今回の舞台は“コンビ感”が見どころ──『ハマトラ THE STAGE -DOUBLE MISSION-』ゲネプロ公演レポート&キャストインタビュー
2015年3月14日より公演が開始となる舞台『ハマトラ THE STAGE -DOUBLE MISSION-』。公演初日には、会場となる星陵会館ホールにて関係者向けのゲネプロが行われた。ゲネプロを終えたキャスト陣には本番に向けた意気込みを伺うことができたので、舞台の模様と合わせてレポートしていこう。
『ハマトラ THE STAGE -DOUBLE MISSION-』は、舞台『ハマトラ』の第二弾公演となり、後発ミニマムホルダーによる無差別暴動事件から一週間後の出来事が描かれる。落ち着きを取り戻した横浜にて、ナイスとムラサキのコンビ探偵“ハマトラ”は、アートからの紹介でとある女性のボディガードの依頼を引き受ける。
一方、バースデイとレシオの便利屋コンビは、血まみれの男から猫探しの依頼を受けた。それぞれがバラバラの事件と思われたが、奇妙な符号で様相を変えていく……。といったあらすじで、完全オリジナルストーリーが展開していく。
詳しい内容は実際の公演を楽しみにしてほしいが、第一弾公演を見た人であれば「おっ!?」と思うシーンがあったり、ストーリーもさることながら舞台の端から端まで使った演出は見事の一言だった。さらには客席まで使った盛り上げの場面もあり、舞台ならではの魅力だなと感心しつつ、取材ながら純粋に楽しんでしまったほどだ。
公演のスケジュールやチケット情報については公式サイトをチェックしていただきたいが、公演日によってアフターイベントのキャラクターが異なっていたりと、日程ごとに異なる見所もある。
また、熱演を見せてくれた後には、ナイス役の高橋健介さん、ムラサキ役の黒藤結軌さん、バースデイ役の大島崚さん、レシオ役の髙﨑俊吾さん、ガスケ役の金井祐介さん、モラル役の五十嵐啓輔さん、アート役の栩原楽人さんに話を伺った。最後にショートインタビューの内容を紹介しよう。
──ゲネプロを終え、初日公演を控えた今の心境をお聞かせください。
高橋さん:ゲネプロを終えて、まだ修正箇所があるので、そこをしっかり直して初日を120%の力で頑張りたいと思います。
黒藤さん:自分たちのダメな部分は落としきれたと思います。初日の公演に向けてひとりひとり精一杯やるだけなので、期待していただきたいと思います。
栩原さん:集中力を切らさず、とにかく集中して集中して、10ステージ乗り切りたいと思います。
金井さん:初めて通して見て分かったこと、発見したことがたくさんありました。改善するところは改善して、良いところはもっと伸ばして10ステージ全部頑張っていきたいと思います。
五十嵐さん:感情ひとつひとつの動きをキャッチして、そういうところを繊細に描いていきたいと思います。
髙﨑さん:前回に引き続き第二弾ということで、前回見せられなかったお芝居がすごく深くなっているので、そういうところを皆でもっと詰めていき、もっと素敵な作品にしていきたいと思います。
大島さん:初めてこうして客席に人がいるピリッとした空気の中でやってみて粗が見えてきたので、そこを改善しつつ、10公演を怪我なく、最後は笑って終えられるように頑張りたいと思います。
──昨年8月に第一弾があり、約半年での再演という点での心境はいかがでしょうか。
黒藤さん:楽屋とかで年齢的に下の子たちにいじられるとか、ネタにされるとか(笑)、そういう楽しさを先に思い出しちゃって、また賑やかになればいいなと楽しみにして挑みました。
高橋さん:初演のときはザックリとしたストーリー説明もあったので、アートとナイスっていうシーンが多かったような気がします。でも今回はずっとムラサキと一緒のことが多いので、コンビ感、バースデイとレシオとか、アートとガスケとか、前回よりも一緒にいるなって感じました。
五十嵐さん:今回は僕自身は直接手を下していることはほぼ無いので、後ろでずっと「みんな頑張って」と思いながら、裏でずっと微笑んでいます(笑)。そんな影で暗躍するモラルをもっといやらしく演じられたらと思います。
──ファンの方へ向けてメッセージをお願いします。
大島さん:『ハマトラ』が第二弾ということで、期待の声がたくさんSNSやブログなどで聞いておりますので、その期待を裏切らずに『ハマトラ』という世界観を演じ、便利屋というコンビをもっと深く演じられるように頑張っていきますので、応援の程よろしくお願いします。
髙﨑さん:今の話にあったとおり、TwitterなどのSNSを通して皆さんからの声やリプライを受け、すごい期待してくださってるのが伝わってきているので、期待に応えないと、というのがあります。僕たち便利屋としてのシーンも、恐らく皆さんが期待しているような甘いシーンも入っているので、そこも楽しみにしていただきたいです。
五十嵐さん:僕以外の方はみんなアクションがあり、カッコイイダンスがあり、可愛いシーンもあり、みんなに好かれることでしょう。そしてモラルは、きっと気持ち悪がられるでしょう(笑)。でもそれが僕の役割なので、そこを全うしていきたいと思います。
金井さん:アニメの『ハマトラ』の世界観を大事にしたうえで、舞台でしかできないような魅力を見せていきたいです。ガスケに関してはアニメよりコミカルなシーンもあったりするので、そういった見どころになると思います。これからもっとブラッシュアップして、良いものをお見せできるように頑張ります。
栩原さん:第二弾では、どうしても第一弾と比べてみる部分が出てくると思いますので、同じ頑張りではダメだと思います。なので前回を越えていくことがすごく大事なことなので、公演やりながらもどんどんスキルアップしていきたいです。
黒藤さん:今回「DOUBLE MISSION」というサブタイトルが、探偵なら探偵、便利屋なら便利屋という、さっきのコンビ感を表しているところもありますが、演出の加藤真紀子さんが現場の裏テーマの中に「普段見られない顔」を紛れ込ませることもあるので、そういったところも楽しんでいただけるかなと思います。
高橋さん:全部に注目してもらいたいですが、関係性や世界観は特に注目してもらいたいと思っています。楽しみにしていてください!
>>『ハマトラ THE STAGE -DOUBLE MISSION-』公式サイト