声優
「おれパラ 2014」東京公演・2日目レポ

重大発表もあり! 小野大輔さん、鈴村健一さん、森久保祥太郎さんに加え寺島拓篤さんがゲスト出演した「おれパラ 2014」東京公演・2日目レポート

 毎年末恒例のライブイベント「Original Entertainment Paradise(通称:おれパラ)」が、2014年も開催! 神戸と東京の2か所で、それぞれ2日間行われた。

 今回のホストは、小野大輔さん、鈴村健一さん、森久保祥太郎さん。前年の岩田光央さん卒業を経てはじめて3人編成で挑むという、いわば新時代の幕開け的公演ともなった。そこで本稿では、最終日となる東京公演2日目(2014年12月21日開催 @東京両国国技館)をレポート。とある“重大発表”まで成された、興奮の内容をお届けしよう。


●“リレー”は森久保さんからスタート! ホストからホストへ熱を繋いでいく……

 OPムービーで瞬時に熱気が立ち込めた会場内。間髪入れず恒例の『新おれパラップ』がはじまり、小野さん、鈴村さん、森久保さんが姿を現した。さらに中盤からは、東京公演ゲスト・寺島拓篤さんも登場。4人が生み出すリズムにより、観客のテンションもグングン上昇した。「今日は外寒いけど、熱くなってくれますかー!!」とは、新リーダー・小野さん。新体制で迎えるはじめての千秋楽、気合いは充分だ!

 オープニング後は、いよいよホストが順に登場し各人の楽曲を披露していく。この日先陣を切ったのは、森久保さん。全身黒の衣装でステージに現れると、『TRIBAL』などヘビーなロックチューンを次々と放った。パワフルで伸びのある歌声はまさに圧巻。観客も負けじとペンライトを激しく振って応え、さらなるエネルギーをステージに注ぎこんだ。これを受け「良いんだよこの“一番風呂”がね!」、「サイコーの湯加減ですどうもありがとう!!」と満足げな表情。トップバッターならではの心地よさに浸っていた。

 お次は、ゲスト・寺島さんの出番。自身のイメージカラーでもある黄色に染まる客席を見て「美しい!」と唸りつつ、曲調さまざまに3曲を披露した。とくに間のMCで「雨降ってくれないかな」と言った場面では、観客がペンライトを一気に青に変える現象が。このなかで歌われた『雨に笑えば』は、なんとも幻想的な一曲となった。ファンの一体感を目の当たりにし、寺島さんは「おれパラ最高だぜ! めちゃくちゃ気持ち良いぞー!」と興奮せざるを得ない様子だった。

 3番手は鈴村さん。ポップアップで元気に登場し、『あいうえおんがく』ほかアッパーな楽曲をたてつづけに披露。ハンドクラップ、コール、ジャンプで観客とたっぷりたわむれた。「ライブハウス、両国国技館へようこそ」と、かの名言も飛び出すなど、当の鈴村さんもノリノリだ。また、その後はおれパラ初のアコースティックセットで『ハナサカ』『おもちゃ箱』をしっとり歌い上げたかと思えば、終盤で再びバンドセットに戻しテンションを引き上げる場面も! 感情を揺さぶる楽曲構成に、観客のボルテージは振り切れっぱなし。この熱気のまま、“大トリ”へとバトンが渡された。

 トリはもちろん、新リーダー・小野さん。ダンサー4人からなる“チームD”を従え、『Mission D』ほかダンサブルなナンバーを披露した。小野さんのセクシーなステップに酔いつつ、観客も一緒になって踊る踊る! みるみるうちに国技館をダンスホールへと仕立てあげた。

 MCでは、ひとまず「両国もす!」とあいさつ。国技館に「帰ってきた」と、おれパラ開催を喜んだほか、「(国技館の)座布団は大きいんだよね。今年は来て早々ダイブしましたね」といった裏話を明かした。さらに「関東から来た人! センキュー!」「四国から来た人! おおきに!」など、観客とじっくり触れ合う一幕も。しばしあたたかい空気が会場を包んだ。

 「ダンスタイムのはじまりだ!」。そんなコールをあとに披露されたラストの楽曲『熱烈ANSWER』は、観客のダンス(ほぼフルコーラス)も手伝い国技館が揺れているかと錯覚するほどの熱狂ぶりに。ショータイムを締めくくる圧倒的な空間を演出し、本編が終幕する。

 鳴り止まないアンコールののち、姿を現した3人。まずはMCで互いを労った。とくに小野さんのアクトに触れ、「D、最高だったよ!」と森久保さん。なんでも森久保さんは、着替え中だった小野さんのもとにわざわざ訪れ、声をかけてしまうほど感動したそうだ。鈴村さんも「チームDの熱気がここらへんに残ってるぜ!」と声を上げる。そんな言葉に対し、小野さんは「一番手の森久保さんから引き継いで大きくなっていた熱量を肌で感じた」と感慨深げ。メンバー間の“リレー”は今回も大成功だったようだ。

 加えて、森久保さんが「夜なべして作った」というニューおれパラップについてや、おれパラ第一回を振り返っての思い出話、おれパラに無くてはならないバンドメンバーの紹介も。7年続くおれパラの厚みを感じられる時間となった。

 また、ここで重大告知! おれパラのホストに、寺島拓篤さんが加わると発表されたのだ。改めてステージに立った寺島さん。重圧を感じることもあったというが、いざ発表の場に来ると「腹が据わりました」とひと言。「最高のステージ作りをしていきますので、よろしくお願いします!」と力強くあいさつした。4人となった“新生おれパラ”。観客からは、大きな期待を寄せる歓声が幾度もあがっていた。

 しかも、そんな新生おれパラを彩る新曲『United Flag』の存在まで発表! この日、全宇宙初披露された。「4人で歌詞を持ち寄った」という合作は、前向きな歌詞が印象的なアッパーチューン。疾走感あるメロディに、観客の身体を自然と揺れる。さらに、はじめてながらコールもしっかり決めてみせ、“お披露目”に花を添えた。

 「これからもおれパラ、みんなで作るぞ!」(小野さん)。この声を受け、会場にいる全員がまたも大熱狂! ラストの曲『眠るものたちへ』がはじまった。「20代だけ!」「男子だけ!」など観客を限定して何度も繰り返されるおなじみのコールアンドレスポンスは、まるで一年後までのしばしの別れを惜しむかのよう。途中、VTR出演したSCREEN modeと羽多野渉さん(ともに神戸公演ゲスト)によるリクエストも含め、約14分間ものやりとりを楽しんだ。最後に、小野さんがマイクを通さず「本当に、本当に、ありがとうございました!」と生声を響かせあいさつ。出演者全員で手をつなぎ、ステージの方方に向かって何度もお辞儀すると、ステージをあとにした。

 新体制でむかえた「おれパラ2014」千秋楽。ライブはもちろんのこと、サプライズもあり非常に濃い内容となった。終演後のファンの表情は一様に晴れやかで、それだけでも充実していたことが伺える。

 ホストたちによって繋がれたバトンは、この日一日だけのものではなく、7年間落とすこと無く繋いできたもの。次回も、今回以上の感動を与えてくれることだろう。

〈SETLIST〉
M01. 新おれパラップ
M02. TRIBAL
M03. Parallel World
M04. Moon Light Я
M05. 身体検査 Я
M06. AGITATOR
M07. SUNSET RADIO
M08. スターテイル
M09. 雨に笑えば
M10. Prismatic World
M11. あいうえおんがく
M12. さあ見栄張りましょう
M13. ハナサカ
M14. おもちゃ箱
M15. ポジティヴマンタロウ
M16. SHIPS
M17. Mission D
M18. OffsiDe T-RAP!
M19. Distance
M20. Shinin' Days
M21. Ride On Funky Night
M22. 熱烈ANSWER

―アンコール―
M23. United Flag
M24. 眠るものたちへ


>>Original Entertainment Paradise "おれパラ" 公式サイト

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