全21曲を熱唱！　ラストは感動の涙も……。蒼井翔太さん2nd LIVE「UNLIMITED」をレポート

『うたの☆プリンスさまっ♪』の美風藍役などを演じる蒼井翔太さんによるワンマンライブ「蒼井翔太2nd　LIVE　UNLIMITED」が2015年5月5日（火・祝）にTOKYO DOME CITY HALLで開催された。

　昨年の2014年5月に行われた1stライブから1年。4月22日にリリースしたばかりの1stフルアルバム「UNLIMITED」を引っさげて、臨んだ2ndライブに集まったファンは大興奮！　蒼井さん自身も涙を見せる感動的なシーンもあった。昼夜2公演行われたうち、ここで夜の部をレポートしちゃいます！

■華麗なダンスとパワフルなハイトーンボイスで魅せる！
　オープニングナンバーは、アルバム表題曲「UNLIMITED」。ホワイトの衣装に身を包んだ蒼井さんがステージに登場すると、会場はペンライトのイエロー（「UNLIMITED」のイメージカラー）一色に。ファンは大きな歓声とペンライトの灯りで、しっかりと蒼井さんを迎える。
　そんな熱気に満ちた会場の空気を感じながら、蒼井さんは4人のダンサーと一緒に華麗なダンスとハイトーンボイスを披露した。続くデジタルダンスチューンナンバー「Virginal」では、ダンスとともに、美しいファルセットも聴かせた。その後は「準備はいいですか？」と曲のイントロで語りかけながら、「秘密のクチヅケ」へ。激しく、そして情熱的に歌いあげ、軽やかに踊る蒼井さん。曲中のロートーンでのウィスパーボイスに反応して、会場から「しょーたん！」コールも。

　そして、3曲歌い終わった後、「もう最初から、みんなすごい声でメチャクチャ僕、嬉しかったよ～」と、会場に集まったファンの声援に対する感想を話した。その後も「今日は本当に油断すると、あっという間に過ぎちゃうよ。だから一秒一秒、ここにいるみんなで大切に味わっていきましょう！」と笑顔で挨拶。その後も、花びらが舞う中で優しく歌った「ユメノツヅキ」、さわやかな翔太スマイルを見せた「glitter wish」、妖艶なムードの「月下の華」と3曲を熱唱した。

■ライブ中盤は、キュートでハッピーなショータイム♪
　ライブ中盤のスタートは「TRUE HEARTS」。ステージ上に設置されたスクリーンには、青空まぶしいビーチの映像。会場はオレンジのペンライトで彩られ、さわやかな雰囲気の中、蒼井さんが元気よく歌う。曲中に、ロートーンのボイスで「ここにおいで！」とささやくと、客席から「キャー！」と黄色い歓声が起こった。衣装がモノトーンのストライプシャツスタイルにチェンジした蒼井さん。観客からのリクエストもあり、「1回だけね、周ります！」と一回転した後、衣装について「実はこのストライプのシャツは、僕の私服です！」と告白。会場のファンが驚きの声をあげると、「自分の私服が生まれ変わるってすごいですよね！」と嬉しそうに話した。

　その後は「もっともっとみんなと一緒に盛り上がりたいと思います！」と、4人のダンサーもステージへ呼び、振り付けをレクチャー。「SHOT A LOVE！」、「タッチ ツー テイク トリコ」、「BURNING☆MAGIC -バニ☆マジ-」では、オリジナルグッズのフラッグやタオルを使って、ファンも一緒にキュートでハッピーなショータイムを楽しんだ。また、今回のライブでは、女の子の気持ちを歌った曲をリクエストする多くのファンのためにと、新作アルバムから、切ない恋心を綴った「spilt memories」、そして、元気がない時にこの曲を聞いて元気を出してもらいたいと話し、「ゴールデンウィーク明けてからも頑張ってね！」と告げて、「NO WEAK⇔YES WEEK」もセレクト。バラエティに富んだ曲目で大いに盛り上がった。

　■これまでにない蒼井翔太の新しい魅力で、観客をミステリアスな世界へ誘う！
　ブラウンベースの衣装に着替えた蒼井さんがステージへ。スクリーンからの演出により、雨粒にあたっているように見える「SETSUNA DROP」、青空と白雲のスクリーンをバックに歌った「空は透明な誓い」、エキゾチックな世界観の「天使の祈り」など、5曲を熱唱。神秘的な調べにのって、透明感のある美しい歌声を奏でた。

　MCでは再び、観客のリクエストにより、「じゃあ、周ります！」と一回転した後、「ライブ後半は、神秘的な曲が多いラインナップなので、少し神聖な感じの衣装にしてもらいました」とテレながら、衣装についてコメントするシーンも。
　ラストの曲は「みんなのことを、そして改めて出会った方々に感謝して、また絶対に会おうと思って、作詞作曲をさせていただきました！」と蒼井さん自身が作詞作曲したという「Melodia」。メロディアスなバラードを優しく包み込むようにしっとりと歌いあげた。

　そして続けて、「ここTOKYO DOME CITY HALLという素敵な場所で歌えて、僕はとても幸せです。でも、ここはゴールじゃないです。でも、ここまで来れたのは、本当にみんながいるからで…」と先程までの明るいムードから一転。蒼井さんが涙で声を詰まらせると、会場中から「頑張って～！」と応援の声が…。その後は、涙ながらに「これからも頑張っていきますので、応援宜しくお願いします！」と答えると、そんな様子に心打たれたファンが一緒に泣き始めるファンの姿も…。感動的なシーンの中、最後は「今日は本当にありがとうございました！　大好きだよ！」と肉声で伝え、ライブを締めくくった。（取材・文：宋　莉淑）

>>蒼井翔太オフィシャルサイト