思いを凝縮してお話されていましたよね。
高坂:寒いなか、せっかく来ていただいたので、ただチョコをお渡しするだけではなく、握手をしたり、時間の許す限りお話をさせていただきました。みなさんからのご要望があれば可能な限りお応えしたいなとも思っていたので、チョコを渡しながら、プロイセンとして「気をつけて帰れよな!」とか「ありがとな!」とか、声をかけさせていただくこともありました。でも、いかんせん、僕のボキャブラリーが少なかったので、かける言葉が似たようなものになっていることが多かったかもしれないなと、今になって思っています(苦笑)。プロイセンを意識したアイテムを身に着けてくださっている方もいたので、パッと言葉が出てこないときはそこをいじったりさせていただきました(笑)。あと、お友だちが風邪をひいてしまって来れなかったという方もいたので、その方には「(お友だちに)がんばって治せ! と伝えてください」とメッセージを送らせていただきました。届いたかな?
――ファンのなかでも受験生が多かったというのが印象的です。
高坂:そうなんですよ! 「私、今年受験です」みたいな方が多くいらしたので「これを糧にがんばってくれ!」と応援させていただきました。合格したら僕のおかげですね(笑)。
――(笑)。今日、ここに来ることができたファンも事情があって来られなかったファンも含めて、とにかく多くの人に愛されているというのを実感できた日だったのではないですか?
高坂:そうですね。みなさんの『ヘタリア』愛をひしひしと感じました。
――そういえば、お渡し会ではお店のユニフォームを着て、高坂さん専用の名札を下げていらっしゃいましたね。
高坂:どちらも今日のためにスタッフさんが用意してくださったものなのですが、着た後に、昔のバイトを思い出しました(笑)。以前、喫茶店でバイトをしていたときにポロシャツを着て働いていたので、そのときの記憶がふとよみがえりましたね。しかも、レジの前に立ってのお渡し会だったので、本当に接客をしているみたいな気持ちで……昔を思い出して、照れくさくなりました(苦笑)。
――高坂さんが着用されたユニフォームと名札は、店舗に展示されることになったんですよね。
高坂:いや~ありがたいですよ。お金を払ってでも飾ってもらいたいくらいなので(笑)。ユニフォームにはサインを入れさせていただきました。ちなみに撮影可能らしいです。秋葉原は男性向けコンテンツを扱ったお店が多いので、そのなかに女性向けコンテンツのものがあることで、女性が来るきっかけになればうれしいです。あのユニフォームがもっと価値のあるものになるようにがんばります!
――さて、新シリーズ『ヘタリア The World Twinkle』の制作が決定しましたが、新作へ向けた意気込みをお聞かせいただけますか?
高坂:「キャラクターを忘れない」というのも大事ですが、「キャラクターの新しい一面をどう見せていくか」も大事にしていきたいなと思っています。もともとの性格というのはこれまでのシリーズから変わることはありませんが、新しい出来事が起きればちょっと違う性格になることもあると思うので、そういうことも踏まえつつ、新しいキャラクターを開発していきたいです。
――改めてお聞きしますが、『ヘタリア』という作品、プロイセンというキャラクターは高坂さんにとってどのような存在ですか?
高坂:なくてはならないものです。僕が東京に出てきて、はじめてレギュラー役をいただいたのが『ヘタリア』ですから。また、プロイセンは俺様で、自分とは真逆といっていいほどタイプの違うキャラクターなので、その分、いろいろな挑戦をさせていただいています。どこまで弾けても許されるキャラクターなので、やっていて楽しいですね(笑)。キャラクターソングも歌わせていただきましたし、大事な作品、大事なキャラクターです。もちろん、ギリシャやエストニアも大切なキャラクターですよ。
――キャラクターソング、といえばプロイセンのキャラクターソングは朝から店内でかかっていたそうです。
高坂:ありがたいやら、恥ずかしいやら(笑)。思い返せば、プロイセンのキャラクターソングのようなヘビメタは普段歌うことがないジャンルの曲なので、新しいことに挑戦するきっかけを与えてくださったなと思います。感謝しても感謝しきれないくらいです。新シリーズでも何かあればどんどんぶっこんでいきたいと思います(笑)。
――ありがとうございました。最後に、新シリーズを楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
高坂:みなさんにお届けできる情報がまだあまりない段階ではありますが、楽しみにしていただければその分、それが糧になってキャスト陣もがんばれますので、引き続き応援をよろしくお願いいたします。
>>「ヘタリア The World Twinkle」公式サイト