朗読劇『魔導師は平凡を望む』に挑む、黒羽麻璃央さん&渡辺和貴さんスペシャル対談!!
ある日、唐突に異世界にトリップしてしまったミヅキ。しかしオタクゆえにファンタジーな異世界への順応も早かった! しかし理想とはかけ離れ、出会ったイケメンたちはみんな性格に難ありばかり。「恋愛フラグは絶対立たない!」と言いつつも、突っ走るミヅキの明日はどっち!?
大人気小説『魔導師は平凡を望む』(広瀬煉・著)の朗読劇が、5月23日(土)~24日(日)彩の国さいたま芸術劇場大ホールにて上演されます。出演は、ヒロイン・ミヅキに名塚佳織さん、豊永利行さんら声優陣の他、若手俳優陣も参加。そこで、イケメン王子・エルシュオン役の黒羽麻璃央さんと、美形騎士・アルジェント役の渡辺和貴さんに、この作品の魅力と朗読劇について語っていただきました。
――おふたりは朗読劇の経験はありますか?
黒羽:初めてですね。朗読劇という未知なるものにこれから挑戦するのが楽しみです。台本を持って演じるので、芝居の表現も変わってくると思うんですよね。
渡辺:体動かしたくなりそうですよね。僕はイベントで1シーンの台詞を言うということはやったことがありますが、朗読劇は今回が初めてです。僕が観た朗読劇は声優さんがやられていたもので、声だけで物語の情景が浮かんできて感動しました。個人的にはすごく好きなので、今回挑戦させてもらうのは嬉しいですね。
――『魔導師は平凡を望む』という作品について、どんな部分に魅力を感じていますか?
黒羽:表紙からして、「みんなどんだけイケメンなんだよ!」ってくらい個性的なキャラクターがたくさん出てきますよね。1人1人がすごくしっかり描かれていて、読んでいておもしろいです。異世界人のヒロイン・ミヅキが来ることで、イケメンな彼らがどんどん崩されていくところもおもしろい。
渡辺:これは女の子はキュンキュンしちゃいますよね。これだけいろんなタイプのイケメンがいるわけですから。僕もミヅキとは逆の立場……いろんなタイプの女の子に囲まれてみたい(笑)。
黒羽:変態かよっ(笑)。
渡辺:でも僕が演じるアルジェントって、ちょっとそういうところない? 変態というか変わり者っていうか。
黒羽:確かにところどころ、見た目とは違う変わっているところがあるよね。
――登場人物は見た目や他人に見せる顔とは違う、意外な性格をしていますよね。おふたりが演じるキャラクターにはどんな魅力を感じていますか?
黒羽:僕が演じるエルシュオンは、笑顔で毒吐くところがいいですね(笑)。「魔王」と呼ばれているくらいなので、本番ではそんな魔王オーラが出せたらいいなと思っています。
渡辺:麻璃央は毒吐かないもんね。
黒羽:そうかもしれない。いい人なんです(笑)。
渡辺:そんな麻璃央が吐く毒を楽しみにしています。
黒羽:ありがとう。エルシュオンは出てくるだけで空気が変わるような人なので、僕も芝居では場をピリッとさせつつも、幼馴染のアルジェントの前では王の肩書から離れてリラックスしている部分も上手く出せたらいいなと思っています。
――エルシュオンのようなクールな役柄は初めてですか?
黒羽:そうですね。巷では明るく元気なイメージがあるようで。
渡辺:あるね。僕と共演した時もすごく明るいキャラクターだったもんね。
黒羽:基本明るい僕ですが、今回は(声色を変えて)「魔王ですから」!
渡辺:僕はこれ以上日焼けをしないように気をつけます(笑)。どのキャラクターも色白ですからね。それはさておき、アルジェントは「自分より強い者に苦痛を与えられることに喜びを感じる“変態”」って資料にいっぱい書いてあったのですが、自分としてはこんなこと感じたことはないので大変そうです(笑)。
黒羽:こちらの世界でいう“ドM”だよね(笑)。
渡辺:いじられキャラではあるんだけど、アルジェントは「いじられることに喜びを感じる」のとは違いますよね……。自分より強い人がいると嬉しいんだろうね。自分とは性格がまったく違うみたいなので、本番までにアルジェントに近づけるよう頑張りたいです。彼を演じることで、新しい自分も発見できそうです。
――黒羽さんと渡辺さんは共演の経験は?
黒羽:去年末が初共演だったよね? 一方的に知ってはいたけど。
渡辺:麻璃央は『テニミュ』の人という認識でした。
黒羽:僕も『忍たま』の人っていう印象だった(笑)。和貴くんは僕より年上なので、最初はクールなのかなって思って話しかけにくかったんです。でも全然そんなことなかった。僕と同じ目線に立ってしゃべってくれる素晴らしい方だと思います。
渡辺:ここ書いておいてくださいね(笑)。
――数分間話している様子を見ただけで、おふたりの仲の良さが伝わってきますね。
渡辺:でも最初会った時、麻璃央はシャイだったよね?
黒羽:人見知りなんですよ。
渡辺:共演した時、僕たちの他にもう1人20代がいて、後はみんな年齢バラバラ。もう1人とはよくしゃべっていたんですけど、麻璃央とはあんまりしゃべっていなかったんです。ちょっと壁を感じていたというか……。
黒羽:なんでやねんっ!
渡辺:だけどある日急に弾けて、それからはずっとしゃべってた。
黒羽:人見知りだから、安心できないと心開けないんですよ。
――役者としてはお互いどう感じていますか?
渡辺:普段からずっとそうなんですけど、作品への取り組み方が非常にまじめ。そういうところは見習いたいなと思っています。ずーっと練習してたもんね。
黒羽:(照笑)。それは僕から見た和貴くんもそうだよ。仕事に対してまじめだし、きちんとしているし、わからないことがあったらすぐに聞く。人と人との壁を感じさせない人なんです。
――そうして、今回また共演となったお気持ちはいかがですか?
渡辺:前回の作品はまったく芝居のやり取りがなかったので、今回楽しみです。
黒羽:前回は同じ時間帯に舞台上にいなかったからね(笑)。
渡辺:抜き稽古も、僕が終わると麻璃央が入って、麻璃央が終わると僕が来るというすれ違い。……だからだ! 最初のころ、全然話さなかったの(笑)。
黒羽:そうだった(笑)。今回はガッツリ2人でやれるから嬉しいですね。
――話は作品に戻りますが、ヒロインのミヅキに対してはどんな印象を持たれていますか?
黒羽:男の子っぽいというか、ガツガツしているイメージ。小学校の時とかいましたよね? クラスの男子すらまとめている女の子。
渡辺:設定ではもともとオタクなんですけど、あまりオタクっぽくもない。それが逆に新鮮。
黒羽:新しいよね。女性読者は、ヒロインに自分を投影させて読むのかな?
渡辺:きっとこの世界に入り込んで読むんだよ。僕も本を読みながらたまに女性になっているもん。
黒羽:!?
渡辺:物語に入り込んで、ミヅキになってキュンキュンしちゃう時ありますよ(笑)。
黒羽:あなたはミヅキさんにいじめられてやられちゃう役だからね?
渡辺:アルジェントね。だけど、女性もひとくせ何かあったほうが魅力的ですよね。僕はミヅキみたいな女性は好きですよ。
黒羽:僕は困らせてみたくなる。あたふたさせたい。
――そのほかの登場人物を演じる共演者も注目ですね。
渡辺:このメンバーだったら、アクションや殺陣もある作品もやってみたいかも。
黒羽:僕はこの中だと、和貴くんの他、日替わりのルドルフ役水石亜飛夢くんと神永圭佑くんと『テニミュ』で一緒でした。圭佑とは「JUNONボーイ」の同期で付き合いも長いので、今回こうしてまた共演できるのが楽しみです。
渡辺:僕も圭佑とは『新選組』で共演していて、一緒に殺陣をやっていた仲。僕もまた一緒にできるのが嬉しいです。
黒羽:そして、声優さんも出演されるんですよね。
――ミヅキ役の名塚佳織さんとクラウス役の豊永利行さんですね。
黒羽:この間、本読みがあったんだけど、声優さんたちがすごかった。感動しました。ずっと聴いていたいなって思う良い声をしているんです。
渡辺:本番もそうですけど、稽古も楽しみです。
――今回の劇場は、彩の国さいたま芸術劇場大ホールなんですよね。
渡辺:めちゃめちゃ大きなホールですよ。
黒羽:こんなところでやっていいんでしょうか?
渡辺:いいんです! 僕は蜷川さんの舞台を観に一度行ったことがあるのですが、本当に素晴らしい劇場なので、そこでできるなんて嬉しいですね。
――ところで、ミヅキはオタク女子ですが、おふたりは○○オタクな部分はありますか?
黒羽:野球オタクかな。プロ野球も高校野球もどちらも好きです。小中と野球をやっていました。今でも仲間と一緒に草野球をやっていて。すっげーおもしろいんですよ! 『テニミュ』の共演者たちと20人くらい集まって、月1でやってます。そして、今はプロ野球が開幕したので毎日楽しいですよ。今年は応援に行きたい!
――となると、贔屓のチームは?
黒羽:楽天! 地元球団というのもあるんですけど、応援しています。
渡辺:僕は麻璃央の次に野球が好きなんですよ。
黒羽:そうだったの!?
渡辺:前回共演していた時はプロ野球がシーズンオフだったから、話題に出なかったと思うんだよね。僕もめちゃくちゃ好きなんだよ! この季節になると、家に帰って寝るまでずっとスポーツニュースをはしごしながら観てるからね。
黒羽:じゃあ、今度一緒に観に行こうよ。
渡辺:僕は……巨人ファンだけどいい?
黒羽:ああ~いいんじゃない(笑)。 じゃあ交流戦を観に行こうよ。ぜひ東京ドームで! 僕まだ立ち見席でしか観たことないから、そろそろ座って観たい。
渡辺:じゃあ行こう。チケット取るよ。
黒羽:よろしくお願いします(笑)。稽古の間にキャッチボールもしようね。
――それでは、朗読劇を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
渡辺:素晴らしい劇場に、素晴らしいキャストの方と一緒に立たせてもらえることを光栄に思っております。朗読劇は初挑戦になりますが、お客さんでも朗読劇を観たことない方もいらっしゃると思います。ガチガチの難しい朗読劇ではありませんので、気軽に足を運んでください。作品自体もしっかりとした内容で、特に女性の方はミヅキになって観られるんじゃないかな。僕たちもキャラクターの色を表現し、僕はもちろん「アルジェントが一番良かった」と思われるように頑張りたいと思います。
黒羽:めったに立てない劇場、そして僕の初挑戦の朗読劇をぜひご覧いただきたいと思います。いっぱいカッコイイ魔導士が出ますが、僕が演じるエルシュオンが皆さんにとって一番のオシメンになってもらえるように頑張ります! 梅雨に入る前に外に出て朗読劇を体感しに来てください。劇場でお待ちしています。
<TEXT/磯貝綾子>
■公演概要
【公演名】朗読劇『魔導師は平凡を望む』
【公演日時】2015年5月23日(土)[夜公演] 18:00開演
2015年5月24日(日)[昼公演] 13:00開演 [夜公演] 17:00開演
【出演者】名塚佳織、黒羽麻璃央、渡辺和貴、豊永利行、大河元気
★ゲスト出演★
23日夜公演:水石亜飛夢
24日昼公演:富田 翔
24日夜公演:神永圭佑
【会場】彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
http://www.saf.or.jp/arthall/
【チケット価格】全席指定 5,800円(税込)
【チケットスケジュール】
一般販売 好評発売中!
○プレイガイド
アニメイトTV
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イープラス
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カンフェティ
http://www.confetti-web.com/detail.php?tid=28760&
【主催】Project Re;Lire<プロジェクト・リーレ>
【公式ページ】http://re-lire.jp/
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